あくまでこれはフィクションです。
未成年アルコール飲酒表現が嫌いな方はお帰りください。
みぞれ先輩×希美先輩じゃないと嫌な人もお帰りください。
書いているうちに、作者の趣味に偏ってしまいました。
次回から気をつけます。
H成分少な目です。
うだるような湿気と酷暑が俺らを襲う季節。
それらと反対に冷房が室内を快適にする中、おれはみぞれ先輩から目が座って覚悟を決めた告白を受けていた。
「……責任とるから」
「いや、勘違いですって……」
「責任とるから」
だから勘違い……、と言った押し問答がかれこれ20分ぐらい続いている。
みぞれ先輩は思った以上にマイペースであると同時に思った以上に頑固一徹だった。
その頑固一徹さでオーボエを練習してきた。
だから全国大会出場メンバーであるAグループになれたのだろう。
そして普段のみぞれ先輩からは想像もできないような断固たる意思を持った目をしている。
ちなみにみぞれ先輩は彼シャツならぬ、俺のシャツを着ている。
そのサイズのブカブカっぷりが凄い。
普通のTシャツを着させただけなのに、何だかそういう極端に大きいTシャツをファッションで着ているような格好をさせてしまっている。
おれも「寝ている時は、普段通りに上半身は全裸で下半身はパンツだけ」だ。
ちなみに二人とも寝起きである。
上半身全裸で俺がパンツ姿なのは前世の習慣で夏は暑いときにうっかり無意識に脱いでしまうせいでもあった。
そしてほぼ全裸で寝ている横で、みぞれ先輩が起床し、自ら俺に告白というか結婚の約束というか『責任』を自ら主張している。
そしてさっきから押し問答を続けているが、普段弱気そうな先輩からは考えられない圧迫感のある空気を感じる。
どうしてこんなに言い寄られているか。
原因は昨夜にまで遡る……。
――それは、俺と先輩が昨晩やらかしたせいによる。
桜舞い散る春、北宇治高校は全国大会を目指すと全員で誓った。
しかしながらそれぞれが、思うが侭にヤリタイ放題やり、まったく一丸となった練習ができない状態となっていた4月末。
一部の人たちは変わらずに、良い意味でのマイペースにひたむきに練習していた。
主に低音パートの面々、高坂、そして、
――みぞれ先輩である。
みぞれ先輩。
その艶のある藍色の髪はしなやかそうで、見ていて見るからに美しい。
枝毛の一つすら無さそうだ。
高坂とはまた別ジャンルの部内のクールビューティの一人である。
寡黙でクールでミステリアス。
女性のほうが性欲が強い社会なのに、異性にも『全く』興味が無さそうな様子。
自画自賛しているようだが、この世界において数少ないレアパーソンたる美少年の俺相手でもそうである。
その寡黙さ、そのクールさ。
何とか向かい合ってみたくて、俺は5月中に、みぞれ先輩と話をしてみた。
「みぞれせ~んぱいっ!」
そういって、肩を軽く背中から叩いてみる。
みぞれ先輩は驚いたように、飛び上がり、慌てて俺のほうを向いた。
今、首筋にかなりの鳥肌が立つのが見えてしまった。
本気で脅かしてしまったらしい。
「……脅かさないで……」
「……すいません」
本気で謝る。驚かせてしまったのは事実だ。
でも、
「みぞれ先輩、どんなゲームやってるのか興味があって……」
みぞれ先輩は休憩時間にスマホゲームをしていた。
上からノーツが下りてくるタイプの普通の音ゲーのようだ。
「……君もやってみる?」
その一言に俺はコクリと頷く。
イヤホンをみぞれ先輩はから片方借りて、同じイヤホンを使ってみぞれ先輩と肩を寄せ合いながら、ゲームの流れを教えてもらう。
所謂本当に普通の音ゲーだ。
しかし、goodとなり、コンボが続くタイミングは広くとってあるが、Perfectの文字が出せるタイミングはシビアで難しい。
俺が難航して、全然点数を稼げないでいると、
「……貸してみて」
そういって、みぞれ先輩はシビアなタイミングにあるはずのPerfectを連発し続け、フルコンボと高得点に至った。
俺は純粋にその技術に見とれていた。
――スポーツ選手と一緒だ。
極めている人の動きは、非常に洗練されている。
極度に無駄がそぎ落とされた動きをする。
そしてその無駄の無い挙動に美しさ、機能美すら感じる。
そのしなやかな指先が、Perfectの文字をたたき出すたびに、おれはそのしぐさに見とれていた。
いつもそのしなやかな指で、オーボエを吹いている。
誰よりもマメに練習している。
俺は久美子を嫁と中学時代から宣言しつつあるが、そのみぞれ先輩のひたむきな姿勢にも惹かれるものがあった。
そのストイックさ。
他に何をもいとわない、その姿勢。
そして、実はそんなストイックな姿勢に惹かれている自分を、意外ながら自分でも感じていた。
俺は久美子のような性格の明るいタイプが好みである。
好みだと思っていた。
好きなタイプが好みのタイプとはよくいったものだが、まさかこんな寡黙でクールビューティな先輩に惹かれることがあるなんて……。
そう思うと、抱きしめると壊れてしまいそうな細い肩幅、制服の上から見える鎖骨、すらっとした首に夢中になってしまい……、
「……? どうしたの?」
と、ゲームの説明をしてくれている先輩の言葉を聞き漏らしてしまっていたようだ。
「……いえ、何でもないです……」
まさか先輩に見とれて、話を聞いてませんでした、なんていいだせるはずが無い。
途中で、ガララと音を立て教室のドアがスライドした。
顧問の先生が練習を再開させるようだ。
「じゃ、じゃあ、またあとで……」
俺は思わず照れて語尾が上ずってしまうが、みぞれ先輩は、
「……うん」
とだけ頷き、練習に戻っていった。
――――――
それから、俺は先輩のやっていたゲームをインストールし、限られた時間の中でやっていた。
――この手のオンラインゲームは怖い。
何故なら人生を壊しかねない。
前世でオンラインゲームで人生を壊してしまったやつを何人も見てきた。
ハマると恐ろしいジャンルの一つである。
なるべく隙間時間にちょろっとやるようにしてみた。
意外としたことに、昔俺が芸名を売りたかった時代に、ボツだと思った曲を強引に完成させてを格安で芸名を売るために卸したことがあったが、あまりどこで使われるか聞いていなかった。
格安で使われる作曲家など、レコード会社に安売りされるのがいいとこである。
――しかしそれが!まさかここで!
――このゲームで再開しようとは……!
俺はある種の感動を覚えた。
自分の曲が実装されて遊べるのである。
そんな話を先輩に、したところ、
「……君、凄いんだね……!」
大したことのない話を、大変キラキラした目で見られると無性に恥ずかしいものがある。
俺は大したことはしていない。
実際ボツになったものを強引にそれなりの形にしただけだ。
だからシンセサイザーとか、打ち込みだとバレにくい音源を使用している。
いや、実際作曲というのはエネルギーも使うのだけれど、基本的には思いついたメロディーにあわせて定番コードを合わせていけばなんとなくそれなりになるのだと、説明したところ、ますます先輩の目がキラキラしだした。
実際に、○ートルズは意外に変なコード進行やキーは無い。
むしろ簡単なコードばっかりだ。
ブ○ーハーツとかもそうだ
だからだろうか、時代を超えて愛されるものがあるのかもしれない、なんて話をしていると、どんどん先輩との共通の話題も増えていった。
ゲームの話、楽器の話、最近あったクラスでの出来事。
次第に、お互いの私生活の話をすることような仲になった。
俺は両親が海外に赴任中で、一軒家に一人暮らしであること、みぞれ先輩は中学からオーボエをやっており、ソレ一筋であることなどだった。
そして、みぞれ先輩は一人大事な友人だと思っていた友人に裏切られたと思っていることなど、意外とお互いに真面目に相談しあったものだ。
俺は、低音パートでみぞれ先輩は木管楽器ではあるが、楽器の相談にも乗ってもらったこともあった。
前世では作曲家だったとはいえ、吹奏楽に関してはまるっきりの素人である。
演奏家ではない。
久美子やあすか先輩のようなキャリアの長い人たちについていくのに必死だ。
でも、先輩はそんなことない、と俺のことを誉めそやしてくれる。
意外だ……。
そりゃあ自宅の地下にある防音室(ちなみに父の趣味だった部屋だが、気づいたら俺の機材で乗っ取っていた)で日々練習している。
もちろんギターの練習も腕が鈍らない程度には触っているが、現在は吹奏楽がメインだ。
俺と先輩の距離感は、どんどん近くなっていった。
以前はこぶし4つ分あった距離が、いまや、一つしかない。
すると、先輩に、呼び出され、別件で相談されたことがあった。
呼び出された場所は中庭の自販機の前、ベンチがおいてあり、休憩スペースとなっている。
今日は日曜日。
日曜日に練習をする真面目な部活はうちの吹奏楽部だけなので、自然とみぞれ先輩と俺のふたりきりになった。
そろそろ梅雨になりそうな季節である。
湿度がだんだんと上がり、桜が散り、既に葉っぱとなっているシーズンだった。
みぞれ先輩の横に、こぶし1つ分ぐらいのスペースを空けて座る。
みぞれ先輩は、缶ジュースを手に取りながら、俺に思いのたけを打ち明けてくれた。
「……吹奏楽のコンクールってどう思う?」
「……?」
俺はいまいち要領を得ない答えを返してしまった。
非常に抽象的で曖昧な質問だ。
「吹奏楽って音楽じゃない? 技術の良し悪しとかなら分かるの。
でもね、最終的に評価員の主観で決まるでしょ?
私、どうも……納得いかなくて……」
なるほど、みぞれ先輩は審査員の主観によるもので自分らの演奏性が評価されることに悩んでいるらしい。
確かに、技術の巧い下手は最初の審査として、目にされるだろう。
しかし、音楽はハイレベルになればなるほど、主観でしか決まらないのだ。
エレキギターとかだったら別だ。
歯でギターを弾いてみたり、床を転がってみたり、客席に飛び込んでみたり、あれはバンドという『パフォーマンス』なのだ。
――でも、吹奏楽はそうじゃない。
皆、同じ曲をやるのである。
勝手なアレンジは基本的に許されていない。
――みぞれ先輩は、そこが許せないのか、自分でその感情をよくわかってないのかもしれない
――なら、その思いを解きほぐせば良い。
「みぞれ先輩、今度、僕と夜のお店に遊びに行きましょう」
そう冗談を言って、みぞれ先輩にスケジュールを確認する。
部活は基本午後六時で終わりなので、夜のお店のほうもなんとかなるだろう。
スケジュール手帳を取り出し、みぞれ先輩のほうを見ると、何だか顔を赤らめて俺から目線を背けていた。
「わ、私……そういうの、初めてで……」
「せ、先輩? 何を勘違いしてるのか分かりませんけど、オーボエ、持ってきてくださいね?」
俺も先輩の勘違いをいまいち当時は理解していなかった。
俺の『オーボエ』の一言に先輩は何か勘違いしていたのか、カーッと顔が赤くなる。
この男性が少ない社会において、何もかも女性が優先だが、先輩は高校2年生となった今でも、処女らしさがある。
――京都は『古い』町だ。
15-18ぐらいに男性を知らないと恥ずかしい扱いをされる場合もある。
男女逆転したこの世界においては、両親が金を握らせ、男娼を娘に取らせた例もあるらしい。
男を知らないままは可哀想だと。
そんな社会において、高校生になると処女を捨て去る人も多い。
多くの場合はクラスメイトらしいが、スクールカーストも高くないみぞれ先輩は、異性に興味がないのもあり、どうやら経験不足から、勘違いしているっぽい風に見える。
俺は途中で気づいたが、気づかないふりをして、先輩をとあるお店に誘った。
――――
「……ごめん、待った?」
「いいえ、今来たところです」
俺と先輩は京都の駅前の繁華街で待ち合わせしていた。
先輩は一度部活のあと家に帰って着替えてきたようだ。
ハイウエストで七分丈のズボン、
白のTシャツをズボンの中に入れ、そのセーラー服では現れなかった胸元の大きさが強調されている。
――着やせするタイプか……!
俺は思わずごくりと唾を飲みこみ、胸元を動揺から凝視してしまいそうになるが、何事も無かったフリをして、先輩と目的地へ向かう。
先輩は俺がキャリーカートに牽いている大きな荷物に興味津々のようだ。
「……これからどこへ向かうの?」
先輩は興味津々さとは裏腹に、いつもどおり冷静さを湛えながら、俺に問いかける。
「これから行くところは……アソコです!」
そういって、俺が指差した先はライブハウスだった。
蛍光色に輝くネオン、不穏な地下への階段。
上は(普通の!)マッサージ店、事務所、テナントだったりと、全体的に茶色く汚れており、謎な怪しいビルの雰囲気を満載している。
入っているテナントの目的地は雑居ビルの地下一階。
先輩は上から下へ、ビルを眺めると、路上に置いてある看板に目を留めた。
その看板には、『定例JAZZ セッションイベント、参加費1曲につきワンドリンク!』と、かいてあった。
「……ジャズ?」
先輩は不安そうに俺に尋ねる。
先輩はあまりジャズは聴かないらしい。
ジャズは歴史こそ吹奏楽やクラシックに劣るものの、新進気鋭さ、進取の気風が常にその業界の中には渦巻いている。
――もちろん、中には着飾って聞くようなジャズもある。
あれはあれでいいものだが、ジャズプレイヤーは常に新しい音、新しい流れを作り出そうとしているし、求め続けている。
俺の知り合いに、ジャズのギタリストがいたが、エレキギターの弦をこすることにより、DJサウンドのようなSEを作り出していたときには驚いたものだ。
エレキギターの歴史も100年には満たないものの、意外と長い。
だいたい80年ほどある。
色々な奏法やサウンドが試されてきたものの、俺はそのDJサウンドをエレキギターでの出せることを知ったときに、まだまだギターって可能性に満ちた楽器なのだと思い知らされた。
それぐらい、ジャズギタリストは新しい音に常に貪欲なのである。
そして、一言にジャズといっても色々な意味にとられてしまうが、ここのライブハウスは定期的にセッションを行っており、基本的に曲はそんなに変動はないが、プレイヤーや楽器が変動し、常に新しい音を生み出している。
――そしてライブでレコーディングしたものを『翌朝』動画サイトで公開しているらしい。
ちなみにこの『翌朝』というのがミソだ。
演奏中は昂ぶっている。
皆、『昨日は中々我ながら良くできたんじゃないか? 私、天才じゃね?』というセッションとアンサンブル特有の高まりと自信を持っている。
これは楽器経験者なら皆一様に感じるものだと思う。
そして、一晩過ぎると、演奏の興奮も睡眠によって落ち着き、冷静になった段階で
――レコーディング音源によって、
――『自信』を打ち砕かれるのだ。
俺の言っていることが分からなければ、カラオケ屋でも行って本気で歌い、録音して、翌朝聞いてみて欲しい。
――ナニヲイイタイカツタワルハズダ
「さ、行きましょ」と俺は笑顔で、表情が余り変わらないみぞれ先輩に微笑みかける。
みぞれ先輩は、不安げながらもコクンと頷き、俺の後に続き、お店の中に入っていった。
――――
「いらっしゃい!
お、君久しぶりだね~」
――元気してた?
その衰弱した頭髪と裏腹に精神的には活発な様子のマスターが気さくに最近の俺の状況を尋ねてくる。
最近は部活で忙しいせいか、久しく来れていないが、以前ここに入り浸りして、いろんな人とセッションしていた時期があった。
おかげで大分人の実力を見極める目と実力がついた。
そんな時以来俺は、マスターとそのスタッフさんとは顔見知りぐらいの客になった。
「こちらの方は?」
マスターはそういって俺に先輩の紹介を求める。
「こちらはみぞれ先輩、俺の通ってる学校の先輩です」
「……どうも」
みぞれ先輩は快活な店長と違い、少し緊張した様子で答える。
「いらっしゃい! ウチの店は始めてだよね? どうか楽しんでいって!」
そう言ってマスターに楽譜とセットリストを渡される。
ちなみにセットリストは、客からの要望を加味して独断と偏見でマスターが決定する。
みぞれ先輩に、セットリストと楽譜を渡す。
すると、みぞれ先輩は冷静な普段とは違い、動揺で目を見開いていた。
「……これ」
そういって、みぞれ先輩は俺に楽譜を指し示す。
そこには曲の拍、進行、ブレイク(音を出さない空白部分)と、キー(曲調)、小節ごとの和音(コード)程度しかかいていなかった。
「今日はみんなで即興の音楽を楽しむんです。
吹奏楽のことは忘れて、一緒にやってみませんか?」
そういってみぞれ先輩の手をとり、客席の目立たないところで楽器の支度をみぞれ先輩に促す。
今日みたいなセッションの日は楽屋は使わない。
客席からステージへ直接移動する。
といってもステージは20cm程度の段しかない上に、最前列の柵も低いため、演者に触ろうと思えば触れてしまう距離である。
俺も支度を始め、ハードケース内に入れたギターを手に取り、ストラップを肩にかける。
エフェクター(エレキギターの音色を変える機械のことだ)類をシールド(ギターのケーブルのこと)につなぎ、ギターのチューニングを始める。
みぞれ先輩は普段冷静な表情とは違い驚いた様子で、俺の手馴れた仕草を見ていた。
「……君、エレキギターも弾けるの?」
俺はテレながら答える。
「は、ハイ……」
あんまりまじまじと見られると恥ずかしい。
恥ずかしいからか、いつもよりてきぱきと準備に集中することにした。
ギターは国産ハンドメイドのギターだ。
フロントピックアップ(エレキギターの作りは以外と原始的だ。鉄の弦の振動と、ピックアップと呼ばれる磁石によって作られた電流を、アンプで増幅して音にする。フロントピックアップはギターの真ん中にある磁石のこと)は音ヌケ(バンドアンサンブルにおける他者の音領域を圧迫せず、音量を上げなくともちゃんと聞こえる音のこと)が良くないギターが多いのに、ジャギジャギと高音の切れがよく、ヌケる音が出せる。
ハンドメイドだけあってつくりが丁寧で良いギターだ。
インレイと呼ばれるフレットの中にあるどのフレットを弾いているか分かりやすくする指標もあるのだが、それに力が入っておらず、まさに質実剛健を体言した一本である。
余談だが指板(しばんと読む。右利きの人は左手で指板の上から弦を押さえ、音程をコントロールする)に埋め込まれたインレイはビジュアルを左右する部分も大きく、メーカーによってはかなり気合を入れているところも有る。
音には関係ないのにね。
でもステージに立つということはパフォーマンスのビジュアルにも影響するので、無視できないところであるのだが、音のコスパが悪いとだけ俺は思っている。
加えて、ネック材も硬い木材で出来ており、多少乱暴に扱ったところでびくともしない。
ちなみに言っておくと、柔らかい木材で出来たギターは乱暴に扱ってしまうと、ネックごと折れることがあるが、これは一切そんなことが無い。
(余談だがその際の修理費は4万円~とかだったりする。結構高い。)
お気に入りの一本である。
見栄えも、サンバーストと呼ばれる茶色と黒のグラデーションも渋くて飽きが来にくい。
中々に味わい深い。
そんなギターだ。
そんな俺のうっとりした様子を、珍しげにみぞれ先輩はまじまじと眺めた後、みぞれ先輩もチューニングを始める。
それが終わったら、今日やる曲の以前のセッションの動画を先輩に見せた。
先輩は冷静な普段と違って珍しく食い入るように見ている。
セッションとは言うが、皆、持ち寄る楽器はそれぞれ違う。
純粋にキーボードを持ち込む人もいれば、鍵盤ハーモニカをマイクにあて強引に音を大きくしている人もおり、ショルダーキーボードと呼ばれるエレキギターのように動き回れるキーボードを持ってきている人もいる。
エレキギターが有る意味一番見た目と楽器は変わらないかもしれない。
中が空洞になっているアコースティックタイプや、空洞のないソリッドなどはあるが、概ね想像の範囲内に収まる。
――音はエフェクトをかけて一番弄りやすいので千差万別の音となるが。
ベースもウッドベースだったり、エレキベースだったりするが、皆それぞれ個性ある楽器を持ってきている。
人によってはギターの代わりに三味線を持ってくる場合がある。
これも進取の気取りを行くジャズならではの新しさだ。
日本の音階と西洋の音階は当然違うのに、これでドレミの音階を鳴らせてしまうのだから、持ってきた人の技量のすさまじさが分かる。。
変わらないのはドラムぐらいだ。
人によっては、稀に和太鼓とか、マイシンバルをアクセントに持ってくる人もいるが、基本的にステージ上にあるドラムセットを皆共用で使っている。
――ドラムセットが一番搬入が大変だから、しょうがないと言えばしょうがないのだが。
そんな俺の考えをよそに、みぞれ先輩は食い入るように歴代のセッション動画を見つめている。
「同じ曲なのに、皆それぞれ違って面白いね……」
みぞれ先輩の普段冷静な瞳には無い、珍しく情熱的な炎をその瞳の中に感じた。
――そう、それがセッションの魅力なのだ。
皆それぞれ、考えていることは時間帯や日によって違うし、瞬間瞬間違うのだ。
それを、強引にバンドであわせてみると、当然と言えば当然だが摩訶不思議なことに、同じ曲でも毎回毎回違う音楽になる。
もちろん、その小節のコードにあった音を出す、リズムをずらさない、離合集散のタイミングを守るなどの基本ルールはあるが、ソレだけだ。
今日は店長に相談してオーボエで出せる音の曲を多めに入れてもらった。
みぞれ先輩の演奏がおれ自身楽しみである。
――――そして、セッションがやってきた。
みぞれ先輩は、ワンドリンクの旨を注意され、慌ててお金とドリンクを引き換えにして、ステージに上がってきた。
俺もワンドリンク分、ソフトドリンクを適当に注文し、ステージの上にギターとともにあがる。
春の夜は肌寒く、未だに夜は冬物を着てしまうのに、スポットライトに当たると途端熱く感じる。
――スポットライトには魔力がある
と、いう言葉がある。
スポットライト、それは当たる者もそれを見る者にも全てに等しく『輝き』という魔力を与える。
みぞれ先輩はスポットライトの光に当たると、その藍色の艶やかで枝毛一つなさそうな髪がより一層美しく見えた。
制服で隠れて普段強調されないその胸元が、スポットライトの強い光に当たり、より強い陰影を腰に生み出し、胸元を強調され、思わず俺はたまらずゴクリと唾を飲み込んでしまう。
ズボンの裾に入れられたTシャツがその胸元をさらに強調する。
清楚なのにエロティック。
それを地で行く人だということに気が付かされた。
俺の昂ぶる思いをよそに、俺と並びステージの中央に立つみぞれ先輩。
みぞれ先輩はPAの人にマイクの当て方について教わっていた。
ライブハウスにおけるPAとは、色々と不合理なバンドサウンドを調節したりするために存在している。
例えば、『転がし』と呼ばれる演者の前に転がしてあるスピーカーは『返し』と呼ばれる音を出している。
ドラムやギター、ボーカル、それぞれの方向が客席方向に向かって一律に志向されているが、バンドアンサンブルにおいて他パートの音が聞こえないことがある。
それを防止するためにドラムや、ギターのキャビネット部と呼ばれるスピーカー部分にわざわざ『マイクを別にあて』、ボーカルや他者の音をミックスしたものを演者に『返し』ているのである。
それによって、演者は自身の音や他者の音を聞くことにより、演者自身がバランスをとることを図っている。
もちろん、それらの音は客席にも別スピーカーで流してはいるが。
スポットライトが本調子に明滅し、いよいよ曲が始まる。
ドラムが「ワン、ツー!」とスティックを叩きカウントを取る。
このライブハウスだと、定番のスタンダードなナンバーだ。
有名曲であるが、若干のアレンジが入っている。
それは皆それぞれ、ソロパートが加えられているのだ。
皆それぞれ楽しそうな音を出す。
演者それぞれ、皆ほとんど初対面の人が多いが、皆それぞれ笑顔で華やいでいる。
見知らぬ人と合奏したときの、言葉にできない極上の気持ちよさ。
―――これぞまさに音楽の喜び
―――こんなに気持ちがいいのは初めてセックスしたとき以来!
と、いうぐらい気持ち良い。
みぞれ先輩も、最初はガチガチで緊張した様子だったが、1番のサビが終わり、二番に入ると、そんな様子も多少は和らいできた。
普段からお硬い演奏をするみぞれ先輩だが、3番のAパートに入るころには、珍しくその顔を紅潮させ、笑顔だった。
ちなみに、3番に入るときに、それぞれソロがあるのだが、俺が某人工音声合成エフェクター(通称:ミ○ストンプ)と呼ばれるエフェクターでソロを引いたときには、みぞれ先輩は普段は表情にあまり差がないのに、かなり驚いた様子だった。
人口音声合成ソフトや電子音楽などと縁もゆかりもなさそうな、若年層とはべつの客席からはどよめきの声があがったが、俺は気にせず自信満々に演奏を続ける。
このエフェクターは色々な意味で面白い。
独創的だ。
ちなみに海外のYou○ubeの外人レビューの動画を見ると、皆驚いた顔をしている。
むべなるかな。
ギターという六弦で和音(コード)を出すことを前提に作られた楽器なのに、このエフェクター、
――『和音』が出せないのである。
※和音とは、所謂ドミソ等の音を同時に弾くことである。ちなみにドミソのコードの場合は『ド(C)』(通称:ルート音)から『C』と呼ばれる。
そしてさらに!
このエフェクター、面白いことに和音を弾くと某国民的アニメに出てくるジャ○アンのような『ボェーッ!』サウンドとなる。
所謂、音痴というやつだ
興味があるなら探してみて欲しい。
――嘘じゃない。
和音前提で弾く楽器であるギターのエフェクターとしては致命的な弱点だ。
普通にソロで弾くと面白いのにネ!
プレミアはついているが、あまり当初は売れなかったそうだ。
新機軸満載すると失敗することが良くある音楽の機材業界ではままあることが、残念である。
でも一部のファンからは賞賛を受け、生産終了したのにも関わらず、プレミア化した。
そんなこんなしながら、俺はソロを弾き終えた。
今度のソロはみぞれ先輩の番だ。
前準備として、俺と、メンバーと、みぞれ先輩がアイコンタクトをしてみぞれ先輩がソロに入る。
俺の音で笑いが取れてリラックスしたのか、普段よりも表情豊かなソロとなった。
表情の差がすくないみぞれ先輩なのに、今日は非常に楽しんでくれている。
――つれてきて良かった。
俺は心底そう思った。
――この後に災厄が訪れるとも知らずに。
数曲をみぞれ先輩と共に演奏する。
その都度、みぞれ先輩はテンションが高まり、普段の硬い表情とは別に天使のような笑顔になっていった。
そして、みぞれ先輩は『何故か』いつも以上にテンションが高く、『脚をふらつかせて』客席に戻っていった。
俺はそんな不審な様子の先輩を見守る。
先輩の手には、薄茶色の液体が入ったグラスが握られていた。
――まさか!
俺の悪い直感は残念ながら当たってしまっていた。
とりあえずみぞれ先輩を適当な椅子に座らせ、某名探偵アニメのようにペロッとその液体を舐めてみる。
(カルーアミルクだコレ!)
と、みぞれ先輩の危機をよそに、頭の中でひげのおっさん同士がジョッキを交し合う画像が連鎖反応で何故か想像してしまう。
慌てているときほど、そういう謎の思考が発生してしまうこの現象はなんなのだろうか。
動揺の余りグラスを落として割ってしまうが、大音量のライブハウスだ。
誰も気づいていない。
――カルーアミルク。
それは大学生達が前世でこぞって女性に飲ませて泥酔させた後、輪姦したサークルがあったということで世間的に一躍有名になったお酒である。
カルーアというコーヒー風味のお酒をベースに、牛乳で割って作るだけなのだが、これが『曲者』なのだ。
女性は甘いのが好きなのは世間一般の知るところだが、その甘いカルーアというお酒を『牛乳』という個性の強い割り物で割って作るために、アルコール分を非常に感じにくい、『甘くて非常に飲みやすいお酒』ができあがるのである。
そしてそのアルコールの感じにくさと甘さと飲みやすさのせいで、実はアルコール分は低くないのにも関わらず、ガバガバ飲めてしまうという『素人殺しのお酒』なのである。
恐らくだが、みぞれ先輩は最初に注文した際、『ミルク』と書いてあった文字を見て咄嗟に注文してしまったのだろう。
そしてその甘い味を気に入り、アルコール分に気づかず、そのままゴクゴク行ってしまったに違いない。
春先で寒いとはいえ、スポットライトは熱い。
乾くのも当然だ。
そしてステージに上がるたびにワンドリンクずつ飲んでしまっていた。
もちろん店側のミスもあったのだろう。
初見のお客さんだし、ライブハウスなので店自体も薄暗いし、客の顔も判別しづらい。
みぞれ先輩の年齢以上に落ち着いた様子から成年と勘違いされたのかもしれない。
――過去の出来事なので推測でしかないが。
現状、みぞれ先輩は顔を紅潮させてくらりくらり、といかにも倒れそうな様子で、座っているのにも関わらず大きく横にふらついている。
とりあえず顔見知りのスタッフさんに謝罪し、グラスとこぼしたドリンクを清掃してもらう。
みぞれ先輩を連れて、もちろん楽器という高価な忘れ物がないか確認して、慌ててお店をでた。
みぞれ先輩を付近の椅子に座らせ、近所にあった自販機で慌てて水を買う。
そのあいだこっくりこっくりとみぞれ先輩は紅潮した顔で船を漕いでいるが、楽器から目を離さないようにしつつ、俺は慌ててみぞれ先輩に水を飲ませようとボトルを差し出す。
しかしみぞれ先輩はぼやーっとした目が据わった半目の目つきで、ペットボトルのふたすら開ける気力もないようだ。
代わりに俺があけ、みぞれ先輩にもう一度差し出す。
「せ、先輩、とりあえずこれ半分ぐらい一気に飲んで!」
みぞれ先輩はじっと俺を見つめた後、言われるがままに半分飲んだ。
だがそれ以降、ずっと下をむいた状態でロダ○の考える人のようなポーズを取ったまま全く微動だにしなくなった。
「タ、タクシー!」
と路上を流しているタクシーを呼ぶ。
この世界では7:1の比率で女性のが多く、物理的にも社会的にも力が強く、当然こんな繁華街なので危険のためか女性ドライバーだった。
呼び止めるまではすんなり言ったが、一台目にはみぞれ先輩の様子から乗車拒否され、二台目は懇願して載せてもらったものの、俺も動揺しており、行き先は『俺の自宅の住所』を告げてしまった。
そして、みぞれ先輩がアルコールだけでなく車にも酔ったのか、車内で口に出すのも憚られるような状態をしでかしてしまった。
当然全うに意識のある俺がドライバーに非難される。
謝罪し、言われるがままにコンビニATMに駆け込み、俺もこれ以上トラブルを抱えたくないのでドライバーの言い値で清掃費用を手渡す。
今月の生活費用の1/3が消えてしまったが、やむを得ない……。
むしろ清掃費用としては妥当な金額だろう……。
先方さんも清掃なんて嫌だろうし、清掃している間は当然営業できないだろうし、その営業保障も入っているだろう。
申し訳なさもある。
つまり俺は諦めた。
そして、なんとか自宅前に到着したものの、みぞれ先輩を引き立てていた服はみるも無残な状態になっている。
意識はあるし、ちゃんと呼吸してるし、泥酔しているだけのようだ。
俺も専門じゃないが、救急車を呼ぶような事態にはなってはいない様子だ。
とりあえず先輩を家に上げる。
楽器は分かりやすいところにおき、無くさないような位置にだけ移動する。
先輩のおしゃれな服は見るも無残な状態になっていた。
前世だと男性が女性を勝手に脱がさせるのは概ね問題が問題があったが、男女の貞操観念の価値が逆転した今世ではそれは無い。
「先輩、バンザーイしてください、バンザーイって」
先輩はその定まらない胡乱な目つきだったが、両手を挙げてバンザイのポーズをしてくれた。
そしてそのTシャツを脱がした後、濡らした清潔なタオルで汚れてしまった部分を拭き、替えのTシャツ(もちろん俺のだ)を与える。
下半身も同じように脱がせ口に出せない惨状により汚れたところを綺麗にし、変えのズボンを履かせる
そしてトイレにも行かせた。
あんまり健全な行為ではないが、念のため鍵は掛けさせないでもらった。
中で何かあった際に俺が助けられないのでは困ってしまう。
そんな状況の中、先輩の下腹部も当然見る機会があったが、俺も動揺しており、てんやわんやで性欲を感じるとかそういった次元ではない。
トイレをさせたのはアルコールは利尿効果があるので、すればするほどアルコールは抜ける、という前世の知識によるものだ。
酔った直後に水を飲ませたのも体内のアルコール濃度を下げるためにやったことだ。
最後にがんがん水を飲ませた後、しょうがないので俺はみぞれ先輩を抱えてベッドに寝かしつけた。
(ちなみに普段俺が使って、久美子と致すときにも使っているベッドだ。ダブルサイズで二人で寝ても余裕がある)
さすがに俺もへとへとだった。
先輩の相談へ何か解決の糸口になれば、とジャズ系イベントを行うライブハウスに連れ出した。
そして、演奏の際に先輩に何とか楽しんでもらえているな、良かったな、と思った後のまさかのこの落差である。
さすがに疲れた……。
その後、大まかな先輩の服の汚れを風呂場で落とし、洗濯乾燥機にいれたところまでは記憶があるが、そのあと精神的疲労で朦朧としていたのであろう。
『通常通りベッドに半裸の状態で入ってしまった』。
――そんなこんなで、翌朝にいたるのである。
この世界では男女の貞操観念が逆転している。
前世での男なら、自分の横に朝気づいたら、全裸もしくは半裸の女性がいる状態で、かつ酒の飲みすぎにより記憶が無い状態であれば、
――ヤバイ、何かやらかしたかもしれない
と、そう思うだろう。
今のみぞれ先輩はそんな状況である。
そしてみぞれ先輩は思った以上に責任感が強く、頑固一徹である。
俺は、何も無かった、お互いの勘違いだと、主張するが、
なんと先輩は、
――責任を取ると主張してやまない。
俺はみぞれ先輩には前々から惹かれていた。
俺としては、みぞれ先輩と付き合うのはやぶさかではないどころか大歓迎だ。
「……私、責任を取るから……」
「……はい」
結局、俺が根負けしてみぞれ先輩と付き合うことになった。
(この世界では男が少ないからか、ダブルやトリプルで付き合うということは当然ある。
8人に1人しか男がいないのだ。一妻一夫だったら自然減により人間は絶滅しているので、そういう社会的認識も前世と違い根本にはあるのだ)
俺はこの先輩に『はい』、と答えを返した途端、欲求を抑えられなくなった。
――ここから先、この先輩は『俺の女』。
そう認識した途端、俺は先輩にケダモノのように襲い掛かり、みぞれ先輩を組み敷いた。
みぞれ先輩も、覚悟していたのか。
そのままなすがままに押し倒される。
みぞれ先輩の同様をよそに、俺はみぞれ先輩を久美子と致しているベッドに押し倒す。
そのまま、口付けを交わす。
みぞれ先輩、は初めてなのか、そのまま俺のなすままにされている。
俺はリードするように、みぞれ先輩の口内に舌を突入させ、みぞれ先輩の歯茎と舌を絡めとる。
みぞれ先輩は、その行為に驚きと気持ちよさを感じたようだ。
同時にみぞれ先輩にはかせていた俺のズボンに手を突っ込む。
みぞれ先輩は、さらに動揺し、俺を慌てて突き放す。
覚悟していたように見えたのだが、俺の錯覚だったのだろうか。
「わ、私……心の準備が……。
き、キスってこんなに……気持ちいいのね……。
こ、こんな気持ちいいこと初めてで……」
そう言って紅潮させた様子で、恥ずかしいのか俺から目を逸らす。
「ご、ごめん……突き飛ばしちゃって……。
……パンツに手を入れてくるから驚いちゃって……」
「でも先輩、濡らさないことにはセックス、できないですよ……?」
そう言って俺のそそり立つ肉棒を見せる。
みぞれ先輩は慌てて目を手で隠すが、その指が広げられ、初めて見る男性のモノに釘付けのようだ。
本人は隠しているつもりなのかもしれないが、その指先が広げられている様子から目が離せないのが丸分かりだ。
「……お、お父さんの以外、……見たこと無いんだけど、こ……、こんなに大きくなるんだね……」
「男の性器ってこんなもんです」
そういって先輩が油断しているうちに、元は俺のズボンを強引にずり下げる。
「きゃっ……!」
と、かわいい悲鳴があがるが、そのかわいい股間が丸出しだ。
なんとそこには無毛の大陰唇があった。
無毛!
まさかの無毛!
遺伝的には存在すると聞いたことがあったが、皮をかぶったクリトリス、男を知らないであろう閉まった膣穴がそこにはあった。
まったく指で先輩の陰唇を広げてみる先輩は抵抗なく、その体に見合った小さな穴があった。
俺はそこに指を差し入れ、中の感触を確認する。
これから行われることに期待しているのか、少しずつ愛液がとろりと、染み出してきていた。
俺は指で大陰唇を広げ、中の様子を確認する。
綺麗なピンク色だ。
男と交わったことのない純白なサーモンピンク。
でも、少ししか濡れていない。
本人の認識なのだろうか?
これからセックスするという意味を本当に分かっていないのかもしれない。
俺は先輩とのキスを再開し、ズボンの中に手を入れ、先輩の下の唇に指を入れ、再びその上下を再開させた。
先輩の膣をふんわりと刺激し、先輩を丁寧に濡れさせる。
「……うっ、……ふぁああ……!」
俺は先輩に気になったので、聞いてみることにした。
先輩の耳を舐める。
「……やぁっ……!……恥ずかしい……!き、汚いよ……」
「先輩に汚い部分なんて無いですよ」
そういって、耳が弱い先輩の耳をひたすらにいじめ続ける。
その華麗な髪が気づいたら俺の唾液で汚していた。
先輩は喘いで、その襲い来る快楽に困った様子で、涙目で見上げている。
俺はその視線に、背中にゾクゾクしたものを感じた。
みぞれ先輩に対して、ついつい加虐的になってしまう。
みぞれ先輩をいじって、未知の快楽を教え込むということは、純白の雪を掻き分けるような楽しさがある。
先輩を俺色に染め上げるということは、俺の女にするという高揚感と征服感があり、みぞれ先輩はそれに値する女性だ。
容姿端麗。
練習熱心。
生真面目。
こんなに、素晴らしい人がいるだろうか、いや早々いない。
唯一の欠点は引っ込み思案なところだけで、それもセックスにおいてはリードでき、教え込むこともできる。
つまり俺にとっては、魅力しかないということだ。
おれはみぞれ先輩に、気になったことを聞いてみることにした。
「先輩、オナニーって週に何回してますか……?」
「オナ……?……なに、……それ?」
やっぱりだ!
さっきから性に対して無知識な様子だったが、俺の直感が当たったようだ。
この女性のが性欲が強く、数が多いこの世界は、AVとかも男性が犯されたり、輪姦されたりというAVが多いのだが、先輩はそのまま小中高と来てしまったようだ。
たまに前世の同級生で、オナニーの存在を知らないやつがいたけど、まさか先輩がそうだったなんて……!
大体の時には、多かれ少なかれ、中学生ぐらいのときに覚えるのであるが、このままオナニーを知らないまま、高校生になってしまうみぞれ先輩は超貴重だ!
このままセックスを教え込むか、オナニーを教え込むか迷うが、俺はあえて先輩にオナニーを教え込むことにした。
女性のセックスは最初痛い。
特に激しい運動をしているタイプは既に処女膜が破れていたりする場合があるが、ずっと文科系タイプだったみぞれ先輩にそれは無いだろう。
ということで、性にのめりこんでいるみぞれ先輩が見てみたくて、みぞれ先輩にオナニーを教え込むことにした。
―――
俺は今、みぞれ先輩を後ろからベッドで抱え込んで、オナニーを指導している。
みぞれ先輩の手をリードしつつ、みぞれ先輩の秘部と乳首に手を当てている。
「こうやって……自分を昂ぶらせながら、自分の中に指を差し込むんです」
俺はそう言って、みぞれ先輩の中に軽く指を差し込みつつ、くいっとみぞれ先輩の浅い感じやすいところを刺激する。
すると先輩は、
「うっ。ぁああ……、ふっ……!」
と、俺の指に合わせて喘いでくれる。
「気持ちいいですか?」
「……気持ちいい。こんなに気持ちいいことが世の中にあったんだね……」
――知らなかった
っと、先輩はこの先が無いかのように笑顔になる。
まだまだ、ここから先があるんです。
と、思わず言いそうになりながら、先輩に指導をする。
「乳首も優しくこねてあげるんです。
すると、段々感じてくるようになりますから、一人でやってみてください。
最初は感じないですが、感じてくると、Tシャツを羽織っただけでも感じるようになるので」
そういって、乳首の感度を高めるための方法をみぞれ先輩に、今度は下の唇と同時に教え込む。
耳元で息を吹きかけてあげるのはサービスだ。
するとみぞれ先輩が面白い具合に出来上がっていく。
普段の清楚さとは考えられないぐらいの乱れ具合だ。
とくに、みぞれ先輩は耳が感じやすいようだ。
耳を舐めて甘噛みしてあげると、途端に乱れていく。
あのクールで生真面目なみぞれ先輩が、だ。
真面目な人ほど、乱れたときにエロイこのギャップ。
最高にたまらん。
みぞれ先輩は素質があるのか、最初のオナニーで既に達しそうだ。
「……ぁあ! 何か…ぁ…くる……!」
みぞれ先輩の達しそうな気配を受け、俺はすかさず、既に濡れているみぞれ先輩の秘唇に指を当て、クリトリスとGスポットを同時責めした。
「うぅああッ……!」
みぞれ先輩は普段からは考えられないような獣のような声を出して果てた。
まさに獣だ。
愛液がどっとベッドに流れ出る。
まるで射精のような勢いだ。
射精直後の獣のように、ブルブルっと震えた後、俺に荒い呼吸のままもたれかかる。
その肌は普段と違い、真っ白い雪の気配を感じさせる肌から、色素が薄いのか情熱に火照った赤い熱を帯びた色に変わっていた。
「ハァハァ……」
声を上げて、疲弊した様子を俺に示してくれるのは信頼からだろうか。
非常に嬉しいものを感じる。
でも先輩は非常にぐったりしていた。
そりゃそうか。
お酒に潰れて、後輩(異性)の家に担ぎこまれたと思ったら、そのまま責任を覚悟し、オナニーを教え込まれて果ててしまっているのだ。
そりゃさすがに疲れる。
みぞれ先輩は少し疲れたのか寝た後、洗濯乾燥機で汚れが落ちた服でそのまま帰宅した。
俺はみぞれ先輩に今後、どうやって教え込んでいくか、年甲斐もなくワクワクしてしまい、楽しみになってしまった。
次にやるプレイ内容
-
麗奈に逆バニーで誘われる編
-
久美子大学生編朝から晩まで子作り生活
-
ツインテールはフェラチオハンドル委員会
-
専業主夫no優子とみぞれに愛されセックス
-
ツ●スターゲームからの崩れ落ち乱交
-
バレンタインタコパ、AV見てしまい乱交に