モモンガさんが口をあんぐりと開けている
アウラは瞳をキラキラさせながらこちらを見ている
マーレもあまりの出来事に興奮している様だ
「うん、中々スムーズにスキルを使えたな。ん?モモンガさんどうかしたか?」
「いやいや!何ですか?あの召還モンスターと次元断切の威力は!!あれ100レベルくらいありますよね?」
そうか、モモンガさん上位鑑定持ってたっけ
それ以外にも600以上の魔法やスキルを覚えている
まさに公式チート魔王である
「本来は90レベルくらいの鬼だが、陣を弄って暴走状態にすると巨大化してパワーアップするんですよ。威力は符術で底上げしてやったけど想像以上でした」
*ここまではメッセージでの個人会話です
「うむ、いつ見ても素晴らしい!流石、アインズウールゴウン最強のエースだな」
「ふふふ…モモンガさん誉めすぎです。これくらい造作もないことですから、ん?」
突如、闘技場の中央に
黒く大きな異空間が広がった
ゲートが開いたのだ
「おや?私が一番乗りでありんすか?」
「そうだね、此処にあらかじめ控えてくれていたアウラとマーレを除けば君が一番乗りだ。シャル?」
ゲートから現れたのは
シャルティアブラッドフォールン
第一~第三階層守護者で、長い銀色の髪を片方に集め、肌は白蝋じみた白さであり瞳は真紅である。服装は漆黒のボールガウン(舞踏会用ドレス)スカート部分は大きく膨らんで、かなりのボリューム感を出している。フリルとリボンの付いたボレロカーディガンを羽織り、レース付きのフィンガーレスグローブを付けている。そして、その姿はまだ幼さが完全に抜け切れていない少女の様である
そんな彼女に前に立ち、にっこり笑いながら出迎える
「あ…あああ…ら、ラジンさま…ラジン様!!」
「おっと、相変わらずだねシャル」
そのまま、持っていた傘を放り投げ
俺に抱き付いて来たシャルティア
「相変わらず可愛いままだな、シャル」
「はい!あなたに最後にお会いしてから、今までずっと欠かさずに磨き上げているでありんす」
モモンガさんとも親交が深いペロロンチーノさんが
彼女、シャルティアの創造主だ
彼はモモンガさんには秘密で
シャルティアである事をしていたのだ
シャルティアの設定に自分よりも
ラジンを愛していると書いたらしい
ちょうどNTR系のゲームに嵌まっていた時期だったのだろう
「ふむ、確かにそのドレスも似合ってるよ。だけど深紅の鎧のシャルも私は気に入っているのだがね」
「あはぁん♥️お望みとあらば、いつでもお見せするでありんすぇ」
くねくねしながら顔を隠すシャルティア
彼女の頭をぽんぽんしながら
「それはまたの機会にしておくよ。今度、一緒にバーでも行こうね」
「はぁい♥️楽しみにするでありんす♥️」
既に瞳がハートマークになっているが
ここは無視するとしよう
「コレハ、ラジンサマ!オヒサシュウゴザイマス!」
「よぉ~コキュートスじゃないか、息災か?」
「ハッ!ヒビ、ショウジンシテオリマス!!」
ぷしゅーと氷の吐息と共にフロストオーラを
無意識に展開しているコキュートス
「ふむ、今度手合わせをしよう。どれほど腕を上げたか見てやろう。結果によっては褒美を考える」
アイテムボックスを使用し、刀を一振取り出す
「武人建御雷の一振でどうかな?」
建御雷漆式…武人建御雷が対たっちみー用に、自ら打った最強の刀になる予定だった代物。2本存在し、こちらは影打ちであり
真打ちは宝物殿に納められている。彼と手合わせした後に贈られた物である
「オオオオッ!!ゼンシンゼンレイデ、イドマセテイタダキマス!!」
「創造主に似るんだなNPCって」
ふと、モモンガさんの方を向くと
デミウルゴスとアルベドが話をしていた
更に左腕に誰かが抱き付いてきた
「兄さん♪」
というかレイナだった