「じゃあ、成幸さん。脱ぎましょうか」
ふたりで立って向かい合うなり、理珠がウキウキした表情で成幸のワイシャツのボタンを外しはじめた。鼻唄でも歌い出しそうな表情。出勤するとき、たまに理珠がネクタイを直してくれてお互い顔を赤らめることを思い出す。
「よし、これでぜんぶ……。では、脱ぎましょう」
成幸のシャツを脱がそうとして……もにゅん。
Tシャツ越しに理珠の豊乳が触れる。
「……あの、理珠さん……?」
胸が触れているあいだにシャツを脱がせてもらったが、それでも理珠は離れようとしない。
理珠が上目遣いでちらりと見て、目をそらし、もういちど見て、ちょっとだけ唇を尖らせる。
「……くっついてたいんです。だめ……ですか……?」
(可愛すぎか!)
心の中でツッコんだ。
「そんなことない。むしろ大歓迎だから、いくらでもどうぞ」
こくこくと何度も頷くと、理珠の頬がほわりとゆるむ。ああもう可愛い。同棲するとお互いのいやなところが見えるという話はよく聞くが、ふたりきりの生活は彼女の新たな魅力を毎日のように味わうことができる。
理珠はしばらく成幸の胸に頬ずりをすると――強烈すぎる可愛さに成幸は意識を失いかけていた――ようやく顔を離した。
「次はTシャツですね。はい、バンザーイ」
「バンザーイ……」
理珠が両手を上に伸ばしてぴょんぴょんと飛び跳ねる。
「理珠……動画撮っていいか?」
「なんでですか!?」
反射的に口にした欲求だった。
自分で脱ごうとするも、理珠は譲らない。
(頑固だよなぁ……)
そういうところも含めて可愛いんだよな……と思いつつ、腰を曲げてTシャツを引っ張って脱がせてもらった。
理珠が成幸のワイシャツとTシャツをじーっと見つめる。
「……? 理珠?」
おもむろにワイシャツとTシャツを鼻にくっつけ、すんすんと鼻を鳴らした。
「……!? 理珠!? ちょ!?」
理珠は目を覗かせた状態でじぃっと見つめながらも匂いを嗅ぎ、ふにっと目を細めた。
「成幸さんの匂い、好きです。気持ちが落ち着きます」
「それは嬉しいんだけど……目の前で匂いを嗅がれるのはちょっと……」
「はぅ……ご、ごめんなさい……」
それでは……と理珠がつぶやき、成幸の胸板にぱふっと顔を押しつける。
「直接嗅ぐことにします」
少しだけ恥ずかしそうにしながら笑い、すんすんと鼻を鳴らす。どこか酔いの混じったような蕩けた目。
「うぁ……っ」
細指が股間の膨らみに触れる。スラックス越しに形をたしかめるようにすりすり、すりすりと。
「ここ、苦しそうです……」
理珠が成幸の足元に跪いてベルトを外し、スラックスを脱がせる。パンツの縁に指を引っかけ、成幸をちらりと見て、細喉を控えめに鳴らし、一気にずり下ろす。
勃起肉が勢いよく理珠の目の前で揺れた。
「ふわぁ……っ」
血管の浮いた肉茎に理珠が目をぱちくりさせ、薄い唇をかすかに震わせた。
「成幸さん……大きいです……とっても……っ」
まるで肉槍から酒気がにじみ出ているかのように、理珠の顔が上気し、色っぽくふやけていく。
細指が竿の根本に巻きついた。
「おぁ……っ」
淡い快感に鈴口から先走り汁がぴゅるりとあふれ出る。理珠が今にも泣きそうに顔をくしゃりと歪めた。
「すごく……エッチな匂いがします……」
亀頭の先端に浮いた透明な粘液の珠に鼻を近付け、成幸を見つめながらその珠をちゅっと吸う。
「んふぅぅ……っ」
朱く張りつめた亀頭と薄い唇のあいだに透明な糸が伸びる。淫猥な光景と悩まし気な吐息に、ふたたびカウパー液が噴き出した。
「やぁ……すごいです……っ」
ふたたび口をつけそうになるが、
「理珠……先に理珠も脱がせていいか?」
目をぱちくりとさせ、竿の根本をこしこしとゆるくしごく。
「私の裸……見たいんですか?」
「そりゃそうだって」
ちょっと顔が熱い。理珠がいたずらっぽく笑っている。ふだんはウブなのに、ひとたびスイッチが入るとどこまでも淫猥ないたずらを仕掛けてくるのだ。そのギャップに毎日やられてしまっている。
「わかりました」
理珠が名残惜しげに立ち上がる。ふわふわとした生地にスウェットとショートパンツという服装は変わっていないが、理珠が顔を上気させて息を荒らげていることで各段に色っぽく見える。
「それじゃあ……」
理珠のスウェットのチャックに手をかける。小さな手が所在なげにふわふわと宙を泳ぐのが可愛らしい。
ちぃぃぃ……っ。
小さな金属音を聞きながらチャックを下ろす。理珠はTシャツを着ておらず、ライムグリーンのブラが露わになった。豊満な乳房の上乳がじっとりと汗ばんでいる光景に息を呑む。
「下着、可愛いな」
「えへへ……ありがとうございます」
スウェットを脱がせながら褒めると、理珠が頬をふにゃりとゆるめた。出会った頃からは想像もつかないほど豊かで愛らしい表情。
「んふぅぅ……っ?」
愛おしさが湧き上がって口づけをする。理珠が目をぱちくりさせるも、すぐに舌を絡めてきた。ぴちゃぴちゃと音を鳴らしてキスに浸る。
(……ん?)
理珠が不意に目を細めた。どうしたのかと思った直後、亀頭がなめらかな手のひらに包まれる。
「ん……ぐ……っ」
理珠の手のひらがゆるやかに右に左にと傾き、亀頭を刺激してくる。思わず腰を引くが、腰に手を添えて引き寄せられる。
(ああもう、エロすぎるだろ……っ!?)
どう反撃しようか……と考えていると、成幸の腰に添えられていた手が後頭部に移動して、
「むおっ?」
顔が汗ばんだ谷間にぽふんと埋まった。ふわりと香る甘い匂いと極上の柔らかさ。
「成幸さん……」
頭上から降ってくる声は優しさに満ちている。頭をくしくしと撫で、肉竿を優しくしごく。安らぎと興奮が同時に心と身体を満たしていく。
「ひゃんっ?」
しっとりと汗ばんだ背中を撫でた。触れるか触れないかのタッチでつっ、つつっと腰からうなじにかけてすべらせていく。
「あっ、やっ、うんんっ、なんで大きくなるんですかぁ……っ?」
艶めかしい反応に肉茎が反応していた。
しばし背中の感触を堪能したところで、ブラのホックを外す。ライムグリーンのブラが落ちると、どたぷんっと重量感たっぷりの柔乳が現れた。乳頭と乳輪は綺麗な薄桜色で、白い肌とのギャップがたまらない。頂はすでにぷっくりと膨らんでいた。
「な、成幸さん……そんなに見なくても……っ」
理珠が戸惑い気味に言うが成幸は気にしない。毎日眺めていても飽きることがないどころかもっと見たくなる。
「理珠……綺麗だ」
見つめ合ったままで豊乳の裾野にそっと触れる。理珠が目を見開き、瞳に期待をにじませる。10本の指を円を描きながら頂に向かわせる。
「あっ、んん……っ、あぅ、そこ、汗、かいてますからぁ……っ」
下乳はたっぷりと汗をかいていて、理珠が羞恥に頬を赤らめる。
「大丈夫、俺は好きだから」
「うぅ……成幸さんがヘンタイさんです……」
「理珠に言われたくはないけど」
Tシャツとワイシャツをちらりと見て笑う。理珠は唇を尖らせ、可愛らしく睨んできた。
ぷっくりと膨らんだ乳頭をつまむ。
「ひぐっ!? あっ、うぁっ、はっ、はぁぁ……っ」
人差し指と親指でこよりを作るように優しくこする。
「気持ちいいか?」
「あっ、うっ、きもちっ、いっ、い、です……っ」
「よかった。あ、目を逸らすの禁止な」
「な、なんでですかぁ……っ。あっ、あぅっ、あぁぁ……っ」
理珠は泣きそうになりながらも成幸の肩を掴み、健気に見つめてくる。理珠の羞じらいとは対照的に、乳頭の膨らみは大きくいやらしい。側面をきゅっとつまみ、先端をこすり、伸びた部分をしごく。
「どれが気持ちいいとかってのはわかるか?」
「あっ、あぅっ、ごめんなさっ、だめっ、ぜんぶっ、きもちよくてっ、わからっ、な、い、ですぅ……っ」
ショーツパンツに包まれたむっちりとした脚ががくがくと震え、内股になっている。その内側がどれほどの湿り気を孕んでいるか、考えただけで下腹部が熱を帯びる。
量感たっぷりの乳肉へむにりと指を沈め、膨らみの頂を人差し指でかりかりと引っかく。
「あっ、あっ、あっ? それっ、ひぅっ、すごっ、きもちっ、いっ、あっ、うっ」
理珠の声から理性が薄れる。成幸の肩をすがるようにつかみ、陶酔した目で見つめてくる。
「気持ちいいか?」
言葉にする代わりに理珠がこくこくとうなずく。
「あっ、あっ、あっ、あっ、だめっ、もうっ、立って、いられな……っ」
生まれたての子鹿のように脚を震わせる恋人の姿に嗜虐心を煽られる。
片手を離し、ショートパンツに包まれたお尻を掴んだ。
「ひゃぁんっ!? な、成幸さん……ひぅぅ!?」
空いた乳頭に吸いついて舌で転がし、肉尻を撫でながらもうひとつの頂を指で引っかく。
「あっ、うぁっ、ひんっ、だめっひぅっあっ、あんっ、ぅあっ、あっ、あっ、あっあっあっあ……っ」
内股でひざとひざをぴったり合わせ、理珠の細腕が成幸の頭をかき抱く。柔乳に顔を包み込まれた瞬間、暗闇の中で理珠の身体が激しく震えた。
「ぅあうぅぅぅ……っ」
快感の逃げ場を求めるように成幸の髪の毛に指を挿し入れる。
「ひぐっ、成幸さっ、手っ、止めっ、やぁん、舐めるのだめですぅ……あっ、やぁぁっ、あっ、あっ、あっ、あ……っ」
理珠が果ててからもたっぷり数分に渡って愛撫を続け、ようやく口と手を離す。理珠は成幸の首に腕を回し、コアラのようにぶらさがっていた。目を逸らさないという成幸の言いつけを守り、虚ろな目でじっと見つめている。
「うぅ……成幸さんのばかぁ……」
掠れた声で可愛らしくなじり、唇を重ねてくる。口の中の唾液の量が明らかに増えていて、成幸の背中をまさぐる手つきも快感を刷り込むように艶めかしい。
「理珠、気持ち良かったか?」
「……よすぎて、立ってるのがやっとです」
ぷくっと頬を膨らませ、背中をぺちぺちと叩いてくる。可愛すぎて意識が飛びそう。
「んむっ?」
キスをされた。舌を絡め、離す。
「んんっ?」
またキスをされた。今度はもう少し長めに舌を絡め、離す。
「んむ……っ」
またまたキスをされた。今度は理珠の身体を強く抱きしめ、小さな舌を啜った。理珠の身体からくたっと力が抜けたところで口を離す。唇と唇のあいだに唾液の糸が伸びた。
理珠がはぷはぷと酸素を求めるように口を開け閉めする。
「成幸さん……もっと、キス、したいです……」
とろんと目を細めてのとびきりのおねだり。
「……理珠って、めちゃくちゃキス好きだよな」
「成幸さんのせいですよ。毎日いっぱいキスされたらこうなっちゃいます」
「理珠からもかなりしてたような……」
日々の生活を思い出して首をかしげると、理珠がぷくっと頬を膨らませ、もういちどキスをしてきた。
「理珠。脱がすぞ」
「……はい……」
少しだけ恥ずかしそうにして、照れ隠しをするようにキスをしてくる。可愛すぎか。
理珠のショートパンツに指を引っかけて下ろす。湿り気を帯びたライムグリーンのショーツが下腹部にぴたりと貼りついていた。続けてショーツに指を引っかけて下ろす。恥毛は控えめで、ふっくらとした陰唇が可愛らしくもいやらしい。ちらりと覗く薄ピンクの粘膜はすでにたっぷりと濡れていて、ほんのりと甘酸っぱい匂いを漂わせている。
「な、成幸さん……っ? その、あ、あまり見られると……っ」
「ん? どうした?」
ひざ立ちになり、理珠の内ももに手を添えて意地悪く問いかける。理珠は顔を真っ赤にして、成幸の頭をくしくしと撫でた。
「で、ですから……あ、あまり、見られると……っ?」
成幸はなおも意地悪く見つめ、鼠径部に指をすべらせ、花びらを開く。
とろり。
「あ……っ」
小さな膣口から愛液が溢れた瞬間、理珠が羞恥の滲んだ声を漏らした。
「も、もう、成幸さん……っ!」
「ごめんごめん」
さらにいじめるか迷っていると、頭をぽかぽかと叩かれた。まったく痛くない叩き方に和む。
「意地悪な成幸さんにはお返ししちゃいます」
「え、あ、ちょ……っ?」
とん、とんと肩を押され、ベッドの縁に腰を下ろす。理珠は成幸の股座にするりと腰を下ろし、内ももに手を置いた。
「大きいです……」
うっとりと漏れる声。張り詰めた勃起肉が整った小さな顔を縦断している。
裏スジに鼻をこすり当て、すん、すんと鼻を鳴らす。
「んっ、ふぅ……んふぅぅ……っ」
肉感的な肢体を悩ましくくねらせ、熱っぽい目で見つめてくる。
「理珠……っ」
一刻も早く舐めてもらいたくて、艶やかな髪をくしゃりと撫でる。理珠は嬉しそうに目を細め、鈴口にちゅっとキスをした。
「ふふ……おつゆがいっぱい出てますよ?」
ちろりと舌なめずりをして、続けざまに亀頭の割れ目にキスをする。鋭い快感が尿道を走り抜け、次々と先走り汁が溢れる。
「ひょっぱいです……」
可愛らしい舌っ足らずの声でつぶやいた直後、理珠は張り詰めた亀頭をぬるりと呑み込んだ。
「ぉ……ぁ……っ」
薄い唇がカリ首にぴったりと貼りつく。成幸の反応を澄んだ目でじっと見つめながら、ゆっくりと舌を動かして亀頭を1周、2周、3周。小さな手で玉袋を大事そうに愛でながら、今度は固めた舌先で鈴口を入念にほじくる。
「んっ、んっ、んっ、ん……っ」
頬をくぼませ、口をОの字にしてゆっくりと顔を前後させる。唾液に満ちた口がくっぽくっぽといやらしい水音を鳴らす。一日の疲れを癒すような、それでいてゆっくりと着実に射精へと追い立てていく口淫。
「んふぅ……っ? んっ、あんっ、やぁぁ……なりゆき、さぁん……っ」
髪を撫でていた指を耳にすべらせ、それから量感たっぷりの乳肉に這わせる。理珠が口を離し、甘え声を漏らしながら身をよじる。眉をひそめるさまがたまらなく艶めかしい。
「もう……今は私が成幸さんを気持ちよくする番ですからね……?」
竿の根元を優しく握り、てろりと垂らした舌でカリ首の裏側をねろねろと舐め回す。
さらに、身体を押し付けて豊乳を成幸の内ももに押し当ててきた。乳肉が柔らかくひしゃげ、玉袋に当たる。極上の感触に成幸がぐびりと喉を鳴らした。理珠が嬉しそうに目を細め、亀頭を咥え込んだまま、豊乳で肉茎を挟んだ。
「おふぅ……っ」
気の抜けた声が抜けてしまった。柔らかさはもちろんのこと、汗ばんで程よくすべる感触がまた心地いい。
「成幸さん、とっても可愛い顔してます」
「そんなこと……ぅ、ぉ……っ」
理珠が乳肉を両手で挟み、てろりと舌を出して亀頭に唾液を垂らす。見るだけで射精してしまいそうなほどいやらしい光景。
「んっ、ちゅぴっ、んっ、ん……っ」
理珠の視線は成幸から外れない。乳肉をこねくり回しながら、丁寧に亀頭を舐り、咥え、カリ首を唇でぴっちりと締め、鈴口をほじくる。淡い快感をもたらす乳愛撫と鋭い快感をもたらす口淫に悶絶する。
「り、理珠……もうこれ以上は……っ」
「んふー? ……出してもいいんですよ?」
乳肉の谷間と理珠の顔を、濃厚な精液で汚す光景が脳裏をよぎった。
それでも今日は。
「最初は理珠の中に出したい」
理珠が目を見開き、ふいと顔をそむけた。
「……ぜったい、濃いのが出ますよね?」
「ああ、そうだな」
「……おかしくなっちゃいますよ?」
「大歓迎だ」
顔をそむけたまま頬がぷくっと膨らむ。興奮しているさなかに激しく和んだ。
「……わかりました」
名残惜しそうに離れた理珠の腰を抱き、ベッドにころりと寝転がらせる。成幸は理珠のお腹の横にひざをつき、むっちりした内ももを撫でた。
「あっ、あっ、なり、ゆき、さん……っ」
成幸の手の動きのひとつひとつに敏感に反応して、理珠が艶めかしく身をくねらせる。早く欲しいです、と訴えかけるように肉竿を掴み、すりすりと優しくしごく。噴き出した先走り汁を亀頭に塗りたくる。
「理珠にもしっかり気持ちよくなってもらわないとな」
笑いかけると、理珠はぷくりと頬を膨らませた。可愛いけどなんで?
「成幸さん、いたずらする気満々です」
「うっ」
バレていた。
こうなれば仕方ないので開き直ることにする。
内ももに添えていた手を割れ目にすべらせた。たっぷりと潤んだ割れ目に中指を沈め、ほぐれた膣口につぷりと埋める。
そのまま、徐々に、徐々に指を埋めていく。
「あっ、あっ、あ……っ」
理珠の中は狭いがとても柔らかく、熱く、よく濡れている。迎え入れた中指を膣ヒダが甘えるように食い締める。理珠は成幸を見つめながらくいくいと腰をしゃくる。
「ぜんぶ入ったぞ」
「成幸さんの指、私の中にあるのがはっきりわかります……」
くいっと指を曲げて膣肉を押す。
「ひゃんっ! あっ、ふぁぁ……んくぅっ!」
成幸の指の動きに合わせ、理珠が可愛くも艶っぽい嬌声を上げる。
「理珠、気持ちいいか?」
ふぅ、ふぅぅ……と息を荒らげながら理珠が頷く。
「じゃあ、こっちも触るか」
たぶん、今この瞬間の自分はわかりやすいほどワルい顔をしているだろうな、と思う。
薄紅色の粘膜の上、皮に包まれたクリトリスの横に人差し指と中指を置き、そっと動かして皮をめくる。
「ぅあ……っ」
理珠が息を呑んだ。
剥き出しになった肉芽を、人差し指でそっと撫でる。
「んくぅぅ……っ!」
理珠の背中がばね仕掛けのように跳ね上がる。
「大丈夫か?」
尋ねながらも肉芽を優しくこすり、中指を折り曲げて蜜ヒダを押す。
「ぅあぅぅぅ……っ。だ、め、だめですっ、ふたつ同時はおかしくなっ、ちゃい、ま、すぅ……っ。あぁぁぁ、あぁぁぁぁ」
理珠の目に涙は滲む。それでも成幸から視線はそらさず、肉茎をすがるように掴んでいる。
「すごいな、どんどん溢れてくる」
膣口から愛液が次々と噴き出し、成幸の手首を濡らす。感じてくれるのが嬉しくて、ぐぷぐぷと音を立てて鳴らす。
「やぁぁ……音、立てないでください……っ」
理珠が顔を真っ赤にして首を振った。言葉とは裏腹に蜜肉の締め付けは増し、震える手は勃起肉をしごいている。細指に先走り汁がまとわりつき、くちゅくちゅと音が鳴る。
クリトリスに息を吹きかけ、指でこすり、さらに強い息をふきかけ、指でつつく。
「うぅぅぅぅ、うぅぅぅぅ……っ」
両ひざを開いては閉じ、足の指を丸めては伸ばす動きを繰り返す。
「なりゆき、さ、ん……イく、イっちゃい、ます……っ」
「いつでもイっていいぞ」
理珠が震えながら両手を伸ばした。
「私も……成幸さんと繋がってイキたいです……っ」
腹の奥底に、煮えたぎるような欲情の火が点いた。
理珠の股座にひざをつき、先走り汁の溢れた肉槍を割れ目にあてがい、一気に沈める。
「はぁうぅぅっ!」
理珠のおとがいが跳ね上がり、柔らかな蜜肉が食いちぎらんばかりに締め付けてきた。
「はっ、はひっ、んっ、ふぅぅ……っ。……えへへ、私が先にイっちゃいました」
ちょっとだけ恥ずかしそうに浮かべた笑みに心臓を鷲掴みにされる。
「大丈夫か、痛くないか?」
白くすべすべとしたお腹を撫でながら尋ねる。
「大丈夫ですよ。……成幸さんは優しいですね」
成幸の手の甲を愛でるように撫で、嬉しそうに目を細める。どこか婀娜っぽい仕草にごくりと喉が鳴る。
「成幸さん? どうしたんですか……?」
小首をかしげながら、蠱惑的な笑みを浮かべる。わかって聞いているのだ。こんにゃろ……と反撃の意図を込めて肉槍を膣奥に押しつける。
「んくぅぅ……っ! はっ、あっ、はぁぁ……っ」
円を描くようにして膣奥をこするたび、理珠が艶めかしく腰をくねらせる。結合部から愛液が溢れ、ふたりの陰毛がにちにちと卑猥な音を立てる。
「理珠、気持ちいいか?」
手の甲を唇に当て、小さく頷く。
「言葉にしてくれないと分からないな」
意地悪く言って、いったん腰を引いてすぐさま力強く突く。
「ぅあぅぅっ」
肉感的な肢体が打ち震え、豊満な乳肉が小刻みに痙攣した。
「……いいです」
「ん?」
「……気持ち、良いです……っ」
口元を手で隠したまま、うっすらと涙のにじんだ目で見つめてくる。嗜虐的な愉悦が背すじを駆け上がった。
くびれた腰を掴み、ゆっくりと抽送を始める。
「あぅっ、成幸、さん……っ。そんなにっ、あんっ、優しくっ、される、と……あっ、だめっ、そこっ、んくぅっ、奥っ、トントンってするの……ふぁっ、だめ、だめ、ですよぉ……っ」
成幸の手に自分の手を重ね、すがるように撫でさすりながら、上ずった声で懇願する。
「それなら、優しくしないほうがいいか?」
深く息を吸いこみ、律動を一気に速める。
「うぁうぅぅ!? あっ、んくぅっ、だ、め、です……っ、それもっ、気持ちっ、よすぎてっ、あっ、あっ、あっ、あっ、だめっ、イっちゃ、う……んくぅぅぅ!」
豊満な乳房が天井に向かって突き出された。しばらくの痙攣を経て、重力を思い出したように理珠の背中がベッドに落ちる。
「どっちが良い?」
身体を前に傾け、ぐいと顔を寄せる。理珠はいったんは顔をそむけ、荒くなった息を落ち着けると、ちらりと成幸に視線を向けた。
「……どっちも気持ち良すぎて、わからないです」
「……その答え、エロすぎるんだけど」
「そうなんですか?」
理珠がどこか得意げに笑い、ちゅっ、と唇を重ねてくる。
広げた五指を乳肉に沈める。腰を前後に動かし、徐々に徐々に速さを上げていく。
「あっ、あっ、あっ、あ……っ」
理珠の小さな口から洩れる規則的な喘ぎ声。しかし同じように聞こえる声も、よく聞けばだんだんと熱量が上がっているのがわかる。自ら腰をしゃくって恥骨をこすりつけ、成幸の胸板を撫でさする。
「うおっ? お、おい、理珠……くぁ……っ」
乳首を指の腹で撫でられ、思わず腰を止める。
「成幸さん……だめですよぉ。ちゃんと動いてくれなきゃ……」
たっぷりと湿った声で囁き、乳首をさすりながら腰で円を描く。このまま止まっていても果ててしまいそうなほど気持ちよく、いやらしい光景だが、
「ふふ……成幸さんたら、中でおっきくなりましたよ? 可愛いですね」
にぃっ、と細められた目に対抗心が湧いてしまった。
全身の筋肉をふくらませる。膨らんだ乳頭をつまむと同時に、抽送の速度を跳ね上げた。
「んくぅぅっ! あっ、やぁんっ、いっしょに攻めるの、だめ、です、よぉ……っ。あっ、あっ、うんんっ、はぁっ、はぁぁぁ……っ」
涙目で喘ぎながらも、成幸の乳首を二本指でさすり、恥骨をえげつないほどにこすりつけてくる。嗜虐心をそそる表情と下半身の動きのギャップに頭がくらくらする。
「理珠、気持ちいいか……っ?」
「はぁい……あっ、うんんっ、気持ちっ、い、い、です……っ。あっ、あっ、あっ、あ……っ」
理珠が切なげに眉根を寄せた。
「あはぁぁ……っ。成幸さん、中でまたおっきくなりました……出そうなんですか……?」
「ああ、もう、出そうだ……っ」
理珠が両手をそろりと伸ばす。
「じゃあ……ぎゅってしてください。いっしょに……っ」
小さな体躯に覆いかぶさり、めいっぱい力を込めて抱きしめ合う。たっぷりと汗をかいた肌の感触が心地良い。
「おぁ……っ」
理珠の四肢が巻き付き、膣肉の締まりが一気に強くなった。密着感を味わう余裕もなく限界を迎える。
どぐん、どぐん、っと。尿道を通る感触がはっきりわかるほど濃厚な白濁が、濡れそぼった膣の奥を勢いよく何度も叩く。
「はぁうぅぅ……っ。あっ、すご、い……あつ、い……はっ、はぁっ、はぁぁぁ……っ」
射精に打ち震える成幸の目の前で理珠が打ち震える。あふれ出す快感に耐えかねたようにおとがいを跳ね上げ、白い喉が晒された。反射的に、こうするのが当然であるかのようになめらかな喉に吸いつく。
「ひぅ……っ!? な、成幸さっ、だ、め、それ、うぅ、だめ、です、きもち、よすぎ、てぇ……はぁっ、ぅ、あぅぅぅぅ……っ」
成幸の背中をぺちぺちとすがるように叩き、かかとを尻にこすりつけてくる。
「はぁぁ……めちゃくちゃ気持ち良かった。理珠、さすがに休むか?」
成幸の問いかけに、「……ふぁ?」と寝ぼけたような顔で理珠が反応する。可愛すぎて内心で悶絶した。
理珠は「うーん」と視線を泳がせたかと思うと、
「もうちょっと……したいです」
「……わかった。次はどうしたい?」
「私が上になります」
ふんすと鼻息を荒らげる。その表情はやはり悶絶するほど愛らしいが……。
「大丈夫か? 体力的に」
「大丈夫です」
本当かなぁ……と思いつつ、理珠の背中に腕を回してゆっくりと抱き起こし、そのまま後ろに倒れ込む。
「それじゃあ行きますよ?」
理珠が成幸の胸板に手を添え、脚をM字に開いてゆっくりと腰を上げた。
「あ……はぁぁ……っ」
白濁した勃起肉が剥き出しになっていく光景がいやらしすぎる。亀頭が抜ける寸前で理珠の動きが止まった。
「ん……ん……っ」
薄い唇を引き結び、膣口でカリ首をきゅっ、きゅっ、と味わうように締める。
「くぁ……それ、気持ちいい……っ」
「ん……よかったです」
嬉しそうに目を細め、ゆっくりと腰を下ろす。腰で円を描き、ふたたび肉尻を上げ、下ろす。
「んっ、んっ、んっ、ん……っ」
規則的な腰の上下動がゆっくりと繰り返される。白濁した結合部が、にちゅっ、くぱんっ、と卑猥な音を鳴らす。
「理珠、大丈夫か?」
「ん……ふふ、まだまだいけますよふぁぁんっ!?」
いたずらで突き上げてみると、理珠が背すじを弓なりに反らし、汗ばんだ肌をぶるぶると震わせた。
「……成幸さんは意地悪です」
「ごめんごめん」
むー、と頬を膨らませ、胸板をぺちぺちと叩いてくる。
「……あ」
「どうした?」
「今ので腰が抜けちゃいました」
「あ、大丈夫か? ごめんな」
元々疲れていたのもあり、どうやら限界を迎えてしまったらしい。
「いえ、気持ち良かったので。気にしないでください」
理珠があごに指を当てて考え込む。そのあいだにさりげなく乳首をつまんできた。
「……これなら大丈夫だと思います」
ぺたりと女の子座りになり、成幸の腰を太ももで挟む。にょいっと差し出された手を握り、指を絡めた。
「……えへへ」
手をにぎにぎとしてはにかむ恋人。ちょっと可愛すぎて訳がわからない。
「それじゃあ、動きますね」
理珠がゆっくりと腰を前後にグラインドさせる。
「あっ、んんっ、あっ、はっ、はぁぁ……っ」
柔らかな膣肉の中で、肉槍が次々と向きを変える。裏スジや側面を柔らかくこすられ、じりじりと快感が積もってくる。
「うぁっ、うぅ……成幸、さん……っ。これ、気持ち、いいです……っ」
「どう気持ちいいんだ?」
答える前に理珠の身体が硬直して、それからぶるりと痙攣のさざ波が走った。
「奥、ぐりぐりってこすれて、気持ちいいです……っ」
半ば虚ろになった目で成幸を見つめ、ゆっくりと腰をしゃくる。ベッドが軋む音、小さく喘ぐ声、揺れ動く豊乳。目に入るものが、耳朶を叩く音が、何もかもが際限なく興奮を煽る。
「理珠、俺も動いていい?」
「うーん……だめです」
「なんで?」
「……感じすぎて、ほんとに動けなくなっちゃいますから」
唇を尖らせ、恥ずかしそうにつぶやいた言葉に背すじがざわつく。
「え。な、成幸さん?」
つないでいた手を離し、肉尻を力強くつかんだ。戸惑う理珠に微笑みかけ、腰を力強く手前に突き上げる。
「んくぅぅ……っ!?」
理珠のおとがいが跳ね上がり、ぐらりと倒れ込んできた。掴んでいる肉尻のわななきが止まらない。
「理珠、動くよ」
「あっ、やぁっ、あっ、あっ、あっ、あ……っ」
密着したままで抽送を始める。激しくは動けないので、その分ねちっこく、膣奥を亀頭でこするように腰を遣う。
「ぅあぅぅぅ……あっ、はぁぁ……っ」
成幸の耳に唇を押しつけ、理珠が甘く喘ぐ。その声で勃起がさらに膨らみ、その分だけ嬌声が蜜を帯びたように甘くなる。
「理珠、気持ちいい?」
「ぅ、ぁ、きもち、いい、で、す……うぅぅ……っ」
にちゅっ、にゅぢっ、にゅる……っ。
いやらしい肉ずれ音が耳朶を浸す。あふれ出した愛液が鼠径部まで伝っている。
「うぅぅ……成幸さん、なりゆき、さん……っ」
理珠が不意に身体を起こし、肉尻を掴まれたままでふたたび腰をしゃくりはじめた。
「ぐぅ……っ!?」
じりじりと限界が近付いていたタイミングでの、理珠の積極的な腰遣い。もう少し楽しみたいかもとは思ったけれど、切羽詰まった恋人の顔を見て、半端な加減はやめることにした。歯を食いしばり、淫猥な腰遣いに合わせて腰を突き上げる。
「んくぅぅ! はぁっ、はっ、はぁっ、あはぁぁ……っ」
理珠がくなりと首をかしげ、腰のグラインドの速度をさらに上げる。ベッドが軋む。ふたりの息が弾む。噴き出す汗で密着感が高まる。
「成幸さん、成幸さん……っ」
細指が成幸の胸板をすがるように這い回り、乳首をかりかりとこする。気持ちよすぎて身体のあちこちが不自然なほど痙攣する。
「理珠、そろそろ……っ」
「はぁぁ……っ。いいですよ……いつでも……んっ、ぅあっ、あっ、はぁっ、はぁぁぁ……っ」
理珠の体力はすっかり尽きているはず。なのに、色っぽい目つきは爛々としている。
「ぅ……お……っ」
限界が目の前まで迫っていた。首に筋を浮かべ、腹筋を力ませ、内ももを強張らせ、ぎりぎりまで我慢を重ねた末に……ひときわ力強く肉槍を突き入れた。
「ぅあっ」
理珠がぶつりと切れるような声を上げ、膣肉を力強く収縮させた。その瞬間、膣奥に押しつけた亀頭の割れ目から、勢いよく白濁が噴き出す。
あとは余韻に浸るだけだ……と呆然としていると、
「ぅぐっ、ちょ、理珠……っ!?」
理珠が全身を震わせながら、なおも腰のグラインドを続ける。
「んー……? どうしましたかー……?」
「いや、どうしたも何も……おぉぉぉ……っ」
理珠の顔は、まるで精液に酔っているかのように上気していた。膣肉は貪欲に蠕動し、精を放つ肉杭を甘く食い締める。強すぎる快感に、成幸は限界まで背すじを反らし、されるがままになった。
射精が止まってからも、しばらく理珠の腰遣いは止まらなかった。
「ふふ……たくさん出ましたね」
ようやく動きを止めた理珠が白いお腹を満足げにさすり、「えい、えい、」といたずらっぽく囁きながら蜜ヒダで食い締めてくる。もう出ないと思っていた白濁が絞り出され、小さく呻いた。
「さすがに一回休むか……」
「そうですね。あ、それなら……」
理珠が倒れかかり、ぽすんと成幸に抱きつく。小さな身体の程よい重みと柔らかさ、そして汗の感触に浸る。
「理珠は可愛いな」
しっとりした髪を撫でて微笑むと、つい先ほどまでとは別人に思えるほど、ウブな赤ら顔を見せてくれた。
× × ×
――ちょっと、積極的になりすぎました。
夜遅くまで行為に及んだあと、冷静になった理珠が呟いた。恥ずかしいやら申し訳ないやらで、シャワーを浴びているあいだもずっとあぅあぅと可愛らしく唸っていた。
「それじゃあ寝るか」
「はい」
シーツを替えたベッドにふたりで寝転がる。着ているのはふたりで買った可愛らしいパジャマ。ベッドはセミダブルで、細身の成幸とちっこい理珠にはちょうどいいサイズだ。
理珠の髪をくしくしと撫でて、胸元に抱き寄せる。ふわりと香る甘い匂いに心地よく意識がとろける。
「成幸さん」
「ん?」
理珠は少しはにかむと、
「私、とっても幸せです」
「俺もだよ」
おでこをこつんと触れ合わせ、くすくすと笑い合う。鼻先が触れ、少しだけ顔を傾けて唇を重ねる。
「理珠、おやすみ」
「はい。おやすみなさい、成幸さん」
そっと手をつなぐ。理珠は寝相がとても愉快だが、寝るときに手をつなぐと不思議と大人しくなる。
「……もう寝たか」
よほど疲れていたのか、理珠はあっという間に眠りに落ちた。くぅくぅと寝息を立てる、綺麗で可愛らしい寝顔。愛おしくなり、おでこにそっとキスをする。
「ん~……」
理珠が寝ぼけて、唇にちゅっ、ちゅっとキスを返してきた。
(可愛すぎか)
静かに悶えながら……成幸もゆっくりと目を閉じた。
やっと書ききって投稿することができました。
二次創作はこれにて一区切り(の予定)です。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!!