※この作品はR-18です。

眠夢裏   作:ジッキンゲン男爵

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twtrのメッセージで盛り上がったので書きました!


IF数百年後、至高全員転移
IF全員転生 #1 だって嫁だもん


 ここはギルドメンバー全員が揃った数X年後の有るかもしれないし、無いかもしれない不思議な世界。

「あーぁあ。疲れた」

 ユグドラシルへの道を開いた竜帝に方法を吐かせ、滅ぼし、アインズが始原の魔法を使ってギルドメンバー全員を強制転移させて三日。

 ギルドメンバーを呼び出したとは言え遊んでばかりいられない帝王は今日も当たり前のように全世界の支配者としての執務を終えた。

 ギルドメンバー達はリアルの世界で大きな戦争があって皆が死亡していた。幸か不幸か、帰りたいと言う者は一人もいなかった。

 アインズが日課の風呂に入ると三吉君の子供の子供のそのまた子供の──兎に角末裔がぴこりと身を起こした。名前はたまたま一周回って再び三吉君だ。

「気にするな。今日は人の身だ」

 相変わらず人だったり骨だったりしながら、アインズは今日も暮らしている。

 せっせと体を洗い、風呂に浸かる。よくフラミーとも入るが一人でこうして無心になって命の洗濯に勤しむのも悪くは無い。

「……フラミーさん、今日はもう寝ちゃったかな」

 ギルメンを呼び出し、遊び呆けていた為少し執務が滞ったためアインズは今日は残業したのだ。妻の顔を思い出し、締まりのない表情をするとザバッと一気に風呂を上がった。

 無性に会いたい。

 アインズは三吉君に軽く手を挙げ挨拶をすると風呂場を後にした。

 出れば全ての支度が整えられている。メイドは衝立の影でこちらに背を向け立っていて、いつでも脱衣所の扉を開ける準備は万端だ。

 体をすっかり拭き終わると服を着る時間も惜しいとばかりに──どうせ脱ぐしと、パンツとズボンだけ履き、控えるメイドへ声をかける。

「私はフラミーの下へ行く」

 それだけだ。

 メイドが了承の声を上げるとアインズは転移門(ゲート)を開いた。今やギルドメンバーが普通に第九階層の廊下をうろついている為あまりだらしない格好で部屋を出ることも出来ない。メイドが急ぎ控える場所を変えるためフラミーの部屋へ向かって駆け出す音を背に聞きながら、アインズは転移門(ゲート)を潜った。

 意外に疲れたな、と大欠伸をしながら伸びた。

「ふぁーぁあっと。フラ──っえ!?」

 アインズは転移門(ゲート)を潜った先で硬直した。

 

「「「えっ!?」」」

 ぶくぶく茶釜、餡ころもっちもち、やまいこの驚愕の声が響いた。

「あ、アインズさん!おかえりなさぁい」

 ベッドの上から手を振るフラミーに、アインズは思わずに(・)へ(・)ら(・)と笑い手を挙げ返すが──。

「ちょ!ちょーっと!!モモちゃん!!やめてよ!!そんな格好で女子の部屋来てどういうつもりなの!!」

 アインズは茶釜の主張に自分が上裸だったことを思い出し、僅かな羞恥を感じる。

「す、すみません。まさか皆さんがいるなんて思わなくて」

 そそくさと立ち去ろうと寝室の扉へ向かう。

「アインズさん行っちゃうんですか?」

 何年経っても変わらない愛しい妻の声に振り返ると扉に背を向け、そちらに向かう。

「フラミーさん。すぐに戻りますから」

 前髪をさらりと上げ額に口付ける。ギルメンが転移して来た日に口にキスしたところ大変不評だったので我慢する。

 が、ちらりとフラミーを見ると、両手を胸の前で組み目を閉じ──当然お口にしてくれますよね?と言うような顔をしているではないか。

 ──ずるい。

 せっかく我慢したが無理そうだ。アインズはそのまま口にも触れた。

「だあああ!モモちゃん!恥ずかしくないの!」

「見てる方は恥ずかしいよ?ボクは今とっても恥ずかしい……」

「はは!でもフラちゃん可愛いー!」

 女子が其々好き勝手な感想を述べている。アインズは少し困ったように笑い頭をかいた。

「はは、すみませんなんか」

「そう思うならちゃんと控えなさい」

「フラちゃんは良いのぉ?」

 フラミーは突然自分に振られると照れ臭そうに転がっていた枕を抱いた。

「……あの……良くないけど……良いんです。触れてられるの……好きだから……」

 ぽろりとこぼすような声だった。

 アインズは胸の苦しさからウッと謎の呻き声を上げるとフラミーを持ち上げた。そのままフラミーが座っていた所に胡座をかき、フラミーを自分の上に乗せた。

「やっぱり行くのやめました。ずっとこうしてましょう」

「モモンガさん、大胆!可愛い!」

 餡ころもっちもちは以前はこれ程可愛い病にはかかっていなかったが、転移してきてからと言うもの──リアルで一度死亡を経験しているせいか──見るものなんでも可愛いらしい。

「はぁ〜。全くとんだバカップルだ……」

「ははは。カップルっていうか、もう結婚してるんですけどね」

 アインズは腕の中のフラミーを撫で付けながら軽やかに笑った。

「はいはい結婚ね」

 ────意味が脳に染み込む。

「「「結婚!!??」」」

「え?あれ?言いませんでしたっけ……?」

 アインズはどうだったかなとフラミーに視線を送るが、そうだったっけ?とこちらも首を傾げている。

「あ、そうか。ペロさん達男子にしかまだ話してないんだった」

「あぁ。そうでしたね!」

「ははは。忘れてましたね」

「ねー」

 二人は脳まで溶けているようだった。

 アインズはそっとフラミーの左手の甲を左手で握った。

「もう、随分大昔の話なんですけどね」

 そのまま手の甲を見せるように三人に差し出すと、二人の左手薬指には──指輪(リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン)と重ね付けされた世にも美しい不思議な揃いの指輪がはまっていた。

「フラちゃん。本当にモモちゃんでいいの?」

「そうだよ。フラミーさん、今ならギルメン選び放題だよ?」

「やめるなら今のうちだよ〜!」

 

「えへ?あの──アインズさんは、私の人生ですから」

 まるでアインズの全てを信じるとでも言うような顔だ。アインズはまた苦しくなって、強くフラミーを抱きしめた。

 

「文香……愛してる……」




かわいい
あんたらかわいい

そんな時空の三次創作いただきました!!ユズリハ様ページ↓
https://syosetu.org/novel/197648/16.html

~という訳でピンクのスライムと天使でヌッチョヌチョ〜
のところは私もちょっと書かせてもらっちゃったりしちゃったりして
へっへっへ
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