やはり俺の性春ラブコメはまちがっている。 作:通りすがりの魔術師
あと1ヶ月もすれば文化祭という秋の季節。孤高を貫かんとする者にとっては大して興味もなく、取るに足らな催しだったのだがそれも昨年まで。今年は俺の致命的ミスを利用した平塚先生によって文化祭実行委員にされてしまった。致命的ミス? 仮病で保健室で寝てる間に実行委員にされたことですけど? まぁそれは俺が戸塚に言っちゃったこと。先生が悪いと言うと、戸塚に「なんでもいい」と言ってしまい、それを先生に伝えた戸塚が悪くなってしまう。なので、悪いのは俺を文化祭実行委員にした先生。平塚先生さえいなければ!バルカン砲発射装置があれば頭ブンブン回して撃ってたね。
そして、もう1つ。これは俺が原因と言えるのか定かでは無いのだが。
「ごめんね、急に来ちゃって…」
「いや、別にいいんだが…」
もう1人の文化祭実行委員…つまり女子の委員が俺の目の前で女の子座りをしている由比ヶ浜結衣になった。わけがわからないと思うが俺にもわからない。
理由を聞けばMAXコーヒーもびっくりな甘い理由で、言うのも憚られるような理由だ。
『ヒッキーが他の女の子と一緒に話すのとか見たくないし…』
由比ヶ浜よ、お前が委員にならなくてもそんな未来はやって来ない。だって、俺がクラスで喋る女子なんていない。いて、本当に由比ヶ浜くらいだ。そんなことを言えば、彼女は顔を赤らめて恥ずかしそうにした後に「えへへ」と予測可能回避不可能な笑顔の爆弾を食らうのは目に見えてたのでやめといた。
「で、どうしたんだ?」
なってしまったものは今さら変えようもなく、なんなら彼女は実行委員長になってしまった。副委員長はさすがに俺ではない。本人の立候補かは知らないがJ組の代表として来ていた雪ノ下雪乃である。最初は「実行委員として善処します」と言っていたが、委員長権限で由比ヶ浜に副委員長に抜擢されてしまい、その職についた。おかげで奉仕部は活動休止しているというのに、会議室で顔を合わせることになってしまった。
いや、そんなことより由比ヶ浜が家を訪ねてきたわけだったか。
「あ、うん、それがその…小町ちゃんが…」
「小町がどうした?」
歯切れが悪くなんだか居心地悪そうにする由比ヶ浜に首を傾げてると、彼女は目を逸らしながら口を開いた。
「あたしとヒッキーがその…友達以上恋人未満みたいな感じで…あたしは恋人になりたいんだけど…ヒッキーがどうなのかわかんなくて……どうしたらいいか……みたいな相談をしたんだけど…」
「…おう」
改めて言われると結構くるなこれ。確かにあんなことしといて、いやさせといて恋人じゃないってのも変だよな。けど、友達になった覚えはないんだが、セフレ……って意味ならまぁ合ってるかもしれないけどSEXしてねぇし……。
「そしたら、今日ヒッキーのパパとママが休日出勤で、ヒッキーと小町ちゃんの2人きりだから遊びに来てって……進展するように応援するからって……」
「……なのに小町がいないと」
「うん……」
あの妹、昨日に友達のところに泊まりに行くとか言ってなかっただろうか。呼びつけるだけ呼びつけて自分は他の人の家か。どうしてくれんだよこの空気。
「悪い。呼んだ本人がいなくて」
「う、ううん!いや、その、朝には、いないって聞いてたし……」
「…は?」
「あ、あは、あはは……ごめんなさい」
由比ヶ浜が謝るのは違う気がするんだが…。
「けどまぁ、来たもんは仕方ない。特に何も無いがゆっくり……いや、気が済んだら帰ってくれ」
「あはは、ありがと…って、なんだしそれ!」
いやほんとに何も無いし。俺は知らされてなかったからノープランだし。じゃなきゃ寝巻きで応対してない。
それに対して由比ヶ浜の格好は黒い襟のノースリーブに白い生地の上に蜘蛛の巣のように線が入っており、下もフリルのあしらわれた可愛らしい黄色のスカートを履いている。ほんと俺って場違い。けれども、由比ヶ浜が来ると知ってて取り繕ったかと聞かれたら否と答えちゃう。
「2回目だけど、アレだね…なんか他所の人の家の匂いがするね!」
「そりゃ俺の家から由比ヶ浜の家の匂いがしたらやばいだろ」
「だ、だよねー!」
そもそも家の匂いって何? 俺友達の家とか行ったことないからそんなの分からないんだけど? 予想外のところで地雷を踏み抜いた由比ヶ浜は苦笑いを浮かべると周囲を見渡した。
残念だったな!この家には家具と本を除けば何も無い!あるというか、いるのはせいぜい飼い猫のカマクラくらいだが、どうやら猫が苦手な由比ヶ浜のために小町が自分の部屋にでも軟禁してるのだろう。先程から全く姿が見えない。
「……仕方ない」
俺が読んだわけではないが、せっかく来てもらったのだ。何かしらして帰らないと由比ヶ浜の脚も報われまい。俺は小さく呟いて立ち上がると由比ヶ浜に少し待つように指示した。
多分、起きたままならタオルケットが床に落ちてるくらいだが、意図しないところで何か見落としがあると困る。自分の部屋に入り、机の引き出しや本棚といった容易に見れるところにあり、勘違いされると不味いものをベッドの下に仕舞う。これでよし。あとはタオルケットを畳めば……
「ヒッキー、今何隠したの?」
……終了という所で何故か由比ヶ浜がいた。
なんでさ。
###
「ふーん、ヒッキーってこういうのが趣味なんだ」
現場を見られ、嘘をつくことも誤魔化すことも出来なかった俺はベッドの上に座ってお宝に目を通していく由比ヶ浜を床に正座して見上げる。自分の所有物だから他人にとやかく言われる言われはないのだが、なるほど、親父も母ちゃんに怒られてる時はこんな気持ちなのかな。自分が悪くないのに悪く感じてきた。
けれども、由比ヶ浜が見ているのは俺達のしたことに比べたら大したことは無い。ただ女の子同士で胸を揉み合ってたり、宇宙人を倒すためにHネルギーを溜めてるだけだ。しかもどちらも全年齢。あ、これ海老名さんが使ってた言い訳と同じだわ。
「ヒッキー」
「あ、はい」
パタンと本を閉じて俺を見下ろす由比ヶ浜に、思わず背中を伸ばす。彼女には少し刺激が強かったのか頬と耳が赤くなっており、そこに俺は由比ヶ浜のピュアさを感じた。
「そ、そのヒッキーも、おっぱい…好きなの?」
恥ずかしそうに自らの胸を隠すように身じろぎしながら尋ねてくる由比ヶ浜に俺は鼻で笑った。
「隠さなくてもこの前もう見たぞ」
「う、うっさいし!この変態!そ、それでどうなの!?」
見せてきたのはそっちのくせに…なんで俺が変態呼ばわりされなきゃならんのだ……。けど、これもあらゆる漫画やラノベを読んできた俺には照れ隠しだとわかる。ツンデレってもう死語だと思ってたけど、結構いいもんなのな。
「嫌いではないな」
男だし。ほら、男も女も赤ん坊の頃にお母さんのおっぱい吸ってたから、大人になるにつれて原点回帰を望むんだろう。それにホモでも雄っぱいが好きらしいし。おっぱいが嫌いな男の子なんていません!
「そ、そっか……そうなんだ……じ、じゃあ、おっきいのと小さいのなら…?」
「それはどっちでもいい」
小さかろうと大きいかろうとおっぱいはおっぱい。揉めなくても、女の子の胸にある限りそれはおっぱいなのだ。だから、小町も雪ノ下も悔やむことは無い。それに二人とも遺伝的には心配ないわけだし。おっぱいに遺伝が関係あるのかはわかんないけど。
「ホントに?」
由比ヶ浜は両手をベッドについて、軽く身を乗り出して俺の顔を覗き込んでくる。その際に両腕に左右から押された胸が、プルンと揺れながらも窮屈そうに前に出てくる。なんという発育の暴力。こんなの健全な男子高校生で非リア童貞の俺には刺激が強すぎるっての。けど、この前見たし舐めたんだけだねこれ。
しかし、ベッドの沈み込むおしりもそれとなく見るとバストに合った肉付きをしている。そのくせ小柄でウエストはきゅっと細いのだから、反則的である。クラスの男子が由比ヶ浜と同じ委員長になった俺に羨ましそうな目を向けるのも分ける。でも、俺より先に立候補しても拝めたってことはないけどな。
残念だったな!と1人で勝利の美酒に酔ってると由比ヶ浜が未だに俺の方を睨んでいた。
「ど、どうした?」
「別にー」
何だか不貞腐れてる由比ヶ浜に、ラノベや漫画で得た知識を総動員してもかける言葉の見つからない俺はひとまず由比ヶ浜から目を逸らした。これ以上見てると俺のゆるキャンがテント張っちゃう。
すると、由比ヶ浜はのそりと立ち上がる。唐突だったので俺は目線を戻す。震える指で自身の服の裾をブラウスを掴むと中に着ていたインナーごと脱衣する。
「はっ?え、え、は? ゆ、由比ヶ浜?」
彼女は羞恥と怒気の混じったような赤い顔で、服を脱ぎ捨てると前とは違う装飾のピンク色の可愛らしいデザインのブラが見える。月光、日光に続き、部屋の明かりに照らされて映える露出した膨らみに自然と目は引き寄せられ俺は思わず喉を鳴らす。
由比ヶ浜はついにブラにまで指をかけ、ぐいと下にずり下げる。
「んっ♡」
ぶるるんっ、と豪快に揺れ出てきたのは見るのはこれで3度目となる綺麗な肌色の豊満な膨らみ。相変わらずメロンのような大きさをしたバストだが、これだけ大きいのに少しも垂れておらず、呼吸するだけで揺れるほど柔らかな、若々しさと柔軟性を持つなんとも魅力的な美しい乳だ。勃起した。
「ど、どぉ…?」
見せびらかすようにむき出しのおっぱいを向けてくる由比ヶ浜に俺は、分かってないなと首を振った。
「そういうのは恥じらうから可愛く見えるんだ。今のお前がやってるのは痴女のそれだぞ」
「なっっ!!!」
「それにお前のはもう見るのは3度目だしなんとも思わねぇよ」
「じゃあなんでおちんちん勃ってるの?」
「……」
何故バレたし。落ち着け冷静になれ。座ってるのにそんな視認でわかるほど膨れてるわけがない。きっとそれは布の膨らみで……あ、これ完全に勃起してますね。
「由比ヶ浜を露出罪と器物損壊罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね!」
「えぇっ!?」
「貴方は俺に無意味に胸を露出し、俺の夢を破壊したからです!」
「な、何言ってるのヒッキー……」
よし、このピンクの流れを変えようとネタを引っ張ることで由比ヶ浜の気をそらすことができた。あとは服を着せて家に返すだけだ。けれども、そんなにドン引きしなくてもいいじゃない。我ながら支離滅裂な事言ったけどさ。
「…ヒッキーの夢ってなんなの?専業主夫?」
「いや、まぁ、その……………胸を見せる時は下向いて恥じらって見せて欲しいんだよ」
言わせんなよ恥ずかしい。嫌な顔をされながらとか笑顔で嬉嬉として見せられるよりは恥じらいながら「貴方だから見せてます」って感じの顔が欲しいんだよ。分かる? わかんないかぁ…。
「うぅっ……ひ、ヒッキーめんどくさい!」
仕方ないよ。男の子には誰しもそれなりにドストライクに刺さる性癖ってのがあるんだよ。腕上げた時に垣間見える脇とか、座ってるときに足をくみかえる仕草とか。
「ま、とりあえず、服着ろよ」
「……わかった」
言うと布の擦れる音が聞こえ俺は無意識的に目を逸らす。その音が止むまで待っていると由比ヶ浜が「……もういいよ」とか細い声を出す。賢者モードになってようやく恥ずかしくなったのかと、再び由比ヶ浜の方を見た。
「ど、どうかな……?」
上半身は未だ変わらず無垢な乳房がさらけ出されており、加えて今度は羞恥に満ちた顔でスカートを下ろしパンツ1枚となった由比ヶ浜の姿があった。
水色のリボンの着いた下着の下から伸びるのは、今まで見ることのなかった程よく肉のついた太ももにふくらはぎで、それらはゾクリとするほど美しく綺麗に見えた。
「こ、こうかな……やっぱり全部見られるのは…恥ずかしい、かな……」
顔は俯きがちに、目線は上目遣いで、腕は二の腕を擦って胸が持ち上がるように、脚は内股に女の子らしく。まさに俺としては100点満点の羞恥ポーズだ。これで涙目とかなら俺は捕まっていただろう。
さて、それで俺は一体どうすればいいのだろうか。
原作と違う点。
八幡と結衣が夏祭りで相模、陽乃に会ってない。
八幡と結衣がキス、フェラチオ、結衣の乳舐め、乳吸い経験済。
八幡と結衣の親密度上昇により、八幡が文化祭実行委員になると結衣が立候補(相模がからかってないことも起因する)
結衣が実行委員長に。結衣の推薦で雪乃が実行副委員長に。
八幡は記録雑務のまま。
初体験をすると言ったがどんな初体験かはいってない。
八幡は親以外に初めて隠し本が見つかるという初体験。
結衣は家族以外に初めて全裸を晒した(下着が1枚残ってるではないか、という指摘はNG)という初体験
なお、前回と同じく投票次第では次回、エッチします。
あと、ストーリーありきでいいんですかね?なしでエッチだけでいって欲しいならそうするんですが。
2話(前回)の方でストーリーあり なし のアンケートするんで、興味ある方お願いします。
あと、オラに感想を分けてくれ!1行だけでもいい!俺に可能な限り感想を分けてくれぇーーー!!
ではまた次回。
4話アンケート 八幡「俺はどうすればいい?」
-
結衣を襲う
-
結衣を落ち着かせる
-
逃げる