エロ系最強能力でリゼロ世界を生き抜きます 作:TS娘はオレの嫁
これは夢だ。
そう認識しても、夢から覚めることは出来ない。
僕が見る夢はあの日から決まっている。過去の記憶の焼き増しだ。
あァ、最近は見てなかったのに。
変わることのない過去が煩わしい。
自分ではどうにも出来ないことがあるのが腹立たしい。
いつまでも引きずっている自分に嫌悪する。
どうして、僕がこんな思いをしなければならないんだ。
僕が何をしたっていうんだ。
──どうして、この
「ん······、最悪の寝起きだよ」
久しぶりに見たな。この夢。
「慣れない生活で疲れでも溜まってたのかねぇ」
僕がこのロズワール邸に来て今日で三日目の朝だ。
昨日の夕食の時にロズワールに頼んだ僕の商売の後ろ建ては条件付きで承認されることとなった。
まあ、そのあたりは追々解説していこうと思う。
まあ、すぐにそれを始めようってわけでもないからね。
とりあえず、僕がしなければいけないこととして、この屋敷に降りかかる災いの方をどうにかしなければいけないだろう。
今日は、原作の方のスバル君換算だと二日目。
そして、二日後、事件が起こる。
魔獣使いことメィリィによる魔獣騒動。
この事件はなんとしても未然に防ぎたい。
まだ僕の物にしていないレムが死んでしまうし、ロズワールの地位と名誉が崩れ落ち、全てが上手くいかなくなる。
なんなら、レムが死んだ時点で真っ先に僕がラムに殺されそうだけどね。
まあ、とにかくこの件は僕としては無視できない重要な案件なのだ。
というわけで、解決しなければいけない。めんどいけども。
幸い、原作知識で原因とかは分かってるから、すぐに終わらせられそうなんだよね。
そんなことを朝食の間、ずっと考えていた。
まあ、とにかくそんなわけで急がしい僕が向かったのは、エミリアのもとだ。
なんでかって?
それは······、
「魔法を使ってみたい? 」
「そうそう、僕もエミリアみたいに魔法を使ってみたいんだよ」
「えっと、私は厳密には魔法使いじゃなくて、精霊使いなんだけど······。
でも、うん、そういうことなら、まずはスバルの属性を調べなきゃだめね」
「属性か······。それって、どうやって測るの? 」
知っているけど、あえて聞いてみる。
「えっと、それは」
「うむ、ここからは僕が説明しよー」
うわ、パックが飛び出してきた。
「属性は僕が調べるよー。
それで、スバルがいきなり魔法を使うのは無理だから、僕がスバルのゲートを介して魔法を発動するよ。
いうなれば、魔法体験ってところかなー」
スバル君と同じだね。
「うん、それじゃ、お願いするよ」
「はーい、じゃあいくよー。
みょんみょんみょんみょんみょん」
おー、あの有名なみょんみょんだ。
スバル君と同じで陰属性かなー。
「あーこれは······」
「どうだったの? 」
すごくパックが言いづらそうにしている。
嫌な予感。
「うん、スバルは魔法の適正が全くと言っていいほどないね! 」
「え」
つまり、僕は魔法が使えないと。
「あ、あのね、スバル。魔法が使えなくても他に出来ることだっていっぱいあるわけだし、あんまり気を落とさないで······? 」
うるさいよ、元ペット。
こっちの世界でもいつかペットにしてやるからな。
「そんなスバルに朗報だよ。
どうやら、君は精霊使いとしての素質には恵まれているらしい」
「え、ホント? 」
ラッキー!
「うん、だから、君の場合はもし使うとしたら精霊術の方になるかな」
「スバル、よかったね! 」
笑顔で嬉しそうにしているエミリア。
本人に悪気はないのだろうけど、イラッときたよ。
まあ、これでペテさん相手には上手く立ち回れるのはいいね。
こうして、僕のこの世界での新たな力が増えた。
その後も、パックから、色々と聞き出し、精霊術についての認識を深めた。
さあてと、そろそろあの頭のおかしい幼女をいじめに村まで遊びに行こうか。