今回はほとんどプロローグのような部分です
コダイバナ復興、それが私の目標であり課せられた使命だ
そしてその為には……
ある日、私は家出をした事からコダイバナ王家の血筋であることを知った
そしてお婿さん探しの旅を通じてコダイバナ復興を決意する事となったのだが、問題は山積みだった
「はぁ……復興と言っても何からすれば良いのかしら」
「そうですね、まずは人を集めて荒野を開拓して町を作る事ですかね、その為に先立つ物を集めて……」
「ありがとう婆や、つまりお金が必要って事よね……いくら位必要なのかしら」
私は町を作る為に必要な金額や人員の数は分からないし、第一集め方も分からなかった
「そうだと思いましたよ……たしか旦那様が会計士の方と親交が有った筈です、手紙を書いて相談してみては?」
「分かったわ!手紙を用意して頂戴!」
「ハイハイ、畏まりました」
私は婆やの提案に乗り、お父様と親交の有った会計士の方へ手紙を書いて送った
数日後、返事が来て2日後此方を訪ねると書かれていた
2日後
館の玄関の呼び鈴が鳴り、確認しに行くと一人の男性が鞄を持ち立っていた
「初めましてメコお嬢様、私はロングフィールドと申します、御父上とは御仕事で良くして頂いておりました」
「初めましてロングフィールドさん、どうぞ中に入って椅子に腰をお掛けになって下さい」
メガネを掛けた白髪混じりの初老の男性は、ソファーに腰掛け手持ち鞄の中から紙の束を取り出してテーブルの上に置いた
「ではお手紙で頂いたコダイバナ復興の為の資金の件ですが……」
取り出した紙の束を私の方に差し出して来たので手に取り、書かれている文章を読み上げていく
「ええと復興必要経費一覧……人件費、建築資材・用具費、輸送費、護衛の花騎士の雇用費、食料・水・燃料費etcで計5億ゴールド……5億ゴールド!?」
「はい、以前行われた花畑計画の際に小さな町を作った時の費用を参考に算出しましたが最低限これくらいは必要かと」
復興はかなり困難な道になると予想していたがまさかこんな所で躓くなんて
「こんなお金用意するなんて……」
「借金という手段が現実的ですが、金額が高額である事とメコお嬢様の実績が少ない事を理由に借りる事が出来ても2百万ゴールドが限界かと」
突きつけられた現実に対してどうすればいいか分からず、頭を抱えてしまう
頭を抱えていると婆やが紅茶を入れてくれたので一杯飲み、心を落ち着かせる
「他に代案はないのですか?」
「有るには有りますが……正直オススメ出来ません」
ロングフィールドさんは渋りながらも、二枚目の紙を差し出してきた
その紙には貴族と思われる男性の肖像画と地図が描かれていた
「この方は?」
「ブルーノ公爵です、この方に頼めばお金を工面してくれるでしょう」
「本当ですか!直ぐに連絡を……!」
「お待ち下さい!最後まで話を聞いて下さい!」
慌てて手紙を用意しようと立ち上がった瞬間、ロングフィールドさんに呼び止められてしまう
しぶしぶ座ると彼は再び話始めた
「ブルーノ公爵はタダでお金を貸すほど甘い方ではありません。必ず条件を出してくる筈です、しかもかなり意地の悪い条件を……」
ロングフィールドさんは何かを思い出したのか顔を俯かせてしまった
「大丈夫です!復興の為にはなんでもします!」
「そうですか……では此方からブルーノ公爵にご連絡させて頂きます」
ロングフィールドさんが一瞬悲しげな表情を浮かべたような気がしたが大丈夫!
私は頑張るって決めたんだから!
ロングフィールドさんを見送った一週間後、ブルーノ公爵から招待の手紙が届いた
私は意を決してブルーノ公爵の館へと向かいました
「ここがブルーノ公爵の館?うちの館の何倍有るんだろ……」
馬車に乗りブルーノ公爵の館の近くまで来ましたが正門の位置がわからないほど広い庭が広がっていました
とりあえず柵を伝って15分ほど歩くと正門を見つけたので、門に付いた呼び鈴を鳴らしてみることしました
呼び鈴を鳴らすと側の小屋から女性が出てきました
「ん~?お客様?旦那様の手紙または紹介状有りますか~?」
ゆったりとした話し方の女性にブルーノ公爵の手紙を見せる
「ん~……確かに確認しました。ようこそお客様、お館までご案内致します」
手紙を見た途端、女性は姿勢を正し、館まで道案内を始めてくれました
正門から更に15分程歩くとうちの3倍ほどありそうな館が見えてきました
「うわぁ……うちの館よりかなり大きい」
「旦那様は多くの資産や土地を所有して現在も増加中ですので屋敷も時々増築や離れを建築しています」
そう言って女性は屋敷から離れた場所に建てられた建物を指差しました
離れも私の館程ある大きな離れです
「着きました、少々お待ちを」
女性が玄関前の呼び鈴を鳴らすと中から背の高い老人が出てきた
「どうかしましたか?」
「フォレスト様、旦那様のお客様をお連れいたしました」
女性は手紙をフォレストと呼ばれた老人に差し出た
「ふむ、確かに……どうぞメコ様お待ちしておりました、こちらへ旦那様がお待ちです」
老人の指示に従い館の中に入ると様々な絵画や彫刻など芸術品が出迎えてくれました
「自己紹介がまだでしたな、私はブルーノ公爵の執事でフォレストと申します」
「初めましてフォレストさん、メコです」
「では旦那様は二階でお待ちしておりますので」
フォレストさんの後ろに着いていきながら飾られている肖像画や芸術品を眺めていく
どれも美しく高価な品に見えるが肖像画の多くは女性の物ばかりなのが気になった
「どうぞ、御入り下さい」
「あ、はい!」
階段を登った先の大きな扉をフォレストさんがノックしてから開けて、私に入るよう促してくる
慌てて中に入ると中は応接間となっており中央に置かれている椅子に一人の男性が座っていた
「ブルーノ様、お客様のメコ様をお連れいたしました」
「そうか、では椅子に掛けたまえ」
フォレストさんが深々と頭を下げて男性の後ろに向かう
私も男性の向かいの椅子に向かい腰掛ける
此方を見る男性の顔は50代程に見えるが肩や腕の逞しさはとても歳を取っているとは思えぬ程鍛え上げられていた
「ふむ、メコ殿と言いましたか。用件は金を借りたいとか……しかも5億ゴールドと」
「はい、どうかお願い出来ないでしょうか!」
「……お貸し出来ますよ、その代わり条件を付けさせて貰います」
ロングフィールドさんの言うとおりブルーノ公爵は条件付きで貸してくれると言うけどどんな条件だろうか
「此方が提示する条件を飲めばお金を貸しましょう。
一つ目はこの屋敷で働く事、そうですね30年働けば5億支払います」
「そんな!30年も此処で働けません!」
30年も此処で働けないわ!そんな事したら私の家が無くなるわ!
「なら次の条件は私の元に嫁ぐ事、これなら数年も経てば私の子供を作れるでしょうし5億も差し上げますよ、ただし屋敷からあまり出れないかもしれませんが」
「そんな……それは出来ません」
子供が出来ればこの屋敷に縛られてしまう、そうしたら直接コダイバナ復興に関わるのではなく復興支援として関わる事しか出来なくなってしまう
「そして最後の条件です。貴女の身体で私を満足させてください」
「ん?えと……どうゆう事ですか?」
身体で満足させる?どうゆう意味なのでしょうか?
「意味が分かっていないようですね?つまり貴女の身体を使って私の性欲を解消して貰うんですよ」
「え?ええ!?」
つまり殿方のアレを気持ち良くさせろって事ですよね!
「え、あの……その私……経験が無くて……」
「処女であると?ですが一番早くお金を貸す条件だと思いますが?」
「……分かりました」
ブルーノ公爵を満足させればお金が貰える……これもコダイバナ復興の為!私に出来る事なら!
「では服を脱ぎなさい、今この場で。一人で脱げないならメイドを呼ぶが?」
「いえ、一人で脱ぎます!」
私は椅子から立ち上がり羞恥心を抑えつつ、服に手を掛け脱がせていく
服の袖を掴み腕を抜き、服を足元に落とす
婆ややお母様以外に見せたことの無い私の肌が知り合って間もない殿方の前に晒されている
その状況を改めて実感し赤面してしまう
「何をしているのです?下着も全て脱ぎなさい」
「えっ!?服を脱げと言いましたよね!」
「服を脱げと確かに言いましたよ?下着も服ですよね?早く脱ぎなさい」
「うぅ……」
私は腕で胸を押さえながらブラジャーとパンツの紐を外す
胸や秘部を晒さぬように下着を下に落としているとブルーノ公爵に怒られた
「いつまで隠している!その腕を退けなさい」
「うっ……ぐすっ……」
羞恥心と嫌悪感で涙が込み上げてしまい顔に涙の筋が出来てしまう
でもこれも復興の為と奥歯を噛み締めて、腕を降ろした
この先何が起こるか経験の無い私には分からないが必死に耐えて見せる!そう決意してブルーノ公爵を見据えて次の指示を待つ事にした
続く
どのような話が好きかアンケートです、アンケート結果を参考に話を考えたりする予定です
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