※この作品はR-18です。

型月ハーレムマンション   作:七味胡椒

36 / 42
冬姫進貢・中(アイリ、セラ、リズ)

 アーネンエルベは国道沿いに面していた。

 表通りを車が往来していく。太い道だ、乗用車だけでなくバスやトラックも盛んに通り過ぎる。通行人も多い。引かれたカーテンの向こうにサラリーマンや学校帰りらしい子供たちのシルエットが見えていた。

 

 喫茶店から一歩でも出れば、そこは日常の風景。どこにでも見られる、地方都市の片隅の光景だ。

 道行く人たちや、車を運転して通りがかった人たちは、ふと開店準備中の喫茶店を見て、こんな所に新しくカフェが出来たのか、と思うだろう。中にはオープンしたら行ってみようかと思う人もいるに違いない。

 けれど、彼らは想像もしないだろう。センスのいい洒落た外観の喫茶店。──その中で、中学生の少年と一回り以上も年上の人妻が、身体を擦り合わせているとは。

 

 

 

「あん♥️ だーりん、おっぱい触りすぎ♥️」

「アイリさんの胸、柔らかい……それに重くって、掴みたくなっちゃいます」

「んっ……♥️」

 

 歩が下からアイリの胸を持ち上げる。

 たぷん、と震える乳房。みっちり詰まったそれは、腕に力を込めないと持ち上がらないくらいに重い。

 

 ソファに浅く腰掛け、足を放り出したアイリ。肌に汗が滲む人妻に跨がって、そのおっぱいを歩は堪能していた。洋服は薄く、熱くなったアイリの体温を隠す事もない。吐息が混ざり、二人の周りの温度が上がっていく。

 

 おっぱいを掴んで左右から真ん中に寄せれば、扇情的な谷間が出来上がる。男を誘うそこへ、歩は思いっきり顔を押し付けた。天国のような柔らかさと暖かさが顔を包む。歩にだけ許された、アイリの身体を自由にする特権を惜しみ無く使う。

 

「すうっ……はあ……! アイリさんっ、もしかしてこれ……」

「うん、ノーブラ♥️ だーりんがすぐ触ってくれるようにって、下着つけないでおいたの♥️」

「だからあんなに揺れて……このっ」

「ひやぁああん♥️」

 

 胸元を無理やり開き、より生の感触を味わう。

 アイリは歩が胸を見ていたと言ったが、その原因は彼女の誘い受けにあったようだ。それにまんまと乗せられて劣情をぶつける少年を、アイリは愛おしげに見つめた。

 

 辛抱堪らなくなった歩が、胸元のみならず洋服のボタンを全て外し前を開く。現れたのはアイリが身じろぎする度に揺れる豊乳。汗ばんで艶々と光り、歩を誘っている。

 その頂点に息づく乳首。アイリの唇と同じく色素の薄めなそこへ、歩がしゃぶりついた。

 

「あん……もう、赤ちゃんみたいなんだからぁ♥️」

 

 おっぱいに顔をうずめる歩の頭を、アイリが優しく抱く。

 

 舌先で乳首を転がし、唇をすぼめて吸う。ちゅうちゅうと吸ってから口を離すと、もう片方へ。本来はひっそりとしている乳首を刺激していく。

 仕上げに強めに吸うと、勃ち上がった乳首が顔を出した。血が巡り、乳首も肌も薄っすらとピンク色に染まっている。

 

 歩が指で乳首を摘まむと、アイリから甲高い声が漏れた。そのままコリコリと抓れば、人妻の声が蕩けていく。

 

「だーりん、乳首虐めちゃイヤぁ♥️ 腫れちゃうわよぉっ」

「心配しなくても、もうぷっくりしてますよ。もっと吸ってあげますね」

「ひあ……♥️」

 

 乳首を唇で挟みつつ、空いた方のおっぱいを片手で揉む。歩は抱きつくような格好でアイリに思いっきり甘えた。

 その股間は既にパンパンだ。膨れ上がったチンポの裏筋をズボン越しにアイリの下腹部へ擦り付ける。それだけでも美女のしなやかな腹筋のおかげでチンポは悦び、パンツの中でびくびくと痙攣する。

 

(もうっ、本当に子供みたいなんだから……♥️)

 

 胸を吸いながらヘコヘコと股間を押し付ける少年。小柄で可愛らしい外見も相まって、アイリから見れば大きな赤ちゃんのようだ。

 

 しかし、

 

(こんなカワイイくせに、逞しい男の子でもあるのよね。ううん、男の子っていうより、オスって言う方が合ってるかな……♥️)

 

 見た目だけなら女性に翻弄されるだけの少年でしかないし、実際にそういった面もある。

 

 しかしひとたび仮面を脱ぎ去れば、中身は女を征服するオスのもの。その無害そうな外面で懐柔し、凶悪なチンポで食い荒らすのだ。

 その餌食になった女たちを、アイリは笑う事が出来ない。当の自分もまさにその中の一人なのだから。

 

 今やアイリの中の優先順位で頂点に立つのは家族でもアインツベルンの悲願でもなく、この少年に愛して貰えるかどうかである。歩の心とチンポを満足させられるかどうかがアイリにとって最も重要な事になっていた。それ自体は他のハーレムメンバーも同じだが、その中でも持て余していた母親としての母性を満たされ、更には人妻としても寝取られたアイリは完全に歩に参っていた。

 自立した大人の女性としての矜持を備えながらも、歩の前では少年の欲望を全肯定しどんなセクハラにも笑顔で悦ぶ。そんなチン負け人妻になってしまっていた。

 

「アイリさん、さっきみたいなの、もう止めてくださいねっ。アイリさんは僕のものですよね? だったら……」

「うん♥️ ごめんなさいだーりん、気を引くためなんて言ってわざと指輪着けたりなんかして……♥️ だーりんの前じゃもう二度と着けないから、許して♥️」

「だめ、だめですっ。僕怒ってるんですよ? ちゃんと分かってますか?」

「あっ♥️ 待って、乳首つねらないでぇ♥️」

 

 痛みになるぎりぎりの力加減で歩が乳首をねじり上げる。

 

 アイリが結婚指輪を着けて来ていた事は、アイリの狙い以上の効果を歩に与えていた。

 気が多い歩だが一人一人の女性への想いは本物だし、人一倍独占欲の強いたちでもある。そんな歩にとって、しっかり堕としたはずの女が他の男の証を身に付けてくるなど言語道断、決して許せない事だ。数々の女を堕としたといっても本人はまだまだ少年。独占欲を掻き立てる為の演技だったとはいえ、アイリが結婚指輪を見せびらかしてきた事に拗ねるような怒りを覚えていた。

 

 アイリに何か足りなかったとすれば、歩の想いを汲み取れなかった事だろう。自分の恋愛感情を満たす為に相手を刺激するばかりで、歩の愛情を自覚していなかった。歩からは既に目一杯の想いを向けられているというのに、それを理解せず挑発してまったのだ。

 

 もちろん、おっぱいを味わったくらいで歩の怒りが収まるはずはない。そもそもが歩とアイリは対等ではなく、アイリが一方的に食い散らかされる関係である。このような無礼を許していては他の女の子にも伝染するかも知れない。ハーレムの主として生意気な女には上下関係をしっかり覚え込ませなければならないと、本能的に理解していた。

 

「そんな、そんなっ♥️ 怒らないでっ、私が悪かったから♥️ 何でもするから許してぇ♥️」

「だめです、許しません。……ほら、立ってください。確か奥に休憩室があるんでしたよね。そこで、しっかりおしおきしてあげますから……これで」

「ひっ……♥️♥️」

 

 乳首をつねられていたせいで気が付かなかったのか。

 いつの間にか、歩はズボンを下ろしチンポをあらわにしていた。バキバキに反り返ったチンポの先から涎のような先走りが滴り、アイリのスカートや座椅子に染みを作る。

 

 チンポを突き付けられながら据わった目で宣言され、アイリの心臓と子宮が竦み上がる。

 手首を掴んで無理やり引き立たせられ、部屋の奥へと引っ張られていく。

 頭一つ二つぶん背の低い、異能も持たないただの少年である。本来のアイリならば簡単に振りほどけるはず。それこそ魔術を使えば指一本動かす事なく歩を吹き飛ばせるだろう。

 

 しかし完全にマウントを取られ、骨の髄まで歩への愛情と屈服で満たされたアイリには、そんな事は出来るはずもない。

 ただ股間をぐっしょりとマン汁で濡らしながら、少年に引きずられていった。

 

 

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

 

 

 歩とアイリが店内から消え、しばらくして。

 喫茶店のドアが、ガチャリと開いた。

 

 入り口のドアは歩を連れ込んだ時点で、邪魔が入らないようにとアイリが鍵をかけていた。そもそも開店前の店であり、看板も立っていない。まだ客が来るはずもなかった。

 

 という事は、入ってきたのはこの店の関係者に他ならず。

 

「ちょっと、まずはノックしろとあれほど言っているでしょうリーゼリット。何度言えば分かるのですか!」

「だいじょうぶ。誰も、いないみたい。セラ、気にしすぎ」

 

 だからそういうコトではなく……と、セラと呼ばれた少女が額に手を当てた。

 

 それは銀髪が眩しい、二人の少女だった。

 

 年齢は十代半ばから後半といったところ。赤い目に雪国出身らしい抜けるような白い肌。色素が薄く、人形のように整った外見は人間味を感じさせない。白と黒が基調のクラシカルなメイド服を着ており、本来はキャップを被るタイプのようだが、今は着けていなかった。

 

 見た目のパーツは似かよっているが、実際に受ける印象は真逆だ。セラは肩口までの髪をさらりと流し、リーゼリットは少しクセのあるミディアムボブ、という髪型にもあるが──何より本人たちの性格によるものだろう。セラはきりりと眉尻を上げ、ピンと背筋を伸ばし、硬質な雰囲気を纏っている。対してリーゼリットは若干だらけたような、捉えどころのない雰囲気だ。

 

 セラとリーゼリット──愛称リズ──はアイリに、ひいてはアインツベルンに仕えるメイドである。人間味がないのも当然で、二人はアインツベルンによって製造されたホムンクルスだ。セラは細々とした事務作業や料理、掃除などを。リズはもっぱら腕力を活かした力仕事を担当している。

 

 二人はアイリの喫茶店開業を手伝う為に日本へ来ていた。メイドとして海外にいるアイリの家族の身の回りの世話をしていたのだが、アイリ本人に頼まれ急遽来日したのだ。

 一家についていたとはいえ、元々本来の主はアイリである。断る理由もなく、むしろアイリに奉仕出来るのは二人にとって喜ばしい事。一も二もなく飛んできたセラとリズはそれぞれの長所を活かして精力的に働き、アイリの手伝いをこなしていた。

 

 二人のおかげで予定より随分と早くアイリの喫茶店は開店まで漕ぎ着けようとしていた。そして今日も、いつものように作業をしに来た所だった。

 

「おや……奥様、いらっしゃらないわね。奥でお休みされているのかしら」

「呼んでくる? アイリさま、こだわりがあるみたいだし。内装とか、家具の配置とか。聞きながらやったほうがいいかも」

「それには及びません。連日作業しているし、奥様もお疲れなのでしょう。ほら、二人で始めるわよ。まずテーブルの組み立てから始めましょう」

「セラ、人使いが荒い……ちょっと手伝って。私ももう、クタクタ」

 

 リズがセラを見て言う。疲れている、とは言いつつもその表情や目はほとんど動かない。相当に近しい人でなければリズの言葉が本当かどうか、彼女が何を思っているかは読み取れないだろう。

 

 しかし、セラは数少ない近しい者の一人だった。はあ、とため息をつき、

 

「嘘おっしゃい、この程度で疲労が溜まるような造りはしていないでしょうに。減らず口はやめて働きなさい」

「……むう。セラ、そうやって相手にだけ、ようきゅうするのは良くない」

「はあ? 何よあなた、口が回るようになったわね。旦那様やイリヤさんや、それに彼と接しているからかしら」

 

 生意気な妹分にセラが眉をひそめた。

 リズは元々自我の薄い所があったが、一家と関わるにつれ情操が発達して来ていた。こういった反抗をするのもここ数年になってからの事である。

 

 とはいえセラは態度を軟化させるつもりはないようだ。そもそも火急の際には戦闘にも対応出来るよう調整されたリズと違い、セラの腕力は人並みかそれ以下である。まったく、と聞き流し、相手にしないつもりらしい。

 

 ますます不満そうになるリズ。表情が変わらなくても分かるほどだ。

 ムムム……とセラに反撃する手段を探す彼女は、やがてぴったりな方法に思い当たった。

 

「……はあ。セラは、私のくろうを分かってない。セラと違って、タイヘンなんだから」

「大変? いったい何の話────」

「だって。セラには、私みたいなおっぱいがない」

 

 ピキッ……とセラのこめかみに青筋がたつ。

 俯き、震える彼女にリズは尚も、

 

「このおっぱい、重いし、大きくて邪魔だし。物を持ちにくいし、立ったままじゃ足元が見えないの。セラには、分からないだろうけど」

「………………」

「セラが、うらやましいなあ。身軽でいいよね。アイリさまもおっきいし、セラだけ、仲間外れ」

「………………、ちょっと」

「ちなみに、まだおっきくなってるから。去年は92センチだったけど、今はそれいじょう。リズは? 1センチくらいは、おっきくなっ──」

「っっがあああああ! この馬鹿っ、人が気にしているコトを……! そこに直れっ、お説教です!」

 

 烈火のごとく怒るセラが掴みかかるが、知らないよー、とリズはひらりと身を躱す。もう一度飛びかかってもあっさり避けられてしまう。

 

 セラとリズの身体能力には天地の差がある。セラがどれだけ捕まえようとしてもリズは簡単に逃げてしまう。ムキになるセラが追いかけ回すが、到底追い付かなかった。

 しばらくたつと、部屋には平気な顔でテーブルを組み立てるリズと、その傍らで汗だくでひっくり返っているセラの姿があった。

 

「セラ、そんなところで寝てたらじゃま。早くどいて」

「はあっ、はあっ、はあ……! む、無茶言わないで頂戴っ、少し休ませて……」

「まったく、セラはダメダメ。自分が働けって言ったクセに…………ん?」

 

 ふと、リズが視界の端に何かを見つけた。

 

 テーブルの上に置かれた、光を反射している小さなもの。銀色の金属製のなにか。

 リズが手に取ると、それは指輪だった。シンプルだが高価そうなそれに、見覚えがあった。

 

「これ、アイリさまの……」

「はあっ、はぁ……どうかした、リーゼリット? あら、それ……奥様の結婚指輪じゃない。落とされたのかしら?」

「……そうは、思えない、けど」

 

 この指輪がアイリの指にしっかり嵌まるサイズなのはリズもよく知っている。もし何かの拍子落ちたとしてもアイリならすぐに気付くだろうし、つけ直すだろう事も。

 光にかざしてよく確かめてみるが、やはりアイリのものだ。装飾も宝石も内側に施された刻印も、二人の主が身に付けていたものと合致している。

 

 リズが周囲を検める。机には異変はない。しかし、

 

「この椅子……濡れてる」

「?? どうかした、リーゼリット?」

 

 キョトンとしたセラに構わず椅子を調べる。

 まだ若干の体温が残っている木製の座椅子。そこに落ちた雫の跡を嗅いでみる。

 

 と、

 

「~~~ッッ……!?」

 

 リズの優れた嗅覚に、今まで嗅いだ事のない匂いが直撃した。

 

 これが人間と身体性能の変わらないセラならマシだっだろう。しかし、リズは五感も人間を大きく上回る。

 そのケモノ並みの嗅覚が、それを直に嗅いでしまったのだ。並外れて優れたオスである少年による、今から女を犯そうとしているチンポから垂らされた濃厚な先走り汁を。

 

「ぐ、く……! ううっ……!?」

「ちょ、ちょっとリーゼリット、どうかした? 顔色が……」

 

 悪いわよ、と言おうとして、セラは思い止まった。

 滅多に表情を変えないリズが呻き、顔色を変えたから思わず『悪くなった』と思ったのだが……、実際は逆だった。

 

 リズの顔はお風呂上がりでもこうはならないというほど赤く染まっていた。いつも動かないはずの表情筋は緩みきり、酒にでも酔ったかのようにトロンとしている。目は潤んで焦点を失い、口は半開き。

 いつもの無表情が印象的だからこそ、それが崩れているのが強調される。リズを知っている者は一目で彼女だと分からないかもしれない、そんな顔をしていた。

 

「な、何……?」

 

 その顔を見て、セラは、以前観た動物の生態を追ったテレビ番組を思い出した。狩りやら縄張り争いの他に、交尾についてもまとめていた番組。人間なんか映っていなかったのに、確かにこんな顔を見た気がする。理性が飛んでしまった顔。うわべの仮面をはぎ取られ、本能が剥き出しになった顔。

 

 ──発情、という言葉が脳裏をよぎった。

 

「っ…………この匂い、まだ」

 

 続いている、とリズが呟く。

 

 彼女の視線は下を向いている。釣られるようにセラが床を見れば、かすかに雫の跡が残っているのが分かった。座椅子から始まったそれは点々と続き、部屋を横切っていく。

 

 それは、休憩室に繋がるドアへ続いているようだった。

 




衛宮・アインツベルン家については、本編とプリズマイリヤの中間くらいの世界線な感じでひとつ。

迷いましたが、人妻&メイドさん書くのが楽しいのでこのままセラリズ編に行きたいと思います。カレン編がおとなし過ぎたのでエロ多めにしたいですね。

どのキャラクターの話が読みたいですか?

  • 月姫より「姫アルクェイド」
  • 月姫より「有間都古」
  • Fateより「美綴綾子」
  • Fateより「セラ&リズ」
  • 空の境界より「浅上藤乃」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。