戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
家でいろいろとありましてなかなか時間がなくようやく更新できました。
俺は目の前の光景を信じたくはなかった、でも実際に剣丞は俺たちを殺そうとしている。謀反を起こしてこちらに向かってきたのである。それも数多くの同志も引き連れてきてね、ここまでくるとどうしたら勝てるのかが知りたくなるほどであった。
そんなことは今は考えてもしょうがないから久遠や美空たちと一緒に逃げて体勢を立て直す必要はあるのも当然だが何より久遠の心の整理する時間が欲しい。今は彼女は大切な人に裏切られたのである、落ち着くまで何とかと思っているとここでさらに最悪な事態に発展したのであった。
この謀反の影響を受けて多くの織田家家臣たちも敵側に寝返り始めたのである。その中には家老の麦補さんや任月さんまでいる上に前田犬子まで反乱側に着いたのでさらに久遠が追い詰められたのであった。
俺はお前ら、それでも織田家家臣かよ。こんな時こそ、命を張って主を助けるのが当たり前だろ。でも中には久遠に忠誠を誓う者たちはわずかだが残っていたのである。
「久遠様、どうか逃げてください。ここは僕が命を懸けて時間を稼ぎます。黒母衣衆、今こそ久遠様の恩義を返す時だ」
そう、佐々和奏は最後まで久遠と運命を共にする覚悟であった。そんな時に隣から
「おい、そこの鬼。御屋形様とその元気な馬鹿娘ともに逃げろ。この戦場はこの森一族が引き受ける。だから貴様はそのよくわからない力を使って織田家を立て直せそして御屋形様を必ず・・・そしてクソガキのお前はあちら側について行け。これからの戦にお前はまだ早すぎる」
「母、俺を生かすつもりなのかよ。絶対に嫌だ、俺も残って一緒に戦う」
小夜叉はとてもこの母からの命令を素直に従うつもりは全くなかった。小夜叉からしてみればもしここで素直に従ったら絶対に母とは生涯の別れになるから、まだ小夜叉はまだ母の存在は必要であったが時代がそうもさせてくれなかったのである。
母である、桐夸は子である、小夜叉を最小限の攻撃でうまく気を失わせると俺のほうに連れてきてクソガキを頼むと言って俺に渡すと桐夸は
「早く、逃げろ。そして生きろ、お前たちが明日の日ノ本を作るのだ。これはここで死ぬ者たちよりも辛い険しい道だ。だが、絶対にやり遂げろ。我々の屍を超えて行け。そして信鬼と言ったな・・・織田家とクソガキを頼む」
そういうと背を向けて敵が迫ってきている方向に歩き出したのである。その後ろ姿は一人の武士であり一人の母の意地というべき姿があった。俺は彼女の覚悟を受け入れて放心状態の久遠に慌てている和奏に気を失っている小夜叉を引き連れて万が一と思って作っていた地下の非常用通路に向かったのである。
そして周りの様子を見て美空たちは先に非常用通路に逃げ込めたのかと安心しつつ地下につながっている非常用通路に何とか逃げ込むことができたのであった。
そうして逃げ遅れた者はいないと確認したら持っている黒曜石ブロックで道を封鎖して奥のほうに逃げるのである。そうして奥に逃げていた人たちが集まってみると長尾家はほとんど被害はなかったのであった。どうやら何事も起きてもいいように対策していたらしく問題はなかった。俺の陣営も問題はなく逃げることができた。
鬼は地面に穴を掘れるから生存率が非常に高い上に生命力も強いから簡単には死なないが問題は織田家である。織田家はほとんど寝返りをしたか討ち死したか二つばかりでありここまでこれたのはなんと久遠、和奏、小夜叉のみであり織田家は壊滅したと言うべき状況になり正直に織田家は亡んだと考えたほうが良い、棟梁の久遠は心労で放心状態、小夜叉も起きたら母の死に泣くことだろう。そうなると当分戦いに参加させられない。
和奏は比較的に大丈夫だが和奏にはこの二人を守ってもらいたいと考えると戦力はないと思っていいだろう。そうなると事実上、長尾家と俺の軍勢のみで北郷一刀と剣丞連合軍と戦わないといけないのかよ。正直に言って勝ち目なんてないが勝たないと死ぬことになるからどうすればいい。
地下に逃げても相手の背後には神様たちもいるからいずれは来る可能性が高い、だからと言ってもこのような場所で戦っても勝ち目はない。よほどこちらが有利な場所ならばと考えていたら小夜叉が目を覚まして今の現状を聞いてきたので素直に話すことにした。
話し終えると小夜叉は俺に向かって殴ってきたのである。そうして泣きながら
「どうしてだ、どうしてだ、母を見捨てた。どうして最後まで戦おうとしなかった。この鬼が・・・何か言えよ、何か言えって言っているだ」
小夜叉はそれは号泣と思うぐらいの泣き叫びをしながらこちらに言ってきた。俺は泣き叫んでいる小夜叉を見て自分の痛みなど忘れるぐらいの目の前の少女のやりきれない悔しさを感じて俺も小夜叉に続いて泣き出しながら
「すまない、お前の母を救えなくてでもその母はお前が生きることを強く望んだ。己の生死よりも子供のお前の安全を最優先させた。これは普通の者には絶対にできない行動であり立派な武士であり同時に尊敬に値する母親でもあった」
俺は泣きながら言っていたら小夜叉は殴るのはやめてその場で泣き続けた。俺は泣いている小夜叉に対して慰めるようにやさしく手で頭を撫でてあげた。長尾家のみんなはその光景を見てここにいるのはあんまりよくないなと感じて静かにその場から立ち去った。
そうして長尾家はさらに奥のほうに進み地下から越後に戻ろうとしていたら越後方面から来た者から信じられない情報が入るのである。
なんと美空に対して不満を持っていた一族の者たちと豪族が一斉に挙兵して越後は完全に占領されたというのである。この報告は流石の美空たちにも驚きの顔色を隠せないでいた。そう、これで軍隊と呼べる軍隊を持っているのは信鬼のみとなった。
そして今は日ノ本が敵になったと言っても間違いではないこの状況でどこまで生きていけるのか心配になりつつあったがもう美空たちは信鬼にかけたのである。美空はじめ重臣たちはみんな信鬼のことを信じて待つことにした。
信鬼はすでにこの世界で戦うのは無理だと考えていた。そうなると戦う場所はあんまり使いたくはなかったがこのマインクラフトなどの力でほかの世界につなげるゲートが作れるのでその先に逃げて再起を図って立て直したのちに再びここに戻ってくるという計画であるが問題は追ってこないかと言う物であるが絶対に追撃してくると思うので戦いを有利にするには・・・この戦国恋姫の世界に来る前の世界で生まれ育った場所を戦場にするしかない。
そこならば地の利は得られる上に能力で天気もわかり比較的に天の時も得られる。さらに無駄に軍略に詳しい友人もいる。その上に三国志や戦国時代に詳しいからうまく友人を仲間にできたら裏をかけるかもしれない。そう考えがまとまり俺はこれから一人、一人状況を説明しながら俺なりの考えを伝えてみんなの考えを聞くことにしたのであった。
俺たちは絶対に勝つ、未来を託された者たちとして絶対に生き残って見せる。俺はそう決意をして会議を始めるのだった。
戦場はまさかの現代になります。
そんなことで現代で恋姫たちに通じる戦い方をしたいと思います。