※この作品はR-18です。

ナザリック イン カンフーマスター!?   作:北ノ覇王

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アウラの目にも止まらぬ鞭捌きは

炎の大精霊を一瞬で細切れにしてしまう

だが、実体を持たない大精霊は瞬時に再生

アウラに向かって大火炎吐息(エルファイアブレス)

を放った

 

「あ、危ないお姉ちゃん!魔法障壁(マジックバリア)」

 

マーレが慌てて張った魔法障壁だが、高度な魔力操作がされている様で大火炎吐息を防ぎきってみせる

 

「ありがと!マーレ、いっくよー!!」

 

まるで踊るような体重移動と鞭捌きで

炎の大精霊を攻撃していくアウラと

絶妙なサポートで魔法を行使するマーレ

姉弟のコンビネーションは素晴らしかった

 

「見事だ!アウラ、マーレ。喉が乾いてないか?」

 

無限の水差し(ピッチャーオブエンドレスウォーター)とコップを

アイテムボックスから取り出し注いで、二人に手渡す

 

「俺からもご褒美だ。疲れたろ?二人とも甘い物は好きだったよな」

 

符を発動させるとコップの水がフルーツ味に変化した

これは物質変化の効果を込めてある符でユグドラシルでは様々なバフを追加する支援系のアイテムであった

 

「うわぁ~ありがとうございます♪モモンガ様、ラジン様!」

「あ…ありがとう…ございます…モモンガ様、ラジン様」

 

キチンとお礼を言う二人に対して

 

「いやいや、良い戦いの褒美だ。構わない」

「うん、久しぶりにアウラのダンシング・ウィップが見れて良かったよ」

 

アウラの戦い方は蝶の様に舞い、蜂の様に鞭で攻撃していく

まさにダンシングウィップって訳だ

 

「ラジン様に喜んで貰えて嬉しいです!」

「今度は食事を一緒にしような。勿論、マーレもだ」

「え…!?あの…その…ありがとうございます!」

 

二人の頭を優しく撫でながら笑みを浮かべながら

懐かしいあの人の事を思い出していた

 

ぶくぶく茶釜

 

なんとも昔話の様なハンドルネームだが

実は(一部では)有名な声優さんでもあった

モモンガさんとも仲の良かった

ペロロンチーノさんの実の姉でもあり

そして、リアルでの俺の元カノでもあった

 

 

「らっくん♪私で良かったら話し聞くよ…いつでもおいで♪」

「ん?好きよ。らっくん…こんな事、嘘じゃ言わないよ」

「私ね、少し大きな仕事が始まるの。またね?」

「うん…ごめんね?これが終われば時間出来るから」

「姉貴さ、ゲームのアテレコ決まってさ…しばらくイン出来ないってさ」

 

声優業が忙しくなるにつれて会う事が難しくなり

自然と距離が遠退いていった訳だ

直接別れを言っても言われてもいないが

そういう事だろうと思っている

 

最後まで残ったのは俺とモモンガさんだけだったなぁ

 

「モモンガさん、俺も体を動かしてみるよ。アウラ、手伝ってくれるかい?」

 

「あ、はい!わかりました!」

「おっ、という事は式神を使うんですね?」

 

アウラと協力して召還陣を地面に描く

レベルの低い式神は札で召還出来るが

高レベルの式神は陣と寄り代が必要になる

 

「これで宜しいですか?ラジン様」

「アウラは器用だな。ありがとう」

 

アウラの頭を優しく撫でると陣から離れさせる

 

「上位式鬼召還!!オン・ヴァジュラ・ソワカ」

 

陣から召還された鬼はレベル90以上の最上位鬼神である

強さは熾天使に相当するモンスターだが、今回は意図的に暴走させたので100レベルに近いステータスになっている

 

「ガァァァァ!!」

「よく見ておけ、アインズウールゴウンのラジンの力をな」

 

金剛、羅刹、疾風迅雷を同時に発動させ

強化をかけた木剣でワールドチャンピオンのスキルを撃った

 

【次元断切(ワールドブレイク)】

 

闘技場から頭を出す程の巨体の鬼

それを一撃で葬ってしまった

たっちみーと互角に渡り合った実力は

錆び付いてはいない様だ

 

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