翌日
それぞれの選んだ部屋で目を覚まし、簡単な洗面と身だしなみを整えてから女性たちがロビーに集まる。料理ができる人が朝食を作るが、23人分の朝食の準備は大変である。幸い女性たちは協力し合ってなんとか完成させた。
朝食を食べて、ちょっと不安と緊張の中でリラックスしてから、モモが口を開いた。
「今日からはこのゲームを攻略しましょう」
彼女の提案に対しては反対する者はいない。
昨日は突然このバーチャルな世界に連れてこられ、犯人から目的を知らされた。その後は休憩場所を探すために苦労して、そしてクラス衣装の露出度の高さにひと悶着あった。あれやこれやの混乱から落ち着くために、すぐにゲームを攻略する気は全くなかった。
そして今日は目が覚めると、体に異状を感じる。
正確には下腹部の淫紋が熱くなり、淫紋の外観はあまり変わっていないが、これに対して嫌な予感が漂うモモはすぐにゲームメニューを開けてみると、淫紋の成長は0%から10%に成長していた。
淫紋についての説明では、全員が一日中攻略をしていない場合は成長率が大幅に高くなり、攻略を行う人がいる場合は、待機者が一日ごとに淫紋成長率が小幅になるという話であった。
現在の成長率はたかが10分の1、されど10分の1。
単純に現在の状況から推測して、もし次の9日間は何もしないなら、淫紋が必ず完全に成長するだろう。
成長率が100%に達するとどんな結果になるのか?
たやすく想像できることだった。
九日間で十分にザスティンたちがこのゲームの機体の位置を探せるはずですが、万一のことを考えて、このまま座り込んで救助を待つわけにはいかない。
また、淫紋の成長率は毎日10%ずつ増加するなんて、誰にも保証されていない。具体的な数値を説明せずに「大幅」「小幅」と表現しているのは、そういう意味もあるのだろう。
それに気づいたモモは、昨日の一日を無駄にして、攻略しなかったことを後悔していたが、昨日すぐに攻略に行ったとしても、みんなの精神状態からすれば、いい結果は得られないはずなので、一日を休むというのは間違ってはいなかったかもしれない。
すでに起こった過去を悔やむよりも、未来に対する対策を立てるべきである。モモはすぐに気持ちを整理して他の人に確認したところ、全員同じ状況だった。
そして今の提案に至る。
「ラコスポのやつの思う通りに動くのはムカつくけど、今は仕方がないな」
明らかに機嫌の悪いナナは頬に手を当てて、彼女たちを陥れる犯人に文句を言いながら、モモの意見に賛成した。
「じゃあ、早速メンバーを決めます。先生の私から――」
「ちょっと待ってください」
生徒を守るという使命感がわいてきたのか、ティアーユは率先して攻略メンバーを立候補しようとしたが、彼女の話はモモによって断たれた。
「攻略メンバーが決まる前に、皆さんに相談したいことがあります」
「相談?モモ何か悩みがあるの?」
隣にいたララがモモを見て聞いた。
「そうではないです。攻略メンバーの振り方についてですが、二つの提案があります。みなさんは淫纹についての说明をご覧になったはずです。私たちは一日中ゲームを攻略しないと、侵食度が大幅に増加します。攻略中だと僅かに増加します」
「本当にハレンチな設定ね」
胸を抱えた唯は、モモがうなずいて話を続けた。
「ゲームを攻略すると、待機中の他の人が淫紋に侵されるスピードが遅くなります。その一つの提案は、決まったメンバーがゲームを攻略し、他の人がずっと待機している状態で、被害者の数を減らすことです」
「それはだめよ。一部の人を犠牲にすることなんてできないわ」
「そうね、教師としてもそんなことは受け入れらないわ」
モモの話を聞いて、春菜とティアーユは即座に席を立って反対した。
迷宫や街を攻略する人は、その淫纹の成長率が待機中の人よりも多くなる。もちろん彼女たち全員この点を知っている。だから一番気を利かせる、他人のために考えている春菜とティアーユはすぐにモモの提案に反対する。他の人はあの二人のようにはっきりとした反応をしていませんが、彼女たちの考えと同じであると顔から見てわかる。
同じ境遇にいて、共通の敵がいて、もともと交わりもあって、たとえ一日だけの時間を経ても、彼女たちに絆を作らせ、連帯感を持たせるには十分です。今彼女たちの願いは全員でこのゲームから脱出することです。
「・・・愚かな提案をしたようですね。すみません」
女性たちが敵愾心を抱く光景を目の当たりにしたモモは、ほっとするような笑顔を浮かべ、しかしすぐに笑顔が消える、厳粛な表情で語った。
「第二の提案は、全員が順番にゲーム攻略を行い、できるだけ同じところを攻略しないようにすることです。例えば、今日は迷路を攻略する人が、明日は街を攻略したり、待機したりすると、リスクは分散されますが、全員が出場できるようになります」
「そんなことは大したことではないですわ。天条院家の人間が、恐れて安全な場所に身をひそめているわけがないですの。まして、ザスティン様が助けに来ますよね?もちろん時間は長ければ長いほどいいですのよ」
「わ、私も頑張ります。沙姫さまに天地の果てまで行きます」
「うん、私も微力ながら全力を尽くします」
今度は沙姫が真っ先にモモの提案に応え、一日休んで元の状態を取り戻したかのように、普段の高慢な態度で戦う意思を伝え、そばにいた綾と凛も沙姫の意見を追っていた。
彼女たち3人だけでなく、残りの女性もそれぞれの参戦の意思を表明しており、交流の浅い沙弥香と暦も「自分だけは守られたくない。みんなで戦いたい」と思っているようだった。
そんな光景を見て、モモは胸の中でほっとした。この二つの提案は今後の攻略の方向性を示すと共に、全員の結束力を確認するためにあった。
人は不安な状況で他人と衝突しやすく、人間関係にひびが入りやすくなる。
このように団結して努力しなければならない状況に、もしお互いいがみ合ってしまう徴候がある、ゲームの攻略状況に影響を与え、最悪の場合はラコスポの思うつぼになってしまうかもしれない。これだけは避けなければいけない。
故に攻略を始める前に確認する必要があります。
幸い、ここにいる女性たちは、今はお互い争っている場合ではないことを知っていた。すべての人が事態を解決するために力を尽くしたいと思っています。これはモモを安心させた。
「無駄な心配をしたな、モモ姫」
「何も考えないよりマシですからね」
モモの思いを察知したネメシスが、キッと笑ってからかっている。モモも負けずに仕返しをする。
いずれにしても、順番に攻略の提案を受けて、今日の攻略メンバーを決める。
先ほどの提案に比べて、この部分は時間がかかります。女性たちは自ら進んで初攻略を担当したいと考えています。戦闘経験、対応能力、クラス影響、その他様々な要素を考慮して、最終的に決めたメンバーは以下の通りです。
迷宫攻略组:ララ(リーダー)、モモ、ナナ、メア、レン。
街道攻略チーム:春菜(リーダー)、小暗、美柑、セフィ、ネメシス
迷宫にはどのようなトラップがあるのか分かりませんので、チームはファイター二人で、ローグ、クレリック、メイジはそれぞれ一人のバランスをとるチームで、様々な状况に対応しています。
街には危険性がないはずなので、ここでは主に意欲の高い人を選んでチームを作ります。
意図的に配置していませんが、たまたまデビルーク星の王妃と三人の王女が先に出てくるようになった。
「私はリーダーなの?なんだか責任重大です」
「ごめんなさい、春菜さん、隊長の職を無理に押しつけちゃって。私のクラス服装の関係で、できればあまり注目されたくないんだ」
「うん、大丈夫だよ。美柑ちゃんの気持ちはわかるから。セフィさんをリーダーにするのも難しいもんね」
両チームのリーダーはチームのメンバーによって決めらた。街の攻略チームはヤミとネメシスが担当したくないため、美柑はクラス服装の関係で注目を避けたいと考えている。
セフィも美柑と同じ服装をしていますが、強いて言えば一般人から指揮を受けたいという遊び心からリーダーを辞退して、そうするとおのずとリーダは春菜が担当することになった
迷宫组ではいち早くララがリーダーを务めることにしたが、ルンはそれについてちょっと文句を言っていたが、彼女は最后にこの决定に賛成した。
ちょっと後ろめたいところのある美柑と、苦笑していた春菜の近くに、デビルルーク一家が集まっていた。
「お母さまは参加する必要はないです。私たちが情報を集めてくるのでそれから行動しても遅くないです」
「大丈夫よ。モモ。あなたたちは率先して一番危険なところに行かせて。母親の私が家でじっと待っているなんてできるわけないわ。私もそのラコスポからララを守りたいです」
「お母さま・・・ありがとうございます」
「安心して母上私たちに任せてよ。こんなゲームすぐにクリアしちゃうんだから」
「ふふ、一緒に頑張りましょう。ララ、みんなをしっかり守ってね」
「うん、私に任せて」
親子四人はお互いの愛情の深さを少し味わって、いよいよ攻略を開始します。
「がんばってください!」
「この家はきれいに掃除します!」
「こんな破廉恥なゲームに負けないでね!」
「美味しいものを作って、みんなの帰りを待ってます!」
残りの待機組は次々と手を振って、攻略チームに別れを告げた。彼女たちは拠点の整理をしています。この屋敷の各部屋は正常に使えますが、少し前までは廃屋で、ほこりやクモの巣がたくさんたまっています。
「「いってきます」」
「「いってらっしゃい!」」
ゲームの攻略が本格的に始まる。
※
ララたちは迷宮の場所を事前に聞いていなかったが、オプションのミニ地図の案内機能により、迷いなく迷路の入り口にたどり着いた。
「ここが迷宮ね」
彼女たちの倍以上の高さの門が目の前に聳え立ち、静かに威圧感を放っている。
「このドアを開けると未知の危険に直面するかも、みんな気をつけてね」
真っ白の衣装のララはリーダーとしてメンバーに注意を促す。
彼女は神職とのイメージがよくマッチしていて、白をベースにしたワンピースとコート、縁にピンクと金色の模様が入り交じった刺繍、頭にはベレー帽のようなゆったりとした帽子と両足に着用されているブーツも服と同じデザインで、手には金メッキの錫杖を握っていて、その美しさに合わせて、一見聖女のように見える。
「敵は私に任せて。全部解決しちゃうから」
「早く迷宮を全部攻略して、リト君のもとに帰りましょう」
メアとルンはやる気満々で満を持す。ファイターとしての彼女たちはチャイナドレス風の服を着ている。
裾は太ももの付け根の位置から開いていて、靴下をはハメた美脚が見えている
両手には布製のグローブを着けてカンフーシューズを履いている、その姿はどの角度から見てもファイターの姿だった。
メアとルンのファッションは同じであるが、メアの服装は赤を中心として、凛は緑を中心として細部は異なっていた。
ルンは恭子と一緒に仕事をしている時に露出度の高い衣装を着て出演していたので、ハイスリットのチャイナドレスに対しては反発感がなく、メアはさらに気にならなかった。
「いいなぁ、私も敵と戦うの担当したいよ。迷路の罠を探すなんて苦手だなぁ」
やる気満々な2人に比べ、ナナはちょっと不満そうだった。
ローグの彼女は胸は薄い鎧で、ズボンは裾のほとんどないもので、かわいいおへそを出して、鞘付きのナイフを二本腰に差し、革製の手袋をつけ、両足は足袋と革製のショートブーツで、動きやすいその姿は戦士というより盗賊のようなイメージだった。
とてもチームの攻撃の主力とは思えない。
「文句を言わないのナナ。全員の中で一番身軽なあなたは探索に適してるんだから、隊列の安全はあなた次第なのよ」
「はいはい、罠をちゃんと見つけるよ~」
「まったく・・・」
ナナに注意をしたが、適当な返事をされモモは細い眉を寄せてため息をついた。
メイジの彼女は薄紫をベースとしたローブを着て、膝上までの長さの同じ色のフレアスカートに合わせ露出した肩は白いケープに覆われている。頭にはメイジの帽子を被り、靴の先を細く伸ばした短い靴を履き、拳大の紅い宝石をちりばめた杖を手にして、まるでベテランのメイジのようだった。
彼女たちが今着ているのは各自のクラスに属する服装である。拠点を離れると強制的に変更され、ララ達迷宮組だけでなく春菜たち街組も同じである。
拠点に戻った時だけ、本来の衣装に戻ることができます。
ちなみに、女性たちが拠点にいる時基本的には元の世界の服を着ています。
「はいはい。モモも、ナナも、仲良くね。チームは団結力が大事だよ」
「・・・はい、わかりました。お姉さま」
「う、はい・・・ごめんなさい、姉上」
「わかったらいいよ。じゃみんなこの迷宮を攻略しようか!」
「「おー!!」」
ララの調停と激励のもと、迷宮組は迷宮の扉を開けた。
「これは・・・」
内部の風景がララたちの目に映ると、驚きが彼女たちの中に広がっていきます。
彼女たちの予想では、迷宮の多くは暗い洞窟だったり、壊れた廃墟だったりと、晴れない光景はまったく違っています。
まず、彼女たちの目の前にはまっすぐに伸びる道があります。両側の壁は明らかに人工的に処理された平滑な石壁です。床も研磨されています。凹凸のない平滑な地面です。
「これは迷宮というより、ある建物の中のようです」
ルンの感想に、みんなは思わず頷いて同意した。
「これは本当に迷宮なのか?・・・う」
念のため、ナナは振り向いて迷路から出ようとしたが、玄関は半透明の黒い壁に阻まれていて、外に出られなかった。
「忘れたナナちゃん?迷宮に入ると必ず一定時間たつまで離れられないんだよ」
「あぁそうだった。ここは迷宮だったね」
メアに注意されて、ナナはゲームメニューの迷路についての説明を思い出した。
プレイヤーは迷路に入ると、入り口が強制的に封鎖されます、時間が経てば解除されます。また、街で彼女たちを迷路に案内するミニ地図も、ここでは機能が制限されています。歩いてきた道とチームの現在の所在地だけが表示されます。残りの部分は全部真っ暗です。
メニューを開けて、入り口の封鎖解除の残り時間を確認し、ナナは改めて意識を攻略迷路に切り替えた。
「じゃあ、出発しましよう。安全な道を見つけるから。安心して私の後についてきて」
「わあ、ナナ、かっこいいね」
「頑張ってね、ナナ!」
「へへ、私に任せて」
メアとララの激励を受け、元気いっぱいのナナが先頭に立って人々を率いて進み、5人の足音が暗いライトのついた通路に響いています。ナナは自分の職責を守って周囲の危険をよく調べて、他の人もそれぞれ警戒しています。初めての迷宫攻略なので、危険度は全く分かりません。
幸いにも彼女たちの運は悪くない。途中で何匹かの怪物に出会ったが、ほとんどはスライムやゴブリンなどの弱小な怪物で、しかも何のトラップもありません。一行はこのようにして順調に迷宮の中で邁進します。
「なんか興ざめだな、この迷宮は思ったよりずっと易しい」
「そうですね、怪物も思ったより弱いですよ」
予想していた困難とは違って、迷宮攻略は大体うまくいっています。そのため、 探索にはチャンスがないと感じていたナナは、ちょっとがっかりしていた。
同じように、期待の強敵に出会わなかったメアはちょっと物足りないように見えた。彼女はナナより積極的に周囲を見回し、怪物を発見すると攻撃に飛び乗るつもりだった。
「これでいいじゃないですか?もしかしたら私達はあまり力を使わずに迷宮を攻略できるかもしれまないよ」
不満足なナナとメアに比べ、危険な戦いをする必要がないと喜んでいたルンは、迷宮に入った当初の緊張感もなくなり、クリスタルイルミネーションを鑑賞するゆとりさえあった。
そのリラックスした雰囲気が後ろの二人の少女にも感染して、ゆっくりと歩くララは隣のモモとおしゃべりをしていた。
「難しくなくてよかったね」
「そうですね。でも気になることは分かれ道が多すぎますよね?」
モモが言っていたように、迷路に入ってから今まで、ララ達は途中で何度も分かれ道を通っている。その度に3~5本の通路があります、しかも選んだ分かれ道が行き止まりにぶつかっていない。
全员が分かれて道を探るなら、迷路の仕组みを素早く把握できるかもしれませんが、そんな冒険はもちろんしません。道で出会ったモンスターが弱くても同じです。
幸い、ミニ地図の機能は少女たちが歩いてきた道をよく記録しています。このように迷路で何かあっても、道に迷わずに入り口に帰ることができます。
「ただお姉さま、この迷宮は安全すぎると思いませんか?ラコスポはこの程度の迷宫で我々に挑戦するとは思いません」
「リトを陥れる悪いやつだから、私も簡単すぎたと思うな。うん・・・まだ一段階だからかな?あ、また分かれ道だ」
少女たちは三本の通路がある分かれ道に再びぶつかり、ナナは「一体何本分かれ道あるだよ」と厭しげに呟きながら、各通路の壁や床を短刀で叩き、不審な点がないかを確認して仲間に伝えた。
「どれに行く?姉上?」
ナナの質問と共に、リーダーのララに全員の目が集まった。
本当に危機にぶつかると全員でよく話し合ってから決めますが、今のようにどちらを選ぶかはリーダーの意見で決めます。
また、これまでララが選んだ通路には、何の危険もなく、信頼の根拠として十分にあります。
「えっと、今度は左に行こう」
しかし、当事者は完全に直感で決めます。
そして五人は一番左の通路に入り、前の通路と同じように順調に進み、途中から現れた弱小モンスターもメアとルンの手で簡単に解決した。少女たちがそれを当たり前のように思っていた時――
「うん?違うところに来ちゃったね」
また分かれ道にぶつかるかと思った少女たちは、初めて見た場所にやってきた。
円形広場の空間には、水晶で作った噴水が中央にあり、池には女神のような荘厳な石像があり、水は石像が持っている水差しから池に流れ込む。ライトの光か水晶の反射か分かりませんが、池の水はほんのりと青い光を放っています。
噴水池の他に、水晶で作られた椅子、テーブル、ベッドなどの家具があります。外観は半製品のように簡単ですが、少なくとも基本的な機能を持つように見えます。
ゲームの観点から見れば、ここはセーブポイントなどです。迷路にあるような置物じゃないとか、この世界に保存機能があるかどうかは議論が必要ですが、この広場は休みの場所です。
その証拠に、冒険者のような格好をした三人の男と女が休憩中だった。
「お?お嬢ちゃんたちも迷宮攻略に来たのか?」
その中で一番大きな体をしていて、ほおひげ中年のおじさんが真っ先にララたちを発見し、太い腕を振って笑顔で挨拶した。他の三人はおじさんの話を聞いて次々と少女たちを見て、手を振ったり笑顔を見せたりしていた。
「うん、おじさんたちは冒険者なの?」
ララは少女たちの代表として、中年のおじさんと話をしに来た。
「まあ、俺たちはこう見えても、少なくとも十数年のベテランだぞ。お嬢さんたちは若くして迷宮を攻略しに来たので、きっと実力があるんだろうな」
「へへへ、私たちは強いよぉ。ここに行く途中は毎回の戦いで勝っちゃたよ。でも相手はスライムみたいな化け物です」
「ほう、お嬢ちゃんたちは運がいいですね。まだ強力な怪物には遭遇していません。しかも迷宮に魔人がいます。新米チームでは対応できません」
「へえ、強そうですね」
ララがほおひげのおじさんと話していると、他の少女たちは距離を置いて彼らの会話を観察していた。
「あの背が低くて醜い人は男性をこの世界に連れて行けないと言いましたよね?あの人たちはNPCですか?」
「そうでしょう。しかし、実際の人のように会話が自由にできるということは、思ったより質が高いようです」
「姉上が作ったゲームのNPCは決められたセリフしか話せません。でも、きっと半分しかできないから、姉上が本気を出せば、こんなゲームに負けないと思います!」
「強いモンスターと魔人か・・・戦ってみたいです」
ルンとモモとナナもNPCに対して同じ反応をしていることに驚き、好戦的なメアだけが違った感想を持っている。
「おい、親分、可愛い女の子と一人で話しても、ずるいでしょう」
「そうですよ。私たちにもチャンスをください」
「わ、私は、そんなつもりじゃ」
そんな時、ほおひげおじさんの仲間たちが次々と自分の存在をアビールすると、おじさんは彼らを見て、ララに苦笑し、肩をすくめた。
「仲間がそう言いました。そしてここで会ったのも縁です。お嬢ちゃん達もここで休んだらどうですか?」
「ああ、それは――」
「ご好意ありがとうございます」
ララはほおひげのおじさんの誘いを承諾しようとしていますが、モモが先に前へ行って断って、そして疑惑のララの耳元に近づいて、小さな声で言った。
「この世界のNPCが私たちに何を考えているのかはまだ分かりません」
「えっと、彼らは悪い人に見えないと思います」
「このような危険な世界では、用心するに越したことはありません」
「それもそうだね」
ひそひそ話を交わした後、ララはとりあえずモモの話に同意し、本格的におっさんの申し出を断るつもりです。
「ごめんね、おじさん。私たちはまだ奥の方に行かなければならないので、ここで——」
ぐ~
口に出した話がまた中断されるとは思わなかったが、今度は誰かの言葉ではなく、ララ自身の腹から抗議の声が出ます。
「お姉さま・・・」
「えへへ、さっきは警戒していましたからね。休憩できるところを見て、気を抜いたらつい・・・」
モモがちょっとばかげた視線で見つめていると、ララは照れくさそうに笑って言った。次の豪快な大笑いの声でララの音をたてた。
「ははは!この娘さんのお腹はとても正直だな。腹が減っては戦はできぬって言葉があるしな、次の休憩場所はどれぐらい遠いか分かりません。休憩できるうちに休んだほうがいいですよ」
「賛成です。トラップを探すのは思ったより負担がかかるよ。休まないと持ちこたえられません」
ナナがおじさんに頷くと、モモは警戒心を持つように勧めたが、ララが期待した目で自分を見つめ、少し考えてため息をついた。
(本当に、誰がリーダーか分かりません)
これも性格のせいか、5人の少女の中ではモモが一番いろいろと考えています、それ故心神耗弱になる。それを気づいたモモは内心で苦笑し、ララの提案を受け入れるよう目で合図する。
モモの思いを受け取ったララは、おっさんに嬉しそうに口を開いた。
「私たちも一緒に休みましょう。よろしくお願いします。おじさん」
「おお、いらっしゃい。来てください、私の仲間を紹介します」
そこでララたちは4人の冒険者NPCと一緒にこの円形広場で休憩し、出発前に拠点で作った弁当を楽しみ、冒険者たちと紹介し合った。
ほおひげのおじさんはチームのリーダー兼ファイターで、体つきのやせている男性は探索担当のローグ、長い髪は半分の顔をかぶるおとな美人はメイジで、そして前髪で目を隠す、見たところ気が弱い少年はクレリックです。彼らは数年の迷宫攻略経験を持つベテラン冒険者チーム・・・とゲームの設定はこうである。
そこでララたちは昼食を楽しみながら、迷宫攻略に役立つとの情报を交换する。
「いいかい?トラップを探るときは、壁や床だけでなく、天井まで気をつけてください」
「本当に!天井の落とし穴はどうやって予防しますか?」
「このような時は、壁と床には起動スイッチがあります。触れなければいいです」
「参考になるなぁ、ありがとう」
「なんでもない。同じローグでも、助け合うのは当然だ」
例えばナナと男のローグがトラップを探すコツを教えてくれます。
「へえ~~【加護】はこの効果ですね」
「う、うん・・・一時的に隊員の防御能力を向上させることができますが、同時に自分に負担をかけることもあります。使う時は注意が必要です」
「他に何かスキルがありますか?」
「こ、これは・・・レベルアップしないと、何を学ぶか分かりません」
「そうですか?レベルアップが楽しみです」
「う、うん・・・」
ララは小柄な少年にクレリックが持つスキルの効果を聞きます。
「こ、そうですか?」
「いや、こぶしはこのように握ってこそ、怪我をしない。体の重心を低く、攻撃の時は腕だけじゃなく、全身の力を使って拳を振る」
「このようにね。ほ!へ!は!」
「おお、赤い髪のお嬢さんはすごいですね。かなり上手に見えますが、普段は格闘技を習っていますか?」
「へへへ、そうかもしれませんね♪」
ルンとメア(主にルン)はファイターであるほおひげおっさんに戦いの技術を教えています。
「えっと、この迷路は入るたびに構造が変わりますか?」
「そうですよ。もちろん落とし穴の分布は、モンスターの強さも変わってきます。だから、先に迷宮を攻略した人が提供した情報はほとんど役に立ちません」
「確かに・・・予想外の情報です」
「どうやって構成されているのか分かりません、迷路の各階の環境は全く違っています。慣れない冒険者は大損をしやすいですよ」
「慣れていくには時間がかかりそうですね」
モモは女魔法師に迷宮に関する情報を聞く。
情報交換というよりも、実はララたちが一方的に相手の指導を受けていて、この世界や迷路の中でも何も知らない彼女たちにとっては、これも仕方がないですが、それ以外の部分はそうではない。
「わあ、美味しいですね。これは何の料理ですか?」
「玉子焼きです。材料は卵だけでいいですが、綺麗に作るにはテクニックが必要です」
「これは・・・ソーセージ?特別な外形ですね」
「へへへ、ソーセージをタコの形に切りました」
「料理の置物も芸術的に見える・・・腕はうちのチームのメイジよりも優れています。ハハ」
「あら?私の腕に不満があったら、今度は自分で料理を作ってください。あ、私たちの食べ物も食べてみませんか?あなた達ほど派手ではないですが」
「ありがとうございます」
クリスタル製の円卓に食べ物を並べ、食事を交わしながら料理に対する感想を語り、楽しい時間を過ごした。
楽しく過ごしていたので、ミラたちは冒険者4人組への警戒を徐々になくしています。
そして、変化はここから始まります。
事件のきっかけは、ほおひげ男がモモに質問したことだった。
「そうだ、あなた達はいつ迷宮に入りますか?先ほどの説明を聞いて、時間があまり経ってないようです」
「腕時計などがないので確かではないですが、60分から90分ぐらいかかると思います」
「あ・・・やっぱりそうなんだ・・・」
モモの答えを聞いて、ほおひげ男が額を片手で押すと苦渋の表情を浮かべ、仲間たちも続々と顔をしかめていた。
彼らの反応は自然とモモの疑惑を引き起こし、彼女は思わず口を開いて尋ねた。
「すみません・・・何か困ったことがありますか?」
「ああ、困るといえば困るですが、迷路の入り口について知っていますか?」
「迷路に入ったら、しばらくの時間をおいて──あ」
ここまで言うと、モモはほおひげ男が言いたいことが分かった。
迷路攻略を開始すると、出られるまで時間がかかります。その前に入り口は一面の半透明な黒い壁に阻まれて通行できなくなります。モモはラコスポが自分が迷路に入るとすぐに離れてしまうのを防ぐため、淫らな紋様が大きく成長するのを避けるという設定だった。しかし、これが彼女たちに対するものではなく、このゲームの基本設定であり、NPCにまで影響を与えたら・・・
「まさか・・・皆さんも出られませんか?」
傍らで話を聞いていたルンも話題に加わります。
「そうです。困ったことに、私たちはもう迷宮を離れることができました。だから、ここで少しでも多くの食べ物を消費してもいいと思っています。まさかそんなことが・・・」
女魔法師は頬に手を当て、困った表情で話すその言葉、余計にモモたちの耳に刺さった。
「知らないとはいえ、ご迷惑をおかけしたのも事実です。何か補償が必要なら、何でも言ってください」
自分たちの結果を申し訳なく思っているモモは、誠を込めてほおひげ男たちに謝罪の意を表し、補償の意思を表し、ルン達はモモの提案にうなずいた。
その四人の冒険者は、ララたちが迷路に入って間もないのに、先ほどの休憩中に大量の食材を消費するという違和感に気づかなかった。
いつものモモはそれに気づくはずだったが、なぜか彼女は完全にほおひげ男の言葉のペースにはまって、危険な約束をしていた。
彼女が話した途端、休憩所の雰囲気が一変し、モモとルンがその雰囲気の変化に戸惑っていると、ほおひげ男が笑顔を浮かべた。
「補償か・・・じゃああなたたちの体で返済してくれや」
友好的なイメージとはかけ離れた、悪意を感じさせる陰険な笑顔だった。
だからモモとルンはよく知っています、彼の「体で返済する」という言葉は決して労力を払うという意味ではありません。
「つ、つまり私たちにそんなことをするということですか!?」
「・・・いやらしい要求ですね」
ルンは真っ赤になり、自分を守るように両手で体を抱く、モモはルンのように目立った反応はないが、鋭い視線で相手をにらんでいた。
男はにやにや笑って話し続けた。
「いいじゃねえか、減るもんじゃないし、それにそっちが補償したいと言い出すだろ?」
「そこまでしたいとは言っていません。食べ物の補償なら、私たちの分を少し分けてあげます」
「荷物の大きさから見れば、足りない分を提供できるとは思わないがね。それに食欲も睡眠欲も満足しています。これから欲しいものは一つだけです」
「ぐ・・・」
相手が全く譲歩したくないのを見て、モモは相手チームの唯一の女性に目を向け、同じ女性である彼女が自分の仲間を止めようとする。
女魔法師はモモの視線に気づき、優しい微笑を浮かべた。モモの心に希望がわいた。
「ごめんねぇ、この人たちは迷路に長く居ますので、ちょっと欲求不満なの。だから君たちにちょっと犠牲して・・・ねぇ?」
しかし、その微笑からは希望を破る言葉が出てくる。
「・・・話になりません。お姉さま、早く出発しましょう。これらの人と時間をつぶす必要はありません」
モモはララに準備を勧めたが、何の反応も得られなかった。
「・・・お姉さま?」
疑惑に思っていたモモが振り返ると、ララはいつの間にか地面に倒れていた。ララだけではなく、ナナもメアと同じだった。
外傷はなく、苦しそうな表情もなく、呼吸が落ち着いているところからは、眠っているだけのようです。
短気なナナがほおひげ男の言葉に怒鳴らないのも、そのためだった。
三人はこの偶然の時間に同時に寝ています。原因は推測しなくても分かります。
「チッ・・・!」
瞬間的に判断するモモは、すぐに自分の杖を取って戦いに備えたい。
「おおっと、そうはさせませんよ」
彼女の判断はまだ遅くなった。体の細いローグの男はもうモモとその他の武器を持って行った。元々の世界能力が使えないモモでは、武器を持っていないならただ普通の女の子である。
「任せてください!」
幸いにもファイターであるルンは武器を使わずに戦うことができます。彼女はすぐに動く、奪われた装備を取り戻すためにローグの男に殴りかかった。
「・・・えっ?」
しかし彼女の拳は相手に命中する前に力を失います。いいえ、拳だけではなく、なぜか全身が脱力して、地面に座り込んでしまった。この異状に対しては全く心当たりがないルンは困惑した表情を浮かべて、地面に座ってぼんやりと彼女にニヤリと笑う男を見上げていた。
「ルン・・・う!」
ルンの異常に驚愕と心配するモモも、突然めまいを覚え、反射的に額を手で押し、足で重心を安定させようとして、机の上に残った食べ物に視線を移した。
「食べ物の中で・・・薬がはいってたの・・・?」
モモはめまいを意識してつぶやき、その言葉を待っているかのように、チームリーダーの男が笑顔を深めた。
「やっと効いてきたのか。食べ続ける量が少ないためか、それとも耐性があるためか、薬の効果は君たちにあまり影響がないようです。他の三人は全部倒れてなのにな」
男のこの言葉は、彼らがこのような事態を引き起こした元凶であることを証明しています。彼らがどのようにして全員で同じ食事をとるの状況で、自分だけ無事でいられるか分かりませんが、今は相手がどうやって薬を誤って食べないかということよりも、自分たちの安否が一番心配です。
「安心してください。私たちは危険な薬を使っていません。寝させているだけです。彼女たちは苦しそうな顔をしていませんよね?」
ほおひげ男はモモの心配を見抜くように言った。
彼が言ったように、倒れたララ、ナナ、メアたちの表情は、眠っているように穏やかで、顔色も異常がないように見えます。少なくとも今のところこのようです。
「・・・分かりました」
今の状況は自分にとって極めて不利でわかったから、モモは相手の提案をしぶしぶ受け入れる。
※
「くくく、お似合いですよ」
「っく・・・!」
男たちの下品な視線を浴びながら、モモとルンは恥ずかしさと悔しさで頬を赤らめた。
今は手足に鉄の枷をかけられていますが、つながりのある鉄の錬は少し制限された長さを保っています。普通の活動は大丈夫ですが、戦闘のように大幅かつ柔軟に体を動かすのはちょっと難しいかもしれません。
このほか、モモの白いストールが取り外され、つるつるした柔らかい肌の肩をのぞかせ、魅惑的な曲線を描いた鎖骨と、同じ年の少女より少し発育がよく、谷間のある南半球が見られます。
対照的に、ルンは鉄の枷をかけられただけで、服を取られていなかったが、彼女の体のラインが出るチャイナドレスと、太ももの付け根を垣間見ることができます。
鉄の枷を手足にはめ、頬を赤らめた少女二人が、男性たちの嗜虐心をくすぐる光景だ。
「ぐ・・・お姉さまたちに手を出さないでください」
男たちの下品な視線から逃げるか、自分のプライドを維持したいかのように、モモはわざと強い口調で言った。
「もちろん、私たちの要求を満たせば、他の人に手を出す必要はありません」
「それと忘れないでください、あなたたちも私に触れないと約束しました」
「ああ、あの緑の小娘に対する要求の内容以外に、私たちはあなたに自ら触らないと約束します」
ほおひげ男は胸をたたいて約束をした。この言葉には信頼できる成分が全くないにもかかわらず、劣勢にあるモモたちは彼の保証を信じなければならなかった。
「モモさん、約束を守ってくれると思いますか?」
不安をあらわにしたルンは、内心の心配を隣の桃髪少女にそっと吐露し、相手も似たような表情で眉をひそめて応えた。
「私も分かりませんが、現在の主導権は相手の方にあります。彼らの要求に従うしかないです」
「そうですね。一緒に頑張りましょう、モモさん」
「うん、お姉さまたちを無事に取り返しましょう」
劣勢に屈せず、覚悟を決める二人の少女の表情。
「おい、あとどれぐらい待たされますか?私たちは我慢できません」
「・・・今行きます」
ほおひげ男に促されて、モモとルンは最後にお互いを見て、頷いて、それぞれ違うところに歩いていった。
「お、お願いします。お母さん」
「私はあなたのお母さんではありません・・・」
歩いてきた少年に向かって、彼の最初の言葉にルンは思わず眉をひそめた。彼女が求められているのは、母親の立場で目の前の少年をかわいがっていること。母親になることがもちろん、妻にもなったことがないルンにとって初めての体験だった。
(でも、この状況でいやとは言えないです・・・)
自分の立場にため息を漏らし、ルンはベンチを探して座って、少年に手を振った。
「はい、来てください」
「うん、お母さん」
笑顔を見せた少年はルンに向かって走って行った。彼はベンチの席に座って、そして躊躇なくルンの腰を両手で抱いた。
「え、待って――」
「お母さん、膝枕がほしいんだ!お母さんの膝の上に横になって、お母さんが頭をよしよししてよ!」
「あ、うん、うん・・・」
少年の行動に驚きの声が出ないうちに、相手はすぐに要求を出して、反射的に承諾した後、彼は喜んでパンストに包まれた太ももに頭を置いて、そして催促のように軽く頭を振った。
(まあ、これだけなら・・・)
そこでルンは少年の頭をなで、その要求を達成するために少年を可愛がるように努力する。
一方、モモは指示に従って数分前に食事をするためのテーブルに立ち、これが彼女のリクエストに答えるようにステージに上がる。
「さて、私たちを興奮させるようなポーズをとってくれや」
「わかりました・・・」
モモに求められるのは、男の性欲を引き出すポーズです。肉体関係を強要されず、モモはほっとさせたものの、リト以外の男性を誘惑するのは屈辱的だった。しかし、ララたちが人質になった場合、モモは拒絶を許さず、要求に応じてポーズを取った。
「・・・色気が感じられないなぁ。本気でやっていますか?」
しかし、観客から否定的なコメントが寄せられ、すべて退屈な表情を見せてた。
(本気でやるわけないじゃない、リトさん以外の男性を誘惑するつもりもないわ!)
この言葉はもちろん言えなかったが、モモは不満を抑えて別のポーズに変えた。結局、相手は依然として不満を感じています。
「やっぱりだめだ。しょうがないな、おい彼女に教えてやってくれ」
「はいはい。じゃモモちゃん、これからは私の教えに従ってポーズを取ってください。分かる?」
我慢できないと感じたほおひげ男が女魔法師に向かって口を開き、女性魔術師はモモを指導し始めた。
特に「分かる?」という語気を強めるのは、「人質がいるぞ」とひそかに表していることを知っているモモは拒否の選択肢がなく、女魔法師の説明を大人しく照らしてポーズを取っています。
モモはまず頬がほおひげ男たちの前に向かって、足を少し広げた後、テーブルトップにひざまずいて、フリルのスカートに手をとって、ゆっくり、ゆっくりと引き上げた。
白く引き締まった太ももを一インチずつ露出面積が増加し、少女の恥ずかしい表情と相まって、男性の目を引く色気を醸し出しています。
スカートは徐々に高く、高く、高く、高くなりますが、太ももの付け根に達する直前に停止し、パンティーが1〜2インチ以内に露出する位置で停止した。これはモモが要請に抵抗するではなく、女性魔術師が決めたポーズです。
「どう?」
成果を誇示するかのように、女魔法師は得意げに仲間に言った。
「ああ、さっきよりずっと良くなった。やればできるじゃないか!」
「このように見えそうで、見えない感じがいいですね。エロい!」
「・・・!」
男たちの下品な発言をモモに聞いて不愉快だったが、下唇を噛んで我慢する以外には何もできなかった。
「よし、次のものに変えて」
女魔法師の命令で、モモは姿勢を変える。今度は背を向けてテーブルにひざまずいて、スカートの両側を両手で握って前に引っ張ります。自然なスカートの後ろ半分はモモの下半身にくっつきます。スカートの上にお尻の輪郭が浮かびます。
モモはそのまま上半身を前傾させ、お尻を見せるように下半身を左右に揺らし、尻尾も女魔法師の指示を受けてハート型になる。
「おお、これもいいなぁ」
「尻尾でハート型にすると愛情が感じられますよね」
(少しの愛情もない!)
モモは腹を立てて心の中で反論するが、彼の体は男性を誘惑するために彼のお尻を振り続けた。
「次」
女魔法師の指示を受け、モモは再びポーズを変えた。彼女は彼らに向かって、四肢の女豹のポーズをとって、上半身を低く、下半身を高くしてお尻を突き出して、自分の胸を片手で抱え込んで、胸の谷間を目立たせるように上に押し出して、最後にお尻を左右に振り続け、尻尾も一緒に左右に動かしています。
「これいい!今晩のおかずはこれに決めたぜ」
「若くしてこの程度の妖艶さが漂ってるな。お嬢ちゃんあんた素質あるよ」
「うう・・・」
感情が高ぶってコメントしている男性戦士とローグに対し、モモは悔しさと屈辱を感じていた。やむをえないとはいえ、リト以外の男性を誘惑する行為をしてしまい、モモを恥じさせてしまい、思わず涙が目の前を回る。
(モモさん、頑張ってください!)
それを見ていると、モモの代わりに何もできなくなり、心の中で応援するしかない状況に彼女は焦りを覚えていた。
ふと自分の服を引っ張られて視線を落とすと、太ももに枕をしていた少年が不満そうに頬をふくらませていた。
「お母さんどうして止めるの?もっと頭よしよししてよー」
「あ・・・ごめんなさい」
どうやらルンはモモの様子が気になりすぎるため、少年の頭を触る手が止まったらしい。彼を不愉快にさせ続けたら大変だと思っていたルンは少年に注意を向け、そっと頭を撫でる。少年の髪はとてもしなやかで、触り心地がとても良く、ルンはいつしか少年の頭を夢中になでていた。
(彼はどんな顔をしているの?)。
突然少年の顔が気になっていたルンは、目を隠した前髪をそっと払いのけ、つぶらな瞳を髪の下から出していた。小さな鼻に加え、大福のように弾力のある頬があった。まだあどけなさから抜け出せず、保護欲を刺激する小動物臭が漂っています。
前髪が払われた感じがしたので、少年は横向きから仰向けになり、大きな目で向かった。
「お母さん」
まだ第二の性徴に足を踏み入れていない、女のこに偏り声を少年がルンに呼びかける。
「どうしたの?」
もうお母さんと呼ばないでと彼を訂正したかったが、文句を無理にお腹に飲み込んで、落ち着いて彼に答えてみます。
「ううん、呼びたいだけです。えへへ」
「・・・っ!」
無防備なまま少年の純真な笑顔に胸を打たれるとは思わなかった。強い破壊力がルンの心を揺り動かしています。少年の幼い外見と甘えのような口調は衝動的になった。緑髪の少女の中を駆け回って、彼女には今までにないような感情が芽生えた。
(か、かわいいです!抱きしめたいです!だ、だめ、彼は卑劣な連中の仲間です。モモも今頑張っています。簡単に陥落してはいけません!ああ、でも・・・)
「えへへ、お母さん」
(きゃああああああああ!それは反則です、こんなに可愛い顔で甘えないでください!)
このようにモモは恥と屈辱、ルンは保護欲と母性と戦いながらNPCたちの要求を実行する。自分の仲間を守るために、二人の少女は頑張っています。そしてしばらくして、小さな変化があった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
モモの頬は恥ずかしさ以外の理由で赤くなり、熱い息を吐き始めた。いくつものポーズを変えてきたモモは、今もなお女魔法師の指示を受けて机の上に立ち、自分の両手で自分の体をなでています。
頬から首にかけ、鎖骨に沿って胸に落ち、腰になると背中に回ってお腹、下腹部に戻り、お尻に移動してから太もも、ふくらはぎに滑って、そして先ほど逆の順番で顔に登り上がる。
細い二本の腕はまるで白蛇のように主人の体を這っている。たまにコースを変えて前の方へ移動したり、互いに交差して反対側の腰を撫でたり、胸やお尻に集中してぐるぐる回ったりします。桃髪の少女の肢体曲線を妖艶に描き、男性の目を引くような撫で方をしています。
モモは最初は嫌がっていたが、しばらくの間、彼女の体がオナニーに近い撫で方に熱くなり始めた。また、男性のいやらしい視線を浴びて、無意識に女性の優越感と達成感を満足させて、体がだんだん興奮してきて、腕の動きに合わせて腰を左右して、いつでも踊っているように見えます。
(モモがさん変になっているようです。助けてあげないと!)
モモの異常に気づき、何かをしようと立ち上がったルンだったが、太ももに横たわっていた少年が、一足早くルンの体を抱き、頭を彼女の胸に埋めた。
「きゃ!あなた、何をしてるの?」
「お母さん、次は抱っこして!抱っこしてよしよししながらいい子いい子って言って!」
「今はそんなことをする時じゃなくて、モモさんをたすけなくちゃ」
「いいでしょ?お母さん?お願い」
「う・・・」
少年は大きな目をして懇願の眼差しを浮かべ、女性に近い声で甘えた言葉をかける。その威力は、目覚めたばかりの母性であるルンが防げるものではない。
「わかりました。そのとおりにすればいいですね」
「わあい、ありがとう」
承諾を得た少年は喜んで更にルンを抱擁して、顔は彼女の柔らかい乳房をこすります。
(胸までも・・・これはリト君に捧げたいなのに・・・)
断ろうとしても、少年の表情を見ると胸が熱くなる。結局、ルンは相手の要求通りに片手で彼を抱き、もう一方の手を彼の頭の上に置いた。
(すみません、モモさん、手伝いにいけません。頑張ってください。)
焦燥と不安を胸に、ルンは「いい子、いい子」と言いながら、少年の頭を優しく撫でた。
ルンよりイライラしている人はもちろん、そんな状態に陥っているモモ本人です。
(やばい、このままだと・・・)
もともと麻痹のせいでうまく戦うことができず、今はモモの体がまた興奮している。もしほおひげ男たちが突然我慢できず飛びついてきたら、モモは抵抗できる自信がない。
万一のことがあったら、自分を犠牲にしても他の人を逃げさせるとモモに覚悟を決めたとき、NPCたちの動きがあった。
「じゃあ、そろそろだな」
「そうだな」
ファイター男とローグ男は少女の媚びを観賞し終わって、椅子の上から立ち上がって、女魔法師もそれに続く。
(来た!)
彼らの次の動きを警戒して、自分を触るのを止めモモはできるだけ戦闘態勢に入る。相手は男性2人と女性1人に対して、自分はベストコンディションではなく、植物友達を呼んで戦うこともできず、人数も能力も圧倒的に不利だ。これからの目に遭うかもしれない対応を考えると、覚悟をしても怖くなります。しかし、仲間のために、モモはここでしりごみしてはいけない。
「ほらよ」
しかし、桃髪の少女の悲壮な決意を無視して、ほおひげ男がポケットから取り出したようなものをテーブルに投げる、それは鍵だった。
「・・・えっ?」
モモはまだ状況を理解しておらず、ほおひげ男が続けて言った。
「これが君らの足かせの鍵だ。君達は私達の要求をちゃんと達成したから、約束通りに解放しよう」
「本当ですか・・・?」
「本当だとも、私たちは満足しています。そろそろ帰ろう」
食べ物が減ったからと口実に、モモたちに媚びを見せたり、母親役のやつを演じたりの奴らだ、その先の行動を求めていると思っていたが、こうもあっさりと解放されて、モモとルンを驚愕させた。
「これだけでいいのですか・・・?」
「なんだ?もっと先のことがしたいのか?」
ほおひげ男の意地悪な聞き返しを聞いて、モモは大きく首を横に振った。
「君たちの足枷は、その鍵で開けられます。他の人に睡眠薬を与える薬の効果もそろそろ消えるだろう。その後、冒険を再開すればいい。おい、行くぞ!」
「う、うん・・・すぐ行くよ」
ほおひげ男は最後に少年の方に向かって叫んだ。後者は未練を残して緑の髪の少女の懐から離れ、小走りで仲間と合流した。
少年が去った時、ルンは少し虚しさを感じたが、彼女はそれを錯覚として無視した。
「じゃあなお嬢ちゃんたち。追い討ちなんて考えるなよ、次はこれじゃ済まさないからな」
「ああ、本当に良いものを見たな。機会があればまた会おうな」
「さよなら、可愛い踊り子さん」
「み、みんな、バイバイ」
NPCたちはそれぞれお別れの言葉を言った後、ララたちが最初に来た方向から離れた。その場に残っていた少女たちはしばらくぼんやりしていたが、鍵を拾って足かせを開け、自分の装備を取り戻して仲間を起こしてみた。
「これがこの
「なんだか前途多難ですね・・・」
モモとルンの嘆きは水晶のある洞窟に散らばっていた。