戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
それとまた親友と会えなくてさらに・・・ね。
本丸前の門で二人の一騎打ちが始まった。最初の一合をして互いに距離を取った、互いの力を比べてそれほど開きがないことを悟り次の攻撃を待っていた。
だが、このままだといずれ仲間を呼ばれて俺の方が不利になると感じここは不利も承知だがこちらから攻撃させてもらう。普通の攻撃だと間違いなく反撃を食らうことが予想されてここは宝玉の力を使うことにした。
まだ、一回しか使っていたいために向こうも知らないだろうと思い勝負機出たのであった。向こうはこれは好機だと思った顔をして待ち構えていた。良い、これは宝玉の力を知らないでいるみたいであり重い一撃を与えることが出来る。
お互いに鋭い一閃を繰り出したが俺は追加で炎も出したのである。相手もこれには流石に予測できなかったみたいであった。まあ、俺も予想できるかと言われたら無理だからな。
しかし、それで倒れるほど相手は弱くなかったのである。炎を食らいながらも反撃をしてきたのであった。流石、長尾家の中でも強いと言われているだけはある。仕方がなく少しばかり後退した。そうして向こうが
「先ほどの攻撃には驚きました。ですが一手足りなかったみたいですね。次は食らいませんよ」
「そうでしょうね、あなたほどの力を持っている人に同じ手が通じるとは思っていませんから。ですから今度は別の手で行きますので楽しみにしていてくださいね」
お互いに少しばかり語った後に再び構えをした。そうしたら今度は向こうから向かって来たのである。それも先ほどとは比べ物にならないほどの速さであった。こちらも必死に応戦したが守ることで精いっぱいで反撃する暇がなかった。どうに反撃しないと思ったら次の瞬間、彼女の攻撃が当たりそうになり刀で防いだが威力までは防ぐことはできなくて飛ばされた上に刀まで手元からなくなった。
刀は彼女のそばに落ちていて彼女もそれを知っておりそれで彼女はまるで勝負あったなと言うばかりの顔であった。確かにこのままだったら俺の負けだろうが・・・宝玉の力を甘く見ていたな。
ここに来る前に宝玉の力を調べていたのだ、バレないように地下でね。それで分かったことがある。契約みたいなした宝玉は・・・・離れていても発動することが出来る。
つまり今、彼女は勝ったように見えているが実は罠にかかった状態である。そして俺はこの好機を逃すわけにはいかずに宝玉の力を発動した。刀を中心とした巨大な炎が竜巻のように出て一帯を巻き込んだ。
まさに予想外のことであったであろう、彼女は炎の竜巻から抜け出せずに炎の竜巻が終えるころにはその場で倒れていた。
彼女はまるで覚悟を決めたように命乞いはせずにただ斬るがいいと言ってきたが幻魔から人に戻せるかもしれない薬があるので殺すことはせずにその薬を彼女に飲ませてあげたのである。
その直後、彼女はかなり苦しい表情をして俺に対して苦しいと言ってまるで殺すことを催促してくるようにも思えたが俺はただ彼女に対して
「大丈夫だ、絶対に助けてやる。今は苦しいかもしれないが時期に良くなる。俺を信じてくれ」
そうして見た彼女の目は先ほど命がけの一騎打ちをした相手と思えないほど弱弱しい目をしていた。そのまま、彼女は疲れかは分からないがそのまま気を失ったのである。
本当ならこのまま本丸に行きたいところだが彼女の容態も気なるしもし助かってくれたなら彼女から有力な情報を聞けるかもしれないと思い、本丸には向かわずにひとまず拠点にしている櫓に引き返すことにしたのである。
メサス視点
「それはどういう意味でありますか、ドーン」
「そのままの意味さあ、一度、幻魔になったら元に戻す手段はない。だからせめてこれ以上に罪を彼女たちに作らないように殺してあげようと言っているの。そんなことも分からないのか」
二人でこれからの方針で対立していた。私はもちろんのこと幻魔になった者たちを皆殺ししていこうと言ったら愛菜が猛反対してきた。愛菜は助ける方法があるはずだと言って言うことを聞いてくれない。俺は鬼武者の原作を知っているから言えるけど無理だから、現実はそんなに甘くはない。
それでも愛菜はとにかくみんなを助けたがって行動を一緒にしてくれなくて困っている。こんな場所に一人でいたら確実に危ないから一緒に行動してほしいのに頑固に嫌がっていた。
「だから愛菜は必ず、みんなを助けることを約束してくれないなら協力なんかしてやらないのでありますぞ、ドーン」
「いくらなんでも声が高すぎだ、バレるぞ」
そして案の定に先ほどの声でばれて幻魔たちが集まってきたのである、このままだと包囲されると思い走り出した。なんでこの子はこの状況で今まで生きてこれたのかが不思議でしょうがなかった。
そうも考えているうちに門の場所までたどり着いたがそこでは先ほどの大将らしい二人が待ち構えていた。もう、アイツの考えを聞いている暇ではなくなった。ここであの二人を殺さないとこちらが殺される。
「やっぱりここに来た」
「覚悟してくださいっす」
「覚悟してくださいだと・・・その言葉そのまま返してやるぜ。ここがお前らの墓場だ」
そうして俺は一瞬で勝負を決めるために走り出した。向こうは二人でしかも有力な戦国武将の可能性が非常に高いために長く戦うと必ず向こうの方が有利なってしまう。ここは短期決戦だと思い右手に毘沙門天の刀を持ち左はすぐにコルトパイソンを撃てるように準備をしていた。
もちろん二人はこちらを殺そうと攻撃してきたが生憎なことにこれほどの攻撃ならいつも見慣れていて避けるのにそんなに難しくはなかった。そのままコルトパイソンで二人に銃弾を当てた。致命傷にはまだなっていないがこれで本領は発揮できない。
だが、幻魔にはものすごい再生能力があり急いで叩いておかないとすぐに再生してまた本領に戻ってしまう。
そのために回復される前にここで毘沙門天の刀で切り刻んだ。流石、毘沙門天の刀はけた違いの攻撃力があるなと思い改めてインチキな武器だなと思った。さらにこれで回復する速さも低下して正に二人をまとめて殺せるチャンスであった。これを逃したら一生後悔するほどのチャンスである。
「や、やめるのでありますぞ、ドーン」
向こうの愛菜が騒いでいるが残念なことだが殺してやるのが責めての優しさだ。化け物になって元の同族を殺すよりかはここで殺してやった方がこの二人にとっても幸せだ。安心しろ、殺した罪は私が背負うからお前は別に気にするな。
私は迷いもなくさらに二人を切り刻んだ、それも二度と立ち上がらないようになるほど斬り続けて最期は腹と首を切り刻んだ。そうしてついに遺体が消滅して倒し終えたと思い愛菜の方向に振り返るとそこには泣いている愛菜がいた。
無理もない、どのような関係は知らないが間違いなく仲は良かったはずだ。しかもこのようなまだ幼い状況では理解できないのも分かっていたがここは厳しめに言わないとこの二人の死んだ意味が無駄になってしまうと思い心を鬼にして返事を待った。
「ど、どうして殺したのでありますか。松葉姉さんも柘榴姉さんも優しい人なのに・・この人殺し、なのです」
「ようやく変な口癖が無くなったから真面目に言うけど・・・ここは戦国時代なんでしょう。いつ死んでもおかしくない時代にこのようなことで泣くな。その上に化け物にされてまで生きたいのですか、愛菜ちゃんは。逆に聞きますけどもしあなたよりも大切な人がいて化け物となってその人を殺したいですか」
「そ、そんなことするくらいなら死んだほうがまし・・・・」
「ようやく気がついたか、つまりはそんなことだ。こいつらにとってお前はきっと大切な存在だっただろうだからお前が殺される前に殺した。あいつらもこれ以上の不幸を増えなくてホッとしているだろう。そして別に私を許してほしいとは言わない。だが、愛とは時には非常に残酷なものだ。愛ゆえに苦しいこともある・・・愛ゆえに死にたいこともあるが決してその心を捨てるな。捨てたら・・・私みたいな化け物になる、ただそれだけだ」
そうして泣くのをやめた愛菜は私に近くまで来てやっぱりお前のことが嫌いでありますぞ、ドーンと言って少しばかり元気になったのを確認して私は愛菜に向けて一言を言うのであった。
「やはり、お前は強くなるよ。そして生きていろいろと学んであの二人の分まで愛をお前が背負って生きろ。まあ、殺した復讐ならこれが終わったらいつでもいいぜ。今のお前ならそんなことはするとは思えないがな」
私が言い終えると特に反応は返してこずにただ睨みつけてくるだけであった。本当に強い奴になるなこいつは流石、後に長尾家を支えるものになるだけはある。
よくは分からないが松葉と言う者に柘榴と言う者、若き英雄はまた成長したみたいだぞ。お前たちがどのようなやつかは分からないが・・・あの子を見ればわかる。とてもいいやつだっただな。安心してくれ、必ず多くの者たちを救って見せる。お前たちが死んで報われるような結果にしてやる。
それがお前たちを殺した責めての償いだ。そしてお前たちが怨霊で出てこようが相手が魔王、神だろうが私は変わりはしない。自分の信念をただ貫くまで生きる。
もし自分の命で多くの若い者が救えるなら喜んで死んでやると言って死んた、私に名を生きる道を教えてくれた者に対する私ができる最初で最後の恩返しだから。
原作キャラが一気に二人も死亡してしまった・・・タグにつけておかないと。