その後納得が行かず主演会分岐物語を書きました。
「ねぇ、デミウルゴスさん。どうやったらデミウルゴスさんみたいに、好きな人が他の人といる事を許せるようになるんですか?」
今日もフラミーと執務を行なっていたデミウルゴスは硬直した。何も気付かぬような顔をしていたフラミーが全部分かっていたとしたら、あまりにも残酷だった。しかし悪魔相手にそんな事は残酷だという方が間違っているのだろう。
「……ゆ……許せてなどいません。しかし納得するしかないのです」
「納得……私も心から納得できるようになるかな……」
「……私も所詮僕にすぎない身でありならやはり納得できない時がございます。しかし、御身は嫌だと思った時は嫌だと仰れば宜しいのです」
酒宴会の時、アインズの行うアルベドとの甘やかな触れ合いとそれを眺めるフラミーを見た自分は納得していなかった。
「しかし……フラミー様……。私をさぞ不敬だと思われているでしょう……」
「いえ、そんな事ないですよ?想うことは自由ですもん」
「では、このまま想い続けることをお許し頂けるのでしょうか……。私は御身には何も望みません」
「もちろん良いですよ。でも何も望まないなんて寂しいこと言わないでください」
頭を抱えいたデミウルゴスは震えるように顔を上げた。
「そ、それは……どう言う……」
「ちゃんと私が可愛がってあげますからね!」
聞くや否や瞳は開かれ、デミウルゴスは立ち上がった。
「よろしいのですか……」
「よろしいですよ?」
デミウルゴスは震える足でフラミーへ近付いて行くと、顔に触れた。
「ど、どうか……お許しください……」
「許すも何もないじゃないですか。はは」
デミウルゴスはフラミーの顎を持ち、上を向かせると頬にキスした。
「っあは、デミウルゴスさん、どうしたんですか?」
「お許しください。しかし……想いを遂げさせて下さるなら……」
「ついに告白ですね!なんでもお手伝いしますよ!」
フラミーは椅子を引いてデミウルゴスの方を向いた。アインズへの告白の言葉はなんだろう。いや、もう想いを知り合ってる二人なのだからもしかしたら一回くらいチューしたいとかそういう事かもしれない。
「ありがとうございます。フラミー様……。ずっとお慕い申し上げておりました」
「え?あの──」
フラミーはまさかと瞳を丸くすると、デミウルゴスは優しく口を塞いだ。喋ろうと口を開くと、デミウルゴスの長い舌が侵入する。
「んぅっえ!?ごめ……っんぅ!」
感じたことのないアインズ以外の舌の感触に背を震わせるとデミウルゴスは舌を引き抜いた。
「ご、ごめんなさい!!私アインズさんが──」
「ご安心を、御身がお戻りになる前に全てを終わらせます」
デミウルゴスはあまり大きな声を出してはアインズに気付かれると急いでフラミーの口を塞ぎ直し、中を隅から隅まで確認するように舐めていく。小さな牙を見つけると、これまで知らなかったフラミーの悪魔としての性質にわずかに歓喜する。
「で、でみ……ちがっちが──」
デミウルゴスの長い舌は引き抜かれかけると、再び口内の深いところに挿入され、出し入れを繰り返しだした。
「っん、んんぅっんうんう!」
フラミーが口の中を出入りする舌をアインズにスル時の癖で無意識に吸い上げると、デミウルゴスは求められる感覚に背筋を震わせた。
「っん……!フラミー様!!」
「っでみ──!!んぅんぅっ!っちがっちが……ぁうぅ」
デミウルゴスは激しい背徳感に苛まれながらフラミーの口内を執拗に舐め上げた。フラミーも同じ背徳感に身を震わせているかと思うと悪魔にはたまらない思いが湧き出る。フラミーが顔を左右に振るたびに舌は絞られた。デミウルゴスは唇を離すとフラミーを立ち上がらせ、体をピタリと自分にくっつけさせた。
「っんはぁ、で、でみうるごすさん……わたし、ごめんなさい……違うの……」
フラミーは唐突に尻を撫で上げられる感覚に背を震わせた。
「っぁん!でみうるごすさん!!」
少し声が大きいためデミウルゴスは口を塞ぎ直し、背筋を撫で上げた。ぴくりと反応する背は調教され切っているのかどこを触れても感じるようだ。フラミーは声にならない声を上げながらどんどん後ろに下がっていき、ついには執務机の後ろに置かれている本棚に背をぶつけた。デミウルゴスは背に触れることを諦めると口の中に集中してよく舐め上げる。甘い声が漏れ聞こえると、デミウルゴスはアインズに完全なる敗北感を抱いた。いや、元から敵うなどと思ってもいないので悔しくはないが、この体はアインズのために教え込まれていると悪魔は少しだけ苦しんだ。
ずちずちと舌を出し入れしながら、デミウルゴスはフラミーの小さな胸に両手で触れた。途端にフラミーは身をよじらせた。手の中で形が容易に変わる柔らかな感触の中に、小さな硬いものがあり両方軽く押した。びくんと身体中を震わせる様は、今だけはこの人が自分の支配下にあることを感じさせる。
「っんぁ!ごめ、ごめんなさい……どうしよ……どうしよ、私、私のせいで……」
「よろしいのです……よろしいのです……今だけは私に全てをお任せください……」
声を上げがちなタイプなのか一生懸命なにかを言おうとするのが愛しい。胸をふよふよと弄ぶのをやめ、顔を両手で包んでそのまま耳に触れると、フラミーはやはりよく反応した。耳の裏を指で磨りあげると繋がる口から声が漏れ出る。ずっと繋ぎっぱなしだった唇を離し耳をはんで舐め上げた。
「っんぁっ……!でみうるごすさん!ごめんなさい!ちょっと聞い──」
「あっ、あまり大きなお声はいけません。耐えて下さい」
耳元で囁かれると、熱くかかる吐息にフラミーはくらくらした。手袋をしたままの右手が口にふれると、フラミーは咄嗟にガブリと噛み付いた。
「っ!」
わずかな痛みにデミウルゴスはさすがに不敬がすぎたかと手を引くと、手袋はフラミーの口に残り右手が露わになった。
「うぅっれみうるごすさん……」
手袋を噛んで自分を見上げるフラミーにデミウルゴスは何か強烈な思いが背筋を這い上がってくる。
「ふ、ふらみーさま……あなたはなんて……」
「えうぅ……ひみつ、ひみつにしてくれる……?」
「……もとよりそのつもりでございます……」
デミウルゴスは露わになった右手でフラミーのローブをたくしあげ、太ももを撫でた。
「ひぅっ、あ、あついよ……」
「申し訳ありません……」
ゆっくり撫で上げていくと、 聖域があった。
「フラミー様……よろしいでしょうか……」
「よくないけど……よくないけど……」
「……どうか許可を……」
フラミーは無邪気に勘違いしてデミウルゴスの心を追い詰めてきた罰を受ける覚悟をした。
「うぅ……絶対あいんずさんにいわないで……」
手袋を咥えたまま遠回しに許可を出す様子に少し笑い、デミウルゴスはそっと割れ目に触れた。天使の名残は好きじゃないと言っていたため、少しも触れないように気を配る。パンツ越しに割れ目を押すと、ぬちりと音がなった。
「あぁ……わたし……あいんずさん……ごめんなさい……」
指で割れ目を擦り上げるとフラミーはデミウルゴスの首に縋った。デミウルゴスは手袋をしたままの手をフラミーの腰に回す。指の動きに合わせて腰を軽く動かさせながら、支配者はこんな事を毎日毎日やらせているんだろうなと軽く嫉妬した。
「あっあっ……あいんずさん……あいんずさん……」
フラミーは首にすがって目を閉じていて、デミウルゴスなど目にも入っていないようだった。デミウルゴスは、これは支配者の自慰だと思った。パンツを僅かにおろし、直接割れ目に触れるとフラミーは首にすがる手に力をこめた。
「あっあっつい……あついあつい!」
口から手袋がぽとりと落ちた。
「そうあれと生み出されました」
ゆっくりと一本挿入させるとフラミーは顔をブンブン振った。優しく傷つけないようにピストンしていく。ポタリと水分が落ちる音が聞こえると、フラミーの足は震えていた。
「……フラミー様、ベッドへ行かれますか……?」
「だ、だめ……あそこは……あいんずさんとの場所だから……」
「失礼いたしました」
くにくにと体内をいじり、もう一本足していく。
「んんっ……はぁ……わたし……って、ほんとにばかだ……」
突然我に帰った様子にデミウルゴスは少し指を早める。まだ夢から覚めるには早い。遂げさせてもらえるなんて機会は恐らくこの先二度とない。くにくにと柔らかな肉壁を押し上げ、押し広げ、飲み込んで貰えるようによくほぐして行く。可愛らしい嬌声がわずかに上がるとデミウルゴスは少し安心した。
「御身にお仕えできて私は幸せにございます」
長い耳を舐めると体内がキュッと締まり、指を吸い上げた。面白いスイッチを見つけたと何度かそれを行うと、デミウルゴスはふと思った。
「……アインズ様はイかれる時、お耳を舐めるのですか?」
「ふぇっな、なめ……なめることも……ときには……」
成る程とデミウルゴスは思いながら手をぐいぐい股間に押し当てるように指で奥を突き耳を舐めあげる。
「っあっあっんんっっあいんずさんっ!」
想像通りたっぷり指が吸い上げられ、体内は脈打った。
「……まったく困ったものですね……。アインズ様が寝室を出たがらない気持ちがよくわかりました。こんな風に求められては執務など手につかないでしょう」
デミウルゴスはゆっくり指を引き抜くと、ジャケットを脱ぎ捨てズボンに手を掛けた。
「あっ……そ、そこまでするの……?」
「いえ、ご許可がなければやめますが……」
フラミーは少し悩むと、執務机に手をついて振り返った。
「……これで、私を許してくれる……?」
「ゆる……?……なんでもお許しいたします」
自分のモノを取り出し、そっとあてがった。
「…………フラミー様……」
フラミーは熱すぎるその感覚に目をぎゅっと瞑る。尻にはアインズが掴み上げたのかいくつか指のあとがあった。
「……アインズ様はお人が悪い」
デミウルゴスも片手を執務机に着くと、ゆっくり挿入した。
「んんっ……あぁっつい……」
「フラミー様も……あついです……」
じっくり前後に動かすと、フラミーの体内はぎゅうぎゅうとデミウルゴスを締め上げ、耐えきれないと腰を止めた。刺激に慣れるまで待とうとするとフラミーの身じろぎから湧き上がる快感に、デミウルゴスはちょっと待って欲しいとフラミーの尻をつかんだ。そこには自分よりも大きな手のあとがあった。
「…………アインズ様も苦しまれてるようですね」
デミウルゴスは尻から手を離して肉棒を叩きつけた。
「っぁん!あいんずさんっ……!!ごめんなさいっごめんなさいっ!!」
デミウルゴスは腰を早め、こんな事をしても結局手に入らない目の前の存在に後ろからかぶさった。
「あっ!あつい!あついあつい!!でみうるごすさん!!」
秘密にしてと言ってから名前を一度も呼ばなかったというのに──。腰のぶつかり合う音が激しく鳴り響くと、フラミーは首を振った。
「わたし、わたしほんとばか!!ばかばか!!あぁっ!もぅっ!!」
フラミーが机に突っ伏すと、これまでより深くに届く感覚にデミウルゴスは背を震わせた。
「っ!!フラミー様っ!!」
デミウルゴスは耳を舐め上げ奥を突いた。
「ひぁっ!!」
途端にモノが吸い上げられる感覚に、ぎゅっと目をつぶり、何度も激しく打ち当てる。
「おっ、お許しをッッッッ!!!」
「な、なかは、なかはだめだよっ!!なかはだめ!!」
「わかっております!!わかっております!!」
デミウルゴスはフラミーから体を起こすと腰を掴み掛けたが、ここでは手のあとが残るかもしれないと翼を掴んだ。翼を引っ張っては前へ送り、フラミーを揺らすようにピストンする。
「あぁっ!ぁっあぁつ!やぁ!そんなっんっ!そんなやりかたっ!!」
「お、おしかりはのちほど!!」
ばちゅばちゅと音がたち、デミウルゴスはもう本当に限界だと慌ててモノを引き抜くとフラミーの露わになっている背と翼に大量のタネを蒔いた。
「っ……はぁ……はぁ……あ、あぶのう……ございました……」
「……あぁ……もぅ……」
フラミーは机に手をついて起き上がるように振り返った。
「でみうるごすさん……」
デミウルゴスは持ってたハンカチでフラミーの背と自分のモノを丁寧に拭いていく。そろそろ時間なのだ、急がねば……。
「デミウルゴスさん、わたしをゆるして……」
「当然でございます」
ハンカチが汚らしく濡れるとそれを自分の闇にしまい込んだ。フラミーは拭き上がったとわかると体ごとデミウルゴスに向いた。
「はぁ……絶対、絶対ひみつですよ……」
「それも当然でございます」
悪魔はもう死んでもいいかと思った。
「フ、フラミー様!そろそろアインズ様がいらっしゃいます!」
メイドの声に、フラミーははっと振り返った。そもそもずっといたんかいとダラダラ冷や汗をかく。
「……で、デミウルゴスさん!もう出てってください!!」
「あ、フラミー様。お待ちを」
「なんですか!」
「……ただ……深く愛しております。お付き合い頂きありがとうございました……」
デミウルゴスは頭を深々と下げてジャケットを引っ掴むとくるりと背を向け──扉が開かれた。
「これはアインズ様」
「あぁ、デミウルゴスか。今日の執務は進んだか?」
「えぇ。それはそれはもう」
「そうか。明日もまた頼むぞ。今日はもう遅い。よく休め」
「恐れ入ります」
アインズはフラミーに触れようとするとピタリと止まり、後ろを立ち去る悪魔に声をかけた。
「待て。デミウルゴス」
「…………なんでございましょう」
「ほら、忘れ物だぞ」
アインズはデミウルゴスにほいと手袋を放った。
「ありがとうございます」