https://syosetu.org/novel/195580/39.html
ナイ君はIFですが、あちらはIFどころかもう本編の裏でしっかり発生していると思うと男爵は嬉しい限りです(?
魔導学院、学食。
食事も終わり、一息をついた特進科男子四名は各々教科書や小説を開いていた。
「――お前、結構フィクション読むんだな」
「まぁね。結構好きなんだよね」
「ふーん?」
ワルワラはキュータに興味があるようなないような返事をし、茶を啜った。
教科書を眺めていたカインもちらりと顔を上げる。
「アナ=マリアおすすめですよね?」
「うん、アナ=マリアって本当に何でも読んでるんだよね。図書館に住んでるのかな」
「ははは、そうかもしれないですね」
キュータもカインも楽しそうに笑い、ページを捲る。
静かな良い時間だった。
そのままたいして誰も話さないまま、昼休みが終わる時を迎えようとした時、一郎太がふとため息まじりにつぶやいた。
「……飲みてぇなぁ……」
キュータは恐る恐る小説から顔をあげた。
「何だ?一郎太、お前酒飲みたいのか?」
「いやぁ〜」
「じゃあ何飲みたいんだよ。茶ならまだまだ入ってんじゃねぇか」
「んー……」
不服そうだった。
キュータはパンっと本を閉じると立ち上がった。
三人が見上げる。
「……そろそろ行こ」
「ん?ま、少し早いけど行くか」
「へーい」
「午後眠くなるんですよねぇ…」
思い思いの感想を告げ、一行は教室に帰った。
第六階層、湖畔。一郎邸。
「――外でああ言う事言わないの!」
学校帰りそのまま一郎太の部屋まで来たナインズは顔を赤くしていた。
扉を閉めてすぐの苦情だった。
「えーだってさぁ。今日の昼飯に合いそうだったんですよ」
「合うもんなんかないでしょ!」
「あるのー。クラッカーとかディップしたい」
「……全く分からない。自分のは?」
「ヤダ。普通に臭いし百パーまずいです」
一ミリも理解できなかった。ナインズは腕を組んで首を捻った。
「飲んでも良い?」
とことこと無駄に可愛らいしい足音を鳴らし、扉の前に立つナインズに顔を寄せる。
ナインズは嫌そうな顔をした。
「ダメ」
「なんで。あれから一週間も経ってるし良いじゃないですかぁ」
「気分じゃないの。だから出せないの」
「うーん、こないだはやっぱり抜かれる気満々で来たわけだ」
「そうじゃないって!」
「じゃあ良いじゃないですかぁ」
一郎太はそのままナインズの前に跪くと、腰に顔をうめてくんくんと匂いを嗅いだ。
「何やってんの!」
「いや、せめて匂いだけでも。匂いくらいいいでしょ。減らない」
「……まぁ匂いは減らないけど」
股間に鼻を埋め、くんくんくんくん鼻を鳴らす。
ナインズはため息を吐いた。
「もういい?」
「うーん……あんまり匂いしないですね。流石に漏れ出る訳でもないしだめかぁ」
「はは、そりゃそうだね」
などと笑っていると一郎太はせっせと人のズボンに手をかけた。
「いや、何やってんの」
「ひと舐めだけ」
「気分じゃないってば」
「気分にさせるから」
「……もう君人間の味の虜になってないか」
「なってないなってない。だって別に学校でカインのこと食いたいとか思わないもん」
一郎太が取り出したナインズのものはふんにゃりとしていて、全く臨戦体制ではなかった。
「ちぇー、ほんとにこりゃダメだ」
「でしょ。諦めて。さ、僕はそろそろ――ッ」
柔らかいものが口に含まれる。
吸ったまま引き下がり、吸われてまた戻る。
ふらふらと数歩後退り、背がドンっと扉にぶつかった。
「き、気分じゃないんだよぉ……」
大体立ったままってどうなんだと思う。一郎太の角を掴んで、上を向かせる。
目が合うと、一郎太は咥えたまま笑った。
「れも、からくらっれるろ」
「何言ってるかわかんないよ……」
そのまま数度一郎太の口内を出入りし、一郎太はよくやく口を離した。もうしっかりと幹は硬くそっていた。
「でも硬くなってるよって言ったんです。ほら、もう気分でしょ。今週一人で何回しました?」
「してないよ……。そんなしょっちゅう」
「まじで?俺三回はしたよ」
「虚しくならない?」
「何も感じない」
「……ある意味羨ましい」
「ま、たまにしか一人でしないなら俺は好都合」
一郎太は再びナインズのものを咥えると、口で先端に刺激を送りながら、さらに手でも握り顔を前後させた。
「ッ……っは……」
気分じゃなかったと言うのに。そもそもこないだ出したばかりで、別に出さないと辛くなった訳でもないのに。
これをされるともうどうにも悩ましくて仕方がなかった。
唾液が幹に垂れていくと、一郎太の手の中からはぐちゅぐちゅと聞きたくもない音が立った。
「っ……!い、いちた……きみ……なんか……」
前回より手慣れている。ナインズは足から力が抜けないように必死に踏ん張った。
「んー?」
「だ、誰で練習してきたんだよ……」
「ひてらいよ。――そんなん気持ち悪いでしょ」
先端から口が離れるが、一郎太の手は止まらずにナインズを執拗に扱き続けた。立っているのが辛くて、ずるずるとその場にしゃがみ込むと、大きな手に何とか手を乗せた。
「な、なれてるよっ、どう考えても!」
「そりゃ、どこが良いのかもう分かったから」
大変冷静な様子で言われ、ナインズの中の羞恥はどんどん膨らんだ。
「ベッド運んでも良い?」
「やだ!絶対一回で済まない!」
「バレた?」
一郎太は仕方なく、しゃがむナインズの股間に顔を埋めて裏を舐め上げた。
「――っひ」
快感に背が震える。自分でするのとは全く違う感覚だった。腰がとろけるような感覚に動揺してしまう。
「い、いち……!ったぁ……!ッ……!」
無意識に腰が揺れ、一郎太に自分がしてほしいスピードを教えてしまう。
それに丁寧に応え、一郎太は全体を咥えると口を性器のように見立てて吸い上げた。
「っは、っは、っは……!」
もう出る――。
一郎太の力加減があまりにも求めていたもので、ナインズは唇を噛んで友人の口に向かって出した。
ビュ、ビュ、と数度に分けた吐精を終える。
「はぁ……はぁ……」
ぴちゃぴちゃと一郎太はいつまで経っても舐め続けていた。
「も、もう……いいんじゃっ……ん……ないの……」
「んー」
返事だけは返ってくるが、口が離れる様子がない。
あまりこれを続けると――ナインズはまた自分の体が欲望の捌け口に喜び勇んで反応してくる様子を感じた。
「い、いちたぁ……一回だよぉ……」
むくむくとものが大きくなっていく。
「ねぇってば……。約束破るなら、もうしないよ……」
すっかり育ち切ったところで、一郎太はようやく口を離した。
「うまぁ……」
「よかったね……。本当に僕はいくからね……」
「へぇい。つまんないのぉ」
「つまんないじゃない……」
ナインズは身支度を整えると、数度息を吐き、何とか自分をおさめた。
「おぉーさすがナイ様。ちんちん戻ってるね」
「……君、恥じらいを知った方がいいよ」
「ははは。そうかも」
鞄を持つと、一郎太が扉を開ける。見送るために一緒に一階まで付いてきた。
「ここでいいよ」
「第七階層まで送りますよ。付き合わせたし」
「それは気にしないで」
ぽんぽん肩を叩き、ナインズは背を向けて帰って行った。
第九階層に戻り、いつも通り食事をする。
家族と他愛もない話をして笑う。
風呂も済ませ、自室に戻って机に向かい自分のノートを取り出すとパラパラとそれをめくった。
数分それを読もうとしたが――
(……困った)
こうして腰を落ち着けると、さっき中途半端に済ませたものが疼いた。
辛い。
ナインズは頭をかくと、ノートと教科書を抱えた。
「……ちょっといってくる」
「どちらまでですか?護衛をお付けしますか?」
当然部屋にいたメイドに尋ねられる、
ナインズは首を振り「一太のとこだから平気」とぼそりとこぼして部屋を出た。
廊下を行きながら、なんちゅー思いをさせてくれんだと悪態を吐く。
ふと、アレもあった方がいいかとナインズは踵を返した。
向かった先――メイド達の食堂はもう食事が終わり、片付けが進んでいた。
「ナインズ様!何かご用意いたしますか!」
ソリュシャンが駆け寄ってくる。
ナインズはなんとも言いにくいと思いながら、苦笑まじりに頼んだ。
「えーと……勉強の夜食に、クラッカーとか……」
「お部屋にすぐお持ちいたします!」
「あ、いや。一太の所でやるから」
「かしこまりました!少々お待ちください!」
金色の髪を跳ねさせ、ソリュシャンが厨房へ消える。
「…………ナインズ様、どうぞ」
シズが椅子をすすめてくれ、言い訳のように持っている勉強のセットを机に置く。
何と言う罪悪感。
飲み物まで出てくると、飲まないわけにも行かず、ナインズはそれを口にして待った。
厨房から料理長と共にソリュシャンが戻ると、ナインズは立ち上がった。
「ナインズ様!!お待たせいたしました!!クラッカーと、様々なチーズとディップを添えさせていただきました!!」
シホウツ・トキツは暑苦しく皿の上の物を紹介してくれた。
「ありがと、もらってくね」
「ははぁ!!」
皿を受け取ろうとすると、ソリュシャンは笑顔のまま、それを渡してはくれなかった。
「……ソリュシャン?」
「一郎邸までお持ちいたしますわ。何かあればいつでもお使えできますし」
困る。勉強中も後ろに立って何かの用事に応えようとしてくれるつもりだ。
ナインズはぶんぶん首を振った。
「大丈夫!全部一太にさせるから!!」
自分で言いながら、本当に何をさせるつもりだと自分に苦笑する。
一郎太は部屋で机に向かっていた。
ふと、コンッと窓に何かがぶつかる。
(何だ?)
こんな事は今まで一度もない。
もう一度、コンッと窓に何かがぶつかると一郎太は窓へ向かった。
「二の丸?」
窓を開けると、石を投げようとしていたナインズがいた。
「あれ?ナイ様?」
その横には教科書とノートの上に載せられた皿。そこにはリクエストのクラッカーがあった。
一郎太はにひりと笑うと二階の窓からひょいと地面まで降りた。
「ナイ様〜こんな時間に夜這いですかぁ」
無言でごちんと鉄拳が降り注ぐ。
「いてて。ま、さっきハンパでしたもんね」
「……ん」
大変不服そうな顔で一言漏らすと、一郎太は荷物を全部持ち、「どうぞ」と声をかけて玄関へ向かった。
「ただいまー」
「――何だ?一郎太部屋に行ったんじゃ――あ、これはナインズ様」
花子とワインを飲んでいた一郎はすぐに立ち上がった。
「こんばんは、すみません。こんな時間に」
「いえ、何かありましたか?」
何というか、ナニというか。
ナインズの顔が苦笑混じりになると、一郎太が「俺の勉強見にきてくれたの」と隣から援護射撃をした。
そのままナインズの背を押し、広いリビングの一階から二階へ上がった。
部屋に入り、パタリと扉を閉じると、ナインズは一郎太の部屋で顔を押さえた。
「……ごめん」
「いいですよ。むしろ期待してたから」
一郎太は机に勉強道具を置くと、ベッドに皿を置いた。
「落ち込んでんですか?」
「……そりゃ落ち込むよ。僕が一回って言って帰ったのにこれじゃ」
「ははは、真面目だなぁ。お前のせいだくらい言っても良いのに」
「君のせいだ」
「そうですとも」
立ったままでいるナインズを一郎太はよいせと持ち上げ、ベッドに下ろした。ナインズは靴を脱ぐと、そのままあぐらをかいて背中を向けて小さくなってしまった。
「……生産性があるのに罪悪感もある」
「なんでですか?俺が喜んでんのに」
「……僕の欲求に付き合わせてる事実が辛い」
「じゃあ、俺が飲みたいって言った時にも多少付き合ってくれたら良いじゃん」
もっそりと背中から一郎太が覆いかぶさる。
ナインズはもそもその顔に頭を預けるとため息を吐いた。
「……わかった。そうするよ。でも、しょっちゅうすぎると困る」
「しょっちゅうだったら、ナイ様が自分でやってくれって言わなくてすみますよ」
あぐらをかく後ろから、一郎太もナインズを包み込むようにあぐらをかいた。後ろから手が伸び、また脱がせようと慣れた様子でズボンが開けられていく。
あっという間にものは取り出され、後ろからしごかれた。
「はは、こりゃ辛かったでしょ」
屹立の先端からは汁が漏れていて、一郎太はしごく反対の指でそれを拭うとぺろりと舐めた。
「んまい!」
「ん、よ、よかったね……」
「へへへ」
ちゅこちゅこと自分から漏れる液体で嬲られ、ナインズは悩ましげに一郎太にもたれた。
「いちたぁ……。一回じゃ済まなかったら……ごめん……」
「良いよ、俺は大歓迎。おかずもあんなにあるしね」
皿には芸術的に盛り付けられたあれこれ。
ナインズはやはり罪悪感に目を閉じた。
自然と足が閉まって行ってしまうと、一郎太がそれを開いた。
「しにくい」
「ご、ごめん……」
「言い方冷たかった?」
「うん……」
「うーんと、恥ずかしくないから開いてね。ですか?」
「恥ずかしくないわけないけど、言い方はその方がまし……」
結局足を開き、委ねた。
うち太ももに触れる手が熱くてナインズは「ぅ……」と声を漏らした。
滲み出続ける愛液が伝っていく。
とろとろになってしまった肉茎を握る手が変わり、一郎太は美味しそうに手を舐めた。
「……ほんとに美味しい?」
「美味しいですよ。舐めてみる?」
まだ一郎太が舐めていない指が口の中に入るとナインズはそれを少し舐め、顔を歪めた。
「……まず……っふぁ……」
舌の上を指が這っていく。一郎太は味を練り込もうとでもいうのか、ナインズは首を振った。
「い、いひた……っあ!……っ……!」
口の中を指が出入りを続ける。ナインズは一郎太の手にしがみつくようにして苦しげに目を閉じた。
口内の粘膜が擦り上げられていく。まるで口淫のようなとんでもない時間だった。
自分の口と股間から上がるとんでもない音に頭が真っ白になる。
「っふぁ……ゃ……ぃ……いひたぁ……!」
一気に迎えてしまった絶頂に、一郎太への警告もできずに精を吐き出す。一郎太は「あ!」と声を上げた。
「も、もったいない!」
一郎太のお目当ては布団の上にばら撒かれてしまった。
ナインズは真っ赤な顔で一郎太の腕の中脱力した。
「はぁ……はぁ……ご……ごめ……つい……。ク……<
指をさした場所は綺麗さっぱり何もなくなった。
ナインズの腕はだらりと落ち、呼吸を整えようとした。
「え!?ちょ!!い、いいのに!あぁー!!なくなってる!!」
「はぁ……はぁ……い、いくない……」
「ダメだよ!もう勝手に出すならこうして!!」
大変立腹している一郎太にベッドにうつ伏せに倒される。
もはやこのままナインズは眠りたかった。
「おやすみ……」
「おやすまない!!」
尻と腹を持ち上げられると、ナインズは「えぇ……」と一郎太に振り返った。
「腰だけあげててくれりゃ良いから。今のはノーカン」
「で、でも……出ちゃった……」
「良いから。ナイ様こっちから刺激すりゃ立つから」
「え、君――っち、ちょっと!」
まだ体が疲れているというのに、陰嚢を撫でたかと思った一郎太の手は穴に触れた。
全く聞く耳を持つ様子がない。ぎゅっと後孔が押され、ぬめった指がひくつきそうになる穴にほんの少し入った。
「い、入れるな!」
「指だけ指だけ」
一度入るようにしてしまった場所は前回より余程難なく一郎太の指を受け入れた。
「ッ…………!」
「体勢違うからよくわかんねぇな。こっちかな?」
中が混ぜられると同時に頭もかき混ぜられるようだった。
「や!やぁめ!!気持ち悪い!気持ち悪いって!!」
「すぐ見つけるから。――ここ?」
ナインズの体が跳ねる。後ろで一郎太が笑った。
「み、みるなぁ……!」
「はーい、殿下」
「見てる、絶対みてる……!」
「分かった分かったって」
背中にのっそりと一郎太が覆い被さると、ナインズは息を荒くしたまま目を閉じた。
「これなら見えないしょ。安心した?」
うんうんと数度頷く。腰の奥から感じる痺れにベッドを引っ掻いた。背中に張り付いてくれている一郎太が暑すぎる。
「っくぅ……うぅ……!」
「こうしてたら二つは触りにくいな……」
きつく張り詰めた肉茎がびくんびくんとわななく。
さっさとイきたいのに、イけないもどかしさに、ナインズは自分で握った。
「っうぅ……!」
「あ、それいいですね」
冷静な様子で言われると辛い。
ナインズはしごきながら、腰が抜けるような一郎太からの責めに布団を噛んだ。
「っふぅ……っはぁ……!っうぅぅ……!」
「……ナイ様、辛そうだな。……ごめん、そっちもしてあげるから」
してもらった方が楽だ。羞恥心に耐えられない。
ナインズは頷いた。
「お、おねが……っい!」
一郎太の指が抜けていき、優しく握ってくれる。
これで楽になれる――そう思ったはずなのに、窄まりに大きなものが押し付けられると目を白黒させた。それが彼の肉棒だと言うことにすぐに思い至る。
「っいちたっ!!」
叫ぶように言うと、口を塞がれた。
「あんまり声大きいと流石に父者に聞こえる。あの人八十五レベルもあんだから」
「っんん!!っんん!!」
確かによく考えると「そっちも」と言われていた。だが、この方法でとは思わなかった。
ナインズの体は一郎太を受け入れ、背筋が反るようだった。
根から手が離れ、皿が寄せられる。
「じゃ、いっぱい出してね」
「んん!んんー!」
「静かにできそうになったら自由にしてあげますから」
後ろから責められ始めると、ナインズは首を振った。
少し前に覚えさせられたばかりの快感が頭の中を真っ白にしていく。
「っん……!っん……!っんん……!」
「うんうん、よかった良かった」
責められながらしごかれると、強すぎる刺激に逃げ出したくなる。
一郎太の手を掴み、口からずらすとナインズは叫んだ。
「む、むり!!むり!!」
「わ、静かにしないとって」
口を塞ぎなおそうとした手に無意識に噛み付いた。
「いつっ!」
その時、強く握られ、体内も深くまで押しつぶされた。
「っんんー!!」
思いがけず射精すると、ナインズの目の前はチカチカと星が飛んだ。
「っふぅ……!っんん……!!……っふぁ」
噛んでた口がぱかりと開き、一郎太の手が逃げて行った。
「いてて、びっくりした」
謝らなくては。だが、ナインズは傷の様子を振り返ってやることもできなかった。
大切に腰を抱えられ、またゆすられる。
「あぁ……い、いちぃ……くぅ……っあぁ……」
体が狂い始めている気がした。
逃せないうねりがまたすぐにナインズをおかしくしようと背中を這い上がった。
空っぽになった頭で、一郎太の息遣いを聞いた。
「いち……っあっ……あぁ……」
「うん、ここ好きですよね」
嬉しそうだった。
搾精されているというのに、貪り食われていると言うより、奉仕されているようだった。
息を吐くことだけに集中していると、そっとまた握られた。
「三回目出せるかな?」
正直出せそうにない。
ナインズは首を振った。
「ちょっとでも良いですよ?」
先端の丸みを帯びた場所が手の中で転がされる。
体が女のように痙攣する。
「っあぁ……っあぁ……!」
ギュッと後ろの肉洞が引き締まる。
「ッ、な、ナイ様。それちょっと困るよ」
再びしごかれ、ナインズはどれほどの量かも分からない白蜜を飛ばした。
「……っ!っ!!っくぅ……。うぅ……」
出すたびに体が硬くなる。無理に液を追い出そうとすると苦しかった。何度も一郎太のことも食い締めるように肉壁が勝手に動いた。
「っな、ナイ様……!」
ようやく思考を取り戻せそうだった。
「む、むりぃ……もう……むりぃ……」
啜り泣くような声が出てしまった。
「ない様っ……!ご、ごめ……す、少しだけさせて……!少しだけお願い……!」
「わ……わかった……出していいから――」
「ありがと!」
「ッ!?」
一郎太が突き上げてくるとナインズの目の前で火花が散った。
「っま!!待っ!!っあ!!っあぁ!!」
「ありがと、ごめん!」
口を優しく塞がれ、めちゃくちゃな快感が腰の奥で弾けていき、ナインズの半立ちだったものから精が飛ぶ。
同時に後ろに温かいものが放たれる。
「っ……はぁ……。……あれ、そんなでも出るの?」
一郎太は不思議そうにナインズのものに触れた。
「っぁぅ……!っう……!」
「……も少し出せる?」
また一郎太が動き回り、体の中を抉る。
「っあぁ!っん!っん!っうぅぅ!っあぁ!」
ナインズのものはまた中途半端に起き上がり、吐精した。
「これがいいの?」
何度も何度もえぐられ、もう何も聞こえなかった。
許容量を完全に超えている。
何度出したのかも、はたして出ているのかもわからないまま、ナインズは逃れようと必死に進んだ。
すぐに腰が捕まえられ、また支配される。容赦のない愛部が幹にも送られ、ナインズはただただ首を振った。
どれだけそうして過ごしたか分からないうちに、ようやく一郎太の物は抜かれた。
「ずっとイッてるみたいだけど、もう出ないですね?流石に限界なのかな?――あれ?ナイ様?ナイ様平気?」
抱き上げられ、一郎太の腕枕に転がると、ナインズは必死に息を整えた。
「ナイ様……?」
「……死ぬ……」
「う、うん。そんな感じ。ごめん」
一郎太は皿を引き寄せ、クラッカーを食べた。
「うーん、うまいなぁ」
ため息を吐き、もそもそに顔を埋めて時間を過ごした。
うとうとと時間を過ごしていると、ふと頬を撫でられた。
「ナイ様、食い終わったよん」
「……もう出ない」
「ははは、分かってるって。お待たせ。戻る?」
「……まだ動けない。このまま我慢しろ」
「俺は構わないけどね」
一郎太はナインズの銀色の髪をすくい、さらりと落とした。
「……はぁ……。君、何回出したの……」
「三回。いいよっていってくれたから。それに、最後きゃあきゃあ言ってたし」
「言ってないよ……。君、そんなに出してよく平気だね……」
「俺、まだまだ出るよ。まぁ、ナイ様も中途半端なのまで入れたら六回くらい出したもんね」
「うそでしょ……」
「覚えてないの?」
「わけわからなかった……。記憶ない……」
「そんなに良かった?」
「いや……良いとか悪いとかじゃなくて……もう……本当にめちゃくちゃだった……。流石にだめだろ……」
「す、すみません」
見下ろす一郎太は不安そうで、ナインズはため息を吐くとぐしゃぐじゃとその頭を撫でた。
「……次はもう少し優しくして」
「次って――はは。良かった。嫌われたかと思った」
「嫌うわけないでしょうが」
「じゃ、もっかい?」
心地いい腕枕がいなくなる。一郎太は嬉しそうにナインズを見下ろした。
「――<
ドンと第二位階の魔法の波が放たれると一郎太はベッドから落ちた。
「い、いてぇ。それ、俺じゃなかったら死ぬから」
「君は死なないって分かってるし、君以外とは絶対こうならない」
「いや、彼女くらい作ってくださいよ。彼女とするかもしれないでしょ」
ベッドに腰掛けた一郎太が笑う。
「彼女と呼ばれる人は多分僕を貪り食わないし、そんな風にもっかいとか迫らない。……はぁ。僕は多分、その人に相当優しくできるね……」
「ははは!噛まないでやってくださいね」
一郎太が自分の手をペロリと舐めると、ナインズは飛び起きた。
「あ、ごめん!大丈夫だった!?<
少し血が出ていた手が治ると、一郎太は肩をすくめた。
「治さなくても別に構わないくらい」
「ダメだよ。痛かったでしょ。ごめんね」
「ナイ様、人が良すぎるって」
一郎太が笑うと、ナインズも脱力したように笑った。
神都魔導学院、学食。
「――そんで言ってやったわけよ。てめぇの砂漠は夜まで暑いのかよってな」
「あらら、そしたら?」
「砂漠なんだから暑いに決まってる、だってよ。出直してこいって感じだろ」
ワルワラが何やらむしゃくしゃしながら食事を口に詰め込む。
キュータは苦笑まじりにその様子を見た。
そして――
「あー飲みてぇなぁ……」
一郎太がつぶやくと、ナインズはじっとりと睨んだ。
「噛むぞ」
「そりゃ楽しみ」
「……君、反省してないね」
皆が首をかしげる中、一郎太は嬉しそうに笑った。
だから本編と同じ量あるんだって……!!
丁寧に料理長やらプレアデスやら出て来てて草ですよ。
一郎太とかいう正妻
ちなみに、今日御身とフララの方も書きました!(二度目の予告
https://syosetu.org/novel/195580/39.html
ナイ君はIFですが、あちらはIFどころかもう本編の裏でしっかり発生していると思うと男爵は嬉しい限りです(?