※この作品はR-18です。

夜の神様   作:ななせせせ

8 / 8
お久しぶりです
二話構成にしました。続きは今週末。


8(イングリッド・挿入前)

 ――ふわふわと、まるで浮いているかのような多幸感。

 全身がこれまで感じたことのない気持ちよさに痺れて、甘い疼きが断続的に脳へ送り込まれる、

 こんなに気持ちいいことを、何故今まで必死に避けてきたのか。これが人間の本質。あるべき姿。当然の帰結だというのに――

 

 

「は、ぇ……?」

 

 

 ぼんやりとした頭でそんなことを考え、はたと正気に立ち返る。

 そんなはずはない。そんなわけがない。

 

 イングリッド・ソールバルグは低俗な欲を捨て去った敬虔なる神のしもべ。

 ……いや。だからこそ、肉欲に溺れる姿を彼に奉じるものとして――

 

 

「っ!? ワタシは何をっ!!」

「流石に回復が早いな。小娘といえど神官の端くれか」

 

 

 悲鳴を上げなかったのは矜持が故か。あるいは、恐怖で声が出なくなってしまったのかもしれない。

 彼女の身を灼く欲望を植え付けた――否、直視させただけだとあくまでも彼の神は宣うが――張本神(・)。

 

 朝倉陽人(まつろわぬ神)は泰然とイングリッドの傍に腰を下ろしていた。

 

 

「まあいい。それはそれで楽しめる」

「ッワタシに、何をする……つもり、ですか……」

「そう身構えるな。先ほどは我(おれ)も加減を誤った」

 

 

 実に神らしい、傲岸不遜で上段からの物言い。

 人の形こそ残しているが、その中身は人のそれとどうしようもないほどに乖離してしまっている。

 

 

「どうも受肉以前の感覚で戯れようとすると現代の人間には強すぎるらしい。桔梗のやつが珍しく頑丈なせいで我も玩具の耐久性を少しばかり見誤っていたようだ」

 

 

 やれやれ、と人の脆さに難息を漏らす。

 この神が基準としていたのは恐らく古代の――それこそ神代のヒト。

 世界が未知に閉ざされ、神秘に満たされていた当時であれば今よりももっと人々は強く、頑丈だったはずだ。

 

 

 ――殺される、と思った。

 

 

 目の前の存在の一時の暇つぶしのために弄ばれ、意図するにせよしないにせよ壊されて死ぬ運命なのだ――という逃れることの出来ない絶望。

 せめて、と。

 すがるように己の身をかき抱いて――祈りを、

 

 

「あっ、んっ、ふぅっ……♡ は、ぇ……?」

 

 

 あまりにも自然な動きだったせいで、自覚するのが遅れた。

 

 確かに自分は神への祈りを捧げようとしていたはず。

 だというのに――どうして、自分の腕は股間と胸に伸ばされているのだろう?

 

 

「なんだ、我(おれ)に痴態を捧げようという気になったのか? 余興としては中々だな。存分に乱れ狂い果てるがいい」

「は、い……♡」

 

 

 抵抗しようという気は起きなかった。

 当たり前のように股を開き、すでに大洪水となっている秘裂を見せつけるようにして指を二本埋没させていく。

 混乱する頭とは裏腹に、内部はうねうねと異物を押し出すような動きで出迎えている。

 

 

(なんで、ワタシ、こんなこと……)

 

 

 淫らに、浅ましく、どこまでも醜い。

 そんな人間の根源的欲求――即ち、肉欲を曝け出して自慰に耽る様を、邪神は何かのショーを見るかのように眺めている。

 

 彼女にとって信じがたいことに、それがとても幸福(しあわせ)で仕方ない。

 

 処女穴を弄り豊かな胸を揉みしだく。

 敬虔な修道女らしく、拙い指の動きが齎す快感そのものは弱い。それでも、全身を走り抜け甘く脳を痺れさせる強烈な快感がもっともっと、と指を動かす。

 

 

「神よ、わ……れらが、神よ……♡ ワタシを、この憐れな子羊をお救いください……♡♡」

 

 

 快楽に侵され、それでもどこか冷静だった思考の一部で何故こんなことに、と自問する。

 イングリッド・ソールバルグは、確かに「神への祈り」を捧げるはずだったのだ。

 

 

「――知りたいか?」

「あ、え……?」

「何故、貴様がこのように浅ましい人間の本性を晒し、生まれてこの方したこともない自慰行為に耽っているのか」

 

 

 聞いてはならない、と思った。

 その先を言われたら、きっと――自分は折れてしまうだろうから。

 それでも身体は貪欲に快楽を求めて動き続けていて、耳を塞ぐことはできそうにない。

 せめて、と目を瞑る。

 

 

「とっくに理解しているだろうに、我の神言(ことば)として聞きたがるとは中々に卑しい。だが、それでこそ、というもの。……言ってやろう。お前は会ったこともないナザレの聖人などではなく、この我を、疑いようのない絶対の存在を信じ(信仰し)てしまっているんだよ」

 

 

 そうして。

 その言葉を理解した瞬間。

 今日一番の快感が――

 

 

「――そう。それが、背徳感だ」

「っあ、ああぁぁぁぁあっ――――――⁉」

 

 

 ばちばちと白い電流が駆け巡るように視界を塗りつぶし、全身をおもちゃのように痙攣させ、あまつさえ盛大に潮まで噴き――絶頂に至る。

 それでも、なお。

 抑えつけられてきた乙女の欲望は風船のように膨らむ一方で。

 

 

「特別に赦そう。我に――何を求める?」

 

 

 その口元に浮かぶ歪な嗤いも、今となっては彼女の背徳感を煽るのみ。

 故に修道女は、娼婦が如き艶やかな笑みを浮かべて寵愛を強請る。

 

 

「――くださいっ♡ この愚かな背教者めに罰を――たくさん、溢れるほどに……♡」

 

 

 敬虔な神の子は、神聖なる娼婦へと生まれ変わった。

 自ら両足を持ち上げ、くっぱりと広がる花園や、その下で物欲しそうに蠢く菊門さえも見せつけながら――「どうか罪深い我を罰したまえ」と希う。

 その在りようは人々を根源に導く邪神の力で堕落し歪められてなお、誇り高く清廉であろうとする修道女のそれで。

 だからこそ、そんなことを思う余裕すらないほどに貶めてやりたいと願ったのは人間(陽人)か、邪神(●●)か。

 

 いずれにせよ――

 

 

「願われ(求められ)、応えるのが我の存在意義。ならばこそ、壊れるほどに、壊れてしまいたいと願うほどに罰をくれてやる」

「あ、はっ……♡」

 

 

 悠然と、少女に見せつけるようにして雄々しくそそり立った肉棒を曝け出す。

 節くれだった巨大なそれが自身に突き入れられることを想像したのか、少女が息をのむ。

 

 

 広がり続ける「夜」は、少女を更に深みへと堕とす。

 ――それはまるで、神代の儀式の再現のように。




(ちなみに畳は後程桔梗が替えます)

次のプレイは?

  • 正常位で揺れるおっぱい
  • 騎乗位で揺れる乳
  • パイズリでたわむπ
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