「まったく、おどろいちゃった。セラが、そんなにムラムラしてたなんて」
「む……ムラムラとか言わないっ。それより貴女こそなんのつもりよ、狸寝入りなんて」
「んー?」
眠りこける歩を挟んで姉妹が言い合っていた。
むっくりと起き上がったリズをセラが睨む。
出来るだけ目元をキツくするセラだったが、リズはどこ吹く風だ。呑気にくあっとあくびをして、
「べつに、寝たフリじゃない。セラがうるさいからおきた。だって、隣でメスまるだしでアユムを襲おうとしてるんだもん。誰だっておきるよ」
「め、めす……っ!?」
「うん。薄目でみてたけど、ひどいカオしてた。わりとドン引き」
けろっと言われ、セラは唇をわななかせる。
リズはどこか常人と感性がズレているところがあるが、それでもこんな事で嘘はつかない。
ならば、自分が歩に対し劣情を晒していたというのは本当なわけで。
妹の変貌に驚いていた自分の方も少年に変えられてしまっていたのだという事に呆然としてしまった。
「そっ、そんなハズは……私はべつに」
「それに、セラ、言ってたじゃん。なんで私に手をださないの、って。あれってつまり、手をだしてほしいってコトだよね?」
「──っ! ちがう、ちが……」
「だいじょうぶ、セラ」
真っ赤な顔を振るセラ。
リズはそんな姉の頬に手を当てて言う。
「アユムはね、セラもじぶんのモノにするつもりだよ。ただ、いきなりだとセラもびっくりしちゃうから、焦らしてただけ。セラにきょうみがないとかじゃない。むしろ『セラさんみたいな人は大好きです』って言ってたから」
「うぇ、ほ、本当にっ……!?」
「うん、ホント。自分でいってたから、まちがいない」
「っ……♡」
とくん、と人工物の心臓が跳ねる。
まるで興味を持たれていないと思っていた少年。アイリとリズが主と認めた牡。そんな相手に実は好意を持たれていたと知って歓喜してしまう。
セラはある意味、リズはおろかアイリよりも女性らしい感性を持っている。
いつもは従僕としての役割を優先するため女としての自分を表に出す事はないが、一皮剥けば年頃の少女らしい部分が顔を出す。そんな彼女にとって、歩に女性として求められていないかも知れないというのは大きな不安だったのだ。その不安が取り払われて、セラの心に安堵が広がる。
「アユム、早く触れたい、セラとえっちしたいって言ってたよ。セラの凛とした声とか、すっと伸びた背筋とか、きりっとした表情とか。そういうの全部とろとろのくちゃくちゃにしたいなって」
「え……ええぇぇぇ……!? な、なんですかそれっ……♡」
「でもタイヘンだったんだから。焦らすのはいいけど、アユムったらセラとえっちしたいってムラムラを私で解消するんだもん。フェラもパイずりもやらされまくって、でも私も本番えっちはおあずけ。そろそろオナニーじゃ限界だったから、セラがぷっつんしてくれたのはよかった、かな」
「ぐ……な、なんてフケツなっ。私はそんなコトをする気は……!」
「えー? あんなメス顔さらしてそれいっちゃう?」
呆れたように言われてセラが言葉が詰まらせる。確かに歩の寝込みを襲っておいてその気はない、などという事は通らないだろう。それでもセラは声を張った。
「ええ、言います、言いますとも。私はそんな軽々しく身体を預けるようなコトはしませんっ。アインツベルンのメイドとしての気品を忘れる気はありませんし、それに……好きな人、が」
「……ああ、そういうコト。セラったら、シロウに義理立てしてるんだ。なんていうか、セラらしいね、それ」
ふうん、と感心したように頷くリズ。
それが姉妹の大きな違いと言えるだろう。セラも初恋の相手と目の前の少年、本能に従った時どちらを選ぶべきなのかはもう理解してしまっている。
けれど、答えが出たらあっさりそちらを選ぶ事の出来るリズと違い、セラはなかなか一歩を踏み出せない。それは義理固く、また過去の積み重ねを大切にするセラならではの一面だった。
「──うん、そうだね、セラ。たしかに、セラはまだ、私やアイリさまごしに見てただけ。間近で見たわけでも、触れたわけでもないもんね。でもね、セラもじぶんで体験してみたらすぐわかるよ」
「…………え? それはどういう」
「しょうがないから、セラにおしえてあげる。その義理立てが、どれだけむだで意味のないコトなのか、ね」
言って。
コツン、と、リズがセラと額を合わせた。
その瞬間、
「な……っ、ぁ────!!???」
入ってくる。
セラの脳裏に、体内に、リズの記憶が流れ込んでくる。
アインツベルンのホムンクルス、しかも同じ小聖杯失敗作を調整した同型機であるセラとリズ。
魔術的なパスで繋がっている二人は、感覚や記憶を共有出来る。
今のはその応用。リズは、ある経験にのみ絞って、五感のデータをセラへアップロードしたのだ。
その経験とは、勿論。歩とのまぐわいである。
「ひぃっ♡♡ やだっ、おちんぽ大きすぎますっ♡ そんなの咥えられな……やめて射精しないでっザーメンくっさいぃぃぃっ♡♡ ちょっとどれだけ出すんですかぁぁ♡♡ お腹パンパンになっちゃいますっ、胃袋ザーメンでいっぱいになるぅうううっ♡♡ ……っえ、な、なに、ちょっと待っ……お゙っっ、お゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!??♡♡ ひぎぃっっ♡♡♡ やめ、おまんこほじらな、っっぐぅぅううううう~~~っっ♡♡ あああイクっ♡ イグイグイグっっ♡♡♡」
「ぷっ……あは、セラったら。腰へこへこ振っちゃって、みっともないなあ」
「おっ♡ ほ♡ ほ♡ ほぉ~っ♡ 処女膜コリコリやらぁぁぁ~っ♡ おまんこ痺れるぅっ♡ おごぉっ♡ っっ♡ リズっ♡ た、助け♡ 助けてっ♡ おまんこ犯されてるっ♡ 気持ち良すぎて死ぬっ♡♡ 死♡♡♡」
「死なないよー、私のきおくを見てるだけだから。それに、まだ犯してもらってないよ。それ、ただの指マン。でもすっごく良いでしょ」
くすくすと笑うリズ。記憶に翻弄されるセラはそれに言葉を返せない。
「んむぅっ、べろ、れろれろぉ~っ♡ ちゅっちゅ♡ ぶっちゅぅぅぅぅ♡」
セラがタコのように唇を伸ばし舌を回転させる。
記憶の中の少年と交わす不様なエア・ディープキス。もとより歩とキスしたがっていたセラである、リズが歩とした舌を絡めるキスの記憶を流し込まれ、鬱積していた少年への欲望が爆発した。まるで自分がキスをしているかのような錯覚に陥ったセラは、記憶の中のリズより遥かにみっともなく歩の唇を貪ってしまう。
追体験に煽られたセラは股間に手を伸ばし、ぐちゅぐちゅとオナニーをしていた。ベッドに顔面を押し付けて唸りながら腰をびくつかせる。整えられたメイド服のスカートが乱れるのも構わず処女マンコをほじくり回す。
「おごぉぉおおおおおお~っ♡♡ キモチいいとこ弄らないでぇ♡ なにこれっ♡ この子に責められてるの分かるっ♡ 精液の味も舌で味わってるみたいっ♡♡ やだやだぁっ♡ 負けるっ♡ こんなオスの力思い知らされたら♡♡ 負けてこの子のメスになっちゃうわよぉぉおおおおおっ♡♡」
リズが歩から受けたキスや手マンや飲精、それらの感覚データが、歩との行為をセラに教える。
セラに性行為の経験はなく、せいぜい拙い手付きで自慰をするくらい。そこに主と妹を目の前で落とし自分も興味を持っていた少年との快感にまみれた記憶を植え付けられたのである。セラの『義理立て』を破壊するには十分な快楽だった。
ぎりぎりと痛いくらいにセラの子宮が引き絞られる。手マンの快楽も歩の精液もあくまでデータとして受け取っているだけでセラ本人が直接触れたものではない。セラの身体が本物を寄越せと叫んでいる。
「欲しいっ♡ この子の精液欲しいっ♡ えっちしたいっ♡ 奥様みたいに、あんな風に私も逞しいおちんぽでズコズコハメ潰して欲しい~っ♡」
「あは、本音がでちゃった。いいの? アインツベルンのメイドにはもどれないよ? シロウのコトもわすれなきゃだよ? アユムは女の子をひとりじめしたいタイプだからね。なるなら、ぜんぶアユムに捧げないと」
「~っっ♡♡ 酷いっ、たくさん女の子に手をつけてるのに♡ 姉妹揃ってメス奴隷メイドになれなんてぇ♡♡」
ぽろぽろと涙の粒を溢してセラが咽び泣く。
しかし、それももう言葉だけ。マン肉をほじりながら歩の寝顔を見つめるセラの目は、リズやアイリと同じく彼への恋慕に満ちている。
ぐいいぃっとセラの尻が持ち上がっていく。細い指で浅瀬を掬っているだけなのに、歩との感覚を重ねるだけでアクメへ一直線。少年の精を求めて性欲が暴走している。
「お゙っ♡ お゙っ♡ お゙♡ お゙♡ お゙♡ あ、ゆむ……さま♡ 歩様っ♡ 御主人様ぁ♡♡ イグッ♡♡ イッ♡♡ ぐ♡♡♡」
セラの子宮で快感が爆発した。
人造ホムンクルスとして生を承けてから一度も味わった事のない暴力的なアクメ。それはリズから与えられた幻の歩との記憶と混ざり合い、セラをもう引き返せない場所まで連れていく。股間からは愛液がしとどに溢れ、ショーツどころか厚めのメイド服のスカートにまでずっしり重く染み込む。その奥のマンコでは、まだ処女膜はぴっちり残っているというのに子宮はくぱくぱと口を開いて歩の精液を欲しがっていた。
数分間アクメを堪能したセラの身体がどさっとベッドに落ちた。疲れ切ってしまい、汗だくで全身に力が入らない。涙と涎をシーツに垂れ流しにして身を震わせている。
「よしよーし、気持ち良かったねー、セラ。いっとくけど、歩にちょくせつ触れてもらったら、もっと感じちゃうからね。そりゃもう、女性体でよかったー、ってくらい」
「ふぁ……♡」
「どう? アユムにぜんぶ、ささげる気になった?」
ぽんぽんとセラの頭を撫でながらリズが歩のズボンを下ろす。
パンツに引っ掛かったチンポがぶるんと勢いよく跳ね上がった。仰向けで眠る少年の股間にそびえる朝勃ちチンポ。細身で小柄な歩には不釣り合いなくらいに立派なそれにセラは圧倒されてしまう。
「あ、あ……♡ なんて……逞しくて……♡ コレで奥様を躾けたのね……♡」
「ふとくて、ながくて、かたくてデコボコしてて♥️ 私もはやく、コレでお腹をぐりぐり~ってしてほしいよ♥️」
リズが指先でなぞれば悦ぶようにビクビクと震えるチンポ。
セラも手を伸ばすが、リズに制止されてしまう。
「だめだよ、セラ。ちゃんとアユムに身も心もささげるってちかわなきゃ。──そうだね、決心できたら、アユムのおちんちんにチュッてキスしてみよっか。ファーストキスをおちんちんにささげるの。うれしいよね? こうえいだよね? 他のみんなも経験してないんじゃないかなー、おちんちんとのキスがはじめて、なんて」
「はっ……は……♡ き、きす……歩様のおちんぽと……♡」
セラの瞳の焦点がチンポだけに絞られる。見開かれた眼に歩のチンポ以外映らなくなる。
誘蛾灯に吸い寄せられる虫のようにチンポへ顔が近づいていく。ふらふらと顔を寄せて、チンポの熱さが唇に感じられそうなくらいに近づいたとき、セラが思い止まった。チンポにキスしたら最後、二度と後戻り出来なくなってしまうだろう。これまで通りアインツベルンのメイドとして過ごすコトも初恋の少年と一緒にいる事も。
「迷っちゃってるの、セラ? ごうじょうだなあ。でも、比べてみたらわかると思うよ。……シロウのおちんちんも、セラにあげた記憶にはいってるよね」
「あ、ああ……っ♡」
リズが以前見たお風呂上がりの少年のモノが、セラの脳裏にまざまざと甦る。
それは──普通だった。まったく人並みの、決して笑われるような粗末なモノではない男性器だ。
しかし、そんなモノではもうセラの心はときめかない。
今目の前にそびえる女殺しのチンポとは格が違う。大きさも、色も形も。元から優れていた歩のチンポは数々の女の膣で磨かれた事によって凶悪なモノへと成長している。
なにより。全身全霊でひれ伏すに値する御主人様のモノと、少し気になっていただけの男子のモノでは、もはやセラにとって次元が違いすぎるのだった。
「ん、む……ちゅっ♡♡ ちゅぅうう~~っ♡♡」
一度決心してしまえば、セラが新しい主に鞍替えするのは早かった。
尖らせたセラの唇が、歩のチンポと触れ合う。
じんわりと先走りが滲む鈴口へセラはキスした。艶やかなピンクの唇でむちゅり、ぷちゅ、とチンポを押す。うっとりと目を閉じて指を組みながらキスする様は礼拝でもしているかのようで、歩に対する忠誠を物語っていた。あくまで誓いのキスである、お口にチンポを頬張りたいのを堪えて唇だけを押し当てる。ちゅっ♡ちゅっ♡むちゅっ♡と新しい御主人様にベーゼの雨を降らす。チンポはセラの唇がやけどしそうなほどに熱く、その熱を感じるたびにセラの心がより深く屈服していく。
「ちゅ♡ 誓います♡ もうアインツベルンも♡ 士郎もどうだっていい♡ ちゅ、ちゅうっ♡ 歩様が私の本当に仕えるべき御主人様です♡ 歩様とこのおちんぽに、絶対の奉仕と服従をお約束致します……♡♡ ちゅっ♡」
隷属の口上を述べる。
クールで棘のあるメイドは、妹に見守られながら、眠ったままの少年に屈服したのだった。
主人公が知らないうちに勝手に堕ちてく女の子かわいい。
年末+遅筆で時間がかかってしまいました。次は早めに投稿出来るといいなあ
どのキャラクターの話が読みたいですか?
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月姫より「有間都古」
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Fateより「美綴綾子」
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Fateより「セラ&リズ」
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空の境界より「浅上藤乃」