※この作品はR-18です。

夜の神様   作:ななせせせ

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作業中にうっかりタブ閉じちゃってあわや大惨事、というところだった……
今回エロなくてごめんね
ストーリーもある程度はあるから書いておきたかった

ちょいぶつ切り気味ですが、後半(桔梗処女卒業)の文字数も考えるとこの辺りで切らざるを得ない……


あとゼノブレ2が楽しすぎて作業が進まない


2

 それは、奇妙な夢だった。

 

 不条理で、不合理で、不思議な……否、不可思議な遺跡の中。白い石造りの西洋風の建造物の内部に、自分一人が立っているという状況。

 目に映るもの全てが未知であるはずなのだが、どこか懐かしさを覚えるという矛盾。

 

 だが、なるほど。

 少し冷静に見てみればそれらは一般的な常識を備えている者なら一度はどこかで――もちろん、肉眼でという意味ではなく――目にしたことがあるものに酷似している。

 

 古代ギリシア。

 一番これに近いのはオリュンポスの神殿か。

 

 精緻で優美な彫刻の施された柱の立ち並ぶ空間は神秘的だが、どこか不気味で物悲しい。自分一人がそこにいるということもあるのだろうが、本来なら人類がいるべきでない場所にいることを無意識的に(恐らくは本能とか、そういったもので)理解していたからだろう。

 

 だから朝倉陽人という人間は、それ(・・)が唐突に姿を現しても辛うじて正気を保っていられたのだ。

 本来の主。ここの住人がいるはずだという予測が、何とか狂気の向こうに行きそうな心を留めた。

 

 

 黒々とした塊――。

 それは有機物なのか、無機物なのか、動物なのか、植物なのか。いやそもそも、そういった既存の概念に当てはまるものなのかすら不明だった。

 

 形はほぼ球状。中心部から何本もの触手染みた太い腕が伸びている。物理法則など無視して宙に浮きながら、すっと自らの前まで近づいてくる。

 そして塊の表面が痙攣するかのように蠢いたかと思うと、ぎょろりと巨大な瞳がちっぽけな人間を睨みつけた。

 生物としての本能が逃げろ、と警鐘を鳴らしている。

 

 だが……ああ、なんということだろう!

 逃げられない(・・・・・・)。

 いや、きっと身体は動くのだ。それでも動くことが出来ない。

 

 ――魅(見)入られている。

 

 赤い紅い朱い赫いその瞳から、逃れられない。

 その場で凍り付いたように動きを止めていると、塊に変化が起き始める。

 

 じわり、と滲むように末端から液体へと変化していくのだ。

 まるでコールタールのように強い粘性のそれは意志を持っているように憐れな犠牲者へと近づき、表皮から徐々に浸透し始める。

 

 同時に、青年へと膨大な量のナニカが流れ込んでくる。

 

 それはきっと、善意だ。

 それはきっと、悪意だ。

 それはきっと、好意だ。

 それはきっと、害意だ。

 それはきっと、祈りだ。

 それはきっと、呪いだ。

 

 何千年も昔――人類が文明を築き上げるよりも遥か前から変わらず繰り返されてきた人の営み。業。欲望。

 初めは無色だったそれ(神)に色を付け、役割で縛り、果ては都合のいい装置へと作り替えた人間の感情が流れ込んでくる。

 

 本来なら耐えられるはずがない。耐えられるわけがない。耐えられていいはずがない。

 

 けれど。

 人から別の――より高次元の存在へと造り代えられつつあるために壊れることもなく、ただ為すがままに受け入れることを余儀なくされた。

 

 やがて塊がすっかり形を失って全て液体へと変わると、足元に纏わりつくだけだったそれらがより効率よく神(・)蝕しようとして上半身へと上ってくる。

 己というモノが代えられていく感覚にどうしようもない恐怖を覚えながら、静かに意識を手放した――

 

 

 

 

 

「……あれ?」

 

 

 午後6時。

 太陽が地平線の向こうへと姿を隠し、空が紫紺に染まった頃合い。

 

 朝倉陽人という人間はまだ生きていた。

 寝間着代わりのシャツをびっしょりと濡らす汗と、全身に纏わりつく倦怠感。それが今もなお「自分」が生きていることを実感させる。

 あの自分が自分でないものに造り代えられていく感覚は間違いなく、「自分」を圧し潰してしまったと思ったのに。

 

 

 ――あの嫌に生々しくて現実感に溢れる出来事は、所詮夢だったということなのか?

 

 

 寝起きだというのに妙に働く脳で考えてみても、答えなど出るはずもなく。

 とてつもない肩透かしを食らったようで溜息を一つ漏らす。

 

 

「まあ、いいか。変な夢を見て、休日を無駄に過ごしたというだけの話だと思えば。……それより、腹が減った」

 

 

 もう夜になったのだし。

 自分が(・・・)在るべき(・・・・)時間が(・・・)やってきた(・・・・・)。

 ここから(・・・・)先は(・・)自分の(・・・)領域だ(・・・)。

 

 

 軽く身支度を整えて玄関を開ける。

 夜特有の、少し冷えた空気が妙に心地良く感じて、街灯に照らされた夜道を軽快な足取りで辿っていく。

 どうかこの夜に在る者に健やかなる生(性)と死(祀)を……なんて、柄にもないことを願いながら。

 

 そうやって幾ばくかの距離を進んだところで、

 

 

「あ……」

「ん?」

 

 

 前方から歩いてきた少女が自分の顔を見るなり、驚愕と喜悦の混じった表情を浮かべた。彼女と顔を合わせたのは正真正銘この時が初めてで別に小さいときから付き合いがあったとか、前に会ったことがあるとか、そういったことはなかったはずだ。

 

 その巫女装束に身を包んだ清らかな美少女(中身がとは言っていない)――つまりは、自分を主神(・)と崇め奉る桔梗なのだが。

 突然前世からの恋人に会ったみたいな反応をされたせいでとても困惑したことを覚えている。

 

 

「まさか、そんな……嘘。本当、に……?」

「……あの、自分がなにか?」

「あ、ああ……あの! き、今日はいい夜で御座いますね!」

「そうですね……?」

「あ……で、ではなくてですね……ええと、あの、その……き、桔梗は……香月(こうづき)桔梗といいまして、あの、御主神様にお仕えする下僕なのですが……」

「は、はあ……」

 

 

 わたわたと慌てた様子でしどろもどろに話す彼女が何を言っているのかほとんど聞き取れてはいなかったが、何かを伝えたがっていることは理解した。

 

 

「えと、何か話があるなら聞くだけ聞くよ……?」

「そ、そんな恐れ多い……桔梗のような端女の話など……!」

「折角の美人なんだから、もっと自信持った方がいいと思うんだけど……」

「も、勿体無き御言葉に御座います! そのような御言葉を掛けられては……!」

 

 

 言いながら、恍惚に満ちた表情で身体を震わせてかくりと膝を折った。

 突然そんな動きをされたせいでどこか具合でも悪いのかと思ったが。

 

 

 ……今思えばあれ、イってたんだろうな。




前半はちょっとクトゥルフっぽくしたつもり。

夢の中のやつは簡単に言うとバック〇アード様
このロリコンどもめ! のやつですね。


ちなみにこの作品が続いたとしてもロリキャラは出てこない予定です。
僕がロリ好きじゃないんで。
最低ラインで高校生ですね。あと巨乳じゃないとちょっと……





……あ、ところで皆さんはシスター(修道女)ってお好きですか?
僕はこの属性が付与されているだけで特攻入ります

次のプレイは?

  • 正常位で揺れるおっぱい
  • 騎乗位で揺れる乳
  • パイズリでたわむπ
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