最初の方は読み飛ばしてもらって構わないです。
これは、俺がみぞれ先輩を妊娠させる前の話。
一年生の夏、俺はみぞれ先輩を俺の『性奴隷』とした。
一大決心だったと思うが、みぞれ先輩も俺の調教を受け入れてくれ、見事に淫乱な『牝』と化すことができた。
奴隷としてみて、分かったのだが、みぞれは人とのコミュニケーションが苦手なようなのだ。
一方で、その苦手意識の根元となった原因が、今年の夏、入部しようとしてきた。
『傘木希美』だ。
――――――
――傘木希美。
――みぞれのトラウマ。
みぞれがアレだけ『技術的には上手なのに』平坦な演奏をするせいになってしまったのは、彼女のせいもある。
どうやらみぞれは、あれだけ中学から仲がよかった希美に退部の際、声をかけられなかったことがショックらしい。
部活でゴタゴタが俺の一年上の世代にはあったようなのだ、その出来事がみぞれの大の友人であった『傘木希美』を退部させ、
――みぞれの心に楔を打ち付ける結果となったのだ。
――――――
セミがけたたましく鳴く暑い京都の夏、俺は日が暮れかけた帰り道をみぞれと歩いていた。
「みぞれ……」
「はい、ご主人様……」
そう言って、呼んだだけなのに優しく頷き返してくれる俺の性奴隷、みぞれ。
その顔は紅潮して、俺といられるだけで随分と幸せそうな顔だ。
俺とみぞれは、部活の帰りに手を繋いで歩いている。
暑い夏の日に、手を繋いでいて、互いに手汗がすごいことになっているが、俺とみぞれはもはやそう言うことを気にするような仲ではない。
今、こうして、俺がみぞれと手をつないで歩いているのはある意味、最近部活で話題に上がっている傘木希美のおかげかもしれない。
元々、みぞれは人間関係に器用な方ではないのだ。
彼女の友人は、吹奏楽部を見渡してみても、数少ない。
もちろん、声をかける、と言う仲であるならば、吹奏楽部のフルートパートとか、俺の彼女となった麗奈や久美子とは会ったら声をかける程度の仲だ。
だが、真の『友人』や『恋人』、と言う意味では、俺に勝る存在は現時点ではいない。
みぞれはずっと不安だったのだ、『希美』と言う存在がいなくなってから。
俺はこれからみぞれと一緒にラブホテルに行く。
ラブホテルに行って、性奴隷で俺に純愛を捧げてくれているみぞれとイチャラブセックスをする。
だが、こんな相思相愛な二人を尾行している人間がいた。
――傘木希美である。
この世界に生まれ落ちてから、俺は女性に見られる視線が敏感となっていた。
男女比で圧倒的に男が少ない世の中である。
否が応でも、女性からの視線は分かってしまうのだ。
イチャイチャしながらラブホテルに向かう俺たちを尾行する、傘木希美。
可哀想なので、見せつけてあげることにした。
久美子が彼女の部活の復帰を手助けしているらしい、と言うことも聞いている。
これは俺なりの久美子への愛情のこもったパスなのである!
と考えながら、みぞれの旧友に見られながらするセックス、というスパイスも期待してのところもある。
そうして、牛若丸等の逸話溢れる五条大橋の下で、予定を変えて俺らは致すことにした。
――――――
「みぞれ、愛してるぞ」
「ご主人様……、私もです……」
そう言って、服を脱ぎ出すみぞれ。
京都の夏は盆地ゆえ、非常に暑い。
湿度が高く、気温も高い故に不快指数がすごい。
すでにみぞれのの夏服セーラー服は汗だくで、淡いピンクの下着が薄く見える。
いつも思うのだが、女性陣はこのセーラーの下に薄く見える下着に頓着しないのはなんなのだろうか。
この光景こそが、夏の風物詩であると感じる。
と、同時にこの男女の性的観念が逆転した今世においては、女性は特に気にしない、ということもあり、俺の性欲がマッハで高まってしまう。
ましてや、セックスどんどん行こうぜ!の世界である。
女性は、脚を開く、あぐらをかく、そのへんでサクっと着替える、そう言ったことがしょっちゅうある。
前世の観念を持つ俺にとっては、ありがたい反面、ついムラムラしてしまう時があってしまうのだ。
そういう時は、このように性奴隷であるみぞれを脱がす。
便利に性欲を発散するのだ。
「……はぁっ、はぁ……」
みぞれは俺のYシャツを脱がすだけですでに発情している。
顔はすでに紅く染まり、その色素の薄い肌色がみぞれの顔の赤さをより際立たせている。
「……ん、ご主人様……」
みぞれはすでに俺を脱がすことで発情している。
この行為、『俺を脱がす』ということ自体がみぞれを発情させるスイッチとなっているようなのだ。
まるで『パブロフの犬』。
もちろん、彼女は人間なのだが。
性奴隷としての条件付けがそうさせているようなのだ。
俺はそんなみぞれが淫乱になってくれて嬉しい。
俺はみぞれに脱がされ、京都の五条大橋の下ですっかり半裸になっていた。
もちろん、周りには人はいない。
女性は俺の前にいるみぞれだけ。
――一方、俺はとある視線を感じていた。
――傘木希美だ。
みぞれは気付いていないのか、そのまま俺の下着をズリ下げ、俺のペニスを顕にさせる。
俺の巨大化したペニスは、みぞれの頬をペシペシと叩く。
それだけでみぞれは嬉しそうに、先端を丁寧に舐め始めた。
「ご主人様、私のお口マンコで気持ち良くなってくださいませ……。じゅるっ……、じゅじゅりゅっ……!ぢゅうぅう〜〜っ!」
俺のペニスに強烈なバキュームを開始するみぞれ。
伊達に吹奏楽部部員ではない。
その肺活量の多さからくる強烈なフェラチオのおかげで、急速に快感が身体中を駆け巡り、ビリビリと鳥肌がたつ気配がする。
みぞれの口内のツルツルした感触と、丁寧に睾丸を揉み揉みされ、俺の将来の息子である精子までもが、『みぞれに愛されている』、という実感がさらに湧いてくる。
俺のペニスはさらにむくむくと、みぞれの中でそそりたつ。
「んぅっ!んぅう〜っ!」
みぞれは俺のペニスの更なる巨大さに目を白黒させているが、彼女も慣れたもの。
ペニスを口の奥深くにさらに加えこみ、敏感なペニスのカリ首の下側をその舌で優しく愛撫してくれる。
ザラザラとした感触が先ほどのツルツルとした感触と相反し、また違った新鮮味のある快感が背筋に駆け巡った。
みぞれは俺のチン毛が鼻に入るのも気にせず、嬉しそうに目を合わせてくれている。
性奴隷として、俺のペニスを堪能している。
――俺も主人として、そろそろみぞれのフェラチオを堪能するとしよう。
みぞれの頭を掴み、
――より奥へ、
――より奥へ、
と、みぞれの喉奥へペニスを挿入していく。
ザラザラとしたみぞれの舌の味蕾が、更なる快感と絶頂に近づいていく実感を俺に与えてくる。
「ん゛ん゛ん゛〜っ!んゔっ、んぐぅ〜っ!」
みぞれは頑張って懸命に呑んでくれているが、それでも厳しそうだ。
が、気合でみぞれは俺のペニスを喉奥へと呑み込んだ。
まるで蛇に呑まれた卵のように、俺のペニスはみぞれの中へ強引に入り込んだ。
「ふぅーっ……ふぅーっ……!」
みぞれは、涙目をしているが、それでも俺のペニスを咥えこめて嬉しそうだ。
その股間はすでに愛液で塗れ、これからくる快感、俺の精液への期待感、セックスへの昂り、それらの期待とワクワクがごちゃ混ぜになった状態で、地面にうっすらと水溜りを作っていた。
彼女の白いパンツは、もう下着として要を無していない。
――愛液に濡れまくった
――ただの布だ。
「動くぞ」
俺はみぞれに主人として、堂々と、尊大に宣言し、彼女の頭を掴んで前後させ、彼女の口内、喉奥、全てを使ってオナホのように使い込む。
「じゅっ!うゔっ!んじゅっ!ん゛ん゛っ!」
みぞれは嫌がるそぶりを全く見せず、むしろこちらの動きに合わせて、舌を前後させたり、喉奥を頑張って窄めたり、まだ性奴隷となって浅いのに、器用なフェラチオを見せる。
俺はそんなみぞれが愛おしくてたまらない。
みぞれが俺の性奴隷として、より俺のためにテクニックを高めてくれたのが嬉しくてたまらない。
今こそ俺はみぞれのために、射精してその喉奥に精液を流し込み、俺の精液でみぞれを狂わせ、酔わせる時だ。
みぞれの巧いテクニックのおかげもあり、背筋に絶頂への快感が急速に溜まり始める。
背中に電流のような快楽が走り、俺のその様子をみて、みぞれが期待に高まるのも分かった。
その瞳は早く俺の精液を欲してやまない。
俺はその純粋だが、淫靡な瞳を見て、目を合わせアイコンタクトをしたあと、快楽のままにみぞれの喉奥の深いところにペニスを突き込み、みぞれに射精した。
どぴゅーっ!どくんどくんっ!どくどくどくっ!どくんどくんどくんっ!びゅびゅーっ!びゅびゅびゅーっ!びゅくびゅくっ!
「んぶっ、んぐっ!ん゛ん゛ん゛ん゛っ〜〜〜〜!」
みぞれの中に出し尽くす勢いで、盛大に快感と共に射精する。
背中を快感が走り回る一方で、みぞれの方をみやる。
俺というご主人様を射精させた喜びに、まるで目にハートマークが付いたかのように、みぞれは発情して酔っていた。
――俺の精液にだ。
俺は嬉しくなり、さらにみぞれに突き込む。
奥になるにつれて細くなる喉奥が、俺の射精中のペニスを受け止めてくれる。
みぞれも俺のフェラチオで軽くイッたのか、喉奥がさらに窄まるのがわかる。
彼女自身も快感にブルブルと、震えている。
大量の精液を喉奥に出されているというのに、みぞれは奴隷としてのサービス精神を忘れずに、俺の金玉をさらに優しくほぐし、更なる射精を促した。
どぴゅぴゅーっ!どくんどくんっ!
みぞれの更なる奉仕に、俺は絶頂の余韻と、射精後の心地よい疲労感と共に、みぞれの口を堪能する。
みぞれのことしか考えられなくなり、呆れるような幸福感、多幸感を感じる。
射精し、一分ほどみぞれの口の暖かさをペニスで堪能したあと、やっとペニスを彼女の口から離した。
「んちゅっ……」
みぞれは彼女の口の周りについた精液をもったいなさそうに指ですくい取りながら、ペニスから口を離した。
ペニスと彼女の唇に何重にもなった銀の唾液の橋がかかったが、数秒かけて煌めきながら落ちていった。
「ご主人様……、気持ちよくなっていただけましたか?」
その目つきは優しいものであり、彼女は俺の精液をかなり飲んだことで少し満足したらしい。
「……ああ」
俺はうなずくと、みぞれの頭を撫でる。
彼女は嬉しそうに、再び俺のペニスに頬擦りする。
その綺麗な顔が、俺の精液に汚されていく。
「みぞれ……、尻を出せ」
俺はそう言って、みぞれを立たせ、壁に手をつかせたあと、尻をこちらに向けさせる。
「……今日はどっちがいい?」
俺はみぞれのマンコに指を入れたが、みぞれという躾の行き届いた奴隷のせいか、フェラチオをしただけなのに、先ほどは愛液で水溜りを作っていた。
マンコはこのまま挿れても、すんなり入りそうなぐらいにほぐれている。
愛液をすくい取り、みぞれの目の前に持っていくと、ただでさえ薄い彼女の色素が赤みをまし、顔を紅潮させる。
みぞれは喋らないが、その期待と昂りからくる紅潮は、彼女の尻すらも真っ赤にしているため、俺には彼女が自分の愛液を見せつけられて、かなり照れているのがよくわかった。
俺はみぞれの尻たぶを広げ、みぞれの尻穴を覗き込む。
美少女でも尻穴は汚いものだが、彼女のそれは綺麗であり、ヒクヒクと俺のペニスを待ちたがっているようにみえた。
みぞれは照れているのか、顔をうつむけたまま、こちらに反応しない。
――ご主人様の意のままに
と、言っているのかのようだ。
俺はたまに、以前開発したみぞれのアナルを再び犯すことにした。
みぞれのアナルへ挿入する。
「んぁっ! あぁああああっ!」
みぞれは快感にやられ、挿入しただけで軽イキする。
ぶしゅっぶしゅぶしゅっ、っと音を立て、みぞれのマンコから潮が出たのが、直感でわかった。
みぞれは続々と体を震わし、恍惚に耐えているようだ。
手で尻をバチン、と引っ叩いてやれば、
「あひぃん!」
と俺に向けて尻を突き出したまま可憐に『牝』として喘ぐみぞれ。
スパンキングするだけで絶頂に向かって駆け上がっていく俺の性奴隷。
俺はその光景に満足すると、後ろからみぞれに覆いかぶさるように、みぞれの胸を揉む。
「あぁん……っ!んぅ……、ごしゅじんさま、ごしゅじんさまぁ……!」
みぞれは懸命に後ろを向き、俺にキスをねだる。
俺はみぞれの要求に応え、好き勝手させる。
みぞれが舌を俺の口に差し込んできた。
唇や歯茎を蹂躙してくるので、これまた好きにさせる。
みぞれが乱暴に、積極的に、狂ったようにこちらを求めてくるのが嬉しくて、お返しに彼女の胸をもみしだいた。
「んんぅっ!」
これまた揉まれすぎて俺の手に吸い付くように馴染むみぞれのおっぱい。
その乳首はしっかりと勃起し、彼女が感じているのが明らかだ。
「あぁっ、あんっ……!」
優しく揉み上げると、彼女は体をくねらせ、どうにか快感に耐えようとする。
乳首からの快感に当てられたのか、みぞれのアナルもきゅっと、収縮し、俺の射精を促してくる。
マンコと違ったアナルのヌルヌルとした感触は滑りがよく、どんどんグラインドへ加速させられていくようだ。
ぐっちゅぐっちゅ、という性交音が、歴史ある五条大橋の下で響き渡る。
ペニスを性感帯である子宮にむかって突き込むと、いっそうとみぞれの喘ぎ声が大きくなった。
「んんっ!やっ、やぁんっ……!ご、ごしゅじんさまぁ!それっ、しょれっ!……だめですぅ!」
みぞれは『いやいや』と口ではいうものの、きゅっきゅっと、すぼまるアナルが彼女の興奮を伝えてくる。
乳首をつねってやれば、
「んぁああああああっ!」
アナルとの快感も合わさり、みぞれは再び絶頂に陥る。
愛液が再び地面へと流れ、新たなる水たまりを作っていく。
みぞれはブルブルと鳥肌を立たせ、肩で息をしている。
俺はそんなみぞれが嬉しくて、再びペニスを子宮に向かってアナルから突き込む。
「ぁあああっ!いまぁっ、イッたばかりでぇ……!かんじてりゅからぁっ、だめっ!だめでひゅっ!」
みぞれは快感のあまり、舌足らずになっており、俺が突き込む度にイッているのが手に取るようにわかる。
乳首はすでに大きく勃起し、クリトリスをいじってやれば愛液が潮となって止まらない。
「イッてましゅ!イッてましゅからぁ……!も、もうやめふぇ……!」
みぞれが10回ほど絶頂したところで、ガクガクとみぞれの膝が震え、崩れ落ちそうだったので、俺は背筋に溜まった快感を解放させ、みぞれのアナルに向かって射精した。
どぴゅーっ!どくどくどくんっ!どぴゅぴゅーっ!!!
「んひぃいいいいいいっ!あっ、あちゅいのがっ、なかでぇっ!で、でてりゅぅっ!イッ、イクゥーーーーーーーーーっ!」
みぞれの絶頂と共に、俺も合わせて射精する。
みぞれのぬるぬるとしたアナルの感触が、俺に幸福感と快感をもたらす。
絶頂感と快感が背筋と身体中を駆け巡り、この牝の中に出すことしか考えられなくなる。
みぞれのアナルが収縮し、排泄器官であるにもかかわらず、俺の精を求めている。
俺はその求めに応じて、出して出して出しまくる。
さらに突き込み、射精しながらぐるぐると腰に円運動を加えてやると、みぞれはさらに絶頂した。
「きっ、きもちよしゅぎまひゅう!んんっ、ぁああああああっ!イッてりゅうううううっ!」
みぞれはさらに鳥肌を立たせ、更なる絶頂の高みへと駆け上がった。
ゾクゾクと彼女の体が快感に震えまくっているのがよくわかる。
だが、あまりにみぞれの絶頂が激しいせいで、彼女が崩れ落ちてしまった。
「んぁっ!」
みぞれはペニスが抜け出てしまう時にすら感じてしまっている。
俺が与えた快感に崩れるみぞれが美しくて、俺にはそれが淫らに思えた。
彼女は崩れ落ちた状態で、俺の精液をその身で受けた。
俺の精液が、みぞれにかかる。
その光景が彼女をさらに淫らにさせ、俺の射精もどんどん加速した。
どぴゅーっ、どくんどくんっ!
みぞれはその白い肌で俺の精液を受け止める。
みぞれは快感のあまり、心ここにあらず、と言った様子だったが、性奴隷の本能なのか、みぞれは絶頂から降りてきた直後だというのに、かかった精液をもったいなさそうに、掬って口に運んでいた。
それも嬉しそうに。
そうして、しばらくして射精が収まり、精液を浴びまくって恍惚としているみぞれがいた。
俺は奴隷の成果に嬉しく思うと共に、みぞれを起き上がらせる。
肩を抱き寄せると、みぞれは呼吸を整えようとしていた。
俺と目が合うと、彼女はすごく嬉しそうに微笑んだ。
心底幸せそうな笑顔だ。
俺は精子が空になるかと思うぐらい、みぞれに出したが、みぞれは俺がいっぱい射精したことに嬉しそうだった。
――――――
一方、みぞれと幸せにある一方で、俺はとある人物の視線に気づいていた。
傘木希美だ。
彼女の方に視線を向けると、慌てたように逃げ去っていった。
みぞれの制服が汗だくですごいため、ジャージに着替えさせ、家に送り届ける。
そうしてみぞれを俺の家まで送ったあと、久美子や麗奈にこれからちょっと出かけてくる、と言うと怪訝な顔をされるも、心配してくれる。
前世と違って、男の夜の一人歩きは危ないからだ。
彼女たちの心配が嬉しく、心が温かくなるのを感じる。
かといって、これからの用事に彼女を巻き込むわけにはいかない。
なぜなら、また女を抱くからだ。
先ほどの五条大橋のところに戻る。
そうして、傘木希美がいたところをみやると……、
「やっぱりあった」
そこには晴れているのにもかかわらず、『何か水滴を落としたような跡』があった。
俺はそれを追跡して、傘木希美の家にたどり着いた。
彼女の住所は、みぞれとのわだかまりを解消させようと思い、部員へ聞いたことにより知ってはいたのだが、こういう方が探偵感があってなんとなく楽しい。
――――――――――
今、私は極度に興奮していた。
私の大事な友人であるみぞれに取りいる謎の男。
謎の一年生。
彼はイケメンで、この『男日照り』である吹奏楽部に入部してきた、いわば『オタサーの殿(との)』。
楽器自体は経験者のようだが、低音楽器に関しては未経験。
そんな彼はあっという間に成長し、すっかり低音パートの主力となっているらしい。
そんな彼があんなに奥手なみぞれと情熱的で倒錯的なセックスを……!
私はあんなにいい彼氏を手に入れたみぞれを羨ましく思うと同時に、
――イケメンな彼を攻める様子を想像してしまっていた。
『みぞれの代わりに、自分を置き換えて』。
そう考えながら家に帰った途端、私は自室にこもり、気づいたら股間に手を当てていた。
「んっ……、あぁ……!」
パンツ越しにクリを弄る。
パンツはすでにグッショグショに濡れていて、最悪今オナニーで致しているベッドのシーツも変えないといけないかもしれない。
でもそんなこと関係なく、今はもうムラムラしてしょうがない。
勉強に支障が出るからさっさと霧散させよう。
そうして、自分を高めているうちに……、
――私の集中を、
「希美〜! お客さんよ〜!」
――お母さんが遮った。
なんと、私が今オナニーのオカズにしようと思っていた彼が家にやってきたというのだ。
私はどんな顔して会えばいいかわからずいるうちに、お母さんがノックしてきた。
「入っていい?」
「ぜぇ〜ったいダメ!」
私は即答する。
今の状態は絶対に見られてはいけない。
「あなたも隅に置けないのね〜。彼、居間に上がってもらったから! お母さん、急用を思い出しちゃって、これから3時間ぐらい出かけてくるわ」
それじゃあ! とだけ言って、お母さんは出かけてしまった。
動揺する私の頭を他所に、玄関からバタン、と扉が閉まる無慈悲な音が聞こえる。
………………。
普段であれば、『お母さん!気を使ってくれてありがとう!』というところなのだろうが、
――――事態が事態である。
そうして、私は指をパンツに当て、混乱した頭で事態の打開を考えているうちに、今度は控えめなノックがした。
「……傘木先輩、入っていいですか?」
――――私に絶対絶命のピンチが訪れた。
感想お待ちしてます。
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