無人島暮らし~いろんなヒロインが流れ着くエロゲみたいな島~ 作:みずしろオルカ
朝起きて、お茶を飲んでからずっとコーラをチビチビと飲み続けて、1Lペットボトルを空けて気づく、「今日なにも食ってねぇ」。
炭酸は胃が膨れるので空腹を感じにくくなります。
皆さんは身体に悪いからやめましょう。
さてさて、ここすき機能(仮)が実装されましたね。
これは素晴らしいです。
各話数でのUAとかは確認できるのですが、どの表現が気に入って頂けたかを確認できるのは書き手としてありがたいです。
どんな表現が読み手の方に好まれているのか?
自分が悩んだ部分はどうなのかなどが、目に見える形で表れますからモチベーションも上がります。
そこから好まれている表現を多用していければ読み手としても良い形になると思います。
私の作品でもぜひ、使用感を確かめる意味でも使ってみてはいかがでしょうか。
それでは、どうぞお楽しみください。
束さんの拠点までの道のりは安全だ。
彼女が何かやったのか、ある程度の舗装がされており、その道には野生動物は近付かない。
何回か来ている為、彼女の拠点までの途中で一泊するのだが、その一泊用のスペースも出来ている。
束さんが俺以外の接触に難色を示しているという事もあり、一泊用スペースに俺以外のメンバーが待機することも多い。
フェイトとかアーシア、小猫が稀に会ったりするが、それも予め次の訪問時に連れてくることを約束しての事だ。
俺が束さんの所に行っている間、周囲の採取なんかを行ったり、獲物の解体を行ったりして待っていてくれる。
今回は、アーシアとフェイトを連れてきている。
「束さん?」
おかしい。
いつもなら、声をかける前に「やぁやぁ、待ってたよキョウ君!」と拠点入り口前に立っていて中に招かれていた。
今回はそれが無い。
いや、それだけなら何かに集中しているという事もあり得る。
「入りますよ? 何かありましたか?」
彼女が野生動物程度に負けるとは想像できない。
以前、小石一つで鳥を撃ち落とした場面を見たことがあった。
少し大きめの小石を投げて三羽落とした時は唖然としたものだ。
「物理の簡単な応用だけど?」そう答えられた時は、FPSゲームが得意そうだなっと的外れな感想を抱いたものだ。
名前を覚えて貰えているという点では、現状の関係が悪くない事はわかる。
束さんとの情報交換と食料提供に対して、鉄系の加工品の提供や農薬の提供を擦る事が出来ている時点で、良好と判断できる。
「留守かな?」
無音ではなく、拠点内に作られている様々な装置の起動音が鳴っている。
しかし、人の気配は無い。
彼女が何かに集中しているのであれば、小さいながらに独り言だったり、キーボードのタイプ音やメモをする音が聞こえてくるはずだ。
しかし、聞こえてくる音は装置の起動音と周囲の木々から聞こえてくる風で葉が擦れる音。
昼も過ぎてて、寝ているのかな?
部屋の中は何度も入ったことがあるから良く分かる。
いつも会談する場所には生活感が溢れていて、飲みかけの水が入ったコップが放置されている。
壁には無数の計算式と何かの成分名。
そこから、魔法という単語が丸で囲まれている。
手前のガラス瓶に液体に漬けられたあの果実。
以前、採取して成分分析をすると言っていたから注意事項を伝えた事を思い出す。
「もう分析まで終わらせたのか。書いている内容も特筆すべき結果が無かったという事か」
成分名は分かるモノが一部、分からないものが殆ど……。
ただ、成分に線の様なものが引かれては、バツ印が付けられている。
可能性を抽出して、発情に関連性が無いとして消されている。
そして、科学的検知では発情に関連する項目が無く、魔法という概念に可能性を見出した……と言った所だろうか?
「奥……行ってみるか」
奥への通路には申し訳程度の暖簾のような布が垂れ下がっている。
視界は通らないが、通るのに何の障害でもない程度のモノ。
流石に眼帯を外して置いた方が良いだろう。視界の制限は外しておきたい。
捲り上げる様にして中を覗くと、様々な装置が稼働しているのを確認できた。
一つ一つ見る様にして見回すと、馴染み深いモニターとPCのセットのような物が設置されている一角が目に入る。
「モニターがつけっぱなし? 発電量も安定しないだろうに……」
何かの演算をしているのかとモニターを覗いてみると、completeの文字が見える。
すでに何らかの処理が完了しているという事だろう。
デスク周りを見回すと、黒い石板に文字が掛かれているのを見つける。
『キョウ君、まだカプセルから出ていなかったら開けてね♪』
書かれている内容に苦笑してしまう。
カプセルという単語に、やたらと存在感を放っている筒状の鉄塊。
おそらくはこれの事だ。
大人二人がギリギリ入れる大きさで、中を確認できる窓等は無い。
「『開』の字が彫られているボタン……これだな」
開ける様にと書置きも貰っているし、PCの演算も終わっている。
開けない選択肢は無いだろう。
ピッと音と共にカプセルが開く。
中には束さんが横たわっていた。
ただ、カプセルが空いた瞬間に異常に濃い雌の匂いが部屋に充満した。
服は普段から着ているフワッとした物だったが、異様に濡れて彼女の身体に張り付いている。
別にカプセル内に液体は入っていない。
全て彼女の汗と愛液だと理解するのに時間はかからなかった。
「束さん!? 何があったんですか!?」
咄嗟の判断。
この状況で正しい判断をするというのは難しい。
カプセルの中に居て眠るような状態で出てきた。
この状況だけで、意識が無いと判断してしまったのが悪かった。
近づいてカプセルから出そうとした瞬間、そのまま服を掴まれてカプセルの中に組み敷かれてしまったのだった。
***********************************
キョウ君がやってくる予定日の前日の夜。
人体実験をすることにした。
もし、未知の物質であっても私の身体が耐えられるのか、発情までのより正確な状態、脳波や体温何かをしっかりと記録に取れる環境。
カプセル内に入り、果実を摂取し、センサーで私の身体の変化を記録する。
何もなかったとしても微細な変化を記録できるし、私が発情したとしてもキョウ君が来るまで待てばいい。
キョウ君はその程度には信頼を置いていた。
誤算があったとすれば、果実の発情効果が異常なモノであったこと、カプセルに閉じこもったせいで自分の匂いに巻かれて意識が朦朧としてしまった事だろう。
「こ……レは……不味い……カナ?」
真っ暗な状態で、自分で慰めても全く足りない。
データをとる為とは言え、早まったかもしれない。
だけど、データは取れている。
一定時間経つまでは内側からは操作できないようにしてある。
キョウ君達の証言から、理性が飛んでしまい、キョウ君達を襲う可能性があった為だ。
時間が経って、症状が落ち着いてから出る事で対処できると思ったんだけどな。
……
…………
………………
何時間経ったのか分からない。
真っ暗な状態で、熱が全く収まらない。
むしろ、徐々に徐々に強くなっている気がする。
通常は、汗や尿などの老廃物と共に大抵の毒素は排出されるし、カプセルに入る前に大目に飲んだ水がそのまま排出されている状況。
とうの昔に正常に戻っていておかしくはないし、そうでなくても症状が軽減されているはずだ。
だが、現状はピンクの霧が頭にかかっているような感覚で、論理的な思考も大分できなくなってきている。
孤独。
真っ暗で音も機器の起動音しかしない。
普段気にならない事が気になりだして、それが耐えられなくなってくる。
ちーちゃんが居ない、いっくんが居ない、クーちゃんが居ない、箒ちゃんが居ない。
寂しい、誰か私を見つけて……。
私を見て、私を理解して、私を……アイシテ……。
「『開』の字が彫られているボタン……これだな」
キョウ君の声。
カチッという音と共に視界が開ける。
外の空気が美味しい。
澄んでいて、爽やかな感覚。
「束さん!? 何があったんですか!?」
追い詰められた時に、人は助けてくれた相手に強い印象を抱くという。
まさにそれだった。
元々憎からず思っていた相手。
そして、光と共に現れたシチュエーション。
我慢できなかった。
「キョウ君、キテ……」
グイっとキョウ君を掴んでそのまま抱き込む様に引っ張り込むと組み敷く様に跨る。
シングルベッドより少し狭いぐらいで設計したカプセルで、完全に開いた状態でなら十分に行為が出来る。
馬乗りになった状態だと、キョウ君の腹筋がちょうど股に来ていて、鍛えられていることが分かる。
とりあえず、服は邪魔かな?
***********************************
カプセルのベッドに組み敷かれ、馬乗り状態。
悲しいかな、無人島生活で多少鍛えられているとはいえ、一瞬で組み敷かれるほどに束さんとの力量差は大きい。
眼前には胸元の開いた服装の束さん。
乳首が立っているのがはた目からでも分かるくらいにピンッと服の下から自己主張している。
相変わらずノーブラなのか……。
「ンフフフ……。束さんのオッパイに釘付けだね? キョウ君が全部堪能してくれてもいいんだよ?」
熱に浮かされながら、下から腕組みの様に胸を持ち上げる仕草。
跳ね上がる様な弾力で、ギリギリ隠れていた彼女の胸の先端が露出する。
初対面から分かっていたが、ノーブラ状態。
ピンクの可愛い突起がピクピクと震えているのが見え、彼女の緊張が伝わってくるようだ。
「おっと、これからヤるって時に下は邪魔かな」
そう言うとあっという間に脱がされてしまう。
元々、厚手のズボンをベルト代わりの木の繊維を編んだヒモで結んでいただけだ。
カプセルを開けた時の束さんの匂いと彼女のオッパイを見た為、ムスコは臨戦状態。
あっという間に腹に再度馬乗りされてしまう。
腹部にじんわりと温かい液体が染み込んでくる感覚。
ジワジワとあっという間に腹部全体が濡れてしまった。
「ん? 気づいた? ……ジャーン!」
馬乗りの状態で、長くヒラヒラしたスカートをたくし上げると、ノーパン状態で彼女の秘部が目に入った。
まるで、彼女のオマンコが俺の腹に吸い付いてような、そんな光景にムスコは更に硬くなってしまう。
「エヘヘ、どう? 束さんのノーパン姿、貴重だよー? まぁ、それ以上の事をこれからするんだけどねー」
そう言えば、拠点内を見て回ったが下着類が全く目に入らなかった。
収納しているのだろうと勝手に考えていたが……束さん、ノーブラノーパン生活して居たのだと察してしまう。
何度も会って、話して、ふざけたりしていた彼女は実は履いていなかった……。
ヤバい、色々と興奮してしまう。
下着は清潔を求められる衣服で、頻繁に洗濯することになる。
洗濯機で洗う訳ではなく、硬めの樹を加工して洗濯板を作り、昔ながらの方法で洗っている。
使っている洗剤だって、油から精製した石鹸。
当然だが洗えば洗う程に衣服は傷むのだ。
衣服などが多く流れ着く南側と違い、西側は船だったり精密機器の入ったコンテナだったりが流れ着く場所。
束さんとしては良い場所かもしれないが、俺達みたいにファッションショーが出来るぐらいに衣服が手に入るわけではないから、早く痛む下着は早々に無くなってしまったのだろう。
「えへへ、キョウ君が興奮してる~。オチンチンが束さんのお尻をグイグイ押してくるよ」
意識しているのか、お尻の割れ目を使ってムスコを軽く挟んでは刺激してくる。
ロングスカートで互いの下半身が隠れるが、スカートをたくし上げている状態で、束さんの下半身がくねくねと動いているのが艶めかしい。
腰が動く度に、腹筋に彼女の秘部が擦れる様だ。
お尻で俺のムスコへ刺激を与え、一緒に俺の腹筋で自慰をしている。
彼女の事だ。
果実を食べるにしても、非常手段を講じてはいたのだろう。
俺がこうして居るのがその手段の一つだったわけだ。
「束さん、果実を食べるにしても相談して欲しかったのだが……」
「いやー、束さん的には問題無かったんだけどね。人体実験しかやる事が無くなってさ、私しかいないから……ね?」
ね、じゃないが……。
軽い頭痛を覚えつつ、束さんの話で少し見える部分があった。
篠ノ之束が調べて、食べても問題無いと判断したという事だ。
それは謎をさらに深める結果になった形だろう。
基本的に機械工学方面が専門なのだろうが、彼女は下手な生物学者が化学者よりも知識や発想が桁違いだ。
それこそ、ジャンルに囚われない人間。
「よいしょっと……」
そんな掛け声と共に俺の股間が温かい物に包まれ、ギュギュっと締めあげられる。
完全な不意打ちで、慌てて下半身に力を入れて暴発を防いだ。
処女膜を貫いた感覚も、膣の硬さも初体験であると分かる。
しかし、束さんは何の感慨も無く、そのまま腰を下ろしてきた。
「……っ!? いきなり……だな……」
「いやぁ、こんな風に喋ってるけど、正直我慢できないんだよね。今すぐにキョウ君の全力を味わいたいぐらいの心境だよ」
その言葉と同時に、グリグリと腰をグラインドさせて刺激してくる。
スカートの前をたくし上げた状態で腰を動かしている姿がとても淫靡で、口の端から唾液を垂らしている彼女の表情が淫猥で、それが愛おしく思う。
束さんは快感を享受して、更にそれを得ようと何度も何度も腰を動かす。
何度もの叩きつけられる快感に耐えながら、彼女の反応を視る。
快感を得ているようだが、性癖を刺激された程の反応は見られない。
話からして昨日の夜ぐらいには、果実を口にしたとようだし、かなり辛い状況のはずだ。
「……肉体の……損傷による痛みを……上書きするほどの快感……。確かに、初体験でこれを味わったら……離れられないなぁ……」
いや、まだ足りない。
果実による発情はこの状態を続けても治まるが、次の発作までの周期が短くなるし、小猫達が言うには何かが燻っているような感覚が残るらしい。
相手の性癖に合わせた行為を行えば、周期が長くなり、体調も普段よりも圧倒的に快活になるという。
刹那は三日程この状態で耐えて理性を失ってしまったが、割と早い段階で彼女の性癖を刺激してあげられたお陰で大分早くに発作を治められた。
「でも、ドローンで見たプレイとは違う感じ? 気持ちいいんだけど……」
なにより、束さんを満足させられないのは申し訳が立たない。
男が俺しかいないこの島で他に選択肢がないとはいえ、俺に抱かれることを良しとしてくれた事には全身全霊で応えてあげなければ、俺の存在理由すら無くなってしまう気がする。
だからよく観察するのだ。
何を求めているのか、何が欲しいのか。
突然の挿入で虚を突かれたが、これで束さんが性行為に価値を見出せなかったら俺の力不足なのだ。
出来る限り、彼女には気持ち良くなってもらいたい。
「準備も何もしてないからだ。分かっていたけど、自由奔放だな」
「それが束さんだからね!」
エッヘンッと胸を張る束さん。
その仕草に、たわわな二つの果実が盛大に揺れ、こちらの劣情を刺激してくる。
自由というか、勝手が過ぎるというか、それが篠ノ之束という人物なのだろうけど。
彼女に最も似合わないのが協調性だとか、我慢という言葉なのだろうけど。
ここ数か月で彼女と交流してきた身としては、今の篠ノ之束は度を越していて、常軌を逸していて、異質だと断言できる。
織斑千冬やクロエ・クロニクルの様なある程度の手綱を引く人間が居ないからだろう。
確かに彼女の行動を止める事は出来ないだろうが、好きな人間に嫌われたくないという枷は十分に効果があっただろう。
今の彼女にはその枷が無い。
俺はある程度気に入られてはいるが、嫌われたくないと思われているかと言えば微妙だ。
さて、どうしたものか……。
「それじゃあ、はい!」
にこやかな束さんが、いきなり眼前に何かを差し出してくる。
革と金属で綺麗に作られたチョーカー。
いや、首輪の方が外見の印象は近い。
これを付けろって事か?
いや、待って……。
ヤンデレは予想外というか、可能性から除外していたというか。
「これは?」
「え? キョウ君のだよ」
心の底から当たり前だと思っている表情で答えられた。
まてまて、落ち着け俺。
束さんは、求めているモノが満たされていないから暴走しているんだ、そうに違いない。
それでも、関係の無い事を突発的に求める事も無いから、これはヒントになる。
ヒントになるのだが、出てきた物品が意味深すぎるし、不穏過ぎるのだ。
首輪とは装着者を支配したいという願望の象徴だったりする。
そこにヒモや鎖が付いていれば更に確定だろうが……。
束さんは支配したいか、支配されたいか大きく分けてこの二つだと俺は考えている。
支配欲求と被支配欲求。
相手を支配したいという欲求とは、攻撃型・独占型・孤立誘導型・排除型・殺害型・洗脳型など多くに分派するヤンデレの根底足る欲求だ。
相手に支配されたいという欲求は、他者愛型・自傷型・依存型・崇拝型・妄想型などに分派するこれもヤンデレの欲求だ。
ここで恐ろしいのは、型を複数所持する人間が多いという事。
そして支配欲求と被支配欲求の双方を持っているという事だ。
彼女の差し出したこの首輪には、俺を支配したいという欲求が目に見えて込められているが、同時に支配されたいという欲求も裏側にはありえる。
ここで読み間違うと双方で不幸になるから注意が必要だ。
「束さん……俺は……」
俺は差し出された首輪へと手を伸ばした。
いかがだったでしょうか。
さて、想像以上に強敵な束さん回。
書き直し回数が過去最高回数を叩き出し、ついには話を分ける事にしました。
二話使って各キャラって何気に初めてでは?
まとめる能力を鍛えたいと思います。
よろしければ、評価や感想を頂ければ幸いです。
それでは~。