※この作品はR-18です。

型月ハーレムマンション   作:七味胡椒

6 / 42
※作者の趣味により、当SSのライダーさんは性的にクソザコです。ご了承ください。


座位情交(ライダー)

 全校生徒集まっての朝礼はいつもかったるいものだ。

 それが、寝不足の朝ともなれば尚更である。

 

「ふああ…………」

 

 歩は大あくびをした。周りを見れば、数百人の生徒が歩と同じように突っ立っている。

 

 歩の学校は中高一貫で朝礼や行事も合同で行うので、広い体育館の中、十代始めの年頃から後半まで幅広い年齢の生徒がいた。アルクェイドやライダーほどではないが、歩からすれば最上級生あたりはもう大人に近いような印象だった。

 

「……また、来月行われる文化祭では例年通り中等部高等部が連携し合っての行事になります。保護者の方や外部からの来賓も多くいらっしゃいますから、滞りなく当日を迎えられるよう……」

 

 壇上では生徒会長がスピーチをしている。学業運動容姿素行すべてにおいて完璧と名高い、この学校はおろか他校からも有名な女生徒だ。艶やかな黒髪をツーサイドアップにした美少女で、今も隙の見当たらない様子で原稿も見ずに話し続けている。何でも高等部では毎日のように男子生徒が告白していて、その尽くが玉砕しているのだとか。

 

 とはいえ、歩とは接点のない存在だ。歩もその他の例に漏れず彼女に憧れてはいたが、それは恋愛感情というより尊敬に近かった。半分閉じそうな目でぼうっと見上げていると、その内に話が終わりを迎えていた。

 

「……では、これでわたしからの話を終わります。ご清聴有難うごさいました」

『高等部生徒会会長、遠坂凛さんのお話でした。では次に生徒指導担当の──────────』

 

 今度は年配の男性教諭が壇上に上がる。まだ朝礼は続きそうだ、と歩はあくびをかみ殺した。

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

「…………ふぅっ。どうなるかなあ……」

 

 今日は授業が午前中で終わりだったので、歩は昼過ぎには学校を出ていた。

 昨日の帰宅時と違って、少し重い気分。それは昨夜の悪夢の疲れが意外と残っていた事もあるし、今日がアルクェイドからの返事を聞く日でもあるからだった。

 

「う……ほんと、なんであんな夢を見たんだろ」

 

 夢の事を踏まえて今朝言葉を交わしたライダーを思い浮かべると、心臓がドキッとした。何故だか彼女の顔が脳裏から離れない。

 

「ちょ……待って待って。何であの人を思い出しちゃってるんだ」

 

 その動悸がアルクェイドに感じる物に近い事に気付いて、慌てて首を振った。とてつもなくリアルだったとはいえ、一度性的な事をする夢を見たくらいで想いを寄せてしまうのか、と自省する。

 

 とはいえ、それも無理のない事だった。歩のような性欲と情愛の区別の付かない年若い少年にあの悪夢は強烈過ぎた。それに歩は自分が勝手に見た夢だと思っているものの、実際の所はライダーが宝具を用いて行った求愛行動のようなものだ。また、この少年は心を寄せて来る相手には出来るだけ応えて喜ばせたいという無垢な甘さを持っていた。本能的にライダーの想いを感じていた歩は、進んでそれを受け入れてしまう。

 

 要するに、既に歩はライダーに惚れかけていて─────そんな彼の性格が無自覚な女たらしの原因になっていくのだが、それはまた別の話。

 

「はあ、今日も暑いな…………ん?」

 

 自分の裡で渦巻く感情を自覚せずマンションの前まで差し掛かった歩が、建物の前にいる一人の少女に気付く。

 

 シンプルなピンク色のエプロンを着て、竹箒でマンションの自動ドアの前を掃いている。独特な色調の黒髪が美しい。歩はまだ高校生である彼女が住み込みでこのマンションの管理人を任されている事を知っていた。

 

「管理人さん、こんにちはっ」

「あら、歩くん。今日は随分早いお帰りですね」

 

 手を止め、にこにこと笑って管理人さんが歩に答える。ここの管理人さんはまだ若い少女だというのに、母性たっぷりだった。その胸部と腰つきはアルクェイドやライダー並み。彼女たちと比べて一回り小柄なので、豊満さがより強調されている。性格の方もそう。軽く屈んで目線を合わせてくれる彼女の優しさが歩は好きだった。

 

「今日は午前で終わりなんです。管理人さんは、これから植物園の手入れですか?」

「ううん、そっちはもう終わった所です。もしかしてまた手伝ってくれるつもりでしたか? ありがとうございます」

 

 甘い声色で、年下の歩にも彼女は敬語を崩さない。何度かマンションに住む子供等と話す所を見た事があるが、そちらには普通に年下の子供と接するような口調だった。まるで自分が特別扱いされているような気になって、歩の胸が弾む。

 

「いえ、管理人さんとお花の世話をするのは楽しいですから。あの植物園って管理人さんが作られたんですよね? 凄いですね、一人であんな立派なのを作ってしまうなんて」

「ふふっ。実家にああいう植物園があって、そこの手入れも私がしていたんです。経験の賜物ですね」

 

 口に手を当て、上品に笑う。おしとやかな様子に歩は見惚れてしまった。

 

「それに、私一人じゃありません。手伝ってくれた人がいるんです。このマンションに住んでる人ですよ」

「っと……そうなんですね。お友達か何かですか?」

 

 気を取り直して歩が聞く。

 

「友達…………うん、そんな感じかなあ。彼女、見た目は少し近寄りがたいかも知れませんけど、優しい子なんです。歩君もきっと仲良くなれると思うな」

「へえ……。仲良くなるって言えば、僕、ライダーさんと仲良くなったんですよ。ここの住人の方の。今日……いや昨日かな、初めて話したんですけど。最初はちょっと怖い人なのかなって思ったんですけど、話してみたらいい人で、僕の事を心配してくれました」

「──────────え?」

「?」

 

 管理人のお姉さんが歩の方をぱっと振り向く。それから俯いて、

 

「…………彼女ったら、まさか。いえ、ただお話ししただけ、そうよね。……でも万が一というコトもあるわ。ふふ、本人にしっかり確認しておかないと」

「あ、あの……管理人さん?」

 

 不意に黒い笑みを浮かべたお姉さんに、歩が少し引いてしまう。それに気付いた管理人さんは取り繕うように手を振った。

 

「あっ、ごめんなさい。それじゃ、私はお掃除に戻りますから。歩くんも気を付けてね。……色々と」

「は、はあ」

 

 管理人さんはすたすたとマンションの中へ消えて行った。

 

「あの、管理人さん? ……あれ、いない」

 

 続いて歩が自動ドアを開け入室する。

 しかし、すぐ前にエントランスをくぐったばかりのはずの少女の背中は、もうどこにも見当たらなかった。

 

 

 

 

 

「管理人さん、足速いのかなあ。なんか一瞬で消えちゃったような……」

 

 歩が独りごちながらエレベーターに乗り、目的の階まで昇って行く。チン、と軽い音と共に扉が開いた。

 自室に辿り着く。鍵を取り出しながら、ふと隣室を見た。

 

(……アルクェイドさん、いるかな)

 

 彼女からは時間が出来たら来いと言われている。少し休憩してから訪ねようと思っていたが、もう今特攻するべきかも知れない。

 

「う、うーん……」

 

 どうしたものか。迷う少年が唸っていると、

 

「歩」

「えっ?」

 

 背後から女性の声がした。振り向けば、朝も言葉を交わしたライダーが立っていた。

 

「ら、ライダーさん。そこで何を?」

「今お帰りですか」

「あ……は、はい。たった今」

 

 歩の言葉を聞いて、ライダーは口を噤んだ。ちらり、と何故か歩と同じようにアルクェイドの部屋に視線を飛ばすと、

 

「では好都合だ。悪いですが、少し眠っていてください」

「へ──────あ、ぅ」

 

 一瞬、ライダーの右手が霞んだ、ように見えた。

 首筋に衝撃を感じる。それに疑問を浮かべるより前に、歩の意識は掻き消えていた。

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

「う……ん……」

 

 暗闇の中、歩は目を覚ました。

 

「っ……? ここ、どこ…………」

 

 一人がけの椅子に腰掛けているようだ。立ち上がろうとして、ジャラ、という音と共に突っかかる。見れば、両腕をそれぞれの肘置きに、両足首を椅子の足に鎖で縛り付けられていた。

 

「ま、またこの夢……!? いや、でも」

 

 後から思えば夢だった事に納得できる程不確かだった昨夜の記憶に比べれば、今の意識は鮮明だ。鎖の冷たさを感じる皮膚の感覚も、頬に当たる空気の感触も、完全にリアルで現実としか思えない。

 

 ガチャガチャと歩がどうにか鎖を振り解こうとする。そこへ、

 

「無駄ですよ。それを貴方が振り解くコトなど出来ません」

「あ……ライダーさん!?」

 

 昨日の焼き直しのように紫髪の美女が現れた。違うのは、あの色気を振り撒くボディコンではなく、歩の知る眼鏡にセーター姿だった事だ。

 

「あ、あの。これは一体……?」

「寝不足のせいか、よく眠っていましたね。今はもう夜ですよ。……それよりまず、昨夜の説明をしておきましょうか。もう隠しても仕方ないですからね」

 

 ライダーが、四角い瞳孔で歩を見据えながら言う。

 

「唐突ですが、私には貴方の想像の及ばない数々の異能がある。あの悪夢はその一つです。貴方に興味を持っている私が、少しばかりその精気を頂戴しました」

「はっ、はあ? 悪夢って」

「昨夜、私に口淫される夢を見たでしょう? そのコトですよ」

 

 目を白黒させ戸惑う歩。しかし、あの夢は誰にも口外していないはずなのに、普通なら思い付かないような淫靡な内容を彼女は当てて見せた。

 

「ついでに謝っておかないと。感情の制御が出来なかったとはいえ、昨夜は少しやり過ぎました。謝罪させて頂きます」

 

 謝る、と言いながらもライダーは頭を下げる様子もない。蜘蛛の巣に囚われたような歩をじっと見ている。

 

「え、えっと、意味が分からないんですが。ライダーさんがあの夢を見せたなんて……いや、例えそうだとしても、それでどうして僕はこんな事になってるんです?」

「話を聞いていなかったのですか」

 

 言って、すっとライダーが歩に近寄った。ぴと、とその頬に手を当て、

 

「貴方に興味がある、と言いました。……分かり易く明言すれば、私は貴方に好意を持っている可能性があります。今日はそれを確かめに来ました」

 

 そうして、そのままチュッと歩に口付けた。

 

「んむ…………っ!?」

「ぷちゅ、ぺちゃ……ちゅっちゅっ、ちゅぱ……♡」

 

 驚いて顔を背けようとするものの、がっちり手で頬を挟み込まれて身動き出来ない。そのまま口内を蹂躙させてしまう。

 

「ちゅるるるる……♡ ぺちゃ、むちゅっ♡」

 

 舌はおろか歯の一つ一つまで舐めしゃぶられる。しばらくして満足したのか、ぷはっとライダーは口を離した。

 

「ふぅ……っ。……ああ、そんな顔で見ないで下さい、歩。貴方を虐めたくなってしまうではないですか」

「う、う…………っ!?」

 

 怯えが混じった顔で自分を見詰める歩に気を良くしたか、ライダーは微笑みつつのそりと歩の膝の上に跨った。

 

「実はですね……私は男性も女性もいけるクチなのです。いえ、どちらかといえば女性の方が好きなくらいですか。セックスの相手としては男性が都合が良いですが」

 

 ふう、ふっ♡ と息を荒げる音。歩は最初、怯えた自分が呼吸音を立てているのかと思った。

 しかし違う。それは、興奮したライダー自身によるものだった。

 

「更に言えば、無駄に図体の大きい私よりも小柄で、可愛らしいモノが好きなのです。……分かりますか? 中性的で、小柄で可愛らしく、ついでにペニスの立派な貴方はですね、不遜な事にこの私の好みのど真ん中を突いてしまっているのです。魔術師でも異能者でもない貴方が、英霊メドゥーサたるこの私の心を掠め取ろうとしている」

 

 口調に怒りが混じる。しかし彼女の股間はそれと同時進行で、すりすり♡ と歩の股間に擦り付けられていた。それはまるで彼女の建前と本能が乖離しているかのようだった。

 

「しかも貴方は先に注目していた私に目もくれず、あの吸血鬼に求愛しようという。これは看過できません。このようなコトを見過ごしていては邪眼の名が廃る。ですから」

 

 ライダーの両腕が、ぎゅうっと歩の首筋に絡められる。歩を見下すような言葉に反した、恋人を抱くような優しい抱擁。

 

「ですから……っ、貴方を、性的に凌辱して差し上げます。そうして歩が無残な姿を晒せば貴方に興味など無くなるでしょうし」

 

 そして、至近距離から歩を潤んだ目で見て、

 

「あ、貴方も……金輪際、私に関わろうとは思わなくなるでしょうから」

 

 そう呟くと、するすると自分のジーンズを脱いだ。同時に器用に歩のスラックスも下ろす。

 キスのせいか、不器用な告白のためか、歩のチンポはもう勃起していた。そしてそれ以上に、ライダーの性器はしとどに蜜を垂らしている。ライダーは竿を指で支え膣口にあてがうと、躊躇わずにゅるり♡ と腰を下ろした。

 

「くあ……っ」

「あ……、はあぁぁぁぁぁぁぁ……♡ これが、歩の……っ」

 

 コツン♡ と子宮をチンポが小突くと、ライダーが歓喜の溜息と共に痙攣する。それは彼女にとって気持ち良くも、更に心を追い詰められる事だった。なぜなら、

 

「ら、ライダーさん……もしかして今のでイッて……?」

「くっ、うううううううぅぅぅ♡ い、イクものですかっ……この程度で、私が……♡♡」

 

 そう答えるが、強がりである事は明白だった。常は怜悧な表情を浮かべている顔はすっかり蕩け、子宮口は歩のチンポをもてなすようにちゅうちゅうと亀頭を吸っている。

 

「く、ふっ……で、では動きますから……泣き言を言わないように……っ」

 

 決死の思いでライダーが腰を上げる。と、体重を支えていたライダーの膝がずるりと滑った。股を開くように、ライダーの腰が歩の腰の上へ落ちる。

 

 全体重を掛けて、ライダーの子宮口と歩の亀頭が激突した。

 

「ご、ぉ…………ッッ!!????!!?? あ゙っ、ゔほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……♡♡♡」

 

 容赦ないアクメがライダーの背筋を貫いた。仰け反って白い喉を晒すライダーの身体が、びっくんびっくんと危険を感じさせるほど痙攣する。

 

「ら、ライダーさん、大丈夫ですか」

 

 自分も快楽を感じながらもライダーよりはまだ余裕のある歩が声を掛ける。

 ライダーは答えない。どさり、と力の抜けた彼女が歩にもたれ掛かった。

 

「あ、あの、ライダーさん? …………うわあ」

「ごぷ……っ♡ ブクブクブク…………♡♡」

 

 首を傾け彼女の横顔を見た歩が若干引く。

 昨夜は夢の中で歩を搾精し虐めていたライダー。そんな彼女は余りの快感と刺激に耐えられず、幸せそうに泡を吹いて気絶していた。

 

 

 

 

 

「……ぁ…………? 私は……何を……」

「あ、ライダーさん。やっと起きましたか」

「ッ……!?」

 

 歩にしなだれかかっていたライダーが目を覚ました。状況を把握できず、目をぱちくりと瞬かせている。

 

「な、な…………っ? あ、歩……私はどうしたのですか……?」

「えっと、その。エッチしてる最中に気絶しちゃいました。3分くらいですけど」

「は? 気絶って…………っっ!!?」

 

 がばっとライダーが身を起こす。その拍子に膣の天井へ亀頭が擦れて、また「あんっ♡」と喘ぎを漏らした。

 

「ぐ、く……っ! そんな、私が失神絶頂を喰らうなど、有り得るはずが……っ」

「あの、ライダーさん。鎖を取って貰えませんか? 僕、逃げたりしませんから」

「く……」

 

 逡巡する。しかしもう意地を張っても仕方ないと悟ったのか、素直に歩の四肢を縛る鎖を解いた。

 溶けるように鎖縄が消えて行く。それを興味深げに見つつ、解放されたのを確認してから、歩が言う。

 

「ライダーさん。……あの、何ていうか、気落ちしないで下さい」

「ぐすっ……。要らぬ慈悲を掛けないで下さい。それは時に残酷というモノです」

 

 涙ぐんでライダーが言った。

 

「どうせ私を笑いたいのでしょう。粋がっておきながらあっさり気絶アクメをかます女などいい笑いモノです。ええ、分かります。立場が違えば私も指をさしている所ですよ」

「ライダーさんっ」

 

 拘束を解かれたというのに、逃げようともせず歩がライダーの両手を握った。驚くライダーに、

 

「僕、嬉しかったです。ライダーさんが僕の事を好きだって知って。笑う訳ありませんよ。気になる人が自分を好きだったなんて、光栄な事です」

「え……、気になるって……」

 

 言われた事を信じられないというような様子のライダー。そんな彼女に歩ははにかむ。

 少し頬が染まった笑みで、

 

「……僕、アルクェイドさんの事が好きですけど……ライダーさんの事も好きになっちゃいそうなんです。ええと、我ながら単純ですよね。好きだからずっと見てたって言われながらエッチしたら、自分もその気になっちゃうなんて」

「……………………!!」

「ら、ライダーさん?」

 

 ライダーが歩の胸板に額を擦り付ける。そのまま囁くように、

 

「……今そんな事を言いながら笑顔を浮かべるのは、反則です」

「え……?」

 

 小声を聞き漏らしてしまい、聞き返す。

 そんな歩にライダーは答えない。面を上げて少年を見る表情は、何か吹っ切れたような顔だった。

 

「まどろっこしい話は止めにしましょう、歩。─────────私は貴方に抱かれたい。貴方が好きだから、性交をしたいのです。貴方はどうですか? 私と……エッチしたいですか」

「う…………し、したいか、したくないかで言えば」

 

 ライダーの膣内で萎えかけていたチンポが硬度を取り戻す。むくむくと角度を上げ、再び彼女のマンコを力強く割り開いていく。

 

「凄く、したい……です」

「…………♡♡ 嬉しいです、歩……♡」

 

 ライダーの顔が幸せに満ちる。今度はゆっくりと腰を上下させ始めた。それは、最初のような自分本位ではなく、歩のチンポを気持ち良くさせる為のいじらしい膣コキだった。

 

「ライダーさんっ」

「あ…………♡♡」

 

 そんな彼女を見ては歩もただ座ってはいられない。細い両腕でライダーの腰を掴み、彼女の弱点を探りつつマンコを亀頭で抉る。

 

「く、ふっ……」

「あ、あ、あ♡ 歩っ、そこ良いです……ふあああ……♡♡」

 

 二人の身体を幸福感が包む。心が通じ合ったが故の甘い快楽が歩とライダーに押し寄せていた。

 

「はふ……♡ ちゅっ、ねちゃねちゃっ♡ 歩、私の舌、吸って下さい……♡ んむっ、んん~~~♡♡」

 

 歩がセーターの上からおっぱいを揉みしだきながら、ライダーの舌を吸う。ライダーは嬉しそうに目を細めた。

 ぱちゅん、ぱちゅんとゆったりしたピストンで腰が打ち付けられる。そんな緩いセックスでも、二人はもう十分な快楽を得られるようになっていた。

 

「歩、好きです……♡」

 

 感極まったように、ライダーが言った。

 

「貴方が好きなんです、大好きっ……♡ 一目惚れだったんです♡ それからずっと陰で貴方を見てて、貴方で自慰をしていてっ♡ 貴方のコトを深く知るようになったら、もっと好きになってしまいました♡」

 

 ぷちゅん♡ くちゅっ♡ と腰をグラインドさせながら、ライダーが言葉を零す。

 

「それなのに、貴方はあの吸血鬼のコトばかり気にしていて♡ そんな貴方を見ていたら、我慢出来なくなってしまいました……♡ このままじゃあの女に貴方を取られてしまうと思うと、いても立ってもいられなくて♡ 最後の想い出にしようとあの悪夢を見せたのに、貴方があんな顔で笑いかけてくるんですから……っ♡♡」

 

 涙を浮かべながらのライダーの告白。それを真っ直ぐぶつけられて、少年の自制心が保つはずもなかった。射精に近付き始めたチンポでライダーの中を掻き回しながら、

 

「ぼ、僕も好きですっ、ライダーさん! 好きになっちゃいますよ、こんなの! 僕だって、昨日のライダーさんが忘れられなかったんですから……!」

「……っ♡ 嬉しいっ♡ お願いしますっ♡ 側に置いて下さいっ♡ 二番目でもいい♡ 三番目でも四番目でもいいですからっ♡ 私のコトも好きになって下さい、歩……♡」

 

 大人の美女にそぐわない、いじらしい台詞。男心をくすぐる言葉を浴びせられ、歩のチンポがぐぐっと持ち上がる。目の前のメスを自分の物にする為に、チンポの中心を精液が駆け上がる。

 

「あっ、来るっ♡ 歩の精液っ、好きな男性の精液っ♡ 私の子宮に来────────♡♡♡」

 

 こりこりと子宮口を亀頭が押し上げる。その感触に、ライダーが三度目のアクメを迎えた時。

 

 どぷっどぴゅるるるるっ! びちびちっ、びゅくくくく…………! 

 

「く、は……っ!」

 

 子宮に精液が注がれた。歩が歯を食いしばる。前立腺が痺れそうな快感が少年の全身を駆け巡っていた。

 

「あ、はぁ…………♡ すごいです……♡ 愛する人の精液、お腹いっぱいに……っ♡」

 

 お腹を押さえると、ごぽごぽと精液の泡立つ音がする。それほど大量の射精だった。

 

「歩…………♡ 好き………………♡」

 

 ライダーが震える程の光悦を味わう。女神としてでも怪物としてでもない、女としての幸福を子宮で噛み締めていた。

 

 

 

 ♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

 

「歩、鎖など使ってすみませんでした。それに首筋も……痕は残っていないですか」

「あ、大丈夫です。でも凄いですね、本当に自由に鎖を呼び出せるなんて」

 

 絶頂が収まって一息ついた後、二人は後始末をしていた。

 

 歩が囚われていたここは、悪夢でも何でもなくただ照明を落としただけのライダーの部屋だった。彼女に気絶させられた歩は前日の疲れもあって深く眠り込んでしまい、外が真っ暗になってから目を覚ましたのだった。

 

「……意外と驚かないのですね。貴方の常識からはかけ離れたコトだと思うのですが」

「いきなり知ったら理解できなかったかも知れないですけど、昨日はあの悪夢だって見せられた訳ですし。今日も色々あって、信じない訳にはいかないですよ」

「う……そうでしたね」

 

 ライダーがバツが悪そうに俯く。そこにさっきまでの甘える少女のような雰囲気はない。

 

 しかし、その右手は歩の左手に繋がれていた。

 

「さて……それで、問題はアルクェイドさんだなあ。仕方ないけど、すっかり夜になっちゃって……これ、絶対振られるよ……」

 

 歩が溜息をつく。そんな少年にライダーが事も無げに言った。

 

「ああ、それは心配なさらず。あなたが振られるなどというコトは有り得ませんし、何より」

「途中からぜ~んぶ見てたからね、わたし」

「………………はっ?」

 

 涼やかな声が聞こえた。歩が振り向くと、彼の想い人が部屋に入ってくる所だった。

 

「なっ……あ、アルクェイドさん……!?」

「はあい、歩。随分楽しそうだったね~?」

 

 明るく言うアルクェイド。にっこり笑っているが、渦巻く威圧感を隠せていない。

 

「すっ、すいません、アルクェイドさん。告白の返事を聞きに行くはずだったのに……」

「ああ、あんなのオッケーに決まってるんだからどうでもいいわよ。むしろこっちから申し込みたいくらいなんだし」

 

 衒いもなく言って、アルクェイドが歩み寄って来る。繋がれた二人の手を見て眉をひそめた。

 

「……ふん。やっぱりこういうコトになった訳ね。まあ歩の性格からして、遠からず他の女にも引っ掛かるとは思ってたけど」

「むしろ私からすれば貴女に歩が引っ掛けられたと言いたい所ですが。……おお怖い、そんなに睨んで。歩、貴方の女が脅されています。男として守って下さい」

「っ、この蛇女が! よりにもよってあなたみたいなのが二番目に抱かれるとはね……っ」

 

 少年を挟んで、ギリギリと睨み合う二人のお姉さん。歩はなだめるように話しかけた。

 

「お二人は知り合いなんですか? 友達とか……」

「いいえ、そのような深い仲ではありません。……ただお互いが歩のコトを見ているのは知っていましたが」

 

 ライダーが目を瞑って言う。

 

「あの、ライダーさんがアルクェイドさんの事を吸血鬼って呼んでましたけど、もしかして……」

「うん、それも本当。わたし、こう見えて凄く強いんだよ?」

 

 歩に自分の事を聞かれるのが嬉しいらしく、アルクェイドは頬を緩ませて答えた。

 

「…………しっかし、歩もお盛んねえ。数日で新しい女に手を出すなんて」

「あ、あの……怒ってないんですか?」

「怒ってもいいけど、たぶんこうなるって思ってたし」

 

 さらりとアルクェイドは言った。付け加えるようにライダーが、

 

「ついでに、二人で収まるとも思っていません。勿論収まるのならそれは我々にとって喜ばしいコトですが……歩は先ほどの私のように想いを伝えられた時、拒めないのでしょう。ついでに向こうから来なかったとしても、精力旺盛で好色ですし。機会とタイミングが合えば手を出すのは目に見えています。……まあ、歩がしっかり落とした責任を取る限りは、新しい女に手を出しても見過ごしましょう」

 

 そう言ってから、ふと思いついたような顔で、

 

「……ああ、しかし手を出すべきでない相手というのも往々にして存在します。貴方にもあらかじめ言っておいた方がいいでしょう。例えば私の──────────」

「あっ、そうだ。ライダーさん、管理人さんが探してたみたいですよ」

「………………。……………………もう一度言って頂けますか」

 

 ふと昼間の事を思い出した歩が言うと、どうしてか、ライダーはしばらく黙ったあと聞き返した。

 

「えっと、お昼に管理人さんと話したんですけど、ちょっとライダーさんの話題になって。それからすぐに何か確認しないと、って言いながらどこかへ行っちゃったから、ライダーさんに用事があったのかもって」

「…………………………」

 

 遂にライダーが完全に停止してしまった。歩はよく分からず首を傾げる。

 と、その腕がちょいちょいと引っ張られた。

 

「歩~、知ってる? ハーレムってさ、男の方にもちゃんと義務と責任があるんだよ? ……って訳でさ、ほら❤ 今度はわたしを満足させて~っ❤」

「うわわっ!? あ、アルクェイドさんっ」

「ほら、わたしの部屋に行こっ。ここじゃ蛇女の匂いがこびり付いてるからイヤ、なんなら歩のベッドでもいいよ~?」

 

 アルクェイドに抱き締められ、真っ赤になる歩。愛しい少年を吸血姫が引き摺って行く。

 そんな二人を他所に、

 

「…………私としたコトが浅慮でした。到底隠し切れる気がしません。ああ、これは間違いなく折檻が待っていますね。私は明日の太陽を拝めるでしょうか…………」

 

 どんよりした顔で、ライダーが呻いていた。

 




ライダー編でした。口淫編は蛇っぽさを、座位編は乙女っぽさを意識したつもりですが、どうでしょうか。
後半はまあこんな緩いノリでやって行くという感じです。


アンケートに多数のご協力、ありがとうございます。大変参考になります。みんな桜好きなんですね。おっぱいが大きいからですか?
とりあえず、得票の多かったキャラを優先的に投稿出来ればと思います。

どのキャラクターの話が読みたいですか?

  • 月姫より「姫アルクェイド」
  • 月姫より「有間都古」
  • Fateより「美綴綾子」
  • Fateより「セラ&リズ」
  • 空の境界より「浅上藤乃」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。