戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
よく考えたらこんなやばい姿をした鬼が向かってきていたのである、泣き叫んでもしょうがない。
それにしてもどうにかしないと会話すらできそうもない。こんな時は敵対するつもりは無いと伝えることから始めないといけないな。
それで分かりやすい方法は料理をしてあげることかな。料理をしてくれている相手を流石に泣き叫ばないでしょうと信じたい。
まあ、とりあえず行動あるのみ。さっそく料理を作り始めたのある。
詩乃視点
私は恐怖のあまりに気を失ったみたいですがどうやら命は助かりましたが状況が良くなったわけではありません。
正直に言って鬼に捕まっていると言っても間違いではないこの状況で一刻も早くここから逃げ出さなくては……
そして怖いことに私の食事を準備してくれているのです。恐らく食べさせて太ったら食べるつもりなのかもしくは……
あくまでも噂ですが鬼が女性に対して子供を産み付けているとも聞いたこともあります。もしかしたらその為の準備最中かもしれません。
そう考えたら本当に食べて良い事なのかしかし、あの美味しそうなお魚料理が気になる。とても美味しそうな匂いを出している。
結局、私は甘い誘惑に負けて食事を頂いたのです。料理はとても美味しく今までの中でも一番になるかもしれないほどでありました。
何回かこちらの様子を確認してきましたが特にそれ以外の行動はしてこなず何とか助かったと思い改めて辺りを確認しましたがやはり出口はどこもなく逃げようにも逃げれない状況でした。
どうしようもないので体力を完全に回復させるために素直に休息を取ることにしたのです。どうか、無事にここから出られますように…………
主人公視点
良かった、料理を食べてくれて安心した。まだまだ会話をするのに信頼が足りないけど餓死するという最悪の展開だけは避けれたみたいだ。
後はこれから毎日、朝昼晩と一回も忘れずに出していけば会話ぐらい出来るようになると信じたい。出来なかったらマジで泣きそう。
そんな生活が数日続き、ある日に詩乃がついにこちらに対して話しかけてきたのである。あまりにも嬉しすぎて踊りそうになったがこらえて話を聴くのであった。
「すみません、貴方は鬼ですよね。私に対して何を求めているのですか、答え次第では」
もちろん、詩乃ちゃんと仲良く話をするために決まっていると言いたかったが鬼の姿で話しても向こうは聞き取れないらしいのでせめて頭を使って返事をするのであった。
詩乃ちゃんを食い殺すのが目的なのか……絶対にあり得ない。詩乃ちゃんを食い殺すぐらいなら餓死した方がましだ。そんなわけで首を横にふった。
次に詩乃ちゃんに子供を産み付けているのが目的なのかと聞かれた。それは………………無いと信じたいです。できる限り嘘はつきたくないので先程よりかは弱めに首を振るのである。
やはりと言うべきなのか少しばかり後ろに後退したような気がする。ごめんね、鬼になっても所詮、男だから可愛い女性には弱いですよ。
そうもしながらも一応、会話らしいこともして詩乃がお願いを言ってきたのであった。それは外に出してほしいと言うことである。
本当はここにもっと居て欲しかったが詩乃ちゃんが出たいとお願いしてきたのである。
無視することには出来ない、それで詩乃ちゃんを外に出してもある程度は旅を出来るようにと餞別品を沢山準備した。
最初は断っていたが煮干が有ることを見せたら喜んで受け取ってくれたのであった。たが、好きなキャラとの別れはつらくできる限りまでは見送りに行った。
地下から地上に出てある程度一緒に歩いて詩乃ちゃんが見送りはここまでにしてくださいと言われその場で立ち止まりただ、詩乃ちゃんの背中を見ていた。
そしてその内に詩乃ちゃんの姿が見えなくなった。また、独り暮らしに戻るだけだと心にそう言い聞かせて地下に戻ろうとした瞬間、遠くから火縄銃の音が聞こえたのである。
しかも詩乃ちゃんが向かった方向から聞こえてきただけにあって俺は心配になり音がした方向に急いで駆けつけるのであった。
そろそろ、一話の文字数を増やしたいです。(願い)