梅雨があけ初夏の日差しが肌を刺激するころ、俺は加藤葉月という同級生に押し倒され、制服を強引に剥かれかけていた。
この世界では、女性の方が力が強く、女性の方が社会的地位も高い。
なので、この手セクハラ案件、事案は女性にシビアに働いている。
男性が『逆に』強者で、女性に対する逆差別がまかり通っている世界だ。
「おねがいっ! さっきのことは言わないでっ!」
実はさっき、放課後、部活の個人練習のための場所を探していたら、加藤葉月が屋上に繋がる人気のいない廊下でパンツをズラしてオナニーしていたところにたまたま遭遇してしまったのだ。
ムラムラしていたところに、絶好の美少年である俺が迷い込んでしまった訳である。
その時、加藤葉月は何を取り乱したのか、俺を強引に性的に押し倒したのである。
俺は押し倒されて驚いたし、葉月も自分が何をしでかしてしまったのか、押し倒した後にはっきりと自覚をもったのか、今俺の目の前で床に伏して謝っているというわけである。
俺は前世で言うところの、黒髪清楚超絶美少女なので、スクールカーストも高いし、何をやっても尊重される。
当然、葉月よりも発言力、人権がある。
葉月は当然、俺を押し倒したことが学校に伝わったら退学、社会的制裁も受ける非常につたない立場となるだろう。
そこで俺は『機転』を利かせた。
「ふーん、ムラムラしてたんだぁ……?」
俺はニヤニヤしながら、葉月に尋ねる。
葉月は顔をさらに真っ赤にさせて、目を瞑り、羞恥に震えている。
俺は、ふと妙案が閃いて、加藤に顔を近づけて、耳元でそーっと小声で呟く。
「いいよ、誰にもバラさないであげる」
――ただし条件がある
葉月は一瞬、驚きで目を見開くも、その条件に戦々恐々としている。
「俺のセフレになってよ」
――――
「えっ!?」
私はどんな条件をつけられるんだろう、まさかお金とか揺すられるんじゃ……あわわ、と思ってたらまさか『セフレになってくれ』なんて……夢見たい。
だって彼って、他校からもわざわざ見にくる人がいるような、同世代の超美形男子じゃん。
そんな彼が私をセフレにだなんて……あわわわわ……。
こ、こんなエロ漫画みたいな展開……あわわわわ……。
突然飛び込んだ超嬉しい展開に舞い上がる一方、私はまずいことに気づいてしまった……。
――私、処女だからそういう作法みたいなこと全くわかっていない……
どうしようどうしよう……と、私が焦っていたら、彼が教えてくれることになった。
その日、私は仮病で早退して、途中で合流することになった。
初めて行く、同級生の男子の家、めっちゃドキドキしてきた……。
―――――
俺も部活を早退して、葉月と途中で合流したが、その際の加藤が挙動不審すぎて笑ってしまった。
手と足が両方同じタイミングで出ているのを指摘したところ、
「だっ、だって、男子の家に行くのは初めてで……」
と、途中から語尾が小さくなりながら、盛大に照れている。
最後のほうは何を言っているのか聞こえなかった。
そんな加藤の初々しさに、ほっぺたにキスをしたあと、手をつないだ。
顔を真っ赤にして、うつむいてしまい、明らかにキャパオーバーな感じが見て取れるのが非常に可愛い。
再びのあまりの可愛さに、抱きしめてさらに耳に吐息を吹きかけたら、さらに赤くなりカチコチに固まってしまった。
キャパオーバーを通り越してそのまま微動だにしなくなる葉月。
俺たちはこれから体だけの関係、
――セフレとなるのに、
この初々しさ、辛抱たまらん。
この女、色々俺好みに染め上げたい。
家に着く前からウズウズしてきた。
「ただいま〜」
誰もいないのに、つい習慣でそう呼びかけてしまう。
「お、お邪魔しますー……」
緊張が抜けないのか、先ほどの硬い動きのまま家に入ってくる葉月。
リビングまで誘導したあと、感嘆の声を上げているのが聞こえた。
「うわ! オシャレ〜!」
レトロなアンティークにまとめ上げられたインテリア。
かなり俺の趣味も入っているが、女子受けのためでもあった。
今は内装と家具だけだが、将来は神戸の明治時代に立てられた外国人街のような家を建てたい。
俺の家具の趣味はアンティーク、某遠○凛みたいな家が好みだ。
その家を始めて見たときには、一回で十三分割する主人公の○野邸みたいだ!とも思ったが、隣の某ロックンロール文芸部バンドの聖地にも興奮してしまったのは言うまでもない。
俺は部屋にはこだわっている。
誰も小汚い部屋でセックスなどしたくはないだろう。
アンティークは埃っぽく見えがちだが、いつでもどこでもヤレるようにするため、この家はちゃんと清掃してある。
「わぁ!フッカフカだ〜!」
加藤は赤いベルベットと黒の黒壇で装飾されたソファを気に入ったのか、腰を落ち着け、そこで休んでいる。
俺は、お茶を用意し、ついでに風呂のスイッチを押したあと、加藤との雰囲気づくりに励む。
加藤もなんだかその気になってきたのか、俺に体を寄りかからせる。
頃合いを見計らって俺は加藤の口をねぶり始めた。
初夏のためか、お互いちょっと汗臭いのが、さらにエッセンスとなり、俺と加藤の官能を昂ぶらせる。
最初は少しずつ、鳥がついばむようにキスをする、途中で加藤も気が乗ってきたのか、途中から大胆になり始める。
俺の頭を掴み、指先で耳をなでながら俺の頭を全く離そうとしない。
俺は若干酸欠になったところで、加藤の頭をちょっと力をこめて強引に離した。
「……加藤、がっつきすぎ」
ちょっと引いたフリをして、後ずさる。
「ご、ご、ごめ……」
あまりにテンパっているのか、ごめんの最後の『ん』をいえていないのが微笑ましい。
そんな加藤に冗談だと言ったら、怒りだした。
「わ、私、初めてのキスだったのに……!」
――トラウマになっちゃったじゃない!
と、半分本気の肩パンチをされてしまう。
胴体じゃないところに優しさを感じた。
再び、ねっとりと、じっくりと、キスをする。
ほどよいタイミングで、ベッドに二人で向かう。
加藤のセーラー服の横のジッパーをあげて、脱がしやすいように手伝う。
「何でセーラー服の横にジッパーがついてることなんて知ってんの……?」
と、加藤は素直に聞いていたが、
「イイ男には、秘密が一つや二つあるものだよ……」
と、ウインクつきで誤魔化したら何ゆえかいい雰囲気になった。
……本当は久美子の制服を脱がせてたら学んだなんて、口が裂けてもいえない。
改めて加藤にバンザイをさせて、制服を脱がせる。
加藤のブラジャーを見定めようとじっくり確認したところなんと、
―――白のスポーツブラだった
その体を見て固まった俺を見て、勘違いしたのか、
「ご、ごめん……今日、体育で……。
こ、こんな色気のない女、嫌だよね」
――あ、アタシ……帰るよっ!
そう言って、上着と荷物を手に持ち、慌てて帰ろうとする葉月の手を俺は掴んで、強引に止めた。
どうやら、俺が『見ほれていた』のを何か勘違いしていたらしい。
俺は、そこに、健康的な美少女の姿があって、見ほれていたのだ。
久美子は普段だらだらと過ごすタイプであり、部活も中学は吹奏楽部と、引きこもり体質とまでは言わないが、非運動系である。
外で運動しないので、色白でもある。
もちろん、俺の好みなのだが。
運動しないことによって、そこそこお肉もついていたりするのだが、本人は気にしているようだ。
俺としては、久美子の尻や胸は揉んでいて現状で非常に気持ちいいので、気にしている本人とは裏腹にそのままでいて欲しい。
もちろん、適度の運動はして欲しいが。
もっというと、おっぱいも育って欲しい。
――だが、そこにある加藤葉月は別物だった。
中学のときはテニス部をしていたとのことで、常に運動尽くしだったらしい。
しなやかで、引き締まった、軽く日焼けした健康そうな肌。
まるで豹、女豹のようだ。
その端正な肉つきは俊敏さを感じさせる。
そしてなんといっても、その白のスポーツブラこそが、その魅力を引き立たせる。
日焼けした肌にその白いブラは、コタツでアイスを食べるがごとく、相反する故に最高の組み合わせなのである。
と、言おうと思ったがで、出てきた言葉が、
「綺麗だ……」
しか、出てこなかった。
生まれ変わってからというもの、どうも舌ぜつが悪い。
しかし、加藤は、
「う、嬉しい……」と、テレながらはにかみ、俺にしなだれる。
そのまま、加藤を押し倒す。
加藤のスカートを脱がすと、そこにはスポーツブラと対になり、ぐちょぐちょに濡れたパンツがあった。
秘唇の部分だけ、愛液で濡れてグレーの染みとなっている。
そこを指で優しく押し込むと、さらにぐちゅぐちゅと、液体っぽい音を出し、加藤もあえぎ始めた。
しかしどこかその声は遠慮しがちな声だ。
ここは俺の家だし、家人も誰もいないから、声だしていいんだよ、と言ったところ、
「はしたない女だと思わない?」
と、聞いてくる。
久美子なんてそのあたりやりたい放題だぞ、とも思ったが、どうにも俺の体はクールだ。
「そんなことないよ」と、真摯にイケてる声で反射的に返してしまう。
すると、
「そ、そう……?」とテレながらも俺の愛撫に対して反応し始めた。
こう、普段アクティブで積極的な女性が受身になると、そのギャップにグッとくるものがある。
つい調子にのって、クリトリスがある辺りを優しく触り、そのままイカせてしまった。
甲高いあえぎ声とともに、葉月の腰が跳ねた。
そのまま数秒、腰が跳ねた状態で震えた後、腰がベッドに戻ってくる。
パンツがぐっしょぐしょだ。
当然俺の手もびっちょびちょ。
シーツもこのあと多分、洗わないといけないだろう。
でもそんなことは気にせず、そのまま流れを進める。
かわいかったよ、と耳元でささやくと、そのままゆでだこのように真赤に照れる姿がなおさら愛しくなる。
本当に葉月は初心(うぶ)なようだ。
「もう、どうにでもしてっ!」と半ばやけくそ気味に叫ぶその姿もまた愛らしい。
その自暴自棄な様子に俺はがっつき、
「分かった、挿れるよ……」
そう宣言すると、「や、優しくしてね……」と急にしおらしくなる。
そのギャップにまたグッと来てしまい、パンツを脱がせた後思わず力んで挿れてしまった。
「うっ、いっ、痛い!」
と、呻くものの、ちょっと強気に強引に挿れたため、完全に最後まで入った。
「ごめん、大丈夫?」
と優しく聞いてみるものの、痛いのだろう。
涙を腕で隠しながら葉月は健気に答えてくれた。
「う、うん……!い、痛いけど、我慢するから、好きに動いて……」
そう、いじらしい答えを返す葉月を見てると、さらに辛抱たまらなくなり、俺は葉月をダッチワイフのように勝手に腰を動かす。
葉月からすると、美少年の俺が自分で腰を振っていて見とれている半分、ただ痛みも感じていて辛い気持ち半分というところだろう。
葉月の中は、とても気持ちが良かった。
女性らしい高い体温が俺の肉棒をまろやかに包みこみ、ねっとりとした気持ちよさが俺の官能をくすぐる。
引き締まった筋肉がそうさせるのだろうか、久美子とはまた違う快感だ。
有る程度堪能したところで、フィニッシュしてしまおう。
あまり痛みに耐えている葉月の顔も、こちらは見ていてつらいものがある。
そうして俺はスパートに入り、葉月の奥の奥に突いて突いて突きまくった。
背筋に情欲の波が走るのを感じる。
溜めに溜め、その波を凝縮させた後、一気に葉月へと腰ごと深く波を押し出した。
びゅるっ、びゅるるーっ、びゅぶびゅー、どぴゅっ、どぶっ。
俺は葉月に中出ししながらその情欲の波にイキ、頂点に達する。
葉月は処女だったので、イケてないみたいだったが、美少年である俺の射精にどうやら見とれていたらしい。
俺は精子を注ぎ込む脈動が落ち着いた後、思わずそのまま葉月に倒れこむ。
「うわっ、うわわ」っと、あまりに近い俺の顔に動揺しているようだ。
さっきキスまでしたし、俺に腰を跳ねるほどイカされたのに、今更何を照れるのか良く分からないが、
――とにかくその姿が愛おしかった。
葉月に射精して、俺の女にした、という嬉しさもあるのだろう。
俺も、賢者モードだからか、普段よりいい声がでて、
「今晩、俺の家で泊まっていけよ……」と、言ったら、
「う、ウン……」と言ったまま戻ってこない。
――もういい加減俺と距離が近いことに慣れて欲しい。
今日は金曜日で、明日は部活こそあるものの、平日ほどに早くない、それが救いだ。
葉月は、ちょっといたそうに股間を押さえている。
女性の初めては痛いと聞く。
久美子だったらそのまま2回戦に突入、凄いときは17回戦にまで突入するのだが、葉月は今日はできないだろう。
俺たちは汗だくのまま、二人で枕を並べて抱き合ってそのまま布団に入ることにした。
――――
多少寝心地が悪くなる初夏の朝、グチュグチュとした粘りっこい音と、下半身から伝わる快感に目が覚めた。
「ふぁ、ふぁはほー」
下を向くと、俺の肉棒をしゃぶっている葉月がいた。
どうやら挨拶をしてくれているらしいが、肉棒をしゃぶったままなので、
いまいち聞き取れない。
「……おはよう」
俺は困惑と共に、目覚めたばかりで寝ぼけた頭で葉月に尋ねた。
「どうして葉月はフェラしてくれているんだ……?
嬉しいけど」
すると葉月は肉棒を口から離した後に、ぷはっと息を吐いた。
そのぷりっとした唇と俺の肉棒の間に銀色の涎の橋ができる。
それが非常に淫靡な雰囲気を感じさせる。
その淫靡な様子に気づかない葉月は照れたように、「AVで見たからやってみたくて……」、と恥ずかしげも無くいう。
この世界では、男女の貞操観念が逆転しており、女性向けに男性が出演するAVはかなり多い。
むしろ9割9分が女性向けといっていいだろう。
葉月は、「これ立てているときって、男ってムラムラしてるんでしょ?」と言って肉棒を指差す。
俺は朝勃ちについて説明しようか一瞬悩んだが、恥ずかしいのと、葉月がフェラをしてくれていて嬉しいので、結局説明は辞めた。
俺は頷くと、再び葉月は俺の肉棒をしゃぶり始めた。
膣とは違う口内のつるつるとした質感と、ねっとりとした唾液と葉月の体温の暖かさが俺の肉棒を刺激する。
加えて舌のざらざらした舌芽が俺の肉棒の尿道に当たる度、とてつもない気持ちよさが俺の脳髄に走る。
そのたびに俺は「あうぅ……」と我らながら情けない喘ぎ声を出してしまう。
そしてそのたびにしてやったりな顔の葉月と目があう。
その光景が記憶に焼きつく。
自分の股に自信満々な女性を這わせているという事実が、俺の興奮を加速させる。
そんな葉月が俺はセフレとしては気に入りつつあった。
スポーティな女性で、日焼けが似合う、積極的なタイプ。
今までいなかったタイプだ。
俺は空いた手指で葉月の耳をこちょこちょと責める、すると葉月はくすぐったそうな表情を見せるも、俺の肉棒を口にくわえたまま、離そうとしない。
俺を気持ちよくさせようという葉月のそんな行動が嬉しくて、俺はまず葉月の口内に一発だすことにした。
葉月の口の暖かさに、ただでさえ高まっている自分をさらに昂ぶらせ、快感のままに身を任せ、葉月の口の中に精を吐き出す。
びゅーっ、びゅびゅびゅーっ、びゅびゅびゅびゅー、ぶびゅーっ、ぶびゅぶびゅー。
葉月は大量に出される俺の精に慌てたようで、むせかけるが、そのまま一生懸命飲み干している。
飲み干した後、けほっ、けほっとむせているが、無事飲めたようだ。
えらいえらい、とするように俺が葉月を抱きしめて頭をなでてやると、えへへと嬉しそうにはにかんでくれる。
女性は美少年が好きだが、俺のような美少年は手前味噌だが中々いない。
(しかも高校生でありながら、生活的に自立しているなど、中々ないだろう。
『超』がつくほどの優良物件ということだ)
葉月は嬉しそうに、
「フェラチオってAV見てて夢だったんだ、しかもこんな美少年のちんちん舐めれるなんて、いい体験したなぁ……」
と、まるで今回限りのように言うが、そうじゃない旨を伝えると、嬉しそうに
「また来ていいの? じゃあどんどん来るね」と笑顔で自分から積極的に言ってくれる。
俺は葉月が、俺とまたやることに笑顔になってくれるのが嬉しくて、再び押し倒しそうになったが、あくまで我慢我慢、今日はこれから部活だ。
でも俺もまた葉月とできるのは嬉しい。
こんなに日焼けの似合う少女というのも、そうはいない。
俺は葉月にあんまりセフレになったことを言わないように釘を刺すと、なんで?という顔をされた。
理由を説明すると、あんまり吹聴されて俺のセフレが勝手に増えても困る旨を伝えた。
すると、お互いの好みもある、と葉月は別の理由を誤解から勝手に付け加えて、納得してくれた。
俺たちは一緒にシャワーを浴びて、互いに着替え、玄関でキスをした後、そのまま別れた。
葉月は一旦家に帰るのだという。
あれだけ昨日パンツをぐちゃぐちゃに濡らしたら、そりゃあ交換したいよな、と俺は一人納得した。
家に替えの下着や着替えを置いてくれたら、帰宅がどうこう気にせずセックスができて俺は楽なんだが……。
と、思ったがあの様子だと、数回したら我が家に予備の服を置くようになるだろう。
そして俺は一息ついたあと、部活に行くために、まず朝食の支度をし始めようとしたら、
――なんと既に葉月が朝食の準備をやってくれていた。
葉月、……良妻か……。
俺はいっそう葉月に惚れ、今後もセフレとして愛そうと心に誓った。
若干修正しました。
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