無人島暮らし~いろんなヒロインが流れ着くエロゲみたいな島~ 作:みずしろオルカ
お茶特有の苦みが好きだったのですが、貧乏学生に2Lペットボトルですら勿体ない時がありまして、お湯だしに出会うまでやっていた実話です。
さて、VOICEROIDのゆかりさんの登場です。
この辺りは独自設定や独自解釈が多分に含まれますので、ご注意ください。
あと、活動報告にて当作品のよくある質問をまとめてあります。
掲載されていない質問などはコメントや感想にてお問い合わせよろしくお願いいたします。
私がこの島に漂着して一か月。
すっかりこの島の暮らしにも慣れてきて、狩りや採取作業も慣れ始めた頃でした。
仕事の割り振りは朝にサラッと済ませてしまうのが恒例です。
今日は私が朝の海岸線探索、お兄さんが罠確認と食材採取に出かけています。
この海岸線探索は島の外の文化が流れ着く場所です。
瓶や網、時にはスーツケースなんかも流れ着いていて、非常に助かります。
お兄さん曰く、「宝箱みたいなもんだ」とのことです。
「漂着している由来とかは知りたくないですけどね」
無人島にスーツケースが流れ着く事態はそれほど多くないでしょう。
その理由を想像して精神力をすり減らすより、我々の生活を楽にすることが大事です。
今日はスーツケースが三つも流れ着いていました。
紫と黒、チェックの柄がそれぞれ。全部大型ですので、本当にあたりです。
「……これもあたりになるのでしょうか?」
お下げ髪の女性。
海水で衣服が濡れて張り付いている。歳はお兄さんと同じぐらいでしょうか?
珍しい紫の宝石の様な装飾が付いた髪飾りを付けている。
髪留めもゴムではなく、プラスチックの様な固い材質の珍しい物。
ああ、お兄さんが私を助けてくれた時の気分ってこんな感じだったのでしょうか?
教えてもらった救助の確認方法をやってみる。
口元や首筋に手を当てて、呼吸と脈があるかを確認。
肩を叩いて大き目の声をかけて反応を確認。
「息はありますが、意識が戻らないですね」
とりあえず拠点に運んで介抱しましょう。
スーツケース以外にも沢山の物資が手に入りましたので、拠点が充実します。
ほくほくとした気分で私は、収穫物と女性を担いで拠点への帰路につくことにしました。
**********************
狩りから帰ってきたら小猫が女の子を連れてきていた。
思わず固まって見つめ合ってしまった。
「……彼女は?」
「落ちてました」
犬猫じゃねぇんだから。
いや、彼女なりのジョークなのか?
「一通り、確認はしてありますので温めた方が良いと思います」
「そうか、お湯を沸かすから濡れた服を脱がして真水の瓶に入れておいてくれ」
そう言うと、火を起こすために準備を始める。
薪や炭、火を最初に点けるおが屑や枯れた細い草等々は水気が厳禁だ。
だからそれらを保存する為の場所を設置している。
床には毛皮、壁は粘土を乾燥させて固めた壁、屋根は瓦屋根を参考にして木の板を設置した後に、藁の様な植物を乾燥させたモノを設置している。
雨季があるので、出入口を高くして水が流れ込まないようにしてある。
「脱がすのにも意味が有ったのですね」
「濡れている服は渇く際に熱を一緒に飛ばすからな。体温を奪うのを防ぐのが目的だ。全部脱がした後に全身を毛布の様なもので包むのがいい」
「あれ? 私の時は下着は残してましたよね?」
「俺なりの気遣い」
「突然逃げてごめんなさい……」
初対面の時の事を謝られたが、別に怒ってもいない。
というか、その後に色々と小猫の方が割を食っている気がするから気にしなくてもいいのに。
後は小猫の時にやっていた事と同じように、瓶を温めつつお湯を入れ、直接肌に触れない様にヒモや布で撒いていく。
「小猫、これ脇の下と足元、あと股に挟めてから毛皮で挟んであげて」
「私の時もそうでしたけど、普通に入れていくだけではダメなのですか?」
「熱は血流に乗せる必要があるから、血管が集まっているところに置くのが効率が良いんだ」
はー、などと感嘆の声を漏らしながら瓶をセットしていく。
流石に女性の裸、見るわけにいかないので、今度こそ食事の用意をしていく。
「変なところ律儀ですね」
「果実の影響が無かったら今も小猫に手は出してねぇぞ」
「それはそれで腹立ちますね」
ジト目で軽く投げつけられた薪をキャッチして焚火にくべていく。
大分俺も小猫もこの状況に馴染んできたと思う。
一か月間も二人で生活をしてきて、慣れない方がヤバい。
同じ拠点で生活している以上、コミュニケーションは大事だ。
一人の時は確かに全部一人でやらなければならない。
しかし二人になって分業や違うアイディアなんかが出るし、多い方が良い……とはいかないのだ。
二人以上になって起こりえるのが対立だ。
意見の食い違いや待遇の違い、性格の不一致や行動の是非。
それらが起こると、結局は拠点を分けて島の資源を取り合うようなことになってしまう。
「お兄さんは割と相手に合わせたり、意見を聞き入れるだけの度量は有るじゃないですか」
「随分と高評価で驚きだね」
「一か月ほぼ毎日抱かれてますからね」
無人島生活の中で、娯楽って全然無いから……(震え声)
それにあの果実の影響なのか精力が強くなっているし、小猫は定期的に疼きが来ると言っているし、双方の利益になる行為だ……そうなんだ!
「抱かれるのは嫌じゃないです。むしろ襲っていくスタイルで今後も行こうかと」
「ほぼ無表情でとんでもない事を言ってるな」
この一か月で俺から誘ったのは……数回程度。
後はほとんど小猫側のお誘いだった。
「彼女の傍に付いていればいいんですか?」
「え? ああ、全裸にされてる状態で男が傍にいるって結構怖いだろ?」
「おにいさんって誤解されやすいタイプですか?」
小猫の酷い評価を受けつつ、食事の準備をしていく。
鹿の枝肉の燻製。
海水から抽出した塩を大量に使って枝肉を水抜きと塩漬け。
その後、塩抜きをしてから乾燥させ、燻す。
胡椒の原料である植物は活動範囲での自生を確認していない。
東側と西側の危険地帯、北の山周辺は探索できていないから可能性はある。
だけど、危険な探索になる事と、移動距離の問題がある。
「とりあえず、彼女の介抱は任せる。準備が出来たら声をかけてくれ」
「はい」
**********************
夕方。
ウサギの解体を済ませ、今晩食べる分と保存分に分けていた時だ。
「おにいさん……」
「お? 小猫、あのお嬢さんは目を醒ました……のか?」
振り返った先に小猫と例の女性。
渇いた服を着ていて、笑みを浮かべている辺りこちらに悪印象を受けているとは思えないが……。
「助けていただきありがとうございます。生体型アンドロイド、VOICEROIDタイプ、結月ゆかりです。今後ともよろしくお願いいたしますね、マスター」
生体型アンドロイド?
VOICEROID?
結月ゆかり?
俺の知識で彼女の事もある。
ゲーム実況や劇場動画等々で人気のVOICEROID。
その中でもトップクラスの人気を誇っていた、結月ゆかりというキャラ。
アニメやゲームじゃなく、主に個人での動画なんかでの活躍がメインだったと記憶している。
生体型アンドロイドなんて、俺の生きていた時代でも完成されてはいなかったはず。
むしろ、機械型のアンドロイドすら完成されていない。
「はい、ゆかりんとお呼びください。マスター」
「そういう事みたいなのですが……」
どういうことだよ。
詳しく状況を聞いてみた。
目を醒ましたゆかりさんに状況を説明した小猫。
危険地帯と禁止事項、帰る手段が無い事とこの島での指導者だという俺の事を。
そうしたら、彼女の回答が
「それではその方がマスター候補という事ですね小猫さん」
小猫も全く理解できていないようだ。
「マスター、お名前を教えてください」
「名前? 三国恭治だが……」
「小猫さんのフルネームは?」
「え? 塔城小猫……ですけど……」
反射的に名乗ってしまった。
すると、ゆかりさんはスッと目を閉じて何かをしゃべりだした。
「マスター登録、三国恭治。サブマスター登録、塔城小猫。……登録完了。日常モードへ移行します」
閉じていた眼を開ける。
今まで静かな微笑みを浮かべていた彼女。
しかし、今の彼女は……。
「というわけで、よろしくね、マスター」
随分砕けた口調になり、ポーズなんかも決めてくれた。
ああ、さっきのモードが登録前の丁寧モードで、今のが日常的な会話モード。
「無人島サバイバルなんて、他の私もそう経験しない事です。ですが、居ない訳ではないです! なぜか同期機能は止まってますが、以前までのデータは残ってます! さぁ! ゆかりさんの活躍はここからです!!」
打ち切りみたいなセリフを……。
だが、同期機能を……とか、他の私……とか、これは有用な人材か……?
**********************
新しい拠点で生活を共にする。
マスターの三国恭治さん、サブマスターの塔城小猫さん。
「小猫さん、ご飯の用意は私がしますから、採取に行ってきても大丈夫ですよ」
私が来た頃には拠点はずいぶんと安定していて、保存食も多くて、土器の様な物も作られていた。
多くの私からの同期情報で沢山の知識や経験が蓄積されている。
この島に流れ着いてからは、同期機能が停止していますが、そもそも同期する相手が居ない気もしますし、状況が特殊です。
「マスターも仕事があればそちらを優先してもらって大丈夫です。お夕飯はゆかりさんにおまかせです!」
料理系は特に多くの情報を取得していますから、これだけ多くの食材と調味料があれば割といいモノができると思います。
この島の情報は二人から聞かされてしっかりと覚えました。
特に東側にある植物の群生地帯は特に危険地帯だと聞いています。
「そうですね。……おにいさん、採取に付き合ってください」
「え? 小猫、まさかお前……!?」
おやおや、マスターと小猫さんが裏の森へと消えていきました。
恋愛マスターたるゆかりさんは、この状況で想像が出来ます。
料理は後は煮込むだけ、火は熾火になっていますし、石で火が移るのを防いでます。
時間をおいて覗いてみましょう。
無人島での恋のアバンチュール!
熱烈なキスを交わしているに違いありません。
「フフフ、やっぱり気になっちゃいます! このあたりの情報は別個体たちからの同期はされにくいですからね。こういう機会に学んでおくのが有能なゆかりさんだと思います!」
というわけで、火事にならない様に対策をした後に、サッとお二人が消えていった森の方へ向かいます。
ステルスゲームで何度もプレイした状況。
視界から外れるだけじゃなく、付けられていると仮定して確認するのは後方。
だからこそ、真後ろから着いていくのではなく、斜め後方か上方。
そして、地上を歩くなら姿勢を低く、木の上を行くなら出来るだけ高く近く。
今回は地上を行くことにして、後をついていきます。
「やっぱり、おにいさんは最高です!」
「いくら何でも堪え性が無さ過ぎだろ……」
声が聞こえてくる。
近いでしょうか?
姿勢を低くしつつ、近づいていく。
「ん……むぅ……レロ……」
「チュゥ……レロ……プハッ……一ヶ月間で随分と積極的になったな」
「んむぅ、セックスって……気持ちいいん……ですね。しかも……、すればするほど……深く繋がれて……いく気が……」
なんてことでしょう。
マスターと小猫さんが俗に言う対面立位で繋がっていました。
小柄な小猫さんからは想像できない淫らな交わり。
しかも、小猫さんの方が積極的です。
そういえば、マスターを連れ出したのも彼女でしたね。
キスをしながら互いを求めあっている姿は恋人同士の交わりのようで、何度も何度も腰を動かしているマスターと、抱き付きつつマスターの腰の動きに連動して更に深く繋がろうと貪欲に動いている小猫さん。
「ふむ、お二人は恋人同士なのでしょうか? だとすれば、マスターはロリコンさんという事に……」
どうしましょう。
せっかくできたマスターがロリコンさんだと……いえ、お二人が好き合っているのであれば何ら問題も無いのでしょうか?
気分は、家政婦は見た! 状態。
交わりを観察してみると、マスターのおちんちんは日本人の平均値を上回っていますが……、違和感を覚えます。
もしかしたら、この島の禁断の果実とやらの影響でしょうか?
小猫さんがお兄さんのモノをしっかりと咥え込んで、射精まで促す姿はなかなかに淫靡な光景ですね。
「もう一回ぐらいできますよね?」
「お前本当に好きになったよな……」
「こういう後遺症の可能性もあります」
「俺自身、精子の生成が異常だって自覚があるからなぁ」
なるほど、件の果実は女性を定期的に発情させる後遺症と、男性の精子の生成力を高める力がある……。
現代医学に喧嘩を売っているかのような効能。
ゆかりさん、興味が湧いてきましたね。
いかがだったでしょうか?
原作アンケートの方は継続して掲載いたします。
次話で締め切り予定です。
結構な接戦を繰り広げていますが、まだまだ逆転の目があります。
次話投稿までにどうなっているのか? とても楽しみです。
それでは次回もお楽しみください。
原作アンケート2
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