戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
みんなそれぞれの意見を聞いたがどれも反対する意見はなかった、この世界にとどまれば殺されるのはわかっていたらしいがただ反対されたことは俺の友人に頼ると言うことだけである。こんなに敵が多い状況で協力してくれる保証なんてないどころか下手にすると寝返る可能性もあり危険と声が上がったがどちらにせよこの世界から移動することは決定事項になり、俺は異世界につながる扉を作り始めたのであった。
そしておそらくこの世界に帰ってくることはないだろうと思いできる限りの持っていく荷物の準備も始めた。本当はみんなに手伝ってほしいところだがみんな、それぞれいろいろと考えたいこともあるだろうと思い特に何も言わずに作業をした。
俺は作業をひと段落し終えると近くまで敵が来ていないか見張りをしながら周辺を警戒していたらこちらに向かってきている人影を見つけて攻撃の準備をしながら待ち続けていた。いつ攻撃されても反撃できるように準備をしていたら、人影は一つでしかもよく見てみると元気そうもない様子であった。近づいてみてみるとそれは足利幕府に仕えている幽だった。俺は今にも倒れそうな彼女のもとに近づいて
「幽、どうしてここにいるのだ。それにそんな多くの傷を負ってここまで来たのだ」
「・・・・某はもう幕府の家臣ではございません、やめさせていただきました・・・と言うより使えるべき主がいなくなってしまったと言ったほうが正しいですかな」
よく幽の顔色見るとそれは余りにも寂しそうで泣きそうな表情なことに気が付き何があったと聞いてみたら信じられない言葉が返ってきたのであった。
「・・・某を信鬼殿の場所に行かすために公方様が殿をして・・・もうおそらくこの世にはいないことでしょう」
幽は言葉ではこのようにあっさりと言っているがその表情を見るとどれだけ辛いことだったことがわかる。でも幽はどうしてそこまで俺のためにと思い問いただしてみたら
「それは言わなくてもわかってほしかった所でございますが・・・好きな人のためにと思ってください。そして公方様は今までの忠義として自ら殿となり某を逃がしてくれました」
俺はそうかとしか言えなかった。俺のために彼女の大切な主人を死なすことになったのである、いくら幽の主人である一葉と仲が悪かったとはいえこれは悲しい出来事だ。そう思うと一葉は一葉なりにあの時に俺に対して忠告をしていたのかもしれない。
もう亡き人に聞いても返ってくることはないから合っていると思いたい、そして俺は責任をもって幽を守り抜く義務がある。それは男としての意地に人としての意地が・・・まあ、今は鬼なのですが。
そうして少し落ち着いてから幽がとんでもない情報を持ってきたのである。それは今この場にいる織田家の関する者たち以外すべて向こう側に着いたことに越後勢の内通をしている動きがあると言う物であった。
正直に言って俺は信じたくはなかったがでも北郷一刀に新田剣丞の魅力に恋姫たちの知略をもってすれば不可能な話ではないこともまた事実、おそらく真実なのであろう真実だから幽たちが追撃されたのであろう。
そうなるとこのまま違う世界に逃げてもすぐに追撃を受けることになるがこの場にとどまるよりも移動したほうが生存できると思い俺は内通者がいるのも覚悟のうえで元の世界に向かうことに決めた。
俺は覚悟を決めて誰かが内通者のもわからないまま完成させたゲートを使い遂に元の世界につなげることに成功した。俺はそれをみんなに報告して遂に元の世界に戻ることになったのである。
そうして見えた景色はかつて見飽きるほどの懐かしい場所に着いたのであった。その中でも恋姫たちは異様な光景に驚きを隠せないでいたが沙綾が少し驚きながらも俺に対して
「ここがそちが生まれた世界なのか」
俺はそうだとすぐに返した、驚くものはたくさんあるのだからしょうがないけどまずは友人に合流しないと思っていたら周りから無数の人影が見えたのである。そうこれは間違いないこちらの世界に逃げてくること敵を読まれていた。
そうして待ち伏せさせられてまんまと包囲されたということだ。しかもこの時間帯は深夜で人が全くと言っていいほど人はいなかった。おそらく女神が魔法とかでこちらの世界の住民に接触する前に終わらせようとして何かしたのであろう。
だが、今はこの状況を何とかしないといけないと思っていたら包囲している中から二人の男が前に出てきたのである。一人は新田剣丞でおそらくもう片方はと思っていたら
「信鬼と話をしたい、俺は北郷一刀。そこにいることはわかっている、これ以上無駄な犠牲を出したくはないから降伏してくれ。お前が降伏してくれるだけでほかのみんなは助かるかもしれないんだ。頼む、彼女たちのことが本当に愛しているならこれ以上彼女たちに負担をかけさせないでくれ」
やはりあの男は北郷一刀であったがこれはこの目で見てみるとすごさと言うか何とも言えない力を感じる男である。だが、明らかに俺を殺すつもりなのは今の言葉で分かった。確かに俺が死ぬだけで本当に終えることになるのであれば良いが絶対にそのようなことは起きない上に久遠に対して強い恨みを持っている飛騨がこのまま黙っていると考えられない。
それに美空たちはまだ良いかもしれないが詩乃ちゃんに関しては間違いなく俺が死んだら後を追って死ぬだろう。それでは降伏する意味がない、向こうはそのようなことは考えていないのであろうかもしくは詩乃ちゃんや美空たちを自分がそのまま頂くつもりなのであろうか・・・確かに本当の話ではそうなる、少なくても剣丞にはそれだけの物はあるが・・・これはゲームやアニメじゃない本当の現実だ。
だが、この場で降伏しなかったら間違いなくこの場にいる全員殺されることになる。その上にこの中には内通者もいるのである。つまり包囲されているうえに挟み撃ちにもなるという最悪な状況、誰かが内通者であるのかと考えていたら貞子が急に秋子さんに対して刀を向けて
「すみません、秋子さん。しかし、こうするしか秋子さんを助ける道がないのです」
それを見た美空が秋子を助けに向かおうとしたら今度は松葉が美空の手を掴んだうえにこう発言したのである。
「御大将に秋子さん、柘榴に愛菜を救うために・・・信鬼は切り捨てるべき」
「松葉、本気でそう考えているのそれが恩人である信鬼に対する態度なの。このような時だから恩を返すのよ、なんでわからないのよ」
そうして内通者が松葉、沙綾、貞子の上に空、名月の四名が向こうに内通していた。本当に勘弁してほしい。ここまで敵が増えたらもうどうすることもできないと思っていた時に剣丞と一刀に向かって刃物が飛ばされてきたのであった。
だが、近くにいた呂布に綾那がすぐさまに反応して防いだのだが問題は飛ばされた場所が俺たちがいる場所とは違う場所で誰があの二人に向かってと考えていたら
「久しぶりに仕事が連休だからゆっくりと散歩していたら懐かしいやつがまた集団でいじめている現場を見つけちゃたよ。おい、一刀さんよ、私の故郷でなめた行動してくれるな。そこまでしてまた仲がいい恋姫ちゃんたちとボコボコにされたいのかな」
そうとても懐かしい声が聞こえたと思ったら人影らしいものがものすごい勢いで一刀と剣丞に向かって突撃した。もちろん、二人を守っている呂布と綾那の二人を斬撃らしい攻撃で飛ばして剣丞たちには拳で殴った音がここまで聞こえた。
周りの者たちは慌てて剣丞と一刀が心配になり集まってきた所で
「おい、そこのお嬢ちゃんたちにどこかで見たことある男、今だ、逃げろ」
俺たちはその言葉に従って包囲が無くなった方角に逃げだした。それを見ていた恋姫たちが追撃をしようとしたら男が立ちふさがったのである。
「君は確か、一刀にいつも近くにいる関羽だな、これはまたこのような世界でまた会うとは・・・それで今度はかつて蜀・魏・呉の連合軍が私のせいで負けた腹いせに攻めてきたのですかな」
「そうではないが、まさか貴様がこの世界にいるとは思ってもいなかったがここであったのも運命、あの時の雪辱を・・・」
男はため息をつきながら周りの者たちを見てみたこともない者たちもいたのでここで改めて
「もうわかっているかもしれないが新参者もいるから教えておきますね。私はどこにでもいる歴史オタクの松永紅龍と申します。趣味は歴史にカクヨムサイトもしくはハーメルンで二次創作やオリジナル小説を書くことに・・・集団で虐めをしている奴らをボコボコにすることかな。だからね・・・痛い目に合う覚悟ぐらいはあるだろうな、恋姫さんたちよ」
男は笑ってそう言っていたのであった。
それを遠くから見ていた信鬼と美空たちは
「あの男は何者なの、助けてくれたのはよかったけど」
「・・・美空、あれが、あれが前から話していた友人の松永紅龍なんだ。でも恋姫たちとあの話からすると・・・もしかしてあいつはかつて恋姫たちと戦ったことがあるのか」
俺の疑問に答えてくれるものは誰もいなかったが遠くでは戦いの火花が舞い始めたのであった。
ここでこの作品、最後のオリジナルキャラ登場です。
次は出来る限り早めに投稿したいな・・・・
完結させたら・・・親友のお勧めのゲームをやるんだ。