戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
美空はこのままでは全滅する可能性が出てきたが今の状況で後ろに退却しようとすれば各個撃破されることは感じていたのでここで美空は普通では信じられない行動をした。
「全軍、後ろに引かずに敵陣営に突撃して活路を見出す。死地に生あり、明日を未来を生きたいものを私に続きなさい」
「御大将、そんな無茶なことは言わないでくださいっす」
「無理でもしないとこの死地からは逃げ出せない、幸いなことに敵陣営には思って以上に数は少ない。敵地に入るのは下策かもしれないけど生きるにはそれしかないわ」
そう美空が覚悟を決めて突撃するとほかの者も後に続いて突撃を開始した。敵もこればかりは予想していなかったのか思っている以上に抵抗は少なかった。だが、その理由はすぐにわかったのである。
「御大将に報告します、我々を包囲から逃げ出すために村上軍が囮になっておりました。しかし、その村上軍はもう壊滅寸前です。ですが村上軍の大将は越後軍はそのまま突破するようにお願いしてきました」
「・・・わかったわ、我々はこのまま戦場を抜け出すわよ。そして一刻も早く体制を立て直すわよ」
そうして越後軍は半数以上の戦死者を出すも何とか手取川周辺から脱出することに成功したが一方・・・
「剣丞、美空たちに見事に逃げだされただけどどうしてくれる、間違いなく酒吞童子様に怒られるだけど・・・」
「ごめん、でも俺も一緒に責任取るから許してくれ。でもこれで女神の指揮下にある軍隊を壊滅させることができるから許してくれるといいな」
「まあ、これでまた取り逃がしたら間違いなく重罪間違いなしになるからな。絶対に取り逃がさないようにしないと」
そう言いながら手取川にいる鬼連合軍は確実に女神の指揮下にある軍隊を追いつめていた。そうしてとうとう村上軍は壊滅してトウナ率いる本隊のみとなり包囲殲滅戦を展開した。
トウナもできる限り応戦したが次々倒れていく軍勢に倒れていった軍隊が鬼に変わって敵になりどんどん追い詰められていった。ワイバーンも半数が死んだ後に鬼側となり戦力差も歴然となっていた。
そうしてトウナ軍もとうとう壊滅した、トウナはわずかな手勢で北に逃げようとした。まだ、トウナは諦めておらず再起を図ろうとしたがそれを知った鬼連合軍は追撃を開始した。
だが、ここで後方にいた徳島軍が介入してトウナは九死に一生を得た。しかし、本国が鬼側に落とされてなおかつここは鬼がたくさんいる世界、再起をするにはふさわしくないとトウナと徳島の二人はそう考え、その日のうちにトウナ軍の残党と徳島軍は戦国恋姫の世界から消え去った。
そうも知らない越後軍は体制を立て直して再び手取川周辺で北に追撃した鬼連合軍を待ち受けていた。北に逃げた部隊がこちらに気が付き戻って来るうちに再起して挟撃する作戦であったがもちろん越後軍に北に逃げた軍勢がどうなったか知る由もなく敵軍を待ち受けていた。
鬼連合軍はこれは好機ととらえた、すぐさまに軍勢を再び手取川に向けた。そして川を挟んで対峙をしたのである。そして鬼連合軍を指揮している酒吞童子の配下、熊童子が号令をかけようとしたときに鬼連合軍の上空から
「スタート地点を愛菜に設定したのがまずかったーーまさか、空から始まるなんてあんまりだー」
そう言って空から一人の男が降ってきて熊童子の頭と降ってきた男の頭が当たりお互いに地面に転び落ちた。
「痛いー、ついたのはいいが・・・誰と思ったら熊童子じゃないか、良かったお前も聞いているかもしれないが酒吞童子が反乱を起こしたみたいでそれが大きくなっていると聞いたから来たのだけどどこかわかるか」
「残念ですが、オロチ様。その反乱軍と言う者が我々です、そしてオロチ様は愚かなことに敵の中に落ちてきたというわけです」
「マジですか、周りは敵だら・・・って美人に美少女ばかりじゃないか。こんなに美人に美少女を集めてどうするつもりだ。なんだ、また酒吞童子の悪い癖が始まったのか、あいつ美少女のくせにかなりの女好きだからな。まったく恋姫慣例の世界だけにあって三国志の曹操を思い出すよ」
「そんな余裕はあるのですか、オロチ様。あなたは今、敵の中にいるのにそんなに笑っていられる状況ですか」
「それは余裕だし・・何より美少女、美人に敵とはいえ囲まれているだよ。男としてはうれしい限りだ。でもそうも言っていられないか、どうやら親友まで害が及んでいるみたいだからな。さて・・・よく聞くがいい、私こそ島袋雅也、前世はお前鬼の神でもある八岐大蛇である。もしこれを知ってなお逆らうというならお前らが攻撃をしてくるたびに私は・・・セクハラで返してやるぞ。良いのか、エロ同人誌みたいな展開になるぞ、なりたくなければ私の前から消えろ・・・ついでに本心は攻撃してこい、セクハラする大義名分をしてこいーー」
その言葉に周りの者は何を言っているのだ、この変態はとほとんどの者がそう考えていた。その中でこの軍の指揮をしている熊童子はオロチ様がそんな女好きだから育て上げた酒吞童子様まで女好きになっただと思うのですか。
その中で猪突猛進する和奏がオロチに向かって真っ先に攻撃をしたがすんなり避けられてオロチは周りに黒い霧の結界を張って己と和奏を二人だけ結界の中に入ってオロチが
「先ほど忠告してあげたのに攻撃してくるとはセクハラをされてもいいということだな。なら望みどおりにしてあげよう。少し激しいかもしれないが安心しろ大切なそこまでは手を出すつもりはない・・・がその代わりに感度を倍以上に上げよう。さあ、和奏ちゃんと言ったかな第二ランドの開幕だ」
しばらくして黒い結界が無くなったら中には何か先ほどよりも元気そうなオロチと気を失っている和奏がいた。それを見た和奏の姉、朝美がオロチに対して
「かわいい妹に何をした、絶対に許さない・・・殺す前に聞きたい結界の中で何を」
「そうだな、とても可愛がってあげた、性的にね。でも安心して流石にあそこまで犯してはいないから・・・勇気もないし」
「それで妹はあんなことに・・・・どんな感じでした」
周りがこの姉は何を言っているのだと疑問に思っている中、織田家中心はまた始まったという顔になっていた。
「最初はとても嫌がっていたが途中から向こうから子猫みたいに可愛くおねだりしてきて楽しかったな。そして和奏はイッキすぎて気を失ったというわけだ。当分おかずは安心だな」
「本当ですか、是非とも妹の感じやすかった所にその子猫みたいにおねだりしていた時の状況を詳しく教えてください・・ハアハア(*´Д`)」
もう戦場のはずなのに変態と変態のせいで戦場がだめになっている。ついでに織田家はとても恥ずかしいがっていた。それは織田家の関係が深い人物だけに会って他人のふりをしたかったのである。もう戦いを始めようとしたときにここでさらに
「これは久しぶりですね、お父様・・・どうしたの私の和奏ちゃんが、これはまさか、お父様のせいですね。早速やってくれましたね・・・ついでに和奏ちゃんの様子はどうでした、ハアハア(*´Д`)」
熊童子はこんなタイミングで来ないでください酒吞童子様と思いながら頭を抱えていた。
「酒吞童子、お前の目的は一体、なんだ。もう一つはわかったがな、それは神々の支配から無くすための戦いだな。明らかにお前の矛先が人間と神々しか向いていない。これは今の支配している者を排除して鬼や差別されている種族共に新しい秩序でも作るつもりなのであろう」
先ほどまで変態オーラを出していたとは思えないほどのカリスマを出しながら
「クックック、流石お父様ですね。私のことをよくご理解してくださる、それともう二つあるのですがわかりますか」
「そうだな、もう一つはどうせ世界百合化計画だろう。すべての世界を女性に変えて百合色に変えるつもりなのであろう・・・昔からお前は女好きだらな」
それはお前のせいだろうと熊童子は思いながら聞いていた。
「流石ですが最後の一つはわからなくて残念です。ついでにそれは・・・お父様をTSさせて甘い百合百合をしたいーー」
「・・・?はあーーーー???」
こればかりはほかの者もオロチと同じ気持ちになっていた。こんなことをしているとき越後陣営は
「敵陣営が乱れが出ているけれど罠かしら、それと空から降ってきたものも気になる誰が調べに行ってきなさい」
こうして手取川の戦いは第二ランドを迎えようとしていた。
ようやく戦いのパートが終わりが見えてきたのかな。
次回、オロチVS戦国の恋姫たち(手取川の戦い、後編)に続く。