※この作品はR-18です。

戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について   作:人中の蝮

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今回は早めに投稿できてうれしいです。


決戦前夜と紅龍とオロチの舌戦

俺と紅龍はオロチと会見をしたのであった。まずは俺がオロチに対する謝罪から始まった。

 

 

「オロチ、こちらがいくら何でもやりすぎた許してほしい。そして共に戦って明日を生きよう」

 

 

「・・・信鬼、お前は身の危険を感じたらそんな簡単に態度を変える奴だと思わなかったよ。正直、がっかりしている、別に私に対する行動は怒ってはいないが彼女に対する今までの無礼に怒りを覚えているところだ。私は殺されてもしょうがないと思っているが彼女に対するお前のしてきた行動に・・・許せると思っているのか」

 

 

 

すでに怒りが表情まで出そうなほどに鬼気を出しており次の瞬間、切り殺されてもおかしくはないぐらいな状況であった。そんな時に紅龍が

 

 

 

「確かに雅也、お前の怒りは分かるがそれでも彼ばかりを責めるのはおかしいと思う。もちろん自分なりの考えであるが話しても構わないか」

 

 

「・・・わかった、紅龍には助けてもらった恩義があるから話を素直に聞くことにしよう、それで紅龍の考えを聞かせてほしい」

 

 

「わかった、まず彼、信鬼は確かにお前の彼女に対して無礼な行動をしていたと思うがこれはあくまで女神の意思に従っていたからであり彼自身がそこまで彼女に対する殺意があったと考えにくい。それにその時は信鬼は女神の配下と言ってもいい立場でありならば上の者のために働くのは当然なのではないか。雅也の配下もお前のことを思って行動をしているのと同じでこの信鬼も恩がある女神のために行動していたにすぎない」

 

 

 

すげー俺からしてみればこれだけでも俺は言い返せなくなるけど流石のオロチはこれだけでは止まらないと考えていたら

 

 

「それは考えすぎだ、この信鬼がそこまで考えていたと考えにくい。きっと自分の立場をよくするために利用していた過ぎないのだ。これがこいつの正体なのだ」

 

 

 

「・・・確かにそのような気持ちはなかったと言えませんがならば逆の立場ならどうなっていたのでしょうか。もし、あなたがその立場ならどうしていましたか。好きな人ができて新しい配下も多くできてそれを守る、今よりもいい環境にしようとしませんか。そしてそれが汚い仕事しないといけないとしたら配下に任せますか、大切な人に任せますか。その人がそのあと辛い思いが残るようなことをあなたは見ていない振りができますか」

 

 

 

「そんなことは絶対にできない、そんなことをするぐらいなら私自らする」

 

 

 

「なら、彼と同じです。彼も好きな詩乃さんや美空さんたちや国のために行動をしていただけです。これで彼も仁義がないわけではないことは理解していただけましたか」

 

 

 

オロチはとても難しそうな顔をしながらも少し納得したような顔でそうであるなと言って静かに目を閉じで考え始めた。

 

 

 

正直、紅龍は戦場でも強いのに舌戦もできるのかよと思いつつさらに紅龍が

 

 

 

「まず、この戦いに我々が正しいことをいろんな世界に証明する必要はあります。もし、ここで信鬼を切り殺せば、降伏してきた者も殺す非道な男と評価されるでしょう。そしてそんな降伏者たちを多く殺して哀れな最期になった英雄はいくらでもいます。上げるとしたら春秋戦国時代の白起、漢楚の領国が覇を競い合った、項羽などが挙げられます。あなたはこの二人みたいになりたいのですが特にあなたの名声や実力だと後者の状況になりやすいと思います」

 

 

 

オロチはそれを聞いて動揺な表情を見せながらわかったと返答したのである。俺はマジか、あれだけで説得が成功したのかと思い驚きながらも紅龍の近くに行き小さな声で

 

 

「紅龍、どうしてあれだけで成功したのかを教えてほしい。俺には全然わからないから」

 

 

「わかった、先ほどのたとえの中で雅也が一番来てほしくない未来になるかもしれないと言っただけだ。それが項羽と言うわけだ、お前は知らなさそうだから教えておくけど虞姫という嫁がいた。それも今の雅也と歌夜に負けないぐらいに愛し合っていたのけど結果的に自分の行動のせいで死なせてしまうことになったのだ。それを雅也は項羽にそして雅也が好きな歌夜さんを虞姫にたとえたと言うわけだ」

 

 

 

要は前例を教えてそうなる可能性がありますよと教えたのか、説得うますぎじゃないですか。お前は孔明と舌戦でもするつもりですかとツッコミをしたくなるぐらいであった。文武両道とはまさにこいつみたいなやつが言われるのだろうな。

 

 

 

「信鬼、雅也、今後のためにまずは一回、敵に向かって言葉で敵の士気を下げたいと思っています。相手の士気を下げる自信がありますので」

 

 

先ほどのやり取りを見てみると本気で相手の士気を下げてしまいそうで怖いけどできることならしてほしいと思いお願いした。

 

 

そんな時であった、相手がこちらに会いに来たと言う者でありすぐそこまで敵が来ていたのである。俺たちは今動ける全軍で北郷一刀連合軍と対面した。

 

 

北郷一刀は前に出て来て話がしたと言ってきたのでオロチ、紅龍と俺の三人で対面した。そうして北郷一刀は紅龍との話を始めた。

 

 

「久しいな、紅龍。あれから数年も時間が過ぎたがお前は相変わらずだな」

 

 

 

「一刀殿にそう言われて光栄です、さて早速ですがお尋ねしたいことがあります。今回の遠征にあなたたちが正しいと思いますか。もし少しでも違うと考えていましたら軍を引いていただけたら嬉しい限りです」

 

 

 

「なぜだ、オロチは悪だ。そんなことは決まっている、それは誰もが知っていることだ」

 

 

 

「さようですか、ですが昔、一刀殿にも言ったことがあるかもしれませんが人は悪魔よりも悪魔、天使よりも天使になれる存在であることを。オロチ殿は確かに昔は悪事ばかりをしていましたがそれは悪しか知らなかったためです。善、正ことを知ってからオロチの悪事を聞きましたか。彼は反省して女神などに忠実に仕えいろんな世界を救ってきたのではありませんか。それを正体がオロチだからと言って迫害するのは正しいと言えますか」

 

 

 

「だが、配下の鬼たちはいまだに暴れている者がいるではないか。それは説明できるのか、紅龍」

 

 

 

「それは簡単なことです、彼らに住・衣・食を与えていないからです。そもそも秩序はこの三つの条件がクリアされて初めて成立するものです。鬼たちのほとんどがそれらをクリアできていないものです、もし心の底から無くしたいと思っているのであれば鬼たちにこれらを与えたうえで正しいことを教えればしっかりと秩序ができます。人間もそうです、あの有名な管仲も考えていたことです。正義や秩序とか教える前に与えることが先だとこれは孫氏の兵法でも似たようなことも書かれておりさらに隗より始めよと言葉もあります。まずは鬼たちに秩序を与えて正義と教えそれでもだめな時は一刀殿たちに正義はあると思いますが今のこの状況で絶対に悪と考えるのは浅はかな考えかと思いますがどうですか、一刀殿」

 

 

「それはそうだが、でもそれとこれは・・・」

 

 

「ならば、昔や先祖を大切にする一刀殿の嫁たちの考えを正しくないと言うのですかな。特に孫氏の末裔である孫一族がいるのにもですかな」

 

 

 

難しい言葉ばかりで意味が分からないがきっとかなりの意見なのであろう。近くにいた詩乃ちゃんがこれほどの舌戦ができるものだと思いませんでしたと言うぐらいなのであるから奥が深いのであろう。本当に意味が分からないことが多すぎて困る。管仲?隗より始めよ?孫氏の兵法はかろうじてわかるけど・・・ほかはわからないことばかりであった。

 

 

 

しかし、この言葉に一刀は言い返すことは出来ずにならば今度戦って決着をしようと言ってきたので紅龍が

 

 

「やはり野蛮なことになりましたか。わかりましたならばこちらもそれなりに用意をいたしましょう・・・それと一刀殿に剣丞・・・周りには警戒を強めたほうが良いかもしれませんよ。良くない感じが出ていますので・・・それでは今度は戦場で」

 

 

 

そう言ってその日はお互いに軍を引き上げたのであった。正直に言って俺が空気になっていて困る。けど戦いになれば俺とオロチで何とかしないといけないからここからが本番だと思い気持ちを引き締めるのであった。

 

 




次回は決戦開幕、


そろそろ主人公にも出番を・・・・
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