戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について 作:人中の蝮
私が力不足でこのような終わり方になってしまいましたがどうか許してください。
それではどうぞ、
「空龍様、こんなところにいたのでありますか、ドーン」
そう言われて振り返ってきたのは一人の少年であり少年は言われた者に対して
「あ、どやお姉ちゃん。どうしたの?」
「美空様と信鬼さんが探しておりましたぞ、どや」
「本当、なら行かないとどやお姉ちゃんも一緒に来て」
「もちろんでありますぞ、どこまでついていきますぞ、どや」
そうして少年と愛菜は二人一緒に歩き出したのである。そこは誰がどう見ても平和な国で誰もが当たり前の生活をくれる国になっていた。その中、少年と愛菜は歩いていると
「これは愛菜に空龍様ではありませんか、何かあったのですかな」
「風龍殿、美空様と信鬼さんが空龍様を呼んでいたので見つけて連れて行っているところでありますぞ、どや」
「そうでござったか、それでは若様。これで某は」
「うん、風龍おじいちゃん」
「はっはっは、もうおじいちゃんですか、まだまだ若いと自信があるのに子供の目だともうおじいちゃんですかな」
「待でありますぞ、若様。どうして愛菜だけが名前だけではなく別名みたいになっているのでありますぞ、ドーン」
本庄はいや、その変わった口癖が最大の原因だと思っていたがそれはそれで子供たちに好かれやすい原因にもなっているので特に何も言わなくただ苦笑いをしたのであった。
そうして風龍と別れた後に美空と信鬼が待っていると言う場所に向かって歩き出してしばらくすると今度は団子屋で何か騒ぎになっていたので気になった二人が向かってみるとそこに幼さを残しつつもしっかりしている少年とそれに怒られていた親子がいた。それを見て少年が
「あ、龍秋お兄ちゃんに柘榴お姉さんに風雅ちゃん、どうしたの」
「よう、空龍。またこの柘榴さんと風雅ちゃんがまだ問題ことを起こしてそれを注意しているところ」
「流石に悪かったっすから許してほしいっす」
「ごめんなさい、龍秋兄ちゃん」
「まあ、風雅ちゃんは幼いから良いとして柘榴さんはもう立派な大人なのにどうしてまたこのような」
「流石、愛菜の義弟ですぞ。だんだん、母上に似てきておりますぞ、ドーン」
「そうだ、龍秋お兄ちゃん、お父さんとお母さんに僕、呼ばれたけどお兄ちゃんは呼ばれた」
「いいや、聞いていないな。でもお前が呼ばれたと言うことは自分もいかないといけなさそうだから一緒に行くよ。それに愛菜姉さんでは心配だし」
「そんなに愛菜は頼りないように見えるでありますか、ドーン」
「いや、そこその最後にドーンやどやを言うからいつまでも子供みたいで心配だから」
そうして愛菜はそれを聞いてショックが顔が面白いことになっておりそれを見た空龍は喜んできたが龍秋は呆れていて見ているうちに柘榴と風雅は静かにその場から逃げ出したのであった。
それを見た龍秋は後で母上に父上に先ほどの出来事を報告確定だなと考えながら愛菜たちに合流して目的に向かった。そして言われた場所の前で一人の少女が待っていた。そうしてその少女は
「まったく、どれだけ遅いのよ。もう、私は長く待っていたのに」
「美姫様、もうしわけありませんですぞ、どや」
「愛菜さんは本当に申し訳ないの、その口癖で馬鹿にされているようにしか感じられないだけど」
「まあ、お姉ちゃん。みんなを許してあげて」
「もう、可愛い弟の頼みならしょうがないわ。もう、空龍はお姉ちゃんと一緒に行きましょう」
そうして空龍と美姫は二人仲良く一緒に歩き出したのであった。それを見ていた愛菜と龍秋は
「いや、本当に仲がいいでありますぞ。仲が良すぎて心配になるぐらいですぞ、どや」
「本当に美姫姉ちゃんは空龍のことが大好きだからなこのまま離れなくて弟と結婚すると言い出しかねないから怖いよ」
「久しぶりに仲良く手をつないで行くでありますか、どや」
「流石にこの年でそれは恥ずかしいから良いよ。それに姉さんはもういい年だから見つけないと」
「大丈夫でありますぞ、母上も見つけられたのですから愛菜も大丈夫ですぞ、どや」
龍秋は本当に大丈夫なのかと心配になったが今はそれよりも呼ばれているかもしれないから先に行くことにした。
そうしてどこかに向かうために準備をしている信鬼を見て空龍と美姫は
「お父さんー。ただいま、僕たちを呼んだって本当」
「まあな、これから年の一回の墓参りだからお前たちも呼んだのだ」
「でもお父様、正直に言って私は知らい人の墓参りはしたくはないのですが」
「まあ、そう言うな。お前たちやここにいるみんなの命の恩人と言う人なんだから行かないと可哀そうだろ。それにその人は大の子供大好きだから喜ばせてあげたいしな」
「まあ、みんなで行くと言うならしょうがないから私も行きますよ」
「僕も行く~」
そう言って信鬼が準備を終えると美空を呼びに向かったのである。それから間もなく信鬼、美空、美姫、空龍に秋子、愛菜、龍秋、柘榴、風龍、風雅の十人は墓参りに向かったのであった。荷物持ちは先ほど事を起こした柘榴に任せられるはずであったがその柘榴の夫、風龍が代わりに荷物持ちをしていた。
本来なら柘榴が持つところをうまく夫に甘えて擦り付けることに成功していた。だが、風龍も妻のためだと思い何も苦はなかった。それを見た秋子が
「柘榴、あなたまた風龍さんに押し付けたのですか。まったく、あなたと言う人は」
「まあ、許してほしいっす。今後はそのような軽率な行動はしないと努力しますから」
「そう言ってあなたは直したためしがないじゃない。今日こそはこの御大将として久しぶりに・・・」
「御大将ー、柘榴、先に向かって墓を掃除しておくっす」
そう言って柘榴は目の前の危険を回避するためにものすごい速さで駆け抜けて行った。ほかの者たちのほとんどが呆れた表情をしていたが風龍だけが
「流石、柘榴だな。でもそんなところも可愛いところであるがな、はっはっは」
本当にこの人の懐の大きさに良かったね柘榴とほとんどの者がそう思うのであった。そうしてたどり着いた場所はとある山の山頂でそこから見える景色はとても良いものでありそこにあるのは一つの墓と桜の木一本のみでほかは特になかった。
そして墓にはこう書かれていた、松永紅龍と。
「また来てあげたぞ、宿敵。どうだ、流石のお前でも俺に子供が三人できると思っていたか。ここまでは予想されたらびっくりだが・・・答えなど返ってくるはずがないか」
「ねえ、お父さん。ここに眠っている人はどんな人」
「そうだな、お父さんとお母さんにみんなの恩人が眠っているだよ。お前たちが生まれてくる前に死んでしまっただけどこの人が居なかったらお前たちはきっと生まれてこなかったほどの大恩人さあ」
「ふーん、よくわからないよ、お父さん」
「まあな、でも挨拶だけでもしておけ。それだけでもきっと喜ぶと思うからな」
「うん、わかった」
そうしていつも通りに山頂で宴会みたいことをしながらゆっくりしていた。そう、今日はこの火星・・今は生命が溢れる星として命星と改めているがこの星に到着した日、すなわちあいつが死んだ命日だ。あれから十年の時が進み、子供は三人も恵まれて美空からは二人に秋子さんには一人と本当にうれしい限りだ。
子供たちも特に不幸もなく順調に成長していて国も平和で栄え続けており文句の一つもないと言いたいところだが強いて言うならこの光景をお前に見せてあげたかった、宿敵。
そうもしているうちに時間は進み、だいぶ夕暮れに入り始めたのを見て俺たちは変える準備を始めたのである。しばらくして片付け終えると俺は美空たちに先に行くように言って俺はただ一人その場に残り、そして宿敵あてに書いて手紙を出したのであった。
「本当ならただ置いておくだけだが死んでいる前にも聞こえるように書いた手紙を読んでやるからありがたく思え」
我が宿敵、松永紅龍へ
宿敵よ、今お主はどこかの世界に転生でもしているのか、それともまだ黄昏にいるのかはわからないがお前にどうしても伝えておかなければならにことがある。それはお前に対する感謝だ、十年前のあの時はいろいろとありすぎてお礼を言う暇もなくお前と別れを告げなければならなかった。
だから・・・俺をここまで思ってくれてありがとう。そしてすまなかった、お前にいろいろと仇はしてきたが恩など一度もしてやれなくて。こんな奴を許してくれとは言わないがでも責めてこの幸せな時が終えるまでは待っていてほしい。
それが終えて死んだあとは焼くなり煮るなり好きにして構わない。だから宿敵よ、どうか俺たちを見守ってください。そして美空たちと出会い、俺に生きる道、いろいろとしてくれて感謝する。
どうか、この思い、文が届くように願っております。それでは宿敵、お前の来世が幸福であふれる人生になるように祈っております。
お前の宿敵、信鬼またはゾディアークより
俺は言い終えて手紙を墓の前にお供えして立ち去ろうとしたときに後ろに誰かがいるように感じられて後ろに振り返ってみるとそこには死んだはずの宿敵の姿があった。
「宿敵、お前生きていたのか」
そういうと宿敵はただ何も言わずに笑顔だけしてこちらを見ていた。その時に激しい風が吹いて桜も空中に舞って目が開けられないほどになりそしてすぐに宿敵がいた場所を見てみるとそこには誰もいなく消えていた。
ただ、俺は宿敵がすぐそこにいるように感じたので山頂から降りる前に墓に向かって
「じゃあな、宿敵。お前がくれた人生、精一杯楽しんで冥土の土産を多く持ってくるから期待しておけよ」
そうして降り先には途中で待っていてくれていた。ここで俺のところに向かってきて小さな声で美空が
「本当にどこで道草を食っていたのよ。早く降りて・・・またには二人でゆっくりしましょう」
美空は恥ずかしそうにしながらもそう言ってきたので俺はそうだなと返したのである。さらに早く降りたいのか子供たちが
「お父さん、お母さん、早く早く」
「もう、お父さんにお母さん。本当に早くしないと夜になるよ」
「まあ、たまにはゆっくりでもいいじゃないか。でも表情からして母上も一緒に夜を過ごしたいと顔に書いておりますがな」
秋子さんは顔を真っ赤にしながら否定していたがバレバレである。俺と美空はそんな光景を楽しみながら仲間、そして愛する家族へと向かって歩き出したのであった。
これにて戦国恋姫の世界で鬼に転生してしまった件について完結とさせていただきます。
ここまで読んでくれた読者様たち、本当に感謝をします。
しばらくは休む予定でまた機会があれば書き始めると思います。
それではまたどこかで会いましょう、さよなら・・・そしてありがとうございました。