「攻めが媚薬盛られてしまい、欲を殺して受けを襲わないように理性を必死に繋ぐのが大好きだし、受けはその優しさも理解した上で抜いてやるって誘惑すると更に良いし、薬が強すぎて攻めも結構喘いじゃう」
(あらすじ
3-#35 血の繋がらない子供 後です!
媚薬は精神攻撃らしい。なお細かいことに突っ込んではいけない。
ナザリック地下大墳墓・宝物殿
「それで、何故父上はこのような場所にいらっしゃるので?」
「は?さっきも言っただろう。アイテムを取りに来たんだと」
息子の不可解な質問にアインズは眉を顰め、ごそごそと目的の物を取り出した。
昼ご飯を食べたばかりのアインズは人の身だ。
「そうではございません。何故以前のように
息子の若干不機嫌ですとでも言うような物言いにオンにしてある精神抑制によって鎮静されると、ため息混じりのアインズはドサリとソファにもたれた。
「お前なぁ……。こっちは
アインズの情けない謹慎逃れ術が語られる中、パンドラズアクターは何故そんな必要があるのだろうと考えていた。
支配者が望めば何年謹慎したっていい。
いや、むしろフラミーがりあるへ帰る時間が短くなるのだ。
ずっと捕まえて仕舞っておいた方が安心と言っても過言ではないかもしれない。
息子は父の謹慎が大好きだった。
「全く父上、そんな事ではいつまで経っても弟ができませんよ」
「お前随分な口を利くようになったじゃないか」
自我を持って動き出して二年半、アインズは僅かな喜びを含んで悪態を漏らした。
息子のいるこの場所は落ち着くが段々とお互い砕けて来ているような気がする。
いや、パンドラズアクターはそれこそが望みだと見抜いていただけなのだが。
「父上。とにかくこちらをお飲み下さい」
生意気だがいつも気の利く息子は緑茶を勧めた。
この世界で緑茶が飲めるのは宝物殿とフラミーの部屋だけだ。
「ああ、ありがとう。弟はちゃんといつか用意してやるから焦るなよ。あまり弟弟と言うんじゃないぞ」
常闇との死闘が終わったあとは二人とも子供を持つ事にトラウマを感じ、数日は交れなかった。
神官達の「力を与えた」と言う一言でフラミーがどうしようもなく泣いた夜、互いの存在を探るように再び交わりを持った。
今も昔も子供を作るための交わりではなく、愛の為の交わりだ。
それを早く早くと言われてはまるで子供を産ませる為の交わりのようで、アインズは少しだけ──嫌だった。
「気長にな」
アインズが茶を飲み下すとパンドラズアクターは聞いているのか聞いていないのか解らない様子でポケットからクラッカーを取り出した。
「勿論いつまでもお待ちしますが、僕として当然お手伝いもいたします」
「……まぁ、助かっているタイミングもあるけどな」
出かけている時に息子がタイムスケジュールを組んでくれるのは素直にありがたい。
「そうでしょう!」
動かぬ顔から満面の笑みがこぼれたような気がした。
ッパンと小さく情けない音が鳴り、パラパラと少量の紙吹雪が舞う中、アインズは呆然と息子を見た。
「なにやってんだ……?」
「……祝福を。さぁそろそろお部屋へお戻り下さい。吸収されるまであと三十分とございません」
「吸収?」
「いえいえ、こちらの話です。お早く。お早く」
アインズは半ば追い出されるように第九階層に戻った。
歩いていると、真昼間だと言うのに妙に体が火照るような気がした。
「……弟弟って言われたからかな……」
また昼間から寝室に入ろうとしたらフラミーに呆れられる。
執務に必要なアイテムも回収して来たのだから、まっすぐ自分の部屋へ戻らねば。
──戻らねば。
アインズはフラミーの部屋の前で立ち止まると、こっそり扉を開いた。
「ん?あ!アインズさん!」
一瞬でバレるとフラミーの執務に付き合っていたデミウルゴスが洗練された動きで頭を下げた。
「これはアインズ様」
フラミーの顔を見るとアインズは抑えきれない衝動に目を閉じ、冷静さを取り戻そうと必死になった。
(幾ら何でも俺……あぁぁ……。もう……)
無言で入室するとソファに座り、足を組む。
組まなければ
「アインズ様、お加減がよろしくないので?」
こちらの息子も気が効く。
「あぁ……なんだか妙にな。はぁ、困ったもんだよ本当に」
アインズはまだ冷静だ。
それに冷静じゃなくなったら精神抑制が働くのだから問題ないはずだ。
どんどん自分の中で膨らむ欲求を前にまだ余裕がある。
「アインズさん調子悪いんですか?」
「いや……調子は良すぎるくらいなんですけど、こう、気分がね……」
ヤラシイ気分だった。
「あらら。すみません。デミウルゴスさん、今日はここまででいいですか?」
「もちろんでございます。それでは私はこれで」
子を失った痛みは計り知れない。
気分が落ちることもあるだろうと真面目な悪魔は少し胸を痛めて部屋を後にした。
フラミーも盛り下がっている気分と痛みを思い、アサシンズとメイドを払う。
ぞろぞろと僕が立ち去っていくと、無言で震えているアインズの前に膝をついて見上げた。
「アインズさん、大丈夫ですか……?」
気付けばアインズの額には汗の玉が光り、呼吸は荒かった。
「だ、大丈夫……大丈夫大丈夫……」
組んでいた足をほどき、膝に肘をつくように頭を抱えるとアインズは唸りだしてしまった。
明らかにおかしな様子にこれは病気ではないかとすら思う。
「本当に大丈夫ですか?今日はもうこの後お休みしましょう」
フラミーは膝立ちになり頭を抱いてやると
「あ、セバスさん?私です」
アインズの妙に熱い手が顔を覆った。
「ちょっと今日はこの後お休み──んっあ……」
言い切ることなく唇が繋がると沸騰したように熱い呼気に包まれた。
「あ、あいんずさん、辛いのね」
無言で何度も頷くアインズの瞳は潤み、眉は困ったように下げられ、顔は紅潮しきっていた。
再びフラミーの顔を引き寄せてはピタリと止まり、半開きの互いの口は震えた。
「や……やばい……。ふらみーさん……俺呆れられる……?」
「呆れないですよ。辛い時はありますから」
フラミーはアインズの顔を包むとむにりと柔らかい唇を押し当て、舌を優しく探し当てると絡ませた。
「っはぁ……ぁっ……ふ、ふらみ……さん……まず……まずい……」
視界が揺らぐ錯覚を覚える。
熱心に慰めようと優しいキスをする妻の腰に手を沿わせるとアインズは本当にもう限界だとローブを掴んだ。
「まずい、ほんとにまずい……昼間はダメだって思ってんのに……」
フラミーはアインズの苦しげな声を聞き、昼間はダメな事に思考を巡らせ──「あぁ、今日は特別ですよ。辛い時には仕方ないです」
手が伸びてくる気配がする。
しかし何だか一回やそこらで治まる気もせず腰を引いた。
「大丈夫ですよ。任せて下さい」
そのままぷにょりと再び唇は繋がり、ローブに生まれていた盛り上がりは望んだ触れ合いにびくりと震えた。
「っあ、え?どしたの?これ……」
フラミーはアインズのパンパンになったそれを握るといつもより余程膨らんでいる様子に目を白黒させた。
「はぁ……だから、だからダメなんだよ……。俺、こんなん……」
泣いてしまいそうな顔をしていた。
「だ、大丈夫!大丈夫ですよ!」
大丈夫なんだろうか。
フラミーはアインズのローブの裾をめくって行き、大丈夫とは思えないサイズのそれを露わにさせた。
「だ、大丈夫……」──多分。
目一杯口を開き、はむっとフラミーが咥えると、アインズはそれだけで背筋が震えた。
「っあぁ!ふらみーさん、ダメ、無理しないで。ほんと無理しないでいいから……!」
今日の自分のこれはおかしい。絶対に一回では終われない。
先っぽだけが舐られ、懸命に手でしごかれる。
「っあ、ぅ……ぅぁ……ふらみ……むり……むりむり……!」
「掴んでもいいんれすよ」
フラミーに見上げられるが、このサイズ感で頭を掴んで押し込んだりしては傷付いてしまうとしか思えない。
アインズは肩を揺らすように呼吸しながら首を振った。
「じゃあ、頑張るね。頑張るから」
あまりに献身的な刺激にアインズは顔を両手で覆った。
「あ、ありが……っあっ、ありがと……、ありがとっ」
丁寧に唾液が広げられ、舌が絡みつく。
ムワッと熱い口内で行われる淫猥な奉仕は昔より随分巧みだ。
余裕のまるでないアインズは水音が立つだけでも背を震わせた。
込み上げるものも声も止まらず、腹と背にグッと力を込める。
「あ、あ、ふらみ、出る、出すよ!」
切羽詰まった申告と共に子種が吐き出されると一射目すらフラミーは飲み込みきれず、慌てて口を離した。
どくどくと顔に残りの精子がかかると、驚いたようにアインズを見上げた。
「ご、ごめん……。本当すみません……。<
竿は未だ力を失う様子もない。
「あいんずさん……あ、あの……寝室行く……?」
「いいの……?」
「う、うん」
ここでは済まないと確信した。
一度身なりを正し寝室に入ると、アインズはソワソワしているフラミーを力一杯抱きしめた。
「ふらみーさん、ごめんね。これ使って……」
「っえ?」
自分の指にはめられているあらゆる耐性を持つ指輪を抜くとフラミーの指に入れた。
「っあ……あの……」
「ここまで来んだからもう止まらなくて良いんだよね?」
完全に歯止めが効かなくなったアインズはフラミーともつれ、押し倒すようにベッドに倒れた。
拒否することは許さないとでも言うような、求めたいがままのキスをする。
アインズはそれだけで出してしまいそうだった。
フラミーの両足を持ち、自分の前で膝同士を合わせさせる。
移動するために仕舞ったモノを取り出すと太ももと股間の間の隙間に入れた。
「っ……」
すべすべした肉とパンツのつるつるした布の感触に包まれる。
挿入したい欲望が止めどなく溢れては、内部とは違う感覚へ押しつけるように竿へ刺激を送る。
「っは、あいんずさんっ」
同時にフラミーの竿と股間も刺激され、次第に甘い声が漏れ始めると、にちにちと控え目な水音が溢れ出した。
挿入していないが、まるで挿入しているようだ。
アインズは自分が吐き出すためだけに腰を振り──フラミーのローブを容赦なく白く汚した。
まるで治らない。
「っあぁ……っぅ…………──フラミーさんも挿れられたいよね……?」
「は……はひ……」
返事を聞くと破るような勢いでパンツを脱がせ、挿入を期待してヒクつくいやらしい秘唇にあてがう。
「っわ、でも、いきなりは!そんなの入らないよ!」
フラミーの主張に首を振る。
「まじで余裕ない、入るから任せて下さい……!」
ギュ……と腰を進め、ほんの一センチ頭を入れると戻る。
浅いところで何度も前後し、傷付けないように少しづつ押し広げる。
お互い焦らされているような感覚に汗が流れた。
「っは、あぁ……ぅぅ……」
「ね、入るでしょ……」
痛みのない、快感だけの挿入に蕩けた瞳でフラミーはうん、と頷いた。
半分ほどまで収納がすむとアインズは侵入するためではない腰の動きへと移行する。
フラミーのここがいつもより狭く感じるのはアインズが大きいせいだろう。
「っきっっつ……!」
「ふぇぇっ!はっ!はぅぁ……!!」
頭が真っ白になる。二人とも余裕がない。
アインズは腰の動きをエスカレートさせ、ぐにぐにと締め付けられながら、奥を目指す。
「あぁっ!あいんずさん!今日おっきすぎるよ!!」
甘いながらも苦しげな声に目をぎゅっと瞑る。
「ご、ごめん本当……!でも止まれないんだよ……!!」
二人の喘ぎがぐちゃぐちゃと言う粘膜の擦れ合う音と共に部屋に溢れた。
「っあぁ!ふらみーさん!止まれない!止まれない!!」
自分の欲望のためだけに夢中で快楽を貪り、フラミーを滅茶苦茶に突いた。
「しぬっ!しぬ!!あいんずさん!しんじゃう!!いやぁぁ!!」
脳まで貫ぬくような電流が走っていくと、フラミーは触れられていない竿から子種を吐いた。
「おれも止まったらしぬ!!」
勝手な言い分だ。
フラミーを休ませもせず内部に放出し、硬度を失わないモノで責め立て続ける。
「あっあつ、あつっっむり、むりぃ!壊れちゃう!壊れちゃう!!」
「お、おれもっ、おれもむりだっ!あぁっ!」
よがる顔を掴み小さな口に唾液を流し込むと、こくんと喉がなった。
「ふぇ、にがいぃ……」
パンドラズアクターのところで飲んだお茶は確かに苦かった。
フラミーの震えが大きくなり、再び放出する。
揺すられながらフラミーはだんだん口数を減らしていき、鳴くだけの生き物になると何度も竿から子種を吐き出した。
アインズも休む間も無く絶頂し注ぎ続ける。
汗、涙、唾液、精液で体はドロドロだ。
ローブがいよいよ邪魔になると一度引き抜き、お互いを脱がせ合う。
口に出し、顔に出し、腹に出し、膣に出し──おさまらないアインズは気絶するフラミーを何度も起こし交わり続けた。
フラミーもいつの間にか強烈な欲求に突き動かされ、汚され続ける。
三ヶ月も謹慎した二人ですら経験したことの無い、止まることを知らない交わりの中、フラミーは白濁していない潮水すら吐き出し泣いた。
しかし──「ふぇ、さとゆさん、もっとぉっ」
「うん、うん、もっとね」
はしたない鳴き声をあげる耳の長い生き物もいつまでもアインズを求めた。
その後二人が寝室を出るまでにかなりの時間を要する。
アルベドとデミウルゴスは唐突に謹慎が始まった事をセバスに告げられると、謹慎中は許されるアインズの執務室での執務へ楽しげに向かった。
そしてもう一人の知恵者もうきうきと宝物殿を出て、フラミーの部屋の前で一瞬立ち止まり──誰にも読めない表情を動かした。
すぐさまそこを通り過ぎ父の部屋に入ると、話のわかる同僚二人と小難しい話をして大いに盛り上がったらしい。
「私はもちろん弟じゃなくてもいいんですけどね!」