ショタに転生 俺陰キャ辞めます(誰かこれをエロゲにしてくれ) 作:クロクロ クラッカー
6月24日水曜日
今日は朝から雨が降っていて体調も悪くなってしまう。これからだいたい2週間これが続くというのだから大変だ。
「いってらっしゃーい」
母親も雨の日は苦手なのか、それとも昨日のことをまだ心配しているのかどうかはわからないがとにかく元気はないな。
「いってきまーす。」
楓詩は・・・一見すると元気なんだけど、多分無理をしている。
こんなに雨ってつらいものだったのか・・・?
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キーンコーンカーンコーン
うぐぁぁ。今日も学校が終わった・・・。なんかきつかったなぁ・・・。まぁでも頑張るしかないな。
「白南風。今日の練習は俺はいけないからな。」
「え?」
「その分違う人が教えてくれるからな。楽しみにしとけよ。」
「は、はぁ。」
「返事!」
「はい。」
「じゃ、頑張れよー」
え、えぇぇ。どういうことなんだ?
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剣道の練習のために体育館に移動した。今日はいつもの3人だな。最初は俺一人から始まったのだ。1か月たって、練習に参加する人も少し増えたからよかった。
「縫結!お前今日元気なかったけど参加して大丈夫なのか?」
こいつは1年生の佐藤 祐樹だ。生意気なことに俺に対してため口で話しかけてくるが、別にそこまで嫌な奴というわけではない。ただ単に俺が怖そうに見えないし怒ったことがないから舐めているというだけだろう。だから俺は温かい目で見守っておいてやろう。
「大丈夫大丈夫。心配してくれてありがとうな。」
「白南風君はお兄ちゃんだねぇ。」
「俺はあまり兄には向いてないと思うですけどね。」
「そう?私は白南風くんみたいなお兄ちゃんが欲しかったかも。」
こいつ、というかこの人は八重
やえ
禎子
ていこ
さん。6年生だ。おっとりしている。剣道を始めたのは下級生と触れ合いたかったらしい。
「科戸ちゃんはどう?」
「え?そ、そうですね。ええっと~」
なんと科戸ちゃんも剣道の練習に参加するようになったのだ。これに俺はかなりびっくりした。
「私はお兄ちゃんは嫌です。」
か、悲しい。兄には向いてないと言ったのは俺ではあるけれど、科戸ちゃんに言われるとちょっと悲しい。
「へー。そっかぁ。ふふ。」
「俺もこんな兄貴は欲しくねえな。」
「うるせぇ!」
「ぎゃははは」
「ふふふふふ」
「あははは」
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キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ったけど・・・誰が来るんだ?
「お、集まっているな。」
!?結構若い女の人だな。女子大生だろうか?
「今日から剣道を教える太刀風
たちかぜ
珠衣
たまい
だ。よろしく。」
ん?聞いたことがある名前だな・・・
「「「「よろしくお願いします。」」」」
「うん。いい返事だ。」
「ねぇ、なんて呼べばいいの?」
「そうだなぁ。太刀風先生って呼んでくれ。あと君たちの学年と名前も教えてくれ。じゃあ君から」
「ええと、八重 禎子です。6年生です。」
「よろしく八重さん。」
「わ、私は科戸 成実です。ええと、二年生です」
やっぱりこの子自己紹介とか苦手そうだよね・・・
「よろしく科戸さん。」
「俺は佐藤 祐樹!一年生だぜ!」
「よろしく佐藤さん。」
俺の番か。
「君は白南風さんだね。」
「え、あ、はい。白南風 縫結です。」
「君のことは加藤先生から聞いてるよ。なんでもすごい経験者なんだって?」
加藤先生?あぁ。担任のことか。っていうか俺のことだけ伝えているのはちょっとした贔屓なのでは・・
「そんな。全然ですよ。」
「謙遜はやめなよ。謙遜して良いことなんてほとんどないよ。」
「いやでも・・・」
「人それぞれの生き方を強制する気はないけど、やめた方がいいよ。」
「は、はい。」
「よし、じゃあ練習しよう。」
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今日の練習はやはりいつもとは結構違った。やり方というか、流派というか。まぁ色々違うことが多かったのだ。それはどうなのか話だが、俺は良かったと思う。
「お疲れ様。今日の練習は終わりだ。気を付けて帰れよ。」
「「「「ありがとうございました」」」」
「あ、白南風。お前は残っておいてくれ。」
「え?」
「聞きたいことがあるんだ。」
はぁ。何のことだろう?
「つむぐー!また明日なー」
「バイバーイ」
「また明日教室でね。」
「お、おう。じゃあなー。」
みんな帰ってしまった・・・
「じゃあ白南風さん。質問良いかな?」
「質問って何ですか?」
「そうだな、大した話ではないんだが・・・まあいい。単刀直入に聞こう。お前はどこで剣道をやっていたんだ?」
「え?」
「君の動きを見ていてね。ちょっと気になったんだ。」
やばいな・・・どう答えるべきなのか・・・。あ、そうか。
「独学です。」
「独学?」
「はい。なのでいろいろ混じったようなやり方になっているかもしれません。」
「・・・なるほど。わかった。」
ちょっと疑っている感じだがこれ以上問い詰める大義名分はない。
「すまないな。へんなこと聞いて。」
「いいですよ。」
「そうか。じゃ、気を付けて帰れよ。」
「はい、お疲れ様でした。」
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ふぅ。どうにかごまかせた・・・。死ぬ前の力はあまり使わない方がいいのかもしれない。
「ようやく終わったのね。」
「楓詩?待ってたのか?」
「そうよ。」
「ごめんな。」
「別に・・・。」
「じゃあ帰ろうか。」
「そうね。そろそろ暗くなるからちょっと急ぐわよ。」
「おう。」
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う~ん・・・。どうしようか・・・。
どうにかして花芽李ちゃんに行けなくなったことを伝えたいけど・・・。う~~ん・・・・
「どうしたの?そんな難しそうな顔して。」
「いや、別に。何もないよ。」
「そう?」
「うん。」
「何かあったら言ってね。」
う~ん。原因は手前だぁぁぁ、とは言えない。というよりだ。俺は誰かを犠牲にする気はない。もちろん母親もだ。
どうにかしなきゃなぁ・・・
どうしようかなぁ・・・
すいません。たぶん次の話は遅れます。