※この作品はR-18です。

無人島暮らし~いろんなヒロインが流れ着くエロゲみたいな島~   作:みずしろオルカ

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 どうも、色々疲れてると自覚したオルカです。
 皆様、今のご時世で自覚の無いストレスや疲労が溜まっていることも多いです。
 気を付けましょう。

 さて、これが本当の最後の外伝。
 IS外伝です。

 前回ミスってしまったアンケートも今回実施します。
 詳細はあとがきにてよろしくお願いします。

 それではどうぞ!


外伝 無人島から帰還 インフィニット・ストラトス

 無事? あの無人島から脱出が出来た。

 

 俺としては、それぞれの世界に戻ってめでたしめでたし……っというのが希望的観測ではあるが、もし脱出すると仮定した時に、起こり得る可能性として高い方の選択肢だと思っていた。

 

 しかし現実は、インフィニット・ストラトスの世界に飛ばされた。

 

 全員を連れて……。

 

 最大の懸案事項として、あの島の束と、この世界の篠ノ之束の存在統合が行われたことだろうか。

 

 この世界で過ごした記憶と同時に、俺たちと過ごした無人島の記憶が混ざった状態。

 

 だけど特に混乱した様子は無く、納得はしているようだ。

 

 感覚としては原作世界の存在が強いようで、メイン人格が原作世界、その中で俺らと共に過ごした時間が記憶されているという感じらしい。

 

 そんな中、俺と小猫・アーシア、木乃香と刹那、ゆかりさんとフェイトは、この世界での戸籍を用意してもらえた。

 

 束が戸籍を偽造して、この世界で暮らす基盤を整えてくれた。

 

 束の検査で、小猫と刹那がISの適性がA、木乃香とアーシアが適性Cだった為、IS学園に入学。

 

 ゆかりさんとフェイトは教師としてIS学園で働くことになった。

 

 俺はIS学園のスクールカウンセラーとして赴任することになり、その為にカウンセラーの教育課程を急遽修めることになった。

 

 めっちゃ詰め込み教育だったが、正式な資格も手に入れて、無事にIS学園でもカウンセラー室を任されることになった。

 

 束の計らいなのか何の問題も無く、カウンセラー室にて仕事をすることができている。

 

 まぁ、スパイっぽい人間も、教師と生徒の中に何人か見つけた。

 それを束だったり、教師の織斑先生に報告している。

 

 対応は俺の介在する部分じゃない。

 

「料理の上手くなる方法?」

 

「そうです。一夏さんとの更なる関係発展の為に、お料理の腕を上げたいのですわ!」

 

 セシリア・オルコット。

 この学園唯一の男子生徒と仲の良い女生徒たちの一人で、イギリスの代表候補性だ。

 

 カウンセラー室と銘打っているが、基本的に生徒たちの雑談を受ける立場。

 何人かの生徒の料理へのアドバイスを聞いたのだろう、彼女は料理の事に関して相談を持ち掛けてきた。

 

 部屋には俺と彼女だけ。

 

 基本は一対一の話となるが、生徒側が複数となる事も多い。

 俺のことが信用できなかったり、不安を隠す為だったりと色々だ。

 

 しばらくすると、一対一での会話もできるようになるので、時間をかけるのは大事ということなのだろう。

 

 オルコットさんは、貴族出身であることもあり、喋りや立ち振る舞いに気品と洗練されたものを感じる。

 

 学園側から貰っている資料からも、成績も良く、遠距離型の戦闘タイプだ。

 少し会話をしてみてわかる事は、実戦派ではなく理論派という感じかな。

 

「料理という事ですが、得意な料理はなんですか?」

 

「そうですわね……。先日、一夏さんにサンドイッチを食べていただきましたわ」

 

 サンドイッチか。

 先日……、確か一夏君の周囲が保健室に来ていたけど……。

 

 そういえば、遠い記憶だけど彼女はあまり料理が得意では無かった気がする。

 

「なるほどね。オルコットさんは『料理は愛情』という言葉を聞いたことがあるかい?」

 

「はい! それはもう心を込めて、作っておりますわ!」

 

 やっぱり、あまり得意なタイプではないね。

 

 だとすると、取っ掛かりから認識を変えてもらおうかな。

 

「じゃあ、『愛情』ってどうかけてますか?」

 

「え……、かけ方ですか?」

 

「そうそう。意外と愛情のかけ方を知らなかったり、足りなかったりするんですよ」

 

 意外と知らないのだ。

 いや、知っている人ほど『愛情』と『かけ方』を分離して認識している事が多い。

 

「知っていましたか? 舌が敏感な方は、卵をフライパンに落とす時の高さで食感が変わっているのが分かるらしい」

 

 そっとフライパンに入れるだけで、トロトロの食感になる。

 これは、黄身の中の成分が落下の衝撃で崩れるからだ。

 

 もちろん、高いところから落とすのがダメと言うわけではないが、その一手間が料理を引き立てる。

 

「そうなんですの?」

 

「ああ、手間ではあるがね。他にも魚の小骨を取り除く事、肉の筋をあらかじめ切ったり、取り除いたりすることも、料理がおいしくなる為のひと手間だ」

 

 俗に言う下処理や下準備というヤツだ。

 無人島生活時代、獲物の血抜きや魚を捌く事で大切さは痛感している。

 

「愛情のかけ方の一つの方法として、ひと手間を惜しまない事というのがある」

 

「ひと手間を惜しまない……?」

 

「ああ。もちろん他にも方法は有るが、例えば……簡単なのが味見だね」

 

「味見ですか?」

 

 甘いお菓子を好んだり、紅茶を好んで飲んでいる所を見ると、味覚は正常だろう。

 ならば、味見一つで劇的に状況は改善する。

 

「ああ。簡単だけど、かなりの効果がある。甘いのが好きな人には砂糖を一つまみ、しょっぱいのが好きな人には塩を一つまみ。そして味見をしてその味を覚えて、相手の反応を視て、相手の好きな味を分析する。これが、愛情のかけ方の一例だな」

 

 あくまで一例ではあるが、一番簡単に俺達が出来る愛情のかけ方のでもある。

 料理の基本にして、上達の為の手段。

 

「あの……もっと、こう……秘術の様な物は……」

 

「ん? 味見を侮ってはいかんぞ」

 

 それから、彼女の料理への認識を改める様に懸命な説明を続けた。

 一応はオルコットさんの料理への認識は大分改められたと思うし、後日彼女の友人達にお礼を言われたので、改善できたと思いたい。

 

 

***********************************

 

 

 グッタリと自宅のソファーに倒れ込む。

 生徒との交流とカウンセリングが目的とはいえ、丁寧口調が慣れない。

 

 小猫や木乃香にはこの口調に対して、微妙な顔をされた。

 似合っていないのだろうな。

 

「やぁやぁ、キョウ君! いっくんが喜んでたよ!」

 

 倒れ込んでいると束さんが話しかけてきた。

 彼女が用意した家なのでここに居るのは特に不思議な事ではないのだが……。

 

「なんで俺の上に乗る?」

 

「なんでって、あの島じゃよくやってたじゃん」

 

「あの島とこの世界のあなたは別人だろ」

 

 そう言うと、キョトンっとした顔をして俺のことを見つめてから、何かに思い至ったようで納得したような顔を見せる。

 

 一人で納得するなよ。

 気になるだろうが。

 

「ああ、キョウ君が妙に他人行儀だったのはそういう事かあ! なるほどなるほど!」

 

 ひとしきりこの調子で笑っていた。

 その後に、笑みを浮かべたままこちらを見つめて。

 

「この天災である束さんが、もう一人の私の記憶を拒むとでも?」

 

 そう言うと、指先に魔法陣を展開させた。

 これは、ミッドチルダの魔法陣!?

 

「束さんにとって、あの島の私の記憶だって私だよ。この世界の束さんと、あの島の束さんが合わさってスーパー束さんの完成さ!」

 

 すっごい良い笑顔でピースサインを向けてきた。

 その表情は、あの島で俺の向けてきた笑顔と被る。

 

「……まだ少しだけ、信じられないかな? 束さんがあの島の私を受け入れたのは、お互いに欲しいモノを持ってたから。あの島の私はもう追えないと思ってた夢を、こっちの私はちーちゃん以外得られないと思っていた理解者や魔法概念の技術を手に入れられた」

 

 そうか、あの島の束は宇宙への夢を諦めざるを得なかった。

 そして、こっちの束は理解者を求めていた。

 

 俺が理解者として認識された理由は分からないけど、そう思ってくれているという事はありがたい。

 

「だから、全部受け入れたの。スーパー束さんは、この世界の篠ノ之束であり、あの島の篠ノ之束だよ」

 

 俺の上に座っていた状態から、立ち上がりこちらを向く。

 俺も姿勢を正して、ソファーに座る。

 

 上機嫌な彼女は次々とあの島での俺との行為の内容を事細かに話してきた。

 何の羞恥プレイですか!?

 

「だから束さんとしては、最初のセックスが最高だったんだよね。こっちの身体は処女だし、近いうちに再現しながら抱いて欲しいなぁ?」

 

「やめて、こっちが恥ずかしい!?」

 

「あ、でもでも、あの果物が無いと最初は痛いんだっけ? まぁ、キョウ君のテクニックがあれば初物でも大丈夫だよね?」

 

「どっから来るんだよその信頼は!?」

 

 確信した!

 彼女はこの世界とあの島の記憶も経験も持っている。

 

 少なくとも精神面ではあの島の束も確実に存在していやがる!

 

「キョウ君が抱いてくれる時の優しさを知っているからだよ。束さんが好きな事を全部してくれるからだよ。だから、近いうちに遠慮せずに束さんを抱いてね?」

 

 そう言うと、長いスカートの裾を持ち上げる。

 そこには何も履いていない彼女の秘所が見えた。

 

「っ!? 束!? 履いて……!?」

 

「えぇ~? 束さんがキョウ君のパンツ履け命令を聞いたことが有ったかね?」

 

「ああもう! ここは無人島じゃないんだからもっと恥じらいをだな!」

 

「あはははは! キョウ君以外に視られる様なヘマはしないよ!」

 

「そう言う問題じゃないから!」

 

 束だ。

 あの島の束とのやり取り。

 

 ああ、それがこんなにも安心させてくれるなんて……。

 あの島で生活したメンバーは皆、家族なんだな。

 

***********************************

 

 

「私としては正直驚いている」

 

 放課後。

 カウンセラー室で資料を整理していると、訪ねてきた織斑先生にそう言われた。

 

 言いたいことは分かる。

 篠ノ之束とこういう関係になった人間は俺だけじゃないだろうか?

 

「あいつが私や一夏、妹以外にこんなにも親密な関係になるなんてな」

 

「特殊な事情が大きいだけです」

 

 織斑先生へ渡す資料は、精神的にあまり良くない状態の生徒の資料が大きい。

 ISの勉強だけでなく、通常の勉学も行う必要があるこの学園では、勉学についていけなくて落ち込む娘、ISの操縦や成績が振るわずに思い詰める娘と様々だ。

 

 そう言う娘の悩みを聞きつつ、危険の度合いを担任に連携する。

 担任側に問題がある場合は、その上の人間に報告して対応を任せるのだ。

 

「どうぞ、カウンセリングが必要と思われる生徒と……外部組織と繋がってそうな生徒の一覧です」

 

 IS学園はその特性から、学園の敷地内はあらゆる国家機関に属さず、いかなる国家や組織であろうと学園の関係者に対して一切の干渉が許されないという国際規約がある。

 

 であれば、内部の情報や出来事をいち早く知る為にどうするか考えれば、情報を集める人間が必要になるという事は簡単に想像できるだろう。

 

「……ふむ。正直束の手を借りることなくこれだけの情報が集められるのは驚いた」

 

「半分反則技使ってますからね」

 

「その反則技とやらに関係しているのか? その眼鏡は」

 

 うわぁ、この人洞察力半端ねぇな。

 

 正直、ただの眼鏡に見えるような外見だし、地味なフレームにしている。

 それなのに気づくなんて、本当におっかない。

 

「どうしてそうだと?」

 

「舐めるな。レンズの偏光が左右で違い過ぎる上に、左側はほぼただのガラスで、僅かに遮光が入っているだろ」

 

 そんな所誰が気付くんだよ。

 本当に洞察力が半端ない。

 

 流行りのブルーライトカットレンズって言って許してもらえないかな。

 無理か。

 

「左目が見えすぎるので、束に調整してもらったレンズを使っているんですよ」

 

 あの島からこの世界に来た後でも、あの『解析の魔眼』の能力は残り続けていた。

 それをコントロールする為に、束を中心にフェイトと小猫、木乃香に刹那が作ってくれた魔眼の抑制眼鏡だ。

 

「……まぁ、そういう事にしてやろう。お前の情報は正確だからな。その能力、悪用しようものなら……分かっているな?」

 

「これでも束とこの学園には感謝しているんですよ。俺らみんな頼る所が無いから……こうして生活していけるだけでも感謝だし、面倒な干渉者も学園が殆どシャットアウトしてくれますから」

 

「……ふむ。生徒に危害を加えないのであればそれでいい。また頼む」

 

「了解。またまとめて置くので事前に連絡貰えれば、整理して渡しますよ」

 

 それだけを聞くとツカツカとカウンセラー室を出て良く。

 その後ろ姿を確認し、たっぷりと一分ほど時間を空けてから。

 

「……っはぁ……!!! 怖! 殺気とか半端ないぞ……!!」

 

『あー。キョウ君、野生での生活が長いお陰で、生命の危機的な状況への察知能力も鍛えられてるんだね』

 

 耳元で束の声が聞こえた。

 眼鏡の蔓に仕込まれた骨伝導型のスピーカーからの音声だ。

 

 俺との会話用にといくつかのギミックが用意されている。

 この眼鏡然り、スマホ然り、小猫達にも連絡用の端末を秘密裏に渡しているらしい。

 

「西側の危険生物に囲まれても感じなかった恐怖だったんだが……」

 

『ちーちゃんだからね!』

 

 それで納得してしまうから恐ろしい。

 まぁ、基本的に織斑先生は善性の人間だ。

 

 さっき言っていた通り、IS学園の生徒に危害を加えなければ問題無いだろう。

 後は、弟の一夏君か。

 彼には特に気を使わないとな。

 

 一夏君は束も気にかけているし、彼を中心にトラブルが発生する。

 もうほとんど覚えてはいないが、彼と彼の周囲の女性陣は注視する必要があるな。

 

「一応、外部組織と繋がっている可能性のある生徒のリスト、必要か?」

 

『うーん……普通の情報ならいらないって言うんだけど、キョウ君の眼で見た情報だからなぁ』

 

 束だったら学園の生徒全員の情報は持っていてもおかしくは無いだろう。

 だけど、俺のからの情報が欲しいというのは、多分後天的な変更や情報量の確認が必要かどうかと言った所かな?

 

「なら、必要になったら俺の端末から持っていくか、直接言ってくれ」

 

『うん、その時はお願いするね』

 

 俺や小猫達は基本的には束の味方だ。

 小猫達は秘密裏に束謹製のISも隠し持っているから、いざとなった時に行動できる様になっている。

 

 だけど、束がピンチにならなければ好きに動くことを明言しているのだ。

 だから、俺達の優先順位は一位『束』、二位『学園』となっている。

 

『あ、そうだキョウ君。今日はお家で待ってるね』

 

「ん? 何かあったか?」

 

『え? 特に何も? 強いて言うなら、またクーちゃんと皆を会わせたいなって』

 

「そうか、木乃香やフェイトが会いたがってたし、丁度良いな」

 

『うん、皆の許可も取ってるし、今夜は楽しみだね』

 

 微妙に嫌な予感がするが、クロエが来るならいいか。

 彼女は小猫達がとても気に入っていて、前回遊びに来た時は全員妹のように可愛がっていた。

 

 束とクロエは家族だし、別に許可を取る必要はないと思うのだが……な。

 




 皆と違う束さんでした。

 どの外伝でも言えることですが、キョウジ君達は原作イベントに関わらざるを得ない感じです。

 最後にアンケートですが、外伝の後日談や続編の希望を伺いたいと思います。
 ハイスクールD×Dの項番が最後なのは、小猫とアーシアで既に二話となっているからです。
 ご希望の外伝に投票ください。多分エロを入れられると思います。

 よろしければ、評価や感想を頂ければ幸いです。
 それでは~。

外伝の続編アンケート(再)

  • VOICEROID外伝
  • ネギま!外伝
  • 魔法少女リリカルなのは外伝
  • IS 〈インフィニット・ストラトス〉外伝
  • ハイスクールD✖︎D外伝
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