※この作品はR-18です。

魔法先生ネギま!? 現れた誰も知らない大魔王   作:上平 英

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第1話 自己紹介とこれからの相談 ☆

 日本からヨーロッパへと寄り道しながら大体100年ほどで辿りつき、赤毛や金髪の美女を楽しみながら旅を続け、ある街へやってきたんだが、そこで10歳ぐらいの金髪の少女が火あぶりの刑に処せられているところに遭遇した。

 

 この魔女狩りの時代には珍しくもない光景だったが、俺は磔にされ、燃やされている少女に強く惹かれた。

 

 薄いながらも懐かしい魔の匂いはもちろん、火に身を焼かれながらも生を渇望するその姿がいたく気に入ったのだ。

 

 俺はすぐに彼女の元へと行き、周りの人間たちに幻術をかけた。

 

 火であぶられている彼女に、俺は悪魔としての契約を持ちかけ、『何でもするから助けて』という願いを聞き入れ、『俺のモノとする』という契約を結んだ。

 

 そして契約を終えた俺は、彼女が追われないように、幻術で人間たちに彼女は完全に何も残さずに死んだように見せ、街から連れだした。

 

 現在はその街から数十kmほど離れたある森のなかにいた。

 

 その森は大樹こそないものの、美しい森で、俺が第2の拠点として2つ目のログハウスを建てた場所だった。

 

 移動し始めてすぐに精神的にも肉体的にも疲れ果てて意識を失った彼女を、家へと招く。

 

 ベッドに寝かせて彼女の煤などで汚れた体をタオルで清めた。

 

 うん、よく磨いたら髪も綺麗な金髪で、肌も白く、整った顔立ちと女を感じさる体で、将来も楽しみな美少女だった。

 

 本当に、全身薄汚れていたのがウソみたいなぐらい綺麗になった。

 

 それからベッドに寝かせて、少女が目覚めるまで看病することに決め、意識を失う前に自分のことを吸血鬼だと言っていたので、いろいろ観察したりと楽しんだ。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「こ、ここは……」

 

 金髪の少女を看病して2日。やっと彼女が目覚めたようだ。

 

 彼女はゆっくりとベッドから上半身を起こして周囲に視線を送った。

 

 その視線が俺のところへと向う。

 

「――っ」

 

 俺を見た彼女は目を大きく開いて驚いていた。

 

「あ、あなたは……」

 

 恐る恐る訊ねる彼女。助けたときの事をあまり覚えていないんだろう。

 

 あまり刺激しないようにあいさつする。

 

「おはよう、吸血鬼」

 

「――っ。……おはようございます」

 

 ん? 何やらショックを受けたような反応だったな?

 

 まあ、それは置いておいて、契約内容の確認からか。

 

「契約について覚えているか?」

 

「契約……」

 

「おまえを助ける代わりに、おまえは俺のモノになる、という契約だ」

 

「……覚えて、います」

 

「だったら、いい」

 

 契約を忘れられていたらどうしようかと思ったが、覚えているのならいい。

 

「あ、あの……」

 

 彼女から声をかけてきた。

 

「なんだ?」

 

「お、お名前は……?」

 

「ん? 名前?」

 

 名前か……。俺自身、魔界で使っていた名前もあるが、あまり魔族……、それも元とはいえ、魔王が名前を明かすことははばまれるし……。いや、でも、ここは素直に名前を言って有名になるチャンスか? ルシファーとかサタンばかり有名になりすぎて正直、羨ましかったし、俺もあいつらみたいに有名になれる滅多にないチャンスだし……。

 

 俺が答えていいものか悩んでいると、彼女から名を明かした。

 

「私は、エヴァンジェリン・マクダウェルです」。

 

「エヴァンジェリンか。いい名だ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

 顔を少しだけ赤く染めるエヴァンジェリン。

 

 ふむ……、本当にどうするか……。

 

 名前を言うか、言うまいか。

 

 ん~……、もういっそのことエヴァンジェリンに決めてもらうか。この世界に当分住むことになるんだ。いつまでも「元魔王」と呼べというわけにはいかない。

 

 エヴァンジェリンの目を見ながら言う。

 

「俺の名前はおまえが決めてくれ」

 

「わ、私が!?」

 

 驚くエヴァンジェリンだが、無視して続ける。

 

「俺には名前があるが、それは前の世界のものであまり使えないんだ。この世界で名乗るための名を、おまえが新たに名づけてくれ」

 

「前の世界? え、とでも、わ、私なんかが名前を決めて、いいんですか?」

 

「ああ」

 

 エヴァンジェリンにしっかりとうなずく。

 

「わ、わかりました……」

 

 エヴァンジェリンはうなずくと、すばらく考え中のポーズをして、決めた。

 

「アルヴィン・アンドリュー……ではどうですか?」

 

「アルヴィン・アンドリュー?」

 

 ふむ……、響きはなかなか、悪いとも言えんし、ややいいと言えるな。

 

「だ、ダメですか?」

 

 涙目になりながら聞いてくるエヴァンジェリンの頭に手を置く。手を置いた時にビクッと体を震わせたのはまだこちらの事を警戒しているからだろう。

 

 エヴァンジェリンを安心させるように頭を撫でて、うなずく。

 

「わかった。俺は今からアルヴィン・アンドリューだ。これからよろしく、エヴァンジェリン」

 

「――っ、は、はい! よ、よろしくお願いします!」

 

 パァッと笑顔を見せるエヴァンジェリン。

 

「まあ、とりあえず……、まずは服をどうにかしないとな」

 

「え? …………。――っ!」

 

 エヴァンジェリンはその言葉で、自分が裸であることにやっと気づき、顔を真っ赤にしてシーツを体に巻きつける。

 

「な、なんで!? わ、私!? は、裸!?」

 

 エヴァンジェリンは、混乱しているようだ。

 

「――っ! ま、まさか――」

 

 エヴァンジェリンは、俺に背を向けると何かを確認するように下半身を見つめていた。

 

「あ、あった……」

 

 エヴァンジェリンは、安心したようにつぶやいた。

 

 ここでこちらから助け舟をだす。

 

「裸なのは火で服が燃えたからだ」

 

「そ、そうなんですか」

 

 安心したような表情を見せるエヴァンジェリンだが……。

 

「まっ、煤やドロなんかで汚れたおまえの全身を洗ったのは俺だけどな」

 

「――っ!」

 

「ハハハハハ」

 

 固まるエヴァンジェリンが面白くて笑い声をあげるが、すぐにエヴァンジェリンから放たれた悲鳴でかき消された。

 

 ハハハハハ、本当にこれから退屈しないでよさそうだ。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

「と、ところであなたはいったい何者なんですか?」

 

 私は助けてくれた彼……アルヴィン・アンドリューに質問した。

 

 アルヴィンさんは食事であるスープを作りながら、首だけ振り返った。

 

「俺か?」

 

「はい」

 

 火あぶりの刑にされている私を助けだし、空を飛んだりと彼はいろいろと人間からかけ離れているし、本来の名前を使えないという変な人だ。まあ、私に名前をつけさせてくれたのは若干うれしかったが……。

 

 最初は、私を吸血鬼にした奴と同じ魔法使いと思ったが、そういう感じでもない。

 

 私がいろいろ考えを広げているなか、彼は何事もないかという風に言った。

 

「ああ、俺は悪魔だよ」

 

 と……。

 

「あ、悪魔ですか?」

 

「ああ、そうだよ」

 

「……そ、そうですか」

 

 当然のごとく人外であることをばらした。

 

 悪魔は本来人間などから恐れられるものだが、私は悪魔だと聞かされてもそこまで驚かなかった。

 

 おそらく私の吸血鬼としての本能のようなものが、彼が何者であるか予想していたのだろう。

 

 それに、私自身彼が何者であってもどうでもよかったんだと思う。

 

「ほら、飲め。温まるぞ」

 

 アルヴィンさんから木でできた器に入ったスープと、同じく木でできたスプーンが差しだされる。

 

「あ、ありがとうございます」

 

 私は器を受け取り、スープに口をつけた。

 

「…………美味しい……」

 

 口のなかに広がる食材の味と温かさ。……久々に飲んだ。

 

 スープが体に栄養を行き渡らせていくのを感じ、私は生きているんだと実感した。

 

「うっ……、ひくっ……、美味しい……、美味しいです」

 

 嗚咽を漏らし、涙を止めるのも忘れて私はスープを飲む。

 

「そうか。それはよかったな」

 

 アルヴィンさんはそうつぶやき、私が寝ているベッドのすぐ横に置いた椅子に座り、同じくスープを飲んでいた。

 

 スープを飲み終わり、再び私はベッドに寝かされた。

 

 アルヴィンさんは私が寝かされているベットのすぐ横に置いた椅子に座って看病してくれるようだ。

 

 誰かに看病してもらう。こちらも10年ぶりぐらいのことだった。

 

 ベッドに寝転んだままアルヴィンさんに話しかける。

 

「あの……、これから私はどうすれば?」

 

 契約では私は彼の所有物……もとい女になったはずだ。

 

 彼の女……。

 

 見た目は10歳だけど、100年ほど生きている私にはそれがどんな事になるのか理解できた。

 

 少し不安を抱きながら彼の返答を待っていると、彼は私の体を見ながら話し始めた。

 

 シーツ越しに裸を見られているような視線だったけど、我慢、我慢……。

 

「そうだなぁ。とりあえず最初は俺の眷属扱いで、鍛えるかな」

 

「鍛える? 魔法とか習ったりするんですか?」

 

 そう私が言うと、アルヴィンさんは意外そうな表情を浮かべた。

 

「あれ? この世界って魔法があるのか?」

 

 魔法使いがいる事を知らない?

 

 まあ、私も吸血鬼にした奴が自分のことを魔法使いだと話すまでは知らなかったなと思ったが、少し変だ。悪魔って召喚されてこちらの世界へやって来るものじゃなかったの?

 

 なのに悪魔である彼の召喚主らしき人の影すら見えないし、召喚されたのなら魔法があることを知らないのはおかしい。

 

「え、ええ。私を吸血鬼にしたのは魔法使いですし、これまでに数人ほどの魔法使いとも会いました」

 

 出会った数人の魔法使いは全員真祖の吸血鬼である私を殺そうとする奴らだったけど。

 

「そうなのか?」

 

「はい。それに何でも魔法世界というものがあるそうです」

 

「魔法世界!?」

 

 アルヴィンさんが興味津々とキラキラとした瞳で大声をあげた。少し子供っぽい。

 

 それからアルヴィンさんは顎に手を置いて、考えをまとめるように「うん、……うん」と1人でうなずき、「よし!」と何かを決めた。

 

「まずは魔法世界とやらに渡って魔法を覚えるか!」

 

「えっと……、私が魔法を覚えるんですよね?」

 

 それなのに、なんでそんなに楽しそうなのか気になる。

 

 アルヴィンさんはテンション高めにうなずく。

 

「ああ、そうとも! あんな人間共に捕まったりしないように、みっちりきっちり鍛えてやろう!」

 

 これまで魔法は向けられるだけだったけど、これから魔法を覚えられれば自衛できるようになる。

 

 私はアルヴィンさんに頭を下げる。

 

「……よろしくお願いします」

 

 アルヴィンさんは笑顔でうなずき、私の頭に手を置いた。

 

 大きな手の平だ……。まるで父上や母上から撫でられているような、心が温かくなって安心する。

 

 本当に……、本当に久々だ……。

 

「俺が最強の吸血鬼にしてやるよ、エヴァンジェリン」

 

 アルヴィンさんのつぶやきを聞きながら、私はゆっくりと意識を沈めていった。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 エヴァンジェリンを助けてからすでに3ヶ月が経とうとしていた。

 

 現在俺たちは魔法世界にある森のなかにいた。

 

「思いのほか簡単にこれたな」

 

 自分でも魔法世界に行こうと思って、3ヶ月でまさか来れるとは予想もしていなかった。

 

「アルヴィンさんが魔法を使って魔法使いから聞きだしたおかげですね」

 

 頭の上、肩車しているエヴァンジェリンがそうつぶやいた。

 

 ふむ、金髪少女を肩車……、なかなかいいな。

 

 やわらかくスベスベしたエヴァンジェリンの肌や体温を頭や肩に感じながら言う。

 

「そうなんだけど、あまり早くついてもなぁ~」

 

 魔法世界へ行くための冒険とかしたかったんだよぉ。

 

「だったら、あの……」

 

 頭の上のエヴァンジェリンが何か言いたげだ。

 

「どうした?」

 

 恥ずかしそうに、というか、言いにくそうに言う。

 

「お家……造りませんか?」

 

「家かぁ~」

 

 これまで家を2軒ほど建てたけど……。

 

「そ、そういうのじゃなくて、元から建ってあるお家に住んだり、土地を買ったりして造るほうのお家です」

 

「ああ、そっちか」

 

 造るといっても建てるじゃなくて、巣作りのほうね。

 

「はい」

 

「うん。それなら楽そうだし、魔法の習得にも集中できるか。旅ならそこからすればいいだし」

 

 ……それにそろそろエヴァンジェリンとしたいし……。

 

「――っ」

 

 エヴァンジェリンの体が少しだけ震えた。

 

「どうした?」

 

「い、いえ、なんでも。何か悪寒というか身の危険みたいなものを感じただけです」

 

「身の危険って、だけ(・・)ですまされるようなものじゃないと思うけどな」

 

「と、とにかく心配いらないです。さあ、家を探しましょう」

 

「まっ、そうだな。まずは家探し。手に入れる金は龍種とか倒せば簡単に入るそうだし、盗賊とかそういう奴らからも盗ればいいんだしな」

 

「……普通、龍種なんて倒せないからその分お金がいいんですけどね。盗賊しかり」

 

「ハハハハ、まあ、弱肉強食ってところだろ。コレも」

 

「そうですね……」

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 家を探して、数週間。気に入った古城が見つかり、俺とエヴァンジェリン……、長いからエヴァは、そちらへと住処を移した。

 

 今回は人間界にあるログハウスではなく、かなり大きな西洋風の城だった。

 

 城のなかは荒らされておらず、城の周りには魔物がたくさんいたから、おそらくその魔物が原因で引き払ったんだろう。

 

 いまはその魔物たちを追い払い、エヴァと魔法の勉強をしているところだった。

 

 魔法の勉強用にと、部屋よりも先に綺麗にした城の書斎に、これまでに収集した魔法書を納めて勉強を開始する。

 

 書斎に設けられたテラスに出てからエヴァに言う。

 

「さあ、初級魔法のおさらいだ。エヴァ」

 

「はい! リク・ラクラ・ラックライラック『 火よ 灯れ (アール ディスカット)』」

 

 いい返事を返したエヴァは魔力を流すための始動キーを唱えてから魔法の呪文を唱え、初心者用のおもちゃのような杖を振った。

 

 ボッ。

 

 振った杖の先から小さな火が生まれた。

 

「出来ました!」

 

「うん、次は魔法の射手(サギタ・マギカ)だ」

 

「はい! リク・ラクラ・ラックライラック、闇の精霊! 魔法の射手、闇の一矢!」

 

 今度は杖の先から黒い矢が飛びだし、空へと放たれた。

 

「うん、じゃあ、次は武装解除、それから中級魔法の闇の吹雪だ」

 

「はい!」

 

 そうして今まで魔法書で覚えた魔法をおさらいさせる。

 

 さすが吸血鬼というか普通の人間よりも魔力が多く、エヴァ自身にもおそらく才能があるのだろう。魔法を覚え始めて数ヶ月ですでに中級魔法が扱えていた。

 

 もう少ししたら上級魔法を覚えさせるか。

 

「はぁはぁ……、お、終わりました」

 

 エヴァは魔力と精神力を大量に減らして、肩で息をしていた。

 

「ああ、ようやった。上手くなったなエヴァ」

 

 そんなエヴァの頭を撫でながら褒めると、エヴァは頬を赤らめ「えへへ」とうれしそうに喜んだ。

 

 ――っ。かわいいなぁっ!

 

 心のなかでエヴァのかわいらしさに悶えていると、エヴァはいつになくもじもじと俺の服の裾を掴んできた。

 

「あ、あの……」

 

 ふむ……、この感じは吸血衝動か? そういえば助けてから数ヶ月経つが血を吸わせていないな。

 

「血か?」

 

 そう訊くとエヴァはうなずいた。

 

「は、はい……」

 

「わかった。では寝室へ行くか」

 

「――っ! は、はい!」

 

 エヴァは俺の言葉に驚いたがすぐに元気よく返事を返した。

 

 エヴァと手を繋いで寝室へと向う。

 

 あからさまにエヴァは俺のことを意識しているようで、そわそわしている。

 

 これまでエヴァから好意を向けられている事に気づいても手は出さすに添い寝したり、一緒に風呂に入るだけで、旅の途中に引っ掛けた女とばかりしていたからな。

 

 エヴァは約100歳。自分の女にすると言ったからには、そろそろ自分にも手を出して欲しいんだろう。幼児体型で誰も相手にしてくれなかったそうだし、仮に相手にしようとするのも幼女趣味の変態だったそうだからな。初心なんだけど、そろそろ気を許せる相手に貞操を捧げたいみたいだ。

 

 城の上方にある広めの寝室へと向う。

 

 そこは掃除したばかりで綺麗になっており、キングサイズの天蓋付きベッドや簡単な家具しかまだ置いていない部屋だった。

 

 まずは自分がベッドの端に座り、その自分の膝の上にエヴァを座らせる。

 

 吸血衝動が強くなっているのかエヴァの呼吸音がいつもより大きい。

 

 エヴァに血を吸わせる前に注意を言っておく。

 

「前にもいったが、俺は主がいない実体を持った悪魔だ」

 

「はい」

 

「悪魔の血は魔力の塊のようなものだから、まだ吸血鬼になりたてのおまえでは、俺の血を数滴でも飲めば魔力に酔ってしまうだろう」

 

「そ、そんなにですか?」

 

 吸血鬼として人間の何倍もの魔力を保有するゆえに、血ごと俺の魔力を受け止める自信があったようだが、実際には俺の魔力はエヴァのキャパシティを明らかに超えている。

 

「まあ、俺は元とはいえ魔王だからな」

 

「え?」

 

 エヴァが面白い顔で固まった。

 

 それがかわいらしくも面白く後ろから悪戯してしまう。

 

 エヴァに着せている白いドレスのスカートを少しだけ捲ったり、抱きついて腹を撫でたり、脇から手を入れてほとんど膨らんでいない胸を擦ったり、プニプニの頬っぺたをつついてみたりした。

 

「ま……おう……?」

 

 一生懸命受け入れられない、信じられないと搾りだしたエヴァに、しっかりと肯定する。

 

「そうだよ。サタンやルシファーなんかと同列の大がつく魔王さま。まあ、俺が大魔王であることなんて誰も知らないんだけどな」

 

「……知らない?」

 

 そこに食いついたね。

 

「うん。俺の存在は悪魔以外ほとんどの者が知らないはず。なにしろ神々や他の大魔王たちが争ってるなか1人だけ魔界で遊んでいたからな」

 

「…………」

 

「本当に酷いんだぜ、皆。俺が数千年遊んでただけで完全無視なんだから。ルシファーやサタンとかレヴィアタンとかが有名になって聖書に刻まれたりするのに、俺だけ未だに書かれないんだ。大魔王らしい活動なんて土地管理ぐらいでほとんどしなかったからってさぁ、天界まで無視する必要ないよな」

 

「……………」

 

「ありゃ? どうしたんだエヴァ?」

 

 どうリアクションしていいか困っているような感じだね。

 

 しばらくしてエヴァが口を開いた。

 

「えっと、質問していいですか?」

 

「うん、いいよ」

 

「アルヴィンさんは魔王なんですよね?」

 

「うん、魔王神に次いで上から2番目の大魔王な」

 

「どうして大魔王が人間界に実体で来れたんですか? よくて分霊ぐらいしか呼びだせないんじゃないんですか?」

 

「ああ、それね。ゲートを創ってもらったんだよ」

 

「ゲート?」

 

「そ。自分の支配している国にいる悪魔と自分の魔力、それに他の大魔王たちにも魔力をもらって、ベルフェゴールに人間界へのゲートを創ってもらったんだ」

 

「…………」

 

 エヴァは俺の言った言葉の内容を頭でまとめているようだった。時おり「それだけ魔力があるなら移動に使う消費魔力は十分賄える」とかつぶやいていた。

 

「それで納得したかい?」

 

「は、はい……、あなたがいろいろな面で別格だって再認識しました」

 

「ふふ、失礼だね」

 

「すみません……」

 

「まあ、いいさ。事実だし。――それよりも血を飲もう。ワインに数滴血を落として薄めればいいだろう」

 

「は、はい」

 

 虚空に手を入れてワイングラスとワイン壜を出し、グラスにワインを注いだ。

 

 人差し指を犬歯で傷つけ、グラスの上で一滴血を落とす。血が一滴落ちてすぐ、指の傷が塞がり、ついていた血も蒸発した。

 

「さあ、エヴァ。めしあがれ」

 

「い、いただきます」

 

 俺の血が混じった血のように赤いワインにエヴァは口をつけた。

 

「――っ、す、すごい……」

 

 1口飲んだエヴァは目を大きく開いて驚き、2口、3口と口をつけ、ゴクゴクと水を飲むように飲んでいった。

 

「はぁはぁ……、こんなに美味しいワイン飲んだ事ないです」

 

 ワインと一緒に体に俺の魔力を内包した血が染み渡っているのだろう。ビクビクと時おり体を震わせて魔力を味わっていた。

 

「満足したかい?」

 

「はぁはぁ……、はい。ありがとうございました」

 

 後ろにもたれかかってくるエヴァからグラスを取り上げ、ワイン壜を虚空にしまう。

 

「さてと、じゃあ、今度は俺が満足させてもらう番だな」

 

「――っ」

 

 真っ赤になるエヴァの耳元でつぶやく。

 

「今夜はエヴァが気絶するまで寝かさないよ」

 

「――っ!」

 

 エヴァが服の裾を掴んでこちらのほうに顔を向けた。うれしそうな、安心したような、不安そうな、覚悟を決めたような表情になって、

 

「はい」

 

 とうなずくと、目を閉じてキスを求めるように小さな唇をつきだしてきた。

 

「楽しもうね、エヴァ」

 

「――っん」

 

 俺は唇を重ねてエヴァをベッドへ押し倒した。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 月明かりに照らされる部屋。その部屋に置かれた天蓋付きのベッドの中央で、裸のエヴァが寝転んでいた。

 

 俺はエヴァの正面に座っていて、ペニスを見せて怖がらせないように下着だけ着て上半身は完全な裸だ。

 

 エヴァは俺に裸を見られる事が恥ずかしいと、手で胸とかわいらしいオマンコを隠し、体を硬くして緊張しているようだった。一緒に風呂に入ったときいつも見ているが、今回は意味合いが違うからな。

 

「綺麗だよ、エヴァ」

 

「そ、そんなに見ないでください、アルヴィンさん。恥ずかしいです」

 

「何を言うんだ。こんなに綺麗なんだから見ないと損だろう。さあ、手をどけるんだ。――エヴァの全部俺に見せてくれ」

 

「――っ、は、はい……」

 

 エヴァは真っ赤な顔でゆっくりと手をどけ始める。

 

 隠されていたピンク色の小さな乳首や、ぴったりと閉じた幼いオマンコが眼前に現れた。

 

「ふふ、綺麗だし、かわいいな」

 

 まずはエヴァの緊張を解こうと隣に寝転がり、腹に手を置いた。

 

「――っ」

 

 エヴァは触れられて体を緊張させるが、これまでに添い寝や一緒にお風呂に入ったりとスキンシップは取っていたので、すぐに落ち着いてきたようだ。

 

 今度は手の平でエヴァの腹から胸へとを優しく撫でていく。

 

 少しだけ小丘になっている胸を擦ると、エヴァはビクッと体を震わせた。

 

 手の平からコリコリした小さな乳首の感触が伝わる。感度もいいようだしなかなかの逸材だ。

 

 一生懸命、手で胸を隠してしまわないようにエヴァは後ろ手にシーツを握っていた。

 

「ふふっ、かわいいな」

 

 俺の言葉をどうとらえたのかエヴァは少しだけ不機嫌そうに顔を背けた。

 

「どうしたんだ?」

 

 指で少しだけ膨らんだ胸を摘まむように揉みながら訊ねると、エヴァは顔を背けたまま小声でつぶやいた。

 

「……どうせ私は子供ですよ。胸も小さいままですよ」

 

「アハハハ」

 

 それを聞いた俺は少しだけ笑みをもらしてしまう。

 

「わ、笑わないでください!」

 

「ああ、スマンスマン。あまりにかわいらしくてな」

 

「~~っ!」

 

 顔を真っ赤に染めるエヴァ。そのエヴァの白く細い首筋を舌でペロリと舐める。

 

「んんっ、アルヴィンさん」

 

「ちゅっ、レロッ……、美味しいな」

 

 首筋から鎖骨へとゆっくり舌で舐めていき、胸へと辿りつく。

 

 小さな乳首を乳輪ごと口で咥え、舌の腹でひと舐めした。

 

「あぅっ、ん……、はぁ……あ、アルヴィンさ、んっ」

 

 気持ちいいのか、くすぐったいのかエヴァはビクビクと体を震わせ、胸に顔を埋めて乳首に吸いつく俺に抱きついてきた。

 

 細い腕が後頭部に回され、もっと弄ってくれと言っているみたいに押しつけられる。

 

「あはぁ……、はぁはぁ……、胸が、おかしくなるぅぅ……」

 

 発情した雌の甘い吐息を頭に感じながら今度は手をエヴァの股へと侵入させる。

 

「――っ! あ、アルヴィンさん、そこは――!」

 

 ぎゅっと頭を抱くエヴァ。まだオマンコを弄るのは怖いみたいだが、これからずっとここを使って触れ合うようになるんだ。

 

 乳首から一端口を離して言う。

 

「大丈夫、やさしくするよ」

 

「……っん、あ、ああ……っ、ゆ、指が……!」

 

 エヴァの股に侵入させた手でまだ何も生えていないスベスベの恥丘を撫でて、オマンコのスジに触れた。

 

 こちらもスベスベしていて、跳ね返してくるようなプニプニのオマンコだった。

 

 今度はもう片方の放置していた乳首を弄りながら、股間に侵入させた指を使ってロリマンコを左右に開いた。

 

 ぴったりと閉じていたスジを開くと、ムワッとした生暖かい湯気のようなものを感じ、ますます興奮する。

 

 人差し指で開いたロリマンコを下からなぞるように触れる。指に絡みつく愛液の温かさとヌメリを感じた。

 

「少しだけだが、濡れてきたな」

 

「――っ、そ、それは……」

 

「ふふっ、別に恥ずかしがることじゃないだろ。これはエヴァが気持ちよくなってくれている証拠のようなものだ。感じてくれて俺はうれしいよ」

 

 まっ、証拠といっても、守る為に勝手に出る場合もあるけどな。

 

 だが、その言葉が思ったよりも効いたようだ。

 

 エヴァはトロン表情を緩め始めて、体からも緊張が抜けていった。

 

 少しだけ体を前へ持っていき、エヴァの唇を奪って唾液を送り込む。

 

「――っん。んんっ、……こくっ、……ごくっ……、じゅちゅ……、はぁぁぁ……」

 

 エヴァはたっぷり送った唾液を喉を動かして飲み干し、口を離すと満足気なため息を吐いた。

 

 そんなエヴァの頬にキスをして再び唇を重ねる。

 

 舌を口内に侵入させ、歯を磨くそうに八重歯を舌で磨き、舌同士を絡め合わせ、侵入させた手で幼いオマンコを弄りながら……。

 

「はふっ、んじゅ……ふぅ、じゅ、ちゅ……はぁ、んんっ」

 

 エヴァの喘ぎ声と共に段々と股が開いていく。

 

「もうトロトロだな、エヴァ。気持ちいいか」

 

「ん……、はぃ……きもひいいでひゅ……」

 

 涎を垂らしながら、だらしない表情でエヴァはうなずいた。

 

 オマンコの具合といい出来上がったようだが、エヴァの体の年齢は人間の10歳だそうだからな。まだセックスまでは無理だろうが、イクということまで感じさせてみるか。

 

「もっと気持ちよくなろうか、エヴァ」

 

「……もっと?」

 

「ああ、もっとだよ」

 

 そう言ってからエヴァの股の間に体を入れる。

 

 そして、ゆっくりとオマンコに顔を下ろした。

 

 エヴァの濃い匂いがオマンコから香る。

 

「あ、アルヴィンさん……」

 

 股を閉じようとするエヴァだが、両手で太ももを持って閉じさせない。

 

 顔を股に埋めたままエヴァのオマンコを観察する。

 

 エヴァのオマンコは本当に幼い子供のオマンコで、ピッタリ口を閉じ、その割れ目から愛液を少しだけ漏れさせていた。

 

 オマンコの上にあるツルツルした恥丘にキスをしてから舌を出し、ツーっとなぞるようにオマンコへと向った。

 

「そ、そこは……、き、汚いです! あ、アルヴィンさんっ!」

 

 そう悲鳴のような叫びをあげながら両手で俺の頭を押し、足に力を入れて股を閉じようとするが、俺は動かない。

 

 少しだけ口を離してエヴァに言う。

 

「全然汚くないよ、エヴァ。それどころかずっと舐めていたくなるほど綺麗で美味しいオマンコだ」

 

「――っ、で、でも……っ」

 

「ふふっ、大丈夫。まだエヴァは俺を感じてくれていればいいから」

 

 会話を止めて、エヴァのオマンコのスジを舌で割り開いて舐め始める。

 

「あっ、……やっ! ほ、本当に舐め、られて……、んんっ!」

 

 オマンコを生まれて初めて舐められただろうエヴァは刺激に戸惑っているようで、頭を押しのけようとしていた腕からは力が抜け、股も大きく開き始めていた。

 

 エヴァからの抵抗がなくなり、喘ぎ声をあげるようになったので、俺はそのまま時間をかけて小さな膣口や尿道口、小陰唇の感触を舌でじっくりと楽しんだ。

 

 エヴァのオマンコは全てがコンパクトのお子様サイズで膣口も膣道も狭い。

 

 今、俺のペニスを挿入したら処女膜など関係なしに裂けてしまうだろうから、これから時間をかけてゆっくりと受け入れれるように拡張していかないといけないな。

 

 まっ、何年かかろうと、何十年かかろうと、何百年かかろうと別にいいし、根気よくエヴァと楽しみながらするか。

 

 今日はまずはクンニだな。舌を入れて膣口を拡げよう。

 

 顔をエヴァのオマンコにくっつけて舌先で膣口を集中して舐め始める。

 

「はぁはぁ……、んっ、あぅっ……、はぁはぁ……」

 

 エヴァの喘ぎ声の質が変わり始めた。

 

 どうやらオマンコを舐められることで生まれる快感を受け入れ始めたようだ。もっと舐めてとお願いするようにエヴァの腰が浮き上がってきた。

 

 外から見れば幼い少女が大股開いて男に舐めさせているように見えるだろうな。

 

「気持ちいいか、エヴァ」

 

 小さな皮を被ったクリトリスに息を吹きかけながら訊ねると、エヴァは素直にうなずいた。

 

「はい……、すごく……。すごく気持ちいぃ、です……」

 

「エヴァが気持ちよくなってくれて俺もうれしいよ。ほら、自分で胸を弄ってごらん。もっと気持ちよくなれるぞ」

 

「もっと、気持ちよく……」

 

 エヴァは自分の胸にゆっくりと触れる。

 

「――ぁんっ!」

 

 胸に触れた瞬間、エヴァは体をビクッと跳ねさせ、オマンコから愛液をドロリと分泌させた。

 

 少しだけイッタようだな。

 

「はぁはぁ……、なに? さっきの……。頭が一瞬真っ白に……」

 

 戸惑いながらも胸を揉み続けるエヴァに教える。

 

「それは絶頂に達した証拠だよ。イクとも言うんだけど。性的に最高に気持ちよくなったときに感じるものなんだよ」

 

「最高に……気持ちよく?」

 

「そうだよ。オマンコ舐められたり、胸を揉んだりされて最高に気持ちよかったんだね」

 

「…………うん」

 

 恥ずかしそうだけど、しっかりとエヴァはうなずいた。

 

 だけど、まだエヴァは絶頂を迎えるのに慣れていないだろうから、さらにその感覚を教え込まないとな。

 

「エヴァ、今度は最高に気持ちよくなりそうになったらイクと叫んでごらん。スムーズに気持ちよくなれるから」

 

「はいっ、わかり、ました」

 

「じゃあ、またオマンコ舐めてあげるよ」

 

 再びオマンコに口をつけて舐め始める。

 

 愛液を舐め取り、いやらしく、じゅるじゅると音を立てながら舐めしゃぶる。

 

「――んっ、はぁ……っ。んっ……、はぁはぁ……」

 

 エヴァの膣口がほぐれ始めたのを舌先で感じ、ゆっくりと縁をなぞるように舌で拡げながら入れていく。

 

「あっ! くぅっ、はぁはぁっ。――ううっ、し、舌が……、わ、私のなかに……ッ!」

 

 体をビクビクと震わせながら腰を引いて挿入を逃れようとするエヴァだが、逃がさない。

 

 しっかりと細い腰を掴んで顔を押しつけ、舌を奥へと侵入させた。

 

 差し込んだ舌で輪のように狭いエヴァの膣口やその先にある膣道の感触や味、体温などを楽しみながら、鼻先に触れるクリトリスの臭いを嗅いた。

 

「――っ」

 

 奥へと進めていた舌先が何かにぶつかった。どうやら処女膜に到達したようだ。エヴァの体がビクッと跳ねた。

 

 再生するだろうが、舌で初の処女膜喪失はかわいそうだな。

 

 処女膜を傷つけないように浅い位置で舌を前後に動かし始める。

 

「くぅっ! ――ん、んんっ、そ、そんなに舌で、ズ……、ズボズボしないでくださいっ。――いっ、……イキそうになるから本当にや、め……」

 

 そう言われてもね~。イカせるのが目的だからな。

 

 エヴァの腰から手を離して太ももをがっしり抱いて、ダメだと膣道を舌でかき回す。

 

「ああああぁぁぁぁっ! だ、ダメ! か、かき回さない、でっ! イクっ! イクゥゥウウウウウウウウウウ!」

 

 エヴァは悲鳴をあげて体をのけ反らせると、ビクッ、ビクッと体を痙攣させた。

 

 どうやら刺激が強すぎたようだ。一気にイッてしまった。

 

 ビュッ、ビュとエヴァのオマンコから噴き出る潮を顔受けながら、ゆっくりと舌を引き抜く。

 

 体を起こして改めてベッドの上に寝転んだエヴァを見ると、胸を激しく上下させながら虚ろな表情で下半身を痙攣させていた。

 

 うん、完全にイッタようだな。

 

 まだまだ弄ってあげてもいいが、ここまでが限界のようだな。……意識も飛んでるようだし。

 

 まあ、俺自身も興奮して昂ぶっていて性欲を発散したい気もするが、無茶はさせられないからな。

 

 エヴァの隣に寝転がった。

 

 隣に寝転がった俺に、エヴァは見かけ通り、幼い子供のように抱きついてきた。

 

 ゆっくりと目を閉じ、息を整えて、そのまま眠ったようだ。

 

「おやすみ、エヴァ」

 

「――ん……」

 

 いまはこれだけで充分だ。




 さすがに慣らしてもない10歳児の体に挿入は無理ですよぉ~。
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