戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
歌夜が私の家に居候してからは私が現代の物の使い方やルールなどいろんなことを教えて何とか一人でもできるようになってきて良かった。それにしてもこんなに早く覚えるとはさすが歴史に名前が残るほどの人物だなと改めてそう感じた。
それからは特に変化しない生活であった。まあ、労働時間があまりにも長いから一緒に入れる時間が少ないからしょうがない。本当に忙しすぎて義務化になった休暇分を使えるのかが心配になる。でも正直に休暇を取ってもやりたいことがないので意味がないのであるが、あれば良かったかもしれないが。
今日も相変わらずの長い労働を終えて歌夜が待っている家にまっすぐに帰ろうとしたが先輩方にいろいろと誘われてかなり遅くなってしまった。明日は一応、休みだから構わないけど・・それよりも歌夜ちゃんと話をしたほうが楽しいからなと思って自電車で家に帰っていたらいつも通っている道の電柱の明かりが消えておりかなり暗くなっていた。それも人気がない場所だから余計に不安になって道を変えるかと思ったその時に奥から血の匂いがしたのである。
また、喧嘩でもしているのかと思いつつ少しばかり気になって見に行ってみるとそこには喧嘩で怪我をしたのではないほど怪我をしている少女がいた。私は慌ててその少女のところに向かって声を掛けたらかすかであるが返事が返ってきて、私は持っていた救急セットを使ってとりあえず傷口を消毒をかけてそのあとは包帯で巻き付けた。
とりあえずは一安心だなとそれにしてもまた侍みたいな格好しているから戦国恋姫の世界から来た者かなと考えて一息もつけないまま後ろから何かが迫ってきている気配を感じ取り、あのニート女神からもらった刀を出して後ろを振り返ってみるとそこには戦国恋姫のパチンコでよく見かける鬼の姿があった。
私はおいおい、鬼までこの世界に来ているのかよ。確かこの鬼たちは人を食べるだよな、だとしたらここで倒しておかないと大変なことになる。警察が持っている拳銃ではさすがにこいつは倒せないし倒せるとしたら自衛隊クラスの武装は欲しいところだ。
または最強少女のヨイちゃんもしくは弟子のニート世紀末の蓮也・・・女神の力をもらっている大親友の徳島、私だけだ。もうここは腹を決めて戦いに挑んだ。その瞬間、横から仲間だと思われる鬼たちが出てきた。これで三対一になった、私っていつも一人で数人相手することが多い気がするけどと思っていたら横の鬼たちが攻撃してきた。
だが、伊達に戦い続けてきた私だけにあって何とかよけて反撃した。それに攻撃が単純で読めてしまうから同じ実力ぐらいなら負けることはない。これならまだ学習してくるバイオの世界の敵のほうが恐ろしい、本当にあのニート女神には感謝をするべきなのか怒るべきなのかわからないな。
そして今度は二体同時に攻撃してきた、なるほど確かに先ほどよりかは危ないがここが現代の町だったことを恨みな、鬼たちよ。私は電柱に鬼たちをうまく避けながら当てさせたうえで近くになったゴミにかぶせる金色の縄を片方の鬼に向かって投げて絡み合ったのを確認したらまずは先ほど電柱に当たった鬼を刀で仕留めた。
そのころには縄を切り裂いてもう片方の鬼が迫ってきたがここで先ほどゴミ場で拾った鉄の破片みたいなものを鬼の顔に向かって投げてうまく急所に当ててひるんだ一瞬のスキで鬼を切り殺した。
これでようやく本当に一息付けた、周りの安全を確認して再度怪我をしている少女のところに向かってみると先ほどよりかは元気そうになっていた。私はとりあえず声をかけてみることにした。
「どうも初めまして、私は島袋雅也と申します。何か理由があって怪我をしているようですが何かありましたか」
いや、これは鬼で攻撃されたことはわかるけど一応知らないようにしておこうとしていたら向こうからとんでもないことを言われたのであった。
「すまない、余は何も覚えていないのじゃ。余の名前らしい単語がただ一つ、一葉という言葉のみじゃ」
いやいや、まさかの記憶喪失ですか、しかも今、一葉と言ったよねこの子。暗くてよく見えなかった顔が月の光が出てきてそこに照らされたのがどう見ても戦国恋姫の剣豪将軍で有名な一葉様じゃないですか。どうしてここにいるのですか、もしかして三好と松永が襲撃してきて死ぬと思っていたら知らない場所に飛ばされたとか、その時の戦いの後遺症みたいのが記憶喪失みたいな感じですか。
それにしても確か、戦国恋姫の中でもメインヒロインクラスの人がこのような現代に来ることになるとは・・・一体、親友の信っちがいる世界では何が起きているのでもいうのか。わかることは少なからず親友がいる世界で悪いことが起きているということだけだ。どうか、親友の力で切り抜けれるほどであってほしい。
とりあえず私ができることは一葉ちゃんの治療をさせてあげることだ。家まではもう少し距離はあるがここは歩かせるよりも少し向こうも恥ずかしいかもしれないがここはお姫様抱っこで行くしかないと思い実行した。
向こうはかなり恥ずかしそうになって顔を真っ赤になっていたが私もこんな美人を抱っこしてものすごくうれしさと恥ずかしさが来てどうして表したら良いかわからない状況であった。
だが、疲れ果てていたのか運んでいる途中で睡眠してしまったがこんな美人の寝顔を見れただけでも今日は運がよかったと思うべきだろう、いつもよりも疲れているはずの私が休み明けの会社の初日よりも元気だったのは言うまでもない。
またいつか、外伝を急に出しますのでどうか許して暖かい目で見守ってください。