の続きものです!!
「──そろそろ送るよ。ごめん。帰すのが惜しくて言うのが遅くなった。門限ももう過ぎてたのに」
「わたくしも。帰るのが惜しくて送ってって言いませんでしたわ……。言われなかったら泊まって行こうって思ったくらい」
「はは、じゃ、言わなきゃ良かったな」
渋々立ち上がり、レオネはキュータに手を引かれて部屋に戻った。
着て来た服やコート、鞄が置いてある部屋で夢の醒める時間に、駄々っ子のように首を振った。
「……やっぱり帰りたくありませんわ。……本当に素敵な一日で終わってしまうのが惜しい……」
「ありがとう、僕もそう思ってるよ。君はさぁ行くよって言うことの方が多いから、そう言ってくれるだけで嬉しい」
後ろから抱きしめられ、首筋にキスをされるとレオネは震えた。
「……今日は真面目な神官じゃなくて良い日だもの」
「そうだね。僕も真面目に神の子やってなくて良い日だなんて言い訳してる。ごめんね」
「ううん、嬉しい……」
薄暗い部屋で沈黙が訪れると、レオネはキュータに振り返った。
「本当に明日も連れて来てくださる……?」
「十日と言わず毎日だって良いよ。必要だって言うなら一年分の服を用意する」
「そしたら……もう住んでるみたいなものだわ……」
「君がここに住むなら僕もここに住む。……泊まって行く?」
「……泊まらない」
模範女子が言うと、キュータは笑った。
「じゃあ、お家に帰る準備だね」
レオネの着る服の首の後ろにある金具に指が触れた感触がすると、カチンと音を立てて外れた。レオネの体がカッと赤くなる。ずり落ちるような服ではないが、思わず前を押さえてしまった。
「──外にいるね」
キュータの体温が離れていくと、レオネは片手で前を押さえたままキュータの手を取った。
「あ、あの」
「……いや、ごめん。本当、外にいるから」
「……でも、離れたくない……」
キュータは困ったような顔をして振り返ると、レオネの額にキスをした。
「僕も本当はここにいる時くらい片時も離れたくない。でも、今日は君をちゃんと家に帰さないといけないから。君の希望でもある」
「ずるい……」
「そうかもね」
優しい手つきで頭を支えられ、レオネは顔中にキスされた。そして、また首筋にキスされると「ん……」と声が漏れた。
キュータの頭を抱え、ほんの少し尖った耳にキスをする。
耳はすごく熱かった。
「っ……」
キュータの吐息が漏れ、火傷するような熱い手が背を撫でる。
レオネは少しのくすぐったさと、生まれてこのかた一度も感じたことのない、皮膚が触れられることを求める感覚に唇を噛んだ。
もっと触って欲しくて身をよじりそうになっていると、肩からするりとドレスが落とされた。
このドレスのために下着はショーツしか付けていなかった。背中から下着が見えると思い、乾かしてもらう服の中にスリップとブラはたたんで隠しておいた。
髪を乾かしてもらった時にショーツも一緒に乾いたので安心したものだ。
パサリとドレスがおちていくと、薄暗い部屋で、まだ成熟し切っていない体が晒された。
だが、二人は抱き合っていたのでキュータは何も見なかった。
キスをするキュータの手が自然と体を撫でていく。
レオネの体の形を知ろうするようだった。
そして、下がっていった手がショーツに一瞬かかると──キュータは止まった。
「……着替えなきゃね」
「……は、はい……」
キュータは裸のレオネを抱き上げると、レオネの服が置いてある机に向かい、見えないようにレオネを抱きしめたままソファに座った。
シャツを取ってくれようと机に手を伸ばすと、レオネはキュータをソファの背もたれに押しつけるようにギュッと体重をかけた。
「ま、待って」
「い、いや。もう本当に待てなくなるから。着せる。着せなきゃやばい」
「そこ……下着も重ねてあるから……見せられるようなあれじゃないから……」
キュータは唸ると眉間を揉み、目を閉じるとパッと手を上げた。
「はい、着てください」
レオネはキュータの上から机に手を伸ばし、ブラをつけ、スリップをかぶった。
魔法が解け、お姫様は町娘に元通りといったところだ。
レオネは素敵なランジェリーを買いたいと思った。──そこで、自分がもうこの人に全てを委ねる気でいることに赤面する。
ちらりと見たキュータは悶々とした様子で肘置きについた手で目を隠していて、思わずくすりと笑ってしまった。
「……終わった?」
「まだ。ふふ、面白い」
レオネが膝にまたがって座り直し、キスをする。
「……遊ばないで早く着替えて」
「や」
さっきしてもらったように、顔中と、耳と、首筋にキスをする。
「……君、本当に帰るつもりあるの?」
「ありましてよ?」
「……まじかよぉ……」
苦悩に叩き落とされているようだった。
少しづつ可哀想になってくると、レオネはキュータの顔を優しく包み、キスをした。
唇をはんでいると、ふと体に手が回り、唇が割られる。
舌が入ってくると、レオネは必死にそれを追った。
「……ん……ぁ……ぅん……」
キスは男女が愛を確かめ合う行為だと思っていたが、これは──これは──。
どうしたら良いのかわからない唾液が、口の端から溢れてしまう。
レオネの知っている恋愛小説に出てくるようなものではない、もっと肉感のある、何か少し怖い行為なのに、もっとしたくて胸の内もドキドキと高鳴ってる仕方がなかった。
首筋を伝い、胸の方に垂れていった唾液がキュータの手で撫でられ拭われる。
「……んっぁ……ぁ……」
その手はそのまま下着の上からレオネの胸を撫で、優しく包んだ。
「……っ……♡」
心臓の激しい鼓動を感じるように手が広げられ、優しく撫でられる。
レオネは自分の息が上がっていることに気がつき、苦しくてキュータから離れた。
「──っはぁ……っ!っはっ……!」
腕が引っ張られ、首筋だけでなく胸元までキスをされると、レオネはキュータの頭を抱えた。
多少はあると思っていた谷間がチュゥっと強く吸われる。胸なんて、体を洗っていてもなんともなったことなんかないのに。
レオネの荒い息だけが部屋に響く。
背を指がつつ……と撫で上げるとレオネの体は跳ね上がった。
「っぁん!」
もろもろになった体でレオネがキュータを見下ろすと、キュータは胸から顔を上げて笑った。
「ふふ、遊ばれた仕返し」
「はっ……はぁ……はぅ……」
まだ息が整わない。レオネは泣きそうなくらい恥ずかしかった。
レオネは考える力をなくしているのに、彼はいつも通りの顔で微笑んでいる。
悔しくて、キュータの顔を包む。
唇が触れ合うと、レオネはキュータの唇を吸い、かぷりと唇に噛み付いた。
「ん」
「わたくしも……仕返し……」
「可愛いライオンさんだ」
レオネが頬を膨らませていると、キュータは机の上から服をとり、すぽんとレオネに被せた。
「じゃ、帰ろうね」
「はい、帰ります」
二人は照れくさいように笑い合った。
翌日、放課後に天空城に来たレオネはやっぱり着替えをした。
ただ、一郎太も一緒なので訓練をした。
たっぷり汗をかいた後、もうそのまま泳いだ。
気持ちがいいと笑い、夜になると着替えようと手を引かれた。
一郎太は外で待ってると言い、天空城の縁から下を眺めて足をプラプラさせた。
部屋に戻ると、やっぱりキュータはレオネからドレスを脱がせた。
昨日のように身体中にキスをして、今日は下着のない胸に触れた。
恥ずかしいとレオネは首を振って、キュータはレオネを手放した。
三日目、一郎太はいなかったが今日もやっぱり訓練をした。
一度天使を呼ぼうとしたが、天使は出なかった。
消沈するレオネの背をさすり、キスをした。
大切に顔を撫で、「ゆっくりやっていけばいいよ」と抱えて池のそばで転がった。
「もっと……」
「こんなところで?」
とか言いながら、レオネのあちらこちらを撫でた。
四日目、レオネは顔を赤くして「あなたにもする……」とつぶやいた。
キュータの体を撫でてくれる手は優しくて、おっかなびっくりだった。
キュータはレオネにキスをして礼を言った。
五日目、放課後にここにくると、雨を降らせる日だったらしく二人はいきなり雨に打たれた。
城まで大笑いで走り、部屋に着くと濡れる学院のローブを二人とも放り出し、びしょ濡れのままでキスをした。
そのまま、はじめてベッドに倒れ込んだ。
レオネの濡れる服を全て脱がせ、見下ろしたキュータはつぶやいた。
「綺麗だ……」
レオネは顔を赤くして背けた。
文字通り全身を触れられ、最後にここだけ、と言うところもほんの少しだけ触れられた。
それだけでレオネはもう頭が真っ白になりそうだった。
外を大切に撫でられ、閉じた場所に指が触れそうになると、キュータはレオネから離れた。
六日目、一郎太も連れて訓練だった。
無我夢中でやっていたら、気付いたら夜が訪れていて慌てて着替えた。
一郎太は「明日休みだし、俺先に戻るからキュー様ゆっくりしてけばいいじゃん」と告げた。
どうやって帰ったのかレオネには分からないが、一郎太は一人で神の地に帰ったようだった。
「ゆっくりって言ったってまた門限破ってる、まずい」
と緩められた門限にも間に合わない事にキュータは焦っていたが、レオネは怒られてもいいやと思った。
と言うか、キュータといるなら構わないといい加減な親なので怒られないし。
キュータは急いで帰り支度を手伝ってくれたが、レオネはキュータを抱きしめた。
「──今日は殿下でいいから、休まれて」
ナインズは祈り、歌うレオネに包まれ、背を撫でられて過ごした。
「──贅沢だ」
こんなのが贅沢なんてと笑うと、お返しだと言って祝福してくれた。
そのまま幻術の解けたナインズに全てを委ねた。
壊れないように体を扱われ、大切な場所を撫でられ、指が一本レオネの中に入り、レオネはそこで初めて首を振った。
「そ、それは──キ、キュータさんじゃないと……殿下……」
ナインズはしばらくゆるゆると滑った場所を出入りさせるとレオネに口付けた。
「嫌だ。私のものになると言え。必ず幸せにする。どうせ誰とも結婚するつもりもないなら私を受け入れてくれ」
中から信じられない快感が上るとレオネは啼泣した。
ダメだと叫んでもやめてもらえずにレオネは金色の瞳に射抜かれて生まれて初めて果てた。
第一安息日の七日目。
レオネは朝からぶっすりと頬を膨らませていた。
あんな事するんじゃもうお着替えはしないと大騒ぎをし、キュータは「ごめん〜」とレオネについて歩いて謝った。
そして、「ナインズ様〜」「ナインズ様〜」と二足歩行の双子の猫がとっとこ現れ、レオネは瞬いた。
「守護神様……?」
「ううん、ただの飼い猫」
ここでキイチ以外と会うのは初めてで、ただの飼い猫だと言うがレオネは深々と頭を下げて挨拶をした。
続くようにアイパッチをした少女のようなメイドも現れ、レオネは魔銃を一丁渡された。
メイドと文字通り決死の訓練をすると、へとへとになっている所に優しそうなメガネをかけたメイドも現れ、お昼ご飯を食べさせてくれた。
デザートはアイパッチをしたメイドが出してくれた少し硬いチョコレートドリンクだった。信じられないほど美味しくて、レオネはナインズに「美味しいから後はあなたに」とつい分けようとし、メイドに「間接キス」と言われて慌てて引っ込めた。
大笑いするナインズを見るメイド達の目は親のようだった。
結局、何から何まで世話になってとレオネは大変恐縮し、殿下と過ごす友人として恥ずかしくないように必死に気を引き締めた。
アイパッチのメイドに謎のシールをおでこ貼られ、大切にしますと自作の栞に貼り直して持ち帰るようにした。
午後には二匹の猫と一緒に散々遊び、猫を抱きしめ、猫に口付け、楽しい安息日を過ごした。
メイド達と猫達が帰っていくと、今度はキュータがぶっすりと頬を膨らませていた。
「ナインズ殿下、ありがとうございました!」
あー楽しかった、とレオネが帰り支度を済ませようとするとナインズはぷんぷん言いながらレオネを抱き抱え、ソファで散々レオネを弄んだ。
「キュータと過ごしてよ」と言うナインズにレオネは謝り、キュータの指を二本咥え込んでまた真っ白にされた。
キュータさん、キュータさんと何度も名前を呼び、全身の筋肉が収縮を繰り返す。
抜かれた指には信じられないくらい粘液がついていて、レオネは恥ずかしくて首を振った。
やっぱりキュータはいつもと同じように優しい顔で微笑んで「じゃ、帰ろうね」と告げた。
第二安息日の八日目。
今日は多少勉強もしないとなと二人で池に足を浸して教科書を開いた。
それぞれ違う教科のものだったが、レオネはあれこれキュータに教えられた。
あれこれ教えてくれるキュータは「さすがレオネだね」「君は本当に賢いよ」「えらいね」「頑張りすぎないでね」と、人をやる気にさせることしか言わなかった。
この人といたら信仰科のトップになれるかしらなんてレオネは笑った。
本当になるなんて思いもせずに。
勉強を終え、部屋に荷物を置きに行く。
キュータはお昼は何を頼もうかねぇと言ったが、レオネは「下に食べに行きたい」と言った。
昨日ご馳走になってしまっているし。
二人はエリュエンティウ市に下り、砂漠の変わった食事を取った。
ファーの家に遊びに来た時に見た名所を案内し、暑くてレオネが倒れると城に戻った。
ベッドに降ろされ、水を出されてなんとか飲む。
「──お、思ったより暑かったです」
「体が冬に慣れてるからね。城を経由しても負担が大きかったな。ごめんね」
レオネは首を振り、心配そうにするキュータを抱き寄せた。
「平気ですわ。はしゃぎすぎただけ」
「顔色が悪いよ。休んだら今日は帰ろうね」
「……いや」
キュータは苦笑してレオネを撫でた。
レオネはキュータに飛びつくように抱きついて押し倒すとキスをして──めまいに襲われて転がった。
「<
体が楽になるが、失われた水分が戻るわけでもなく、レオネはぼんやりとした顔でキュータを眺めた。
ふと唇が繋がる。
冷たい水が口から流れてくると、レオネはキュータにしがみついて必死になって飲んだ。
「っは、っはぁ……っはぁ……」
「ちゃんとお家に帰る?」
「……やだ……」
「ここにいると襲われるよ」
「襲って……」
「……調子悪い子襲わないよ」
布団を放られ、キュータはカーテンを閉じると「少し寝るといいよ」と部屋を後にした。
レオネはそのまま眠りに落ちた。
そして、ふと目を覚ますと、ソファで静かに本を読むキュータがいた。傍には
キュータはレオネの知らない文字の本を真剣に読んでいた。
邪魔してはいけないとしばらく眺めていると、キュータは本を読み終わったのかパタリと閉じた。
立ち上がり、レオネの方に来る。
髪を避けて額に口付けを落とすと部屋を出ていった。
部屋の外から何か話し声がした。
そっとベッドを降り、扉に耳を寄せる。
『──すみません。えぇ、エリュエンティウに降りたら調子悪くなっちゃって。──少し無理をさせたみたいです。──はい。起きたら連れて行きます。──すみません、おじさん。本当に。──いえ……いつも僕が付き合わせていて……』
父に<
キュータの話し声を聞きながら今は何時なんだろうと部屋を見渡す。
大きなのっぽの時計を見つけると、文字は読めないがそれが門限だと言うことにすぐに思い至った。
そして、扉が開くとキュータは瞬いた。
「──ごめん、起こした?」
「少し前から本当は起きてましたの」
「そうだったの?調子はどう?」
「すっかり良くなりましたわ。ありがとうございました」
「良かった。じゃ、帰ろうね」
安心したように頬を撫でる。
レオネはキュータの首に手を回してキスをした。
「わたくし……今日は調子が悪いから遅くなりますの……」
「またそう言うこと言って」
「そこまで連れて行って」
レオネがベッドを指さすと、キュータはレオネを抱えてベッドに降ろした。
やっと慣れ始めた触れ合いだったが、秘部を舐められ、吸われると叫んだ。
ちゅ、ちゅ、と外側から刺激され、中まで刺激され、そのままレオネは前後不覚になるまで大切に扱われた。
「っは……はぅ……ぁ……」
この時間を惜しむように宝にでもするようにキュータがキスをし、何度も何度もレオネを撫でた。
レオネはこのままじゃいけないと何とか体を起こし、布団を胸に当てた。
「じゃ、帰ろうね」
キュータがいつもの合図を言うが、レオネは首を振った。
「あの……触ってもいい?」
転がっていたキュータは目をぱちくりさせるとにっこり笑い、レオネの手を引き寄せて自分の顔に触らせた。
「はい、どうぞ」
レオネは許可もとったのでキュータの着るシャツのボタンを外そうとし──「そ、それは困る」とキュータは慌てて止めた。
「どうして……?」
「い、いや。僕はいいから」
「でも、して差し上げたい……。お願い……」
キュータが返答に困っているうちにレオネはボタンを外していった。
してもらったように、屈強な胸元に口付け、ペロリと舐めてみる。
キュータを見上げてみると、やっぱり困った顔をしていた。
「も、もういい?」
ふるふると首を振り、そっと跨る。
キュータはガバリと起き上がると、レオネの腕を掴んだ。
「や、やめよ。僕は本当にいいから」
「お願い」
レオネはキュータにキスをすると、そのままもぞもぞと下に下がっていく途中で──硬い場所を見つけた。
少し撫でてみると、そこは少し動いた。
撫でているレオネの顔が赤くなる。そして、ズボンに手をかけた。
「レオネ、本当に。レオネの思うようなもんじゃないよ」
「頑張るから」
「頑張らないでいいってば」
「させてくれなきゃ帰れない」
「そんなバカな」
うまく開けられずに、もぞもぞすればするほどナインズのものがズボンの中で硬くなって行くのが伝わってきた。
「……あー……」
キュータは頭を抱えた。
「わたくし、勉強しなきゃダメだわ……」
「しなくていいって……」
などと言っていると、ズボンをやっと開けられ、触り心地のいい下着越しに撫でてみた。
キュータの顔には参ったと書いてあるようだった。
とにかくしてもらったようにしてみるしかないと下着越しに口付けてみたり工夫するがなんだかよく分からなかった。
下着を引っ張り、脱がせたい意思表示をすると渋々腰が上げられ、レオネはキュータの下着を降ろそうとし──硬い部分に引っかかってうまくいかなかった。
やっぱり勉強しないとダメそうだった。
救いを求める視線をあげると、キュータはやっぱり渋々パンツを下ろし、レオネは目の前に現れたものを見ると顔を赤くした。
だが、聞き及ぶ話では、これを──こう。
はむりと口に含むとナインズの足がズッと動いた。
「レ、レオネ。いいよ、そんなことまで……」
「ぁむ……むむ……むぅ……ん……」
大きくて先端しかうまく行かない。ちろちろと舐める様子をキュータは見下ろした。
「んむ……はぶ……む……」
「レオネ、何も君を汚したいわけじゃないんだから……」
「っぷぁ。汚れませんもの。あなたのものなんだから。──っはぶ。む、むぅ……ん……」
ごにょごにょとやっているとキュータの手がレオネの頭を撫でた。
「……嬉しいけどなんか辛い。それにちょっとくすぐったい」
「……っはぁ。下手でダメ?」
「……いや……下手とかじゃ無いと思うけど、でも、おしまいにしよ」
「頑張るから、もう少し練習させてくださいませ」
レオネが一生懸命舐めていると、キュータは「無理、辛い」と言って自分の幹を握ってしごいた。
そうするものかとレオネはキュータの手を退けて扱いて舐めた。
口が慣れてくるともう少し深く咥えられて、涎が口に溜まるとごくんと飲み下した。
「──ッ」
キュータの反応の変化を感じる。こうかと吸い付き顔を動かした。
じゅる、じゅぶと音が鳴ると途端に恥ずかしくなり、レオネは顔を上げた。
「……せ、正解……?これ……」
「…………正解です……」
ならばとまた咥え、歯が当たらないように舌を目一杯伸ばして吸いながら動いた。
「っん……っぶ……っはぶ……っん……」
「……ッ……」
キュータの息が荒くなって行くのが分かる。
毎日たくさんしてもらったのだから、これでお返しができそうだと嬉しくなった。
頭を何度もくしゃりくしゃりと撫でられる。
息遣いを聞きながら必死になってむしゃぶりついた。
「っむは。っはん……む……ん……ん……」
「レ、レオネ。出したい……」
「っは、だ、出してください……♡」
またかぶりついて吸い上げしごいていると、キュータはレオネの手の上から自らを掴み、レオネが握るより強く握ると数度早く扱いた。そうするのかとレオネは学んだ。
「だ、出すから、もう口離して」
レオネはふるふるとる首を振り、学んだことで精一杯刺激した。
「い、いや、本当に……で、出るって……!」
「くだはい」
「っ──ご、ごめ」
本当に申し訳なさそうにいうと、レオネの口の中にビュルウゥッと精が放たれ、レオネはこぼれないように口を離した。
「──あ」
「んぅ?」
次の瞬間、顔にぴゅ、ぴゅ、ぴゅ、と残りの精子がかかり、レオネはギュッと目を閉じた。
「あっ!」
「ご、ごめ。そ、そりゃ、知るわけないのに。ごめんね、ごめん、レオネ」
レオネは心配そうに顔をぬぐってくれるキュータを見るとキュンとした。
そして、口に残っていた精をごくりと飲み下した。
「ッン」
「本当にごめんね。──<
全てが綺麗になると、レオネは恥ずかしそうに笑った。
「平気。嬉しかった」
「そ、そう……?」
「ずっとしてあげたかった。それに、見てやりましたもの。あなたの余裕のなさそうな顔」
「……それは不本意」
キュータはサイドテーブルに手を伸ばし、トポトポトポ……とレモネードを注ぐとレオネに差し出した。これはいつ誰が用意してくれているものなのだろうと少し思う。
「不味かったでしょ、飲みな」
「なんとも言えませんでした」
「よかった、変な忠誠心で美味しいとか言われないで」
レオネはレモネードを飲みほし、ちらりとキュータを見た。
はだけた肩からいつの間にか元に戻っていた銀髪がさらりと落ちていくと、「はぁ……」と声を漏らしてそれを掻き上げた。
とんでもなく絵になっていた。
九日目、いつものように校門で四人で落ち合い登校する。キュータを見上げると、キュータは目を逸らした。
「どうかしましたの?」
「いや?なんでもないよ?」
いつも通りに見える気がするが、何か少し距離を取られているような。
キュータがロランと話すのを後ろから眺め、レオネは一郎太と目を見合わせた。
一郎太はキュータがいつもと違うと思ったようだった。
(下手すぎたかしら……)
レオネは一日「うーん」と悩み、ファーに「喧嘩?」と聞かれた。
レオネは昨日のことをかいつまんで相談した。
「そりゃ照れてんじゃないの……」
「……照れるような人かしら……」
「いや首席をなんだと思ってるのよ」
「……それに、触っても抱いてはくださらない」
「はいはい、ご馳走様。大切にされてるわね。週末下着でも買いに行く?」
「親に見られたら嫌だわ……。でも……欲しいのよね……」
「そう言う時寮は便利よ。とりあえず、見に行くだけ見に行く?」
「行きます」
なんて話をし、放課後いつものように迎えに来たキュータと天空城へ行った。
学校で変だったと言うと、「君にとんでもない真似をさせて反省してる」と言われた。
いつもの部屋に荷物を置くと、レオネはキュータの胴に腕を回した。
本当に嬉しかったのに反省されて悲しいと言うと、キュータはレオネにたくさんキスをした。
悲しいなんて言わせてごめん、なんて謝るキュータにレオネは「仕方ないから許して差し上げる……」と髪を撫でた。
そんな風に過ごしていると、制服をはだけさせあいながらベッドに向かってしまう。
レオネも訳がわからなくなる前にキュータの服に手をかけた。
いつの間にかはだけきった二人は横になって抱きしめ合い、足を絡めていた。
足の間に太ももが割り入り、太ももでギュッと刺激されるとレオネから「ふぁ……」と声が漏れた。
手や唇が触れていたことはあっても、こんな風に肌同士の全身が密着していたことはなかった。
レオネはキュータの背に腕を回して必死にしがみついた。
耳にキスをされ、「好きだ」と囁かれるとそれだけで背が震えた。
無意識に腰がずり……と動くと、キュータの手がそっと腰に回り、それを助けるように動かした。
「っはぁ……っん……♡っうぅ……っん……はぅ……」
ゆさゆさとベッドが揺れ、布の擦れる規則的な音が鳴り、あまりのいやらしさにレオネはギュッと目を閉じた。
そしてついにくちゅ、くちゅ、と音が聞こえてくるとレオネは絡めた足でギュッと止まり、首を振った。
「……かわいいね」
「は、恥ずかしい……」
また腰をゆすられ、にちゃにちゃと水分を孕んだ音が響いた。
「ッ……っあ……ぅ………ん……!」
「……これはちょっとまずいね」
キュータの身体がモゾリと動き、腰が逃げていっている。
レオネはそれに気がつくと、身を寄せた。
硬いものが下腹部から臍まで触れる感覚を見つけると、ギュッと抱きついて腰を動かした。
キュータから息が漏れる。
二人はキスをするとお互いの体にすりつけあった。
しばらくそうしていると、耐え難くなった様子のキュータの手が下に伸び、ショーツに手を沿わせた。
ショーツ越しでも分かるほどにぬめった所は、帰る前に<
擦り付けるのをやめ、女子の一番敏感な場所をぐにぐにと押し込んでやると、ショーツにはさらにぐちゃぐちゃとぬめりが沁みた。
「ぁ♡ぁ……っ……」
毎回やめられるかと頭を悩ませるが、今回もやっぱり本当にやめられる気がしなかった。
引き下がるならもう今しかないと思っていると、レオネの手がパンツに入り、優しく握るとキュータを刺激した。
二人分の悩ましげな息遣いが響く。
服が鬱陶しくて、キュータはそれを脱ぎ捨てるとギュッとレオネの肩を押して仰向けに転がらせた。
腰に残る制服のスカートとパンツを抜き取り、晒される胸に口付ける。
張りのある胸がぴくんっと揺れる。
キュータはよく研究したそこを丁寧に刺激し、レオネから小さく悩ましいげな声が漏れていく。
口を抑える手を退け、キスをした。
「──ッ……ん……!っあ、あのっ、っんん♡」
レオネの声はいつもキュータの理性を殴りつけるようだった。
転がしていた胸の突起をきゅっとつまむと体が跳ねる。その場所を口に含み、敏感に膨らみ切った下の芽を指の腹で優しく撫でていると、レオネはナインズの頭を抱えて耐えるように震えた。
「っんッッ♡ぁ……あの、……これ……♡あ、だめ…ん!……♡…らめ…♡…ぁっ……!」
「うん……だめだよね……」
キュータは芽の刺激を止めると、ぐずぐずの場所に指を一本入れ、ぐるぐると中を掻き回して痛みがなさそうなことを確認する。
レオネは息を荒くして耳元で「フー……フー……」と息を吐いていたが、二本指が入ると腰が浮かび体がドクン、ドクンと震えた。
「っんぅ……♡ン……!っぅ……ぅぁ……♡」
「指入れただけで軽くイッてるんだね……」
毎日毎日続けているからかもしれない。収縮が治ると、レオネはハァハァ肩で息をしながら首を傾げた。
「い、いくって……どこにぃ……?」
組み敷くレオネの言葉にキュータは眉間を押さえた。どちらかというと自分も疎い方だと思っていたが、本当に彼女は身も心も処女だ。
春画を拾うのかそう言う小説くらいでしかうまく性の知識を取り込めない世界で男女は少し不自由だった。
「そうなって果ててる事だと思う……」
「は、果てるの……?男性じゃないのに……出すものないのに……」
「……多分。……いや…………」
ぬろぬろと指を動かすと、レオネは一瞬取り戻した自我をまた失うようにナインズに縋りついた。
「──自覚するくらいよくしてあげればいいね」
「っふぇ?──ッぁ♡」
ぐちぐちぐち!とざらつく場所を一気に刺激しはじめると、レオネの腰は揺れ、キュータの耳元で喘いだ。
「む♡…っ、…むり…♡む、む…りぃ♡」
「大丈夫。君がちゃんと気持ちよくなれるように僕も頑張るからね」
片足を持ち上げてやり、今までしたことがないほど刺激を強めていく。
レオネが自分の前で足を開いて狂おしいように身をよじる姿にキュータは思わずごくりと喉を鳴らした。
「……かわいい。レオネ、可愛いね」
「っ♡"くぅん♡」
「──締まったよ。気持ちいいね。君がちゃんとイッたよ、果てたよ、って思えるようにしてあげないとね。昨日みたいに僕ばっかり果てさせてもらってたら悪い」
「悪…く…ないっ!悪くっ!ない…からっ!!♡……!っ……♡っああっぁ…っっ!♡…や…っ!ぁ…♡っ!」
くちゅくちゅと耳を舌で刺激され、肉壁をこすられ、胸の突起がキュッと摘まれる。
摘まれるたびにレオネの体は何度も震え、縋りついていることすら難しくなった。
「っあっぁ!……やめ…!♡!ら…っ…めっ!……♡お許しぉっっ……!ぉ…!お♡お許しぉ…!」
「イきな。我慢しないで。もっと腰振ってもいいよ。いや、気付いてる?腰振ってるって」
何度も頭が真っ白になりかけては戻ってきて、レオネは叫んだ。
「あっっ!…らめ!♡らめぇっ!ぇ!んっ"♡…っんんっ…ん!!…!…め♡!ひ!♡゛!!ぁっ♡────っ!…♡!!」
ヌボッと指が抜かれた瞬間、ップシャァー!と潮が飛んだ。
「ふぁ──やら……ごめんなさ……。う、うそ」
「可愛い……。イけた?──<
キュータはビクンビクンと震えて仕方ないレオネにいきり立つ物を擦り付けた。
レオネは「♡!………!♡……゛!」と力のない声を出した。
「はぁ……レオネ……」
キュータの頭の中を何度も何度も同じ言葉が過ぎる。
(もう僕のものにしたい……。……限界……。本当にもう無理……)
腰を持ってレオネに身をそっとよせ、ぷちゅりと先っぽがあたる。レオネの目はハートになっていて、抵抗する様子はなかった。
キュータは顔を歪め、レオネの足を閉じた。
数度腰を前後させてぬめりを拾うと、太ももの間に挿入し、何とか自分を止めようと必死になった。
「ふぁ……♡」
性器に見立てた足の間でぐちゅぐちゅとこすると、それがレオネの芽にこすりあてられ、レオネはまだ敏感な体を波打たせた。
「ぁ♡っ…っ♡っ!ぁ……♡!!…ん♡!!」
キュータはレオネを見下ろし、入れたい入れたいと頭の中が爆発しそうだった。
「れ、れおね、ほめて……お願い……ほめて……」
こちらの葛藤が分かってないのか、レオネは真っ赤な顔を笑顔にした。
「ほめる…の…?♡え、えらい♡えらい♡がんばった♡」
もう出してしまわないと彼女をめちゃくちゃにしてしまう。
「ご、ごめん。出るよっ」
キュータは焦る気持ちを抱えたまま、レオネの体の上に欲望をばら撒いた。
「っはぁ……っく……」
レオネが「かわいい……♡」と呟きうっとりと見上げてくると耐えられない気持ちになった。
「……あっち向いて!」
<
腰を持ち上げると柔らかくて暖かい場所に指を入れた。
これで我慢するしかない。
レオネは背を振るわせた。
「っ──♡゛っ…っ♡っ!ぁ……♡!!…ああ♡」
優しさよりも欲望が見え隠れするような触り方で指が動き出すとレオネは思わず震えた。それに、これまでとは違う角度で入った指はこれまでより奥まで届いて──レオネは必死に壁に寄りかかり自分の口を塞いだ。
後ろから抱きしめられながら刺激が加速していく。
「ッンン♡ンッ……♡ンンンンッ♡…ンッ♡ン!」
「はぁ…レオネ、君は僕をおかしくするよ……」
ぬぢゅっぐぢゅっと自分から鳴っているとは思えない音が響き、レオネは首を振った。
「らめぇっ♡…らめっ♡゛…わ、わたっくしぃ♡ばっかり♡……あっ!あっ!らあ…めぇ…っぇ♡」
口の中にも指が入ってくるとレオネはそれに無意識に吸い付いた。
「んっ♡…んん♡っん……ぁ♡っあ……ぅん♡」
「あー……本当にもー……僕のものにしたい……。僕のものにしたい……。僕のものにしたい……!」
ギュッと肉壁が押し込まれると、レオネは悲鳴をあげ、プシッと水を飛ばした。
痙攣する体から力が抜け、抱え込まれるとベッドに二人で転がった。
「……うー……。つらい。本当につらい……まじでつらい。あー……つれぇよぉ……」
レオネは真っ白な頭でキュータの胸に顔を擦り付けた。
十日目、レオネは帰り支度をするキュータに駆け寄った。
「レオネ、来てくれたの?」
「今日で最後でしたから」
「──そうだね、ありがとう。今日は勉強でもする?」
「はい!そうしますわ」
今日はベッドに入らないようにしようとキュータは思いながら、レオネとソファに座り教科書を開いた。
放課後に来ると外は夕暮れ前だ。
二人で笑い合い、共通する学科のノートを見せ合う。
ついでにシェイプシフターの書いたところを見せると、キュータは同じ字だねぇと感心したように唸った。
そして、「良かった」とレオネは微笑んだ。
「ん?」
「記憶をなくして、取り戻して、あなたのそばにいられて」
「……レオネ、よくやったよ。自由な内にキスしてくれてありがとう」
「ふふ、もっと褒めて。わたくし、偉かったでしょ」
「えらい。本当にえらい」
キュータはそう言うとレオネに口付け、二人は結局もろもろと理性を溶かして互いを舐め合った。
口の中の繋がりを追い、粘膜が触れ合う。
レオネはキュッと服を掴むと、キュータはソファにレオネを押し倒した。
高ぶってしまう気持ちと、荒くなる呼吸。
ここだけは好きにしていいはずと口内を舌を抜き差しすると、レオネから声が上がった。
「っ……んぁ♡っあぅ……♡」
レオネの手がキュータの体を優しく撫で、シャツのボタンが外されていく。
キュータもレオネのシャツのボタンを外していき、胸元に何度も口つけた。
下着をたくし上げ、晒されたやわかな乳房を両手で包み、先端に触れる。
「っ……っぁ……♡」
くりくりと円を描いてみたり、優しく引っ張ってみるとあっという間に固くなり、レオネは自分の口を塞いだ。
「っふぅ……っんん♡……っふぅ……」
「可愛い……。はぁ……今日で約束の十日はおしまいか……」
「ま、またっ──連れてきて♡あっ♡っん!」
耳を舐めるだけで達してしまいそうな体だった。
キュータは優しい瞳で見下ろすと頷いた。
「ありがとう。きっとまた来ようね。次はいつにしようか」
片手を滑らせ、柔らかな尻を撫でてから誰一人通さなかった秘部を触れる。
ぬちぃ……と音が立つとレオネはやはり首を振った。
随分準備万端な様子だった。
「……来週かなぁ……?」
「あ、明日……っぁ」
指を一本押し込もうとすると、押し込むどころか吸い込まれていき、中は勝手に脈動した。
「っは、はぅ……♡」
「……明日かぁ。それならもう今日泊まっていきなよ」
「ふぇ……。と──あっ♡泊まれな、っい♡わたくし……何も……準備がっ……っん♡」
指を抜き差しするとレオネの腰は少し逃げていった。
痛む様子ではないので、足を広げてやりスピードを早める。
「ここには全部あるよ。必要なら朝早く君を家に帰そうか」
「っあ、っぅん♡お、親にっ!っあ♡っ知られるっ♡やなのッ♡恥ずかしいのッ♡」
腰が揺れてきてしまうとレオネを突く指はそれに合わせた。
どろどろの割れ目からぬちぬちぬちぬちと音が立つ。
程なくし、レオネは叫んだ。
「っあァ♡だ、だめぇっ!」
体が跳ね、秘部はひくつき、レオネの体は甘く達していた。
「そうだよなぁ、女の子の朝帰りってやっぱりきついよなぁ……。こう言うことする前なら割と平気で誘えたけど……しちゃうとなぁ……」
そうっと二本目を入れ、穴を伸ばすように回す。キュータはしっかりと挿入の準備をしていた。
「っふぁ……っん♡最初の日っ、泊まれば良かった♡」
「それはおじさんが心配で倒れてたよ。僕といるって思ってなかったんだから。──まぁ、僕といたってこれだから、おじさんもっと心配したほうがいいけど……」
口付け、そっとレオネを抱き上げるとソファからベッドへ移動した。
ベッドに下ろすと、キュータはレオネに口つけた。
「──レオネ、もう僕のものにしたい……」
まともでいようとなるべく話していたが、普通に今日も限界だった。
「最初から……あなたのものですわ。殿下に捧げられないものはキュータさんに、キュータさんに捧げられないものは殿下に。わたくしの全ては、あなたのためにあるの」
「……………断ってくれなきゃ辛い。僕らはまだ若い。君が未来、本当に誰かの妻にならないとは限らないんだから……」
キュータは熱すぎる息を吐くと、こんな自分は見せられないとレオネに背を向けさせ、足を閉じさせた。
とろとろと液体が太ももを伝っていく。
ここに入れて一つになれたらどれほど良いだろうと思うが、キュータはレオネの背から覆い被さると足の間に自らをうめた。
「──……はぁ……ごめん……僕はバカだ……」
腰を動かし擦り付けると、レオネの背がぴくんとしなった。
太ももの間で動かせば動かすほど滑りが生まれていく。キュータはどうしようもないくらいに固くなっている自分のものが慰められていく感覚に熱を吐き出した。
「はぁ……!レオネを良くしてあげたいのに……あああ……もー……僕は……!」
「きもちぃ…ぃ♡、…きもち…ぃっ♡!…こすれ……♡!…♡」
「……本当に……?僕はもうダメになりそうだよ……」
「ぁ♡っ……あ♡…ほ♡…♡ほんと…にっ……♡いぃのっ…♡」
レオネの腰が揺れ、頭を枕に押しつける彼女の様子にキュータは没頭するように擦り付けた。
「ン…っ、ン…♡止めてっ♡止めっっ…ってぇ♡!!」
「あぁ……かわいい……。自分で腰振って止めてなんて……本当に可愛い……!」
「ぇ♡っっ、う、うそ……!うそっ……♡うそっ♡っうそうそ♡っ!ぁっ…♡っ!…♡…!」
「嘘じゃないよ……!もうほんとに……君って子は!」
十日たっぷり焦らされているレオネの体はもう快感で爆発しそうだった。
太ももへの挿入を浅くし、キュータは晒された無防備な場所に指を入れた。
今日までで知り尽くしたレオネの良い場所を止めどなく押していく。
「それ♡ぉ♡!…あ!め♡!!め♡!!」
「これもっと?もっとだね?」
そしてヌチッと押し込んだ瞬間レオネは嬌声をあげた。
ビクンビクンと体を波打たせる様子にキュータは微笑んだ。
「良さそうで……安心した……」
レオネは必死に力の入らない体で頷いた。
「ぁ♡っ!…ぅ♡…はひ……♡も、もう……もう……くらさい……♡入れて……入れてくらさい……」
キュータの理性が何度も殴られる。頭の中を限界という言葉が百回流れ、レオネの腰を掴んだ。
「ダメだって言ってるでしょうが……!!」
余裕もなく一つになれない場所にこすり当てると、レオネは枕に顔を埋めて整わない息を吐き続けた。
「ンン♡ン!ん…!!ン…っあっめぇ♡こすれぅっ♡らっめ…え♡んん…んん♡ん♡めっっぇ…♡」
「あぁー、めぇめぇ、可愛い羊さんだね。……可愛い……。恋しいよ……。君が恋しくて破裂する……!」
腰を上げていられなくなったレオネが完全にうつ伏せになると、キュータは耳をはみ、レオネの触れられる場所を全部触れようと抱きしめ、太ももの感触を貪った。
「っめっ……!♡゛め……っ!ぇっ♡…!こしゅこしゅ♡!!♡……あッあッあっぁ!っ♡!♡゛!♡!」
「あぁ……もう……無理!出す!出さないとこのままじゃ本当に犯す!!」
キュータの体は無意識にレオネの体の芯を目指そうとするように動き、結局足の間に吐き出した。
「──はぁ……はぁ…………!」
レオネは枕を抱えたまま肩で息をしていた。
「はぅ……うぅ……♡……い、いじわる……♡」
「意地悪って……っはぁ……。意地悪で入れないんじゃない……。君の人生を大切に思ってんの……」
「誰にもお嫁に行きませんのにぃ……」
こちらを向かせようと転がらせると、枕を抱えたままのレオネの顔には汗でたくさんの髪の毛が張り付いていた。
そっとそれを撫でて取ってやると、幸せそうに目を閉じた。
「えへへ、やっぱり……触っていただけるだけで幸せ……」
「……僕も触れられるだけで幸せだよ……。これ以上は望みすぎだ……」
「望んで……♡」
「……僕への嫁入りを拒否してるのはそっちなんですけど……」
抱えていた枕を奪って放り投げると、レオネは恥ずかしそうに腕で体を隠した。
何も隠れ切らないが、それがまた妙に綺麗だった。
「だから……殿下に捧げられないものはキュータさんにって言ってますのに……」
「……本気でそれを言い訳にして抱きたいよ……。意地悪されてんの僕の方だろうがこれ……」
「ごめんなさい……」
「……怒ってないよ。ちゃんと感謝してるからね。キュータを受け入れてくれてありがとう……」
抱きしめて転がると、汗ばんだ二人の体はぴたりとくっついた。
「はぁ……恋しい……君が恋しいよ……。僕と生きてほしい……」
「隣にいられなくても、あなたが振り向けばわたくしはいつでもそこにいますわ」
抱きしめるキュータにぷちゅぷちゅと顔にたくさんキスをすると、レオネは微笑んだ。
「わたくし、本当にあなたのためにいるんだもの」
「……レオネ……」
レオネはぽつぽつと聖歌を歌い出すと目を閉じ──いつしか歌は止まり寝てしまった。
ナインズはしばらくレオネを眺めると、祈りが届きにくくなる情報遮断の指輪を抜いて抱きしめて眠った。
ナインズの中にはたくさんのレオネの祈りが届いた。
そして、つんつん、と頬を押された気がしてハッと起き上がった。
今は一体何時で、どれだけ時間が経ったのだろう。
隣には眠るレオネ。
時計を見ると、十時。多分三時間は寝ていた。
一旦レオネに布団をかけてやり、転がっていた遮断の指輪を戻して急いで身だしなみを整える。
(あ、浅はかだった……!)
つい魅力的な祈りと最高の抱き枕があったからと言ってナインズまで寝るべきではなかった。
レオネパパになんて言おうと頭を抱え、いや、もうとにかく早く送ったほうがいいと決めるとレオネをゆすった。
「レオネ、レオネ」
「ん……ぁ……キュータさん……?わたくし……眠ってた……?」
「うん。ごめん、僕まで寝てた。夜になってた。送るよ」
「……んん……。ありがとうございます……」
のっそり起き上がった裸のレオネからさらりと髪が流れ落ちる。月明かりの中で自分を取り戻そうとする彼女は本当に綺麗でキュータは見惚れた。
全ての支度が終わると、レオネを家に届け百回頭を下げた。
レオネパパは全く気にする様子がなく、ナインズを見送ってくれた。
(あいつ……本当に抱かないつもりか……?)
息子をつんつんした父、アインズは鏡の前で唸っていた。
フラミーはどうだったか結果だけ教えてね〜とうきうきで息子の青春に羽をぱたつかせて部屋を出ていっている。
「まったく俺の息子とは思えん」
などと言っていると、部屋にノックが響いた。
アインズがサッと鏡をしまい「入れ」と声をかけると、ナインズがそろ〜りと顔を覗かせた。
「……父様」
「どうした」
「ごめんなさい、僕遅くなって。母様は?」
「お母さんはちょっと離席してるぞ」
「良かった……。僕……天空城で寝てました」
部屋に入ってきたナインズは、やっぱりアインズから見るとただの子供だった。
とは言え、パパとして言っておかなきゃいけないこともある。
「天空城は好きに使え。私はお前が自由に過ごすんで構わないと思っている。だが、女の子と遊ぶ時間には気を配ってやるんだな」
「はい。本当にその通りです」
ナインズは自分を大変恥じ、手で顔を覆った。
抱いたわけでもないと言うのに息子は真面目すぎた。父はぽんぽん頭を撫でた。
「そう気にしすぎるな。次気をつければ良いだけだろう」
「……いや……僕……。はぁ〜〜……も〜〜……」
アインズはおかしそうに笑うと、フラミーとの今夜の晩酌にはこの様子を話そうと思った。青春エンジョイ。
「ま、正直お前はよく我慢してる。ナザリックに連れ込んでこもらないんだから褒められていい」
「父様、そんなのハードル低すぎますよぉ〜」
ひーんと声を上げると、言い方や表情や何もかもがフラミーに似すぎていて、アインズは笑った。
──アインズさん、そんなのハードル低すぎますよぉ〜
そうフラミーが言っても何の違和感もなかった。
「ははは。父ちゃんはフラミーさんが手に入らないかもしれないと思った時、もう身ぐるみ剥いで弱体化させてしまっちゃおって決めたからな。私がお前ならもうとっくの昔に閉じ込めてる。よくやってるよ」
「……できるならそうしたい」
「……しないでね」
「……しないけど……」
ナインズは悶々としながら自室へ帰って行った。
うっふっふ♡よかったね♡♡♡
でも早く入れたすぎて死にますね(ナイ様が
六十年は長い……
ここからおまけ、割と人気な小噺IF一郎太の食欲だす!!
男x男なのでご注意を!
「……どこまでやってんだか知らないけど、もう抱いたら?」
一郎太は訪れ、辛そうにするナインズを見ると苦笑した。別に来ることは全く構わないところがウェルカムだし、一郎太としてはラッキーだが、ナインズの苦悩はいただけない。
「……抱けない。レオネ、僕と結婚しないって言ってるようなもんなのに……」
「まぁレオネは頑固だけどさ」
「はぁー……あんなに愛してるって言うのになんでダメなんだぁ……」
ナインズはそういうと一郎太にもっそりと顔を埋めた。
「……慰めてぇ」
「はいはい。俺は大歓迎だからいいけどさ」
抱きしめてやり頭を撫でてやるとナインズは子供のように「うぅ〜……レオネ〜……好きだぁ〜……」と声を漏らした。
「あぁあぁ。仕方ない人だなぁ。本人にみっともなくそう言ってみた?」
「言ってるよぉ〜……。はぁ〜……。いちたぁ〜……君のことも好きだよぉ〜……」
「ははは、みっともなく言ってんな。知ってるよ」
ナインズを抱えてベッドに下ろしてやると、一郎太はズボンの上からナインズをさすってやった。
首筋に顔を埋め、舐めると「っ……」ともう甘いような息を漏らした。
「……レオネには言えない……」
「レオネのこと虐めるだけ虐めて、ムラムラ収まらなくて側仕えに抜かせてるって?」
「うわぁ〜……聞きたくない……。僕どうしようもないやつすぎて」
「身分ある人たちなら割と普通な気もするけどね」
「ほんと?」
「本当。そんなもんでしょ?」
「──ッあ」
ズボンからムラつくものが取り出され、一郎太は「はは、もーうまそー」と笑った。
あむりと口に含まれ、ゆるい刺激が始まるとナインズは顔を赤くして耐え難いように目を閉じた。
こう言う余裕のない顔をされると、何だかすっかり一郎太も反応するようになってしまった。
(……コキュートス様に怒られそう……)
訓練が終わった時に「疲れたね」とへとへとでへたり込むナインズに言われ、この情事を思い出させられてしまい、思わず勃った。
人間の女を想像して抜くのと、ナインズを想像して抜く回数が同じくらいになると、さすがの一郎太も罪悪感を覚える。
できることなら、縛り上げてみて、自分しか見たことのない場所をひっくり返して見下ろし、意識を失うほどに抱いて、根本を戒めて出ないようにしてやって、最後にそれを解いたら──
「っい──いちたっ!!は、はなせっ!!」
ナインズの切羽詰まった声を聞くとハッと我に返った。
いつの間にか根本をギュッと握り、めちゃくちゃにしごいていた。
ドロドロにとろけ切った茎からは絶え間なく我慢を強いられた汁が滴り、ナインズの顔もどろどろで──。
(やば……)
嗜虐心が煽られた。だが、慌てて咥えなおし、精子の道を開けてやり、また刺激をするとこれまでにない量が一郎太の口の中に飛び出した。
「っう……っ……は……!」
「んまい、んまいんまい」
うまい上にこの主人はやたらめったら可愛い。
一郎太は丁寧に舐め切った。
「へへ、ごめんね、ナイ様。でもいっぱい出たよ」
「そ、そう……良かった……」
「もっかい出しとく?」
「う、ううん。ちょっと疲れた」
「ははは、了解。俺も今日はちょっと抜いとかないとまたナイ様ぐちゃぐちゃにしそうだわ」
「やめてよぉ〜」
二人は笑い合い、一郎太は大切にナインズのそれをしまった。