徒エロ183集 作:唯一無二がまたやっている
魔女の家。それはこの世界でも有数の難易度を誇るダンジョンで、その難易度と放置しても大して問題ないと言う性質上人はあまり近寄らなかった。屈強な冒険者でさえあそこに行けば帰ってこないといわれていた。
そんなダンジョンに私は今来ていた。どうやらこのダンジョンはとある攻略法があると言う伝承があり、私はたまたまその伝承を掴む事が出来たので行ってみる事にしたと言うわけだ。
「それにしても大きな建物だなぁ」
貴族が持つ屋敷よりも大きな建物で、入ると空間が歪んでいて更に広くなるらしい。
「よし、じゃあ気合い入れて行きますか」
ドアを開け、中に一歩踏み出す。中は思ったよりも綺麗で掃除が行き届いており、漂ってくる静謐な空気は来る者に緊張感を与えていた。
見回してもモンスターはいない。このダンジョンはモンスターがいないらしい。どうやら情報通りらしかった。
「伝承によると、このダンジョンにある物は勝手に盗んではいけない……だっけ?」
まあ一応屋敷の物は魔女の物らしいし当たり前か。
「そして、挨拶?だっけ」
何を言えばいいのだろうか。時間帯的には昼だしこんにちはとかでいいのかな?
「こんにちは魔女さん。私はリーナと言います!」
と言うか人として当たり前の事だよね。何で今までみんな押し入りしてたんだろ。
『あら、こんにちは可愛い冒険者さん。どう言ったご用件かしら?』
脳に直接響く甘い声。今思えば此処から既に相手の術中に嵌まっていたのかもしれない。
「えと……美しい声ですね!お顔を見せてもらってもよろしいでしょうか?」
まって、伝承と違う言葉が勝手に口から溢れでちゃった。まるで欲望が口から漏れたような、無意識の行動だった。
『あら……うふふ、良いわよ。じゃあ、真っ直ぐ前に進みなさい、そうしたら私の姿が見れるわよ。ただ、見てしまうと虜になってしまうかも……』
───意識が、ぼんやりと……?
「はえ……?っ!?」
気がつくとドアノブを回し、ドアを開けてしまっていた。また、無意識的に動いてしまった……?
「ふふ、ようこそ。歓迎するわ。リーナちゃん?」
「───ぁ」
その姿は、まさしく魔性だった。肉欲を煽り、脳を溶かす甘い声。同性の私ですら欲情してしまうほどの完成された身体。優しそうな双眸は妖艶に私を見据えていた。
一歩、身体が吸い寄せられるように進んでしまう。一歩、それだけで理性の箍が外れ、フラフラと魔女の元へ歩いて行く。そのまま魔女の胸元へ倒れ込むように抱きついていた。
「あらあら、リーナちゃんは甘えんぼさんね。ワンちゃんみたい」
魔女の指先が淡く光る。あ、と思った時にはもうベッドの上で裸になっていた。私の上には魔女が居て、押し倒されるような格好になっていた。心臓がうるさく高鳴る。
「あの、その……魔女さん?」
「良いのよ、何も言わなくて。だってリーナちゃんの言いたい事、心の声、欲望は全部お見通しなんだから。辛いわよね、この世界って同性愛は禁忌だものね」
その言葉にドキッとした。全部バレてる。
「年上のお姉さんにペットみたいに甘やかされたいんでしょう?良いわよ、犬の耳と尻尾も生やしてあげる」