フラミーは胸の中から顔を上げるとアインズをくすぐり出した。
「ちょ!はは──ふぅ。ははは──はぁ。やめなさい!」
「なんですぐ支配者しようとするんですかぁ!」
「わか、わかったから!わかりましたから!余計必要になるようなことしないの!」
「ははは。笑わされるの嫌い?」
「ちがうっつーの」
アインズは手元にあったスクリーンショットをフラミーに投げて抑制を切った。
「わ!やりましたね!!」
フラミーも手近なスクリーンショットを投げつけると、アインズと揃って大笑いした。
その後しばらくじゃれ続けるといつの間にか二人は眠りに落ちた。
酩酊しているアインズがぼんやりと目を開けると、自分の腕の中で小さくなって眠るフラミーがいた。
(……良い夢だな)
アインズは酔っ払い切って顔を赤くしているフラミーの柔らかそうな唇をむにりと押した。
何の抵抗もないその場所を数度押す。
そして何度も夢見たお馴染みの二つの山に指を下ろしていき、数度つついた。
(…………今までで一番リアルだ……)と思ったが、触ったことがないのでこれが正解かは謎だ。
だが、指先にほのかに跳ね返ってくる感じはこれまで夢で触ってきた感じとは違う気がする。
アインズは手を開くとフラミーの胸を手の平でたっぷりと包み込み、ゆするように揉みしだいた。
「っん……ぁ……っ……」
フラミーから声が上がるのを聞きながら、良いなぁとぼんやり考える。
夢のアインズは無敵だ。
普段は骨で一晩過ごしているが、一人で処理した後はそのまま惰眠を貪り──たまにこういう夢を見ていた。
ドロドロに溶けた欲望に身を任せながら未だ眠るフラミーのローブを少したくし上げ太ももを撫でる。
(なめらか……)
語彙力を失いながら数度太ももを撫でていると、フラミーが目を開いた。
「……ゅ……め……?」
(すごい……夢の中で夢か聞かれてる……)
返事もせずにパンツに指をかけ、ツツ……と引っ張り下ろしていく。
「は……ゎ……」
フラミーの手がアインズの手を掴み、それ以上パンツが下されることを阻止する。
やはり今日の夢はリアルだった。
「そう言うのされると逆に興奮するな……」
「ふぇ……」
手が緩むと順調に太ももまで下ろすことに成功し、アインズはヤッタァと心の中で純粋に喜んだ。
無邪気だった。
フラミーの顔を見ると瞳は潤み揺れていた。
(……わかる。こう言う顔する気がする)
アインズは自分の想像力の逞しさに喝采を送る。
「あいんずさん……あの……」
「はーい。はは」
フラミーのちっちゃな像さんを包み、アインズはあれ?と首を傾げた。
軽く起き上がり、そこを見る。
「……毛がない……」
これまで色々想像してきた姿はどれも毛が生えていたが、これは新パターンだった。
無垢に見える体はつるりと美しかった。
ぷるぷる震えて顔を抑えるフラミーの姿に、わかるわかる、そうしそうだよな、と何度も頷きながら刺激を送ってみる。
唇を噛む姿が可愛らしい。
「……やばいな……やばいやばい」
これは起きたら夢精していてもおかしくない。
(え?それ、一番やばくないか……?)
こんなに近距離ではないだろうが今現実では自分の隣にフラミーがいる筈だ。
アインズは一度、エッチな夢を見ることを止めようと心を鬼にし、硬くなり従順に扱かれていたフラミーから手を離そうと決める。
しかし吸い付くような感触の愛らしい象さんから手を離すことができない。
困ったなぁと自分の欲望の素直さにアインズは困ったような笑いを漏らした。
「ふぇ……ごめんなさい……」
「ん?何が?」
「わたし……明日あいんずさんにこんな夢見たって言えないよぉ……」
アインズは自分の表層意識が喋ってると感心した。
「わかるわかる。俺も明日フラミーさんにこんな夢見たって言えない」
自分と話しているような奇妙な状況に二人は首を数度左右に振った。
首を振るとアインズの脳内には一瞬現実だったりしてと過ったが、そもそもこれが夢じゃなければぶっ叩かれているはずなのだ。
──首を振るとフラミーの脳内には一瞬現実だったりしてと過ぎったが、そもそもこれが夢じゃなければ自分を妹だと思っているアインズがパンツを下ろしてそんな真似をするはずが無いのだ。
この間ミノタウロスのギルド武器を破壊した時のせいだ。
(この一年、ずっと御身と結ばれる時を楽しみにお待ちですのに!!)
そんなことを勝手に言ったアルベドが全部悪い。
だからフラミーはこんな夢を見てしまうのだ。
「うぅ……あいんずさん……。本当にごめんなさい……」
「……俺もすみません、本当反省してます」
アインズの言いそうなことだ。
しかし、言葉とは裏腹に可愛がって貰う場所への刺激は早まり、フラミーはどうしたら良いのか解らなかった。
「っん、っんッ!あいんずさん、これ、これどしたらいいの?どしたら!」
夢の中でそんなことを人に尋ねるなんておかしい。
アインズは無言でごそごそと下がっていくとハムっとそれを咥えた。
聞いたこともない音がじゅぼじゅぼと股間から聞こえ始めるとフラミーはハァッと声を上げると腹に思い切り力を込め、体験したことのない放出を迎えた。
「っんあぁ!……ぅ……ぅ……ん……ん……」
何度も体から追い出すように吐き捨て、これは本当に夢なのかとフラミーはぼんやりと思った。
ペロリとそれを舐めながらアインズは、やはりこれは夢だなと確信した。
(こんなにうまいわけがない)
フルーティだった。
(……はぁ。フラミーさん精通させてぇなぁ)
アインズは謎の感想を抱いた。
ぷにょぷにょと小さくなったものを弄びながら現実でその時が来た時のことを考える。
(…………いや、順序ってものがあるからな。まずはちゃんとしないと……)
アインズは取り敢えずフラミーの割れ目に触れるとぬめり無抵抗の場所に指を一本入れ、内部を擦るように触れた。
「っひぅ……」
フラミーの顔を見た。やはりぷるぷるしている。
「フラミーさん、愛してます」
「っぇ」
「フラミーさん、俺と結婚しましょう」
「っぁ……」
どれもおかしい。
いや、おかしくはないが重い気がする。
ぬぷぬぷと指を動かすとフラミーはんんん……と呻くような声を上げた。
「……いや、俺の子供産んでください」
(なーんてな。ははは)
アインズはやはりご機嫌だ。
しかしこんな事を言われて喜ぶ女性はいまい。
であれば正攻法だ。
「俺と付き合って下さい」
フラミーは何かを耐えるように何度も頷いていた。
デミウルゴスだったらもっと気の利いたことを言う気がする。
「……フラミーさん、大好きなんです。付き合って下さい……」
アインズは言いながら、ロマンチックさがカケラもない自分のセンスの無さを悩む。
しかし、フラミーの股間から溢れる蜜は増えた気がした。
「フラミーさん、大切にします」
と言いながらこんなとんでもない夢を見ていては説得力がない気がする。
「フラミーさんの望む全てを叶えます」
これなら──いや、すでに迷宮で全てくれと言われて一度断っているのだからこれも説得力が無いか。
「フラミーさんが俺の全てなんです……」
重すぎる。
「フラミーさん……。なんて言ったらあなたは俺を好きになってくれるんですかぁ……」
アインズは考え疲れると、指をフラミーから抜き、覆い被さった。
頭を撫でくりまわして頬を擦り付けるとフラミーはアインズの背に腕を回した。
「……あいんずさん……。わたしも大好き……」
「……ああ……俺の夢は都合がいい……」
「わたしの夢も都合がいい……」
アインズは自分のいやらしい事以外の想像力の無さに溜息をついた。
「でも、ほんとに、ほんとにだいすき……」
「じゃあ俺と付き合ってくれます?」
「うん。付き合います。結婚もする。子供も生む」
自分が言われたい事しか言わない
顔を手で包むように掴むとアインズは何かを考えることをやめた。
目を閉じ、唇を重ね、一度覚えたその柔らかさを思い出すようにはみ、吸った。
愛しいと言う言葉が頭を駆け巡り、アインズは好きだ好きだと言い続けながらキスした。
舌を差し込むと包み込むように迎えられ、絡ませ合い続けるといつしか二人は性欲のにおいのする吐息を漏らした。
「っんぁ……はぁ……あいんずさん……」
「ふらみー……さん……」
離れている時間も惜しいと言わんばかりに二人は互いを引っ張り合った。
アインズは熱に身を任せ、フラミーのローブの背のリボンを解くとするすると服を脱がせ、小ぶりな胸に着く小さな突起を中指と親指で押しながら揺らした。
はぅあぅと上がる声を聞きながら、血液が一部に集中し、爆発しかける。
夢はまだ終わらなそうだ。
もう一度蜜壺に手を伸ばし、入り口を割ると今度は指を二本、ゆっくり挿入した。
締め付けは強いがやはり何の抵抗も無く入り、滑りを掻き出すようにアインズは何度も体内を撫でた。
二人の口は互いを貪るように繋がったままだったが、甘すぎる声が漏れ出ていく。
フラミーと舌を追い合い、指に肉が絡み付き、アインズは何が何だかわからなくなり始めていた。
アインズは舌も指も抜くと、濡れている指をフラミーの口に突っ込んだ。
指で舌を撫で付けていると、フラミーはハムっとそれを咥えた。
口から指を出し入れしながら、アインズは唇を噛んだ。
「……ごめ、挿れたい……」
ッポンと指を抜くと、フラミーは頷いた。
「は、はぃ……」
流石の夢でも挿れてとはフラミーは言ってくれなかった。
アインズは起き上がるとズボンから可愛いチェリーボーイを取り出し、あてがった。
「……そ、そんなの……はいんない……」
男の浪漫のようなことを言う。
男の夢なのだから仕方がない。
グッと、腰を近付け、痛いと漏らすフラミーの言葉と、想像以上の抵抗力に一度引く。
何度も近付けては引いてを繰り返して行くと、いつのまにか頭が入っていた。
「……もう少し……」
そのままググッと抉じ開けていくと、フラミーが泣いていることに気が付き、ハッとした。
「ご、ごめん……おれ……」
顔を撫でるとフラミーは笑った。
「嬉しいの……」
都合のいい夢だ。
(……卑怯者だ俺……)
友人を夢の中で犯す自分と向き合う勇気も無くそんなことを言わせている自分に嫌気がさす。
「あいんずさん、して……」
「……無理しないで……」
「してないです……。して下さい……」
アインズは反省しながらも腰を更に進め、最奥についた。
「……ふらみーさん、いたくない……?」
「痛いよぉ。でも、痛くてよかった……」
──大変都合が良い。
「……ゆっくり……するから……」
何故だか滅茶苦茶に勝手にする気も起きず、アインズは慎重に動いた。
「いたい……?」
「いたぁい……」
「……そ、そうだよな……。こんなに血が……」
フラミーの股間から垂れる血を見ると急速に脳みそが冷やされていくようだった。
「でも、あいんずさんは?」
「……ごめん、きもちい……」
ガクリと肩を落とすとフラミーは何度もアインズの頭を撫でた。
「じゃあ、たくさんして下さい……」
「でも痛いんでしょ……?」
「痛いと──これが夢じゃないって分かるから」
アインズは脳をフル回転させた。
「…………夢じゃないってわかるの……?」
「わかるの。痛いもん……」
ゆるゆると動かしていた腰を止めると、フラミーをじっと見た。
「……あいんずさん……?」
「ご、ご……ごめ…………」
夢じゃない。
「なんで……?お嫁さんにしてくれるんじゃ……ないの……?」
「するけど……したいけど……」
「じゃあ、たくさんして」
フラミーの顔は痛みの中、幸せにとろけていた。
「……でも……」
「私じゃ……やっぱりダメ……?」
「ダメなもんか……」
「……じゃあ、して欲しいです……」
アインズの顔はあまりの熱で真っ赤になっていた。
「……しちゃうよ……?」
「うん」
手をつき直すとアインズはフラミーを揺するように腰を前後させた。
痛まないようにしてやりたいと思うが、やはりどうしても痛むようで、額に汗をかき表情を少し歪めていた。
「アインズさん、このままずっとこうしてたい……」
「俺も……でも痛そうで……」
「もう痛くないもん……。痛くないもん……」
痛いだろうに──。
アインズは心の底から腕の中の人を愛おしく思いながら、運動を続け、声を絞り出す。
「……で、出るッ……」
フラミーの下さいと言う言葉を聞きながら、愛を持って膣内へ液体を放出した。
硬直するようにそのまま肩で息をしているとフラミーはアインズの身を引き寄せた。
抵抗もせずにアインズはフラミーに覆いかぶさり、二人は抱きしめ合った。
+
(んなっっ!!!???)
アインズが目覚めると、自分の腕の中で小さくなって眠るフラミーがいた。
軽く顔を上げて周りの様子を見るとベッドの上はめちゃくちゃだ。
酒は溢れて染みを作っているところがあるし、スクリーンショットは至る所に散らばっていた。
(こ、これは……落ち着け。落ち着くんだ。昨日の記憶は……全部ある!!)
いや、待て。
どこからが夢だ。
アインズは訳の分からない事をしまくったあれのどこからどこまでが──と考えているとフラミーの瞼が動いた。
「んぅ……あいんずさん……?」
「あ……ああ……あの……──」
「……ゆめ……?」
「え……?」
フラミーは少し顔を寄せてアインズの頬に短いキスをしてまた眠った。
アインズはゴクリと唾を飲み二人の上に掛かっている毛布を剥ぐと──フラミーは裸だった。
「………………やったぁ……」
いや、やっちまった、が正しいか。
アインズはフラミーを突いた。
「っふぇ……?」
「……フラミーさん、俺絶対大切にしますから」
フラミーはまだ僅かに痛む箇所を思うと、ボンっと顔を赤くした。
「あ、あの……わたしも……たいせつにします……」