無人島暮らし~いろんなヒロインが流れ着くエロゲみたいな島~ 作:みずしろオルカ
体質とはいえ、定期的に見ないと駄目ですね。
遅れて申し訳ありません。
病院通いって存外創作意欲削られますね……。
さて、今回はちょっと長くなって、なおかつエッチィ描写がありません。
お待ちいただいている状況で申し訳ありませんが、次回は描写有りますのでお許しを。
それではどうぞ!
東側の探索はすなわち例の果実の群生地帯の探索となる。
あの地域はいくつかの謎があるから、そこを調べるのも目的の一つだ。
例えば、フェイトがあれだけ注意したのにも関わらず、あの果物を食べた事。
フェイトの報告ではあるが、あの群生地帯で飛行魔法を行使した際に、いきなり消費魔力が跳ねあがり、飛行魔法が維持できなくなって川に墜落したらしい。
その辺りの探索がメインだ。
食材の採取や資材の回収は並行して行うが、東側の群生地帯での採取は資材のみで食材の採取は汚染されている可能性が高い為、禁止となっている。
探索の列は小猫、俺、アーシア、フェイトの順。
索敵能力の高い小猫を先頭にして、背後や広範囲の索敵をサーチャーという魔法を使えるフェイト、その二人に守られる形で俺とアーシアが入っている。
「フェイト、サーチャーの維持魔力の変動や消失があったら報告を頼む。小猫やアーシアも体調に変化があった場合すぐに報告だ」
「「「わかりました」」」
そうして群生地帯へ探索へ入っていった。
すでに探索を終えている地域の更に先、海岸線沿いを探索した後に群生地帯を広げていく。
流石に、木乃香と刹那が使っていたキャンプ地は距離がある。
新たに、東側拠点は確保する必要があるが、寝泊まりと最低限の設備のみ破棄前提の簡易なもので良い。それなら一日と掛からない。
「この辺りが、探索済のエリアになるので、ここから山岳方面に向けてが未探索エリアになります」
小猫の指摘で山岳エリア方面を向くと、遠くに山岳とそこに至るまでに群生地帯が続いているのが見える。
対して、振り返りながら探索済みエリアを見てやると、南側の海岸線と東側の岩場が見え、そのに向かって群生地帯が続いている。
しかし、明らかに北側の方が遠く広い。
一度の探索で見つけるつもりも無いが、第一次東側探索隊は約一月を予定している。
その後、フェイトとアーシアを刹那と木乃香に変えて、第二次探索隊を組織する方向で決定している。
「では、ここから北側へ向けて探索をしていこう。黒く変色している果実は落果寸前だから近づかない様に、群生地帯の水や動植物は食用であっても採取は不可だ」
すでに分かっている情報を再度共有し、探索へ入っていった。
目標地点はフェイトの飛行魔法が途切れたとされる地点。
魔法妨害が第三者的な要因なのか、地理的な要因なのかを調べる。
地理的な問題の場合、その地点に行けば再度魔法に異変が出るだろう。
第三者だった場合、場所に関係なく、魔法自体が不安定になる可能性が高い。
「フェイト、サーチャーの維持魔力に変動はある?」
「……今の所は、四方とも大きな変化は無くて、映像にも乱れはないから……大丈夫!」
だとすれば、まだまだ奥になるだろう。
フェイトの飛行魔法は速度が結構出るタイプだった。
本人が言うには、速度を出して結構飛んでいたと言っていたから、おそらく北側の境界付近だろう。
そこまで順当に探索範囲を広げていこう。
「動植物の分布と群生地帯の正確な広さも気になりますが、文明の形跡も可能性は低いですが探してみましょう」
小猫の指摘通り、完全に人の手の入っていない無人島という前提で基本動いている。
ダメでは無いが、可能性の模索は必要だし、もし地下や岸壁の裏側に人工物を巧妙に隠してあった場合、発見が困難になる事があるからだ。
視覚効果で巧妙に隠されている場合、嗅覚や聴覚での捜査が基本になる。
そういう意味だと、小猫は適役なのだ。
「文明と言えば、東側の岩場付近に流れ着いている漂着物はどうしましょうか?」
アーシアが思い出したように声を上げる。
基本的にスーツケースが多いが、ペットボトルやビン、コンテナなんかも極稀に南側には流れ着いていた。
南側であれば拠点が近い事もあり、何度か往復して全部回収していたが、今回は全部回収するのは現実的ではない。
スーツケースは、キャスターが付いていることが多いが、この未開の島でキャスターが活用できるわけも無く、運搬が非常に大変だったりする。
「一か所にまとめて置いて、纏めて開錠してから中身を選ぼう。必要分だけをまとめて持ち帰れば楽だろう」
開封自体には鍵が必要なものも多いが、ナンバー型だったり、ジッパーの取っ手部分に南京錠を付けているものもある。
楽なのがジッパータイプだ。
小猫が握りつぶしてくれたり、フェイトが魔法刃で切り落としたりしてくれる。
そうすると再利用が容易で持ち運びが非常に楽になる。
難しいのが鍵型だ。
ナンバー型は総当たりで何とかなるが、鍵型はそうもいかない。
破壊が前提の対処になってしまう。
「雨期も過ぎて、長い事立ち入っていない区域ですから、それなりに流れ着いていそうですが……」
「多ければ多いほど運が良いと考えよう。……処置は大変だが」
基本は鍵型だからナイフやバールのような鉄棒でこじ開ける。
小猫やフェイトならそれも必要無いんだが、ほら二人のみにやらせるのもね? (震え声)
俺とアーシアがナンバーを総当たりして、小猫とフェイトが鍵と南京錠タイプを破壊していく事を予め申し合わせておく。
「一度海岸線まで抜けてから、海岸線をグルっと探索して、その後に群生地帯の内部に手を入れていこう」
動きの打ち合わせをしつつ、東側へ進んでいく。
何を得られるのかは、現状誰にも分っていない。
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岩場の海岸線で沢山のスーツケースやコンテナなどが流れ着いて、大量のお宝発見という事で私たちのテンションのうなぎ上りです。
それらを一か所に集め、私とフェイトさんで次々に開封していきます。
ナンバー式のモノはおにいさんとアーシアさんが総当たりで頑張ってますし、時間の余った私たちは食材の調達に出かける事にしました。
私とフェイトさんは空を飛ぶことができますので、群生地帯を抜けたところで採取してから戻ってくることにしました。
「小猫さん、何でスーツケースを普通に開ける事にこだわっているんですか?」
「ああ、モノを入れる・纏められるって実はかなり重要でして、私なんかは重い物も平気で持てますけど、量を持てないんですよ」
人が両手で持てる量は限られています。
スーツケースの中に入るモノを両手で持とうとすると細かい物など全部持ちきれません。
ヒモでくくるにしても、やっぱり限度があります。
スーツケースとは収納と持ち運びを両立させた極めて機能の高い設備なのです。
「ですから、多くのモノを収納出来てかつ、持ち運びに便利なキャスターや密閉可能な機構を持ったスーツケースは状態の良い物を持ち帰る必要があります」
全部ではないですけどね。
そう付け加えつつ、群生地帯を超えて採取するためのフィールドに降りる。
採取の場合は手分けするのも大事ですが、今回はウサギを何匹か狙うのでフェイトさんにもご協力をお願いしています。
「何でウサギなんですか?」
「前に紹介した畑を食い荒らすんですよ。なので、ウサギ肉を基本的に取る様にしています」
鹿も食い荒らしますが、ウサギの方が侵入頻度は高いです。
それに鹿は柵を超えられませんが、ウサギは軽々超えてきますからね。
「でも、私は捌けないのだけど……」
「それは私にお任せください。私は外回りの仕事でしたら、おにいさんに免許皆伝頂いてますから」
採取して問題無い植物や動物、後々に繋げられる採取方法。
危険な動植物に、動物の捌き方。
設備や備品に仕える物などをおにいさんにしっかりとレクチャーしてもらっています。
「ちなみに、拠点周りの仕事ではゆかりさんが免許皆伝ですよ」
「キョウジさんは両方できるんですね……」
おにいさんのサバイバル技術を、私とゆかりさんに分けて伝授してくれている形になります。
たぶん、おにいさん自身が居なくなった場合を考慮して技術の分配を行っているのでしょう。
必要な事なのでしょうが、納得できない部分もあります。
おにいさんの死は、おにいさんが想像している以上に私達に影響があります。
まとまっているように見える私達ですが、その中身は分裂の可能性が十分にあり得る状態です。
私やアーシアさんは悪魔という種族。
刹那さんは半妖と言ってましたし、木乃香さんと一緒にいる前提で動いています。
フェイトさんは、ここに慣れてきたばかりですが、警察の様な治安維持組織に所属していただけあり、倫理観や正義感が強いです。
ゆかりさんは、全員と仲が良いですが、基本的におにいさんの作った拠点を大事にしているので、おにいさんの遺志に従う可能性が一番高いのが彼女です。
分かり易く線が引かれている状態で、私達の要であるおにいさんが居なくなるのは本当にまずい。
どう分かれるかは状況次第でしょうが、私とゆかりさんに技術を分けて渡したのは、おにいさんなりの分裂防止策なのでしょう。
私とゆかりさんはサブマスターという関係がある。
マスターであるおにいさんの遺志に反しなければ、私とゆかりさんは分裂することは無いでしょう。
だからこそ、私とゆかりさんに技術を渡してくれているのでしょう。
外回りができる組を私が、拠点周りを管理する組をゆかりさんが抑える様にという判断なのでしょう。
ただ、外回り組の戦闘能力が私一人の手に余るレベルになってきています。
だから崩れるとしたら、私の押さえるべき外回り組という事になる。
「おにいさんは、二年以上も一人で拠点も採取も切り盛りしていましたから、私たちより効率も速さも上ですよ」
サッと見ただけでよく似た植物を選り分けたり、動物の解体時に可食部を選り分ける事が出来る。
知識と経験が高いレベルで融合した姿だと私は思っている。
「小猫さんも早いじゃないですか」
「その私以上ですよ、おにいさんは」
私が、目や耳・鼻をフルに使って行う採取や解体の速度を、おにいさんは超えている。
技術と言ってしまえばそれまでなのですが、私自身の技術もおにいさんに迫るものだと自負しています。
それでも勝てない。
力は私の方に分がありますが、細かい技術はまだおにいさんの方に分があるのでしょう。
「それは……すごいですね」
それでも、私の解体速度もここのメンバーで第二位です。
何の問題も無いでしょう。
単純に向上心の問題というか、競争心の問題というか、勝てないのが悔しい。
単純かつ明確な言い回しだとそうなりますね。
「四人分にはあと少しですね。干し肉もありますし今回は罠を仕掛けるだけにして、後日の採取に備えましょう」
初日は無理に動物は採取せずに、罠の設置や地理の把握に努める。
これもおにいさんの教えです。
罠は仕掛ける際に私たちの匂いや掘り返された土の匂いで動物達を警戒させてしまう。
だから、早めに設置して匂いを薄れさせるようにしなければならない。
それに、もう少し時間をかければ、おにいさん達がスーツケースのロックの総当たりを終わらせてくれているでしょう。
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総当たりでのナンバーロックを解除する。
この島では人生で初めてすることが多すぎます。
ライターやマッチを使わないで火を起こす方法なんかは、この島に来なければ一生触れる機会は無かったかもしれません。
それに小猫ちゃんやフェイトさんが居ないので、キョウジさんと二人っきり。
お二人との情事を覗き見ていた私としては若干気まずい気持ちがあります。
「アーシアは、火は起こせるか?」
突然そんなことを聞かれました。
ナンバーロックはキョウジさんがトントン拍子で開けてしまっていて、そんなに時間がかかりませんでした。
なんでも、ナンバーは大抵ちょっとずらしただけの状態である事が多いから、初期配置からズラすだけでいいと言っていました。
「えっと、はい。割と最初にゆかりさんから教えて頂きました」
火起こしは、ここで生活する上で重要なスキルなので、幾つか教えて頂けるスキルや心構えの中に含まれています。
拠点で何度も火起こしは経験しています。
「そうか、なら小猫たちが戻るまでに火を頼むわ。俺は探索へ行ってくる」
珍しいです。
いつもなら、キョウジさんは自身で火を起こしますし、探索へも誰かを連れて行かれます。
お一人だと何かが起こった時に助けを呼べないからと、基本的に単独行動はしない印象でした。
「お一人で大丈夫ですか?」
「おう、すぐそこで探索するだけだ。遅いようなら小猫達に言って探しに来てくれればいいから」
小猫さんは猫又の妖怪だったこともあり、聴覚が非常に鋭いです。
フェイトさんも魔法でサーチャーという遠隔操作できる球体を飛ばせるので、探索に向いているのでしょう。
「じゃあ、後は頼んだ!」
そういうと足早に森の中へ向かって行かれました。
そこに違和感を覚えつつ、火起こしの準備を整え終えたあとに、気になったのでキョウジさんを追いかける事にしました。
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「ぐ……はぁはぁ」
急ぎ、東の森奥に避難した。
木にもたれ掛かる様に身体を預け、自身の股間に目をやる。
服の上からでもハッキリと分かるぐらいに勃起しており、今にも服を突き破ってきそうなぐらいに硬くなっていた。
発作。
俺自身はそれほど発作を起こさない。
普段から女性陣の発作を相手している関係なのか、俺自身の発作は発症前に解消されているのだろう。
その上、小猫と俺だけの時は頻繁に発作は起きていたし、小猫を俺から誘うこと多かったが、人数が増えてきてからは誰かが発作を起こして相手をしていた。
すっかり忘れていたが、久々の発作。
以前に襲われた発作以上の疼きと飢餓感。
異常な性欲に襲われ、息も荒く、病気と勘違いされそうなぐらいに汗も噴出している。
「……っ! これは理性が持たねぇ。離れて正解だった……」
あのまま、アーシアの近くに居たら襲ってしまいそうだった。
小猫達は二、三時間ぐらいは帰ってこないだろう。
少しでも彼女から離れ、耐える方向が良い。
もし、間に合わないようなら小猫達が探しに来てくれた際に、相手を頼むしかない。
それまではどうする?
一人でするか?
いや、アーシアの視界から逃れるために東の森の中に逃げ込んだのがまずかった。
西の森ほどじゃないが、動物は居るし、蛇なんかも居る。
自慰に夢中になって怪我なんて目も当てられない。
ここは耐えるしかない。
「距離は稼いだし、火起こしと火の番を任せた。後は小猫達が来るまで耐えるだけだ」
股間に血が集中しているのか、少し頭に靄が掛かっている。
膨張した股間は、衣服に抑えられて痛みがある。
脱いでしまいたいが、そのまま自慰まで進んでしまいそうだ。
辛いが我慢するしかない。
「キョウジさん……?」
マズった。
耐えるのに必死でアーシアが近づいてくる音に気付けなかった。
やばい、今は自制が効かない状態だ。
襲ってしまいそうだからこそ離れたというのに。
「大丈夫ですか!? もしかして発作ですか!?」
慌てた様子で駆けつけようとしている。
慌てて声を上げた。
「来るな! 今は自制が効きそうにないんだ!」
そう叫ぶと、ふら付く足に鞭を打って下がろうとする。
これ以上近づかれると、確実に襲ってしまう。
アーシアを見た瞬間、彼女の裸体を想像してしまい、その肢体を蹂躙するイメージが脳内を駆け巡っている。
「キョウジさんは、そこまで自分を抑えて……」
そう呟いたアーシアは、ゆっくりと近づいてくる。
その途中で、実っていた例の果実をもぎ取って来る。
「ご自分を抑え込んで、辛い事を抱え込んで……それでも小猫ちゃんたちの為に頑張っているんですよね」
そう言いながら、あの果実を食べ始める。
ああ、そういう事か。
聖女と呼ばれていた彼女だ。
アーシアが教会から追放された理由や、性格を考えれば可能性はあったのか。
「これで、治療行為です。キョウジさん、お願いします」
頬を染めて、瞳を潤ませながら、決意に満ちた彼女の表情はとても綺麗だった。
いかがだったでしょうか?
いろいろ立て込んでいる中での執筆でしたので色々と拙い部分が表面化しているかもしれませんが、広い心をもって許していただければ幸いです。
次回はちゃんとエッチィ描写も頑張ります!