木で創られた家の寝室。大きなベッドで私は目覚めた。
寝起きでぼやけた視界がゆっくりとはっきりし始める。
私の隣には、私と一緒で昔と何ひとつ変わらない、黒髪で浅黒い肌をした男が眠っていた。
アルヴィン・アンドリュー。
私を救ってくれた悪魔で、誰も知らない元魔王。変わり者で、とんでもない女好きで、私が名づけた名前を使い続ける、私が愛してる悪魔。
真祖の吸血鬼にされ、追われ逃げ続ける100年の地獄から私を救ってくれた悪魔。
私に真祖の吸血鬼としての生と、魔法という力をくれた悪魔。
生を受けてもう350年を過ぎ、周りが老い死んでいくなか、彼はいつも通り私の傍に代わらずいてくれる。
グー、グーと小さないびきをかきながら眠るアルヴィンの前髪を指ですかす。
かなりのクセっ毛で肌触りはいいとは言えないが、私は大好きだ。
「日ノ輪ちゃん~、ツッキー~、ぐへへ……」
……だらしない顔つきでアルヴィンが寝言をつぶやいた。
「…………」
こぉのっ、万年浮気男めぇぇぇっ!
私が毎日のように抜いてるのに、吉原なんぞに通いよってからにぃぃぃっ!
あの淫乱せびり女とわっち女のどこがいいんだ!?
私のほうがスペックで勝っているだろうが! 幻術を使えば大人の女にもなれるんだぞ! 私のほうが肌もスベスベだし、耐久力も体力も勝ってるし、この体型の女を思う存分犯せるのは稀なものなんだぞ!
昨晩も私の小さなオマンコにドバドバと射精しまくったクセに、まだ女を求めるか!
この350年、私がちょっと目を離すと娼婦を買いに街にいったり、どこぞの国に侵入して女王や姫やメイドなんかを物色したり……、ヘラスに行ったときは『角ッ娘制覇だ~!』とか言いながら娼婦を食いまくって娼館を何件も営業停止にさせたり……!
クソッ! 忌々しい!
私は自分とアルヴィンの体を隠すようにかけていたシーツのなかに潜り込む。
そしてアルヴィンの股の間まで移動する。
アルヴィンは手足を広げて大の字に寝ていたので、ベストな位置取りができた。
搾り取ってやる! 私の臭いをこびりつかせて取れないようにしてやる!
そう意気込み、シーツのなかで鎌首をもたげているペニスを睨む。
アルヴィンのは浅黒く、先が剥けていて太く長く、雁高でエグイ、赤ん坊の腕ほどはあらんかという巨大なペニスだ。玉もプリプリで回復力が高く、雌を発情させるような雄の臭いがキツく、さらに少年スタイルとかいってサイズを小さくできたり、形状を操って栓をするように一部を膨らませたり、表面びっしりにイボイボをつけれたりできたりととんでもない代物だ。
少し前にイボイボチンポで犯されたときは何回もイかされて記憶が曖昧になっている。……まあ、「チンポ大好き~♪」とか、「私はアルヴィンの肉便器ですぅぅっ! おしっこ飲ませてくだしゃぁぁい!」とかいらん事は覚えてしまっていたが……。
少しだけ落ち込みそうになったが、アルヴィンが起きる前に始めようと気を取り直す。
口をいっぱいに開けて、勃起しておらず鎌首をもたげているペニスを下から咥え込む。
くっ、もうの口いっぱいなのにこれで勃起していないって、なんて大きさなんだ。
「じゅっ、じゅじゅっ……」
いつもしている通り、息を吸い込む要領で喉まで、飲み込むようにペニスを入れる。
真祖の吸血鬼だから1、2時間呼吸しないでもまったく苦しくないのは便利なんだが、こんなことで吸血鬼になったことが便利だとは思いたくなかった……。
「ん、う……」
シーツの外からアルヴィンの悩ましげな吐息が聞こえた。ふふっ、感じているようだな。少しずつ口のなかで大きくなってきたぞ。
片手でアルヴィンの玉袋を掴む。やさしく解すように転がし、舌を無理矢理動かしてペニスの竿を舐める。
ああ、すごい……、熱ぃ……。
アルヴィンが私で感じてくれている……。
段々と私自身も興奮してきた。もう片方の手を自らの股に差し込むと、オマンコがくちゅりとヌメリを帯びていた。
「ん、も……、じゅる、じゅるるぅぅ……」
鼻でスンスンとアルヴィンの臭いを嗅ぎながら、少しずつ顔を上下に動かして喉も使ってペニスをしゃぶる。射精しやすいように玉袋もかわいがり、オマンコに人差し指を入れた。
「ふぶぅっ、んっ……」
指がゆっくりと膣道に入っていく。体内に入れるという異物感に慣れてしまった私は、すぐにその指を動かし膣道をかきまわす。
「んじゅっ、じゅじゅっ、ふぼ……」
オナニーしながら男のモノを喉まで入れてしゃぶるなんて……、私は何て淫乱になってしまったんだ……。
あまりの痴態に自虐的になるが、それすらも私を昂ぶらせた。くっ、こんな体にしおってからに……ッ。
昨夜たっぷりと注ぎ込まれた精液が子宮からこぼれ出し、指に絡まる。その指で膣道をかき回すと、まるで自分自身でアルヴィンの臭いをつけてるみたいですごく興奮した。
「あ……、ううっ……」
アルヴィンも私と一緒に興奮しているようだ。
口のなかでペニスが大きく、硬くなり、玉袋が震えてる。
ふふふ、さあ、私の胃袋に濃厚で煮えたぎった精液を射精するがいい!
本格的に顔ごと激しく前後左右に激しく動かし、ペニスから精液を搾り出す!
先から根元と、ディープスロートしながら舌を高速で動かし雁首や尿道口を穿る!
「う、ううっ……!」
アルヴィンの気持ちよさそうな声が聞える。
もっと気持ちよくなって! もっと私で気持ちよくなって! もっと私を感じて!
愛する全力で男に尽くす。幸せな気持ちが心いっぱいに広がり、愛を求めるように私はペニスに吸いついた。
「うっ、ぐ、ああっ!」
ガバッ!
「ぶぼっ!?」
アルヴィンの大きな両手が私の頭を掴んで引き寄せた!
ペニスが喉の奥まで突っ込まれ、そのままビクビクと喉でペニスが跳ねながら、射精を開始した。
ビュルッ、ビュッ、ビュウウウウウウウウウウ~~!
「ぼぼっ、ごっ……!」
胃に直接流し込まれる熱湯のように熱い精液。私は射精と同時にクリトリスを指で摘まみ、絶頂を迎える。
「んぼっ!」
ビクッビクッと体を震わせ胃の中の精液を感じながら静かにイく。快感を内に溜めるように、内側で味わう。
私の口マンコがそんなに気持ちよかったか?
ははっ、胃がたぷたぷじゃないか。
ちゅううううっとしっかり最後の一滴まで吸いだしてから、吐き出すようにペニスを口から出した。
「げほっ、けほっ、けほっ……、はぁはぁ……」
少しむせたが、胃の中に精液を、アルヴィンを感じる。精液に入った濃い魔力が染み渡るように全身に広がり、体が火照る。
「あ……、うう……、はぁはぁ……」
これだけで人間を吸血したときの何倍の満足感がある。
…………そういえばセックスし始めてから血ではなく、アルヴィンの精液を吸っているような気がする……。
「はぁはぁ……、んくっ……」
アルヴィンが起きる前にペニスを綺麗にしないと……。
バサッ。
私の体を隠していたシーツが捲られた。――あ……。
「……エヴァ」
「…………お、おはよう、アルヴィン……」
「おはよう、エヴァ。いったい何をしてたんだい?」
「そ、それは……」
股の間……、精液臭い口……、い、言い逃れできないッ。
アルヴィンがかわいそうな子を見るような視線で私を見た。
「や、やめろよ! そ、そんな目で私を見るなよぉっ!」
特に性欲の権化たるアルヴィンにそんな目で見られている事が、私を傷つける。
「エヴァ……」
「…………」
同じく裸である私は胸と股を身を隠して視線をアルヴィンから視線を逸らす。
「そんなに足りなかったのか」
「え? ――っ!? ちょっ、アルヴィン!?」
ベッドに押し倒された! ちょっと待て!? ま、まさか――。
アルヴィンは体を隠していた私の両手を取って、バンザイさせるように頭の上に片手で固定すると、首筋を舐めてきた!
「――っん、あ、アルヴィン!?」
「欲求不満な事に気づけなくてゴメン。今日は一日中犯してやるからな」
「なっ!? そ、それだけは――、っん」
唇を奪われ、舌をねじ込まれ、牙を舐められる。
――うっ、ま、マズい! さっき私もイッたばかりだから……。
「はぁはぁ……、――っ!」
アルヴィンの開いているほうの片手が股に差し込まれ、指でオマンコを触られる。
――ぐりんっ。
「――~~ぅっ!」
オマンコを指でかき回される!
「や、やめ……! あ、アルヴィン……!」
少しあげた頭から腹を通って見えるのは、アルヴィンの大きな手の指がオマンコに入ったり出たりしているところだった。
捻りを入れながら、角度を変えられながら指がオマンコをかき回す。
「あぁっ! オマンコがぁっ! くぅぅぅっ!」
「もうヌレヌレだな。エヴァ。そんなにオマンコしたかったのか?」
アルヴィンが耳元でそう囁く!
「そんな、こと……! ううっ!」
オマンコから感じる快感! 首を横に振って否定するが、アルヴィンは頬をキスしながら胸へと顔を持っていき――。
「相変わらずおいしそうだ。いまは乳首もピンと勃起して弄りたくなる」
「あ、アルヴィ――っん!」
――っ! む、胸を……、おっぱいを口に咥えられ――。
「いやっ、アルヴィン……、お、おっぱい吸わないでぇぇっ、いやっ、ち、乳首を舌で……んんっ、変になる! アルヴィンが欲しくなっちゃうぅぅぅっ!」
体がバカになったようにビクビクと震える! アルヴィンの愛撫で思考が蕩け始める!
アルヴィンの愛撫に夢中になり、股を大きく開き、後ろ手に私はシーツを握りしめた。
「ああっ! くっ、はぁはぁ……、っんん、――っ!」
アルヴィンの指が子宮口をぐりぐりと擦る!
「あああああああぁぁぁぁ~~~~っ! ああっ! ううっ! はぁぁっ!」
ビクッビクと何度も体が大きく跳ねる! 腰が浮き股を大きく開かせ、ビュッビュッと潮を噴いてだらしなくイってしてしまう!
「はぁはぁ……、はぁはぁ……」
絶頂で荒くなった息を整えようとするが――、アルヴィンはここからが本番だった。
「エヴァ、挿入するぞ」
いつの間にか私のだらしなく開いた股の間にアルヴィンが体を滑り込ませて、明らかに私の幼いオマンコとはサイズ違いの大蛇のような大きなペニスをこちらに向けていたのだ。
い、今イったばかりだから入れられるのはマズい! ま、前のように狂ってしまう!
「ま、まっ――、っん!」
ズズズっ!
私の制止の声はアルヴィンに届かず、アルヴィンのペニスが私のオマンコを押しひろげるように侵入してきた。
――っ! い、痛っ! クソッ! 無理矢理拡げられて痛いが、それ以上に気持ちいいっ!
「ほら、もっと入るぞ」
「――っんん!」
さらにアルヴィンのペニスが私のなかに入ってくる!
熱く、大きく、長く、私の穴を埋めて満たしてくれる肉棒が、どんどん入ってくる!
正常位で繋がり合い……、不覚にも私が一番大好きな体位だ。
覆いかぶさってくるアルヴィンに正面から抱きつけて抱きしめられるから。アルヴィンをすごく感じる体位だから……。
「アルヴィン……」
両手両足を使ってアルヴィンにしがみつく。幼児体型ゆえにコアラや小猿のように見えてしまうのはいただけないが、がっしりと抱きしめる。
ああ……、すごくアルヴィンを感じる……。
全身がアルヴィンで満たされる……。
「ふふっ、エヴァは甘えん坊だな」
「……うるさい」
大体私がこんな風になったのはおまえのせいだろう。私は外では凛々しく自立できるようになったのに、家のなかでおまえが相変わらず……、いや、昔以上にかわいがるからいけないんだ……。
「よしよし、おなかいっぱいミルク出してあげるからね~」
「――っ」
アルヴィンのペニスが私のなかで跳ねた。――クソ、ミルク=精液の構図が頭から離れない! アルヴィンと出会ってから血の補給よりも、アルヴィンの精子を飲んでることが多いし……、わ、私は女としても吸血鬼としてもうダメかもしれない……。
私のオマンコに刺さっている杭といっても過言ではない巨チンが動き始める。
「いくよ、エヴァ」
これから今日一日中犯されるだろう……、とんでもない痴態をまたアルヴィンに見せてしまうだろうが……、今日誘ったのは私だ。
「――っ! くっ、もう仕方ない、か……。――来い、アルヴィン」
ここで満足して娼婦を抱きにいかなくなるなら、本望だ。
……私も気持ちよくなれるし……、もし、とんでもない痴態を見せてしまった場合は――忘れよう……。
◆
「ん~、最高だったよ、エヴァ」
「……わ、私も、気持ちよかった……」
今朝方エヴァにフェラチオされて起きて、そのあとエヴァの欲求不満を解消するために、次の日……つまり、今日の朝まで盛っていたんだ。
現在俺とエヴァは家の風呂に入って汚れを落としていた。
親子のようにヒザの上にエヴァを抱いて湯船に浸かる。
前はお風呂に入れると、
「お湯に浸かると死んでしまいます!」
なんて迷信信じて怯えていたけど、今はまったりお湯に浸かっている。慣れたもんだなぁ。
エヴァの頭を撫でる。細く、サラサラのキラキラした金髪で触り心地は最高だが、お風呂に入るにはまとめたほうがよさそうだな。
「そういえば……」
「なんだい?」
エヴァがこちらを振り返り訊ねてきた。
「これからどうするんだ? 人間界……、魔法世界側でいうところの旧世界の自宅に帰ってきて1週間ほど経つが、何か目的はあるのか?」
「目的か~……」
目的と言われもなぁ。特にこれといって考えてないし……。
「とりあえず俺とエヴァが食べる分の農園造りかなぁ」
「農園って……、前から思っていたが元大魔王がそんなことしていいのか?」
エヴァは呆れ顔でそう言うけど……。
「いいんじゃない? 元大魔王っていっても俺は認知されてないんだし、楽しまなきゃ損だろ」
「まあ、正直農園造りとか美味しいもの食べれるからいいが……」
「ん? どうした?」
訊ねると、エヴァは頬を少しだけ膨らませて小窓のほうを向き、もごもごと言い難そうにつぶやいた。
「……京の陰陽師や神鳴流の女のところに行くのはどうにかならんか?」
「え~、でも陰陽師の美雲ちゃんの一族には『気に入った娘がいるなら手ほどきする』って契約結んじゃったし、神鳴流の咲夜ちゃんとも奥義作りの契約しちゃったし~」
「――っく。だが、毎回京に行くたびにあの女の一族のところに行ってるじゃないか。魔法世界に住んでいたときも時々旧世界に帰って会いにいってたようだし……」
「まあ、京の陰陽師や神鳴流、遊楽の女達なんかとの付き合いも、もう2、300年ぐらいになるからねぇ……。それに、俺の精子で孕んだ女は避妊してるからいないけど、母体に俺の精子……、もとい因子が宿って子供みたいなもんもいるから、どうしても贔屓しちまうんだよなぁ」
「はぁ!? ちょっ、ちょっと待て! そんな話、私は聞いたことないぞ!?」
「あれ? 言ったことなかったけ?」
「ない! 一度もないぞ!」
「あれ~、おかしいなぁ。――まあ、でもほら、陰陽師はわかりにくいにはしても、神鳴流に俺の因子が宿ってることはわかりやすいだろ。力を解放しすぎると瞳の白黒が反転するんだから」
「なっ!? やはりあれは――」
「そ、エヴァが思ってる通りだと思うよ。体のリミッターを外したりするときなんかに俺の因子が反応して起きる軽い魔性化だよ」
「そ、そう考えればいろいろと納得がつく。……が、新たに神鳴流を習う男はどうなんだ? 男のなかにも目を白黒させる者が稀にいたはずだぞ?」
「ああ、それはねぇ。多分先祖返りみたいなもんなんじゃない?」
「先祖返りだと?」
エヴァちゃん怖い~。けど話しちゃう。
「うん。俺って京の街で遊びまくってるじゃん、何百年も。それで――」
「つまりなにか? ネズミのように増えていったというのか? おまえの因子を持った女が男と子供を作って、因子を持った子供が、また因子を持つ子供や、因子を持っていなかった子供と結婚して、子を作ってを繰り返したと言いたいのか?」
「うん、そうだよ、エヴァ」
「………………」
エヴァがプルプル震えてる。……お、段々魔力も上がってきて――。
「こぉのっ! 浮気男がぁぁぁああああああああああああああああああああ!」
ブフオオオオンッ!
エヴァが全身から魔力を放出した。おおっ、ヤバいヤバい。咄嗟に障壁でエヴァを囲ってなかったら魔力の余波で風呂場が大惨事だったぞ。
「くっおのぉおおおおおおお! アルヴィンィィィン! この障壁を解け! 今日という今日はその浮気根性を叩きなおしてやる! 私だけを見れないように調教してやる!」
ブチギレたエヴァをとりあえず挑発してみる。
「ハハハハハハ、うれしいお誘いだけど、調教されるのはどっちかな!」
「その余裕が続くのは今日までだ! 私が長い年月をかけて開発した闇の魔法! それを使えば少しぐらい手傷を負わせることぐらいできる!」
「おおう、断言したねエヴァ。これは元大魔王である俺の力を見せつけるため、過信しないようにするために力を見せつけて調教しないといけないかな? そのあとは久々に2本生やしてオマンコとお尻を同時に犯して、京の都を犬のお散歩スタイルで歩き回ろうか?」
「――っ!? ちょっ、待っ! ゴメンなさい! や、やっぱり止め――」
「さあ、おしおきを始めようか? エヴァ」
「あ――……」
青い顔をしてガタガタ震えるエヴァだが、これもエヴァのためなんだ3割ぐらい。
「まあ、せめてもの慈悲として犬の散歩の時は念入りに認識阻害の結界をかけてあげるから、安心していいよ」
「や、やぁあああああ……」
もう少し大声で悲鳴はあげようねぇ~。
「オイオイ、マタ俺ハ放置カヨ……」
入り口で寂しそうな茶々ゼロのつぶやきが聞えたが、俺は構わずエヴァに襲いかかった。