※この作品はR-18です。

オーバーロードのもしもなエロ話   作:エヌット

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筆が乗って書きあげましたが、正直に言うと投稿するか悩んだ作品です。
それでも、やはり書き上げた責任があると思い、投稿させていただきます。


ツアレBAD END√ 堕ちた肉便器 ※鬱要素あり

 リ・エスティーゼ王国のとある寒村。そこが僕の故郷で、姉さんと一緒に暮らしていた世界だった。

 お父さんとお母さんを物心つくかどうかの頃に亡くした僕たちは、貧しいながらも助け合って暮らしてきた。

 おなかをキュウキュウ減らしながら畑を耕しても、実った作物の殆どは領主に持っていかれて、自分たちの口に入るものなんか殆どない。それでも、姉さんと一緒ならば頑張ることが出来た。

 その頃は村の人たちも優しくしてくれていたし、姉さんと同年代の男の子がいる家が時折おすそ分けをくれたりもしていたから、ひもじい思いはしても食べていけないという事は無かった。

 姉さんは村の中で愛らしいと評判で、将来はその少年と結ばれるものだと、その頃は信じていた。──―非常に悪い噂しか聞かない領主に、妾として姉さんが連れ攫われるまでは。

 姉さんが幸せに暮らせるのならば、僕は涙を呑んで祝福したかもしれない。でも、それまでに聞いていた噂からはそんなことは信用できず、姉さんは玩具の様に弄ばれた末に飽きられてゴミのように捨てられるだろうという予想しか思い浮かばなかった。

 姉さんと仲が良くて、僕も兄のように慕っていた人は程なくして村を出た。そして、その少し後に一家も村からいなくなっていた。村の人たちの話では、夜逃げしたんだと言う。

 僕が抱いた感情は憤怒だった。姉さんを連れ去った領主に対して、誰も助けてくれない村の人たちに対して、そして……どうすることもできなかった無力な自分に対して。

 僕は姉さんを助けるための手段を求めて村を離れた。

 幸運だったのは、魔法の才能がある子供を集めて教育をしていた師匠と出会い、僕に魔法の才能とそれに噛み合う生まれながらの異能(タレント)があることを知る事ができたことだ。

 本来は修得に八年かかる魔法を四年で修めることができたのも、生まれながらの異能(タレント)のおかげだ。

 それだけじゃない。冒険者として、頼ることが出来る仲間たちと出会うことが出来たのも、とても幸運なことだ。

 だから……どうか生き延びていて、姉さん。僕が絶対に見つけ出して、救い出して見せるから。

 

 

 ────────────────────

 

 

 依頼の都合で拠点にしている城塞都市エ・ランテルとは違う町に来たニニャは、仲間たちと一旦別行動をとって道中で消費した道具の補充に向かっていた。

 エ・ランテルほど治安は良くないし、あの忌々しい豚貴族の領地の近く、つまりは生まれ故郷の近くであることは不満だが、だからと言って依頼を受けないなんて言う我儘はできない。

 

「いや~。それにしても、ツアレちゃんは最高だな~!」

「……ぇっ?」

 

 通り過ぎた路地裏から出てきた男の言葉に、ニニャは歩みを止める。

 

「うぃ~、ツアレちゃんは使っていないときは殆ど無反応だが、抱けば乱れる。穴も黒ずみや捲れ具合はともかく、締まり具合は悪くないときた!」

「げふっ、タダ同然で使える肉便器としては、満点だよ! あれでかつてはどこかの領主さまの妾だったって噂だ! 貴族様の女を抱けるなんて、ムラムラして毎日通っちまうぜ!」

 

 揃って酒に酔ってでもいるのか、男の連れ合いも抱いた女の感想を語り合っている。その内容は、名前もそうだが境遇も姉を思わせるものであった。

 

「あのっ! その女性はどこにいますか!」

「んあ? 何だ坊主、お前も使いたいのか?」

 

 ニニャは男の一人に詰め寄ると、男は自分の同類を見つけたと思ったのかニヤニヤとした顔で下卑た言葉を投げかける。

 

「良いから答えて下さい!」

「分かったから放せよ。ヒック、この裏路地をまっすぐ行って三本目の横道を左に曲がれば、その先にあるボロ小屋に置かれているぜ」

 

 男から場所を聞き出すと、ニニャは急いで走り出す。男の「楽しんで来いよ~」という声はニニャの耳に入らず、頭の中は姉の事で一杯になっていた。

 息が荒れて呼吸が整わない。足がもつれそうになり、遠くないはずの目的地まで長く感じる。早く、早く、早く! 

 ニニャにとってはとても長いように感じた──実際は数分もたっていない時間をかけて、ニニャは男が言っていた場所に到着する。

 ニニャは逸る気持ちを抑えて更に時間をかけて呼吸を整えると、小屋の扉を開けた。

 そこには、簡素なベッドの上で座り込んでいる、鎖で繋がれた首輪以外は何もつけていない裸の女性の姿があった。

 金髪からは艶やかさは失われているが、一応の手入れはされているのか多少乱れている程度で整えられてはいる。青い瞳はくすみ、此処ではないどこか虚空を見つめているようだ。

 乳房とお腹には卑猥な紋様が彫られており、剃られているのか股間には陰毛は見られなかった。

 ニニャは彼女を一目見て確信した。探し続けていた姉さんだと。

 

「……ぁ。次の……方、ですか……?」

 

 ニニャに気がついた女性は消え入りそうな声でそう言うと、緩慢な動きで股を開き、膣口を指で開く。相当使い込まれているのか、膣口は黒ずんでいた。

 一方のニニャは、聞き覚えのある、一緒に暮らしていた頃の姉によく似た声で言われた内容に絶句し、動けないでいた。

 

「どうぞ……ツアレのおマンコを……お使い、下さい……。それとも、お尻が……よろしい、でしょう……か?」

 

 ニニャが動きを見せないことに、自らをツアレと呼ぶ女性は前の穴を使うつもりではないと思ったのか、ニニャにお尻を向けるように四つん這いになると、今度は若干捲れている尻穴を指で広げ始める。

 ニニャが立ち尽くしていると、後ろから男達の声が聞こえてきた。軽薄そうな男と、筋肉が盛り上がったスキンヘッドの男──この町の貧民街に拠点を置くワーカーだ。

 ツアレの痴態に視線が集中している二人は、銀のプレートはしまっているニニャが冒険者だとは気づいていない。精々がこの便所(・・)の存在を知って興味が湧いたマセガキだろうという程度にしか考えていない。

 

「おっ! ツアレちゃ~ん。今日はエロいポーズをして誘ってくれるなんて、嬉しいね~」

「今日も穴を穿り返してやるぜ!」

「えっ……あ、あの──」

「おい、坊主。これから俺達が使うんだからどけよ!」

 

 スキンヘッドの男がニニャを押しのけてベッドの上のツアレにのしかかると、ズボンから屹立した醜悪な逸物を取り出して無造作に彼女の膣口にねじ入れた。

 

「あぁん♡ ぁあぁぁぅっ♡」

「おうおう、相変わらずエロい声で啼くじゃねえか」

「ツアレを、あぁんっ♡ 使ってくださって、んふぅぅ♡ ありがとうございますぅ♡」

「……!!?」

 

 先ほどまでとは違う、生き生きとした艶のある声で自らを犯す男に礼を言うツアレに、ニニャは目を見開く。

 ツアレの腰を掴んでパンパンと腰を打ち鳴らす男の乱暴な動きは、相手への思いやりなどない自分勝手なものだ。しかし、ツアレと男の結合部からはニチャニチャと淫靡な水音が響き、男に突かれる度にツアレの表情は快楽に蕩けて嬌声を上げていた。

 ツアレが艶声を上げ、男が腰を振っているしばらくの間、もう一人の軽薄そうな男がニニャに説明するように声をかける。

 

「ツアレちゃんは貧民街に設置されている便所(・・・・・・・・・)としては上等だよ~。娼婦を買うより金はずっとかからないし、どんな相手だって従順に受け入れるんだ。共有物だから、壊れる様なハードなのは御法度だけれどもね」

「便……所?」

「おや? 少年には、刺激が強すぎたかな~? でも、使ってみると、これが結構病みつきになるんだよね~」

 

 ニニャは姉が置かれている境遇を認めたくないために頭が理解を拒んでいると、スキンヘッドの男の動きが慌ただしく、速くなっていく。

 

「まずは一発目だ! しっかり受け止めろよ!」

「はいぃっ♡ ツアレのおマンコにぃ、ザーメンを恵んでくださいぃぃっ♡ ふわあぁぁあぁっ♡」

 

 スキンヘッドの男は背後からツアレの乳房を掴みながら抱きしめるようにぴったりと身体をつけると、ツアレの膣内に劣情を解き放った。

 甲高い嬌声を上げ、身体を小刻みに震わせ続けるツアレを内側から染め上げるように、亀頭から白濁液が吐き出されてツアレの膣内を穢していく。

 

「んんぅっ♡ ザーメン、熱いのぉ♡ もっとぉ♡」

「このまま続けたいところだが──」

「俺のことも忘れないでよね~」

「──という訳だ。次はあいつに恵んでもらいな。その後、また恵んでやるからよ」

 

 スキンヘッドの男はそう言って体を起こして逸物をツアレの膣口から引き抜くと、軽薄そうな男にツアレの身体を譲り渡す。

 軽薄そうな男はベッドに腰掛けると、ツアレを受け取って自らの膝の上に乗せる。

 

「さあ、ツアレ。そこの少年によく見えるように自分で両足を持って広げるんだ」

「分かりましたぁ♡」

「っ!!?」

 

 男の言葉に従順に従い、膝裏を自らの手で掴んで股を開くツアレ。膣口からは、先ほど注がれた精液が愛液と混ざって零れ落ちていた。

 

「俺はケツマンコを使わせてもらおうかな~。よいしょ……っと!」

「んああぁぁあぁっ♡ お尻も使ってくださって、ありがとうございますぅ♡」

 

 本来は排泄器官である肛門に、逸物を根元まで突き入れられているにも関わらず、ツアレは嬌声を上げながらお礼を言う。

 そして、軽薄そうな男はツアレの乳房に両手を這わせながら、そのまま腰を上下に揺すって彼女の尻穴を犯し始めた。

 異性との経験が皆無なニニャでも、普通は有り得ないことだという事は分かる。それなのに、目の前の姉はその異常をまるでご褒美であるかのように喜んでいる。

 

「う~ん。この締まり具合なら、まだまだ当分は楽しめるな~」

「はぁんっ♡ んぅぅぅっ♡」

「ほう、なら次は俺に使わせろよ」

「良いよ~。代わりに、口の方は先に使わせてもらうからね~」

「んふぅっ♡ ぁっぁっぁっ♡」

 

 次に抱く場所と順番を話し合う男達の声も、もはや快楽を享受することしか頭にない姉の声も、ニニャの耳には意味のあるものとして入っていかなかった。

 

 

 ────────────────────

 

 

「ふぃ~。出した出した!」

「見物料として、ツアレちゃんを代わりに綺麗にしてね~」

 

 男達は後始末をニニャに押し付けて小屋を出ていく。

 男達に繰り返し慰み者にされるツアレを、ニニャは呆然としたまま見ているしかできなかった。

 ニニャは恐る恐る近づいて、天井を見つめたまま乳房を上下させて艶のある荒い吐息を吐き、膣口と尻穴から精液が漏れ出ているツアレを凝視する。

 

 ──どうして……こんな事に。

 

 ニニャの瞳から一筋の涙が零れ落ちる。

 姉さんは生きていた。こうして再会することもできた。それなのに、喜びの感情は全く湧いてこない。

 

 ──姉さんの心は既に壊れていて、僕を認識することが出来なくなっている。

 

 湧きあがってくるのは虚無感。すでに手遅れだった姉に、犯される姉を前に何もできなかった自分に。

 

 ──今まで僕は、なんのために頑張っていたのだろう……。

 

 自分の人生は無意味だったのだと突き付けられているように感じて、ニニャから夢や希望、生きようという活力が失われていく。

 その時、小屋の扉が開いて新たな男が入ってきた。

 

 ──姉さんは、まだこれからも使われるのか。

 

 怒り・嘆き・憎しみと言った負の感情さえも萎んだ無表情で、ニニャは入ってきた男の方を振り返る。

 しかし、新たにやってきた男がツアレの様子を見ると、不満げに呟いた。

 

「ったく、汚えな。使ったんなら突っ立ってないで掃除しとけよ!」

 

 男はそう言って、小屋の隅に置いてある雑巾とバケツを指さしてニニャを注意する。

 

 ──何言っているんだ? こいつは。僕が……姉さんを使う? 

 

「──ふざけるな! 《衝撃波(ショック・ウェーブ)》!」

「っは? ごびゅう!?」

 

 ニニャは目の前の男に対して魔法で不可視の衝撃波を放つ。完全に意表を突かれた男は、抵抗することもできずに腹部に衝撃波を受けて小屋の壁に叩きつけられる。

 ニニャの瞳には生気が宿っていた。ただし、それは憤怒と憎悪に彩られた殺意を滲ませるものであったが。

 

「かひゅっ……! ぼ、坊主。かほっ、いきなり……何を──」

「──ふざけるなよ……。僕が姉さんに手を出す? お前らが姉さんをこんなにしておいて、よくそんなことが言えるな!」

「あがっ! ……や、やめ、いぎぃっ!」

「このっ! このっ! このーっ!」

 

 怒りで我を失っているニニャは、手に持つ杖で倒れている男を何度も繰り返し打ち据える。男の頭を、肩を、腹を……何度も殴打していった。

 男が動かなくなってからしばらくして、血に濡れた杖を手にニニャはツアレがいる方向へ振り向く。目の前で惨状が繰り広げられていたにもかかわらず、ツアレは天井を見つめたままだ。

 

「姉さん、もうこれ以上……誰にも穢させないからね。一緒に……逝こう?」

 

 その夜、貧民街の一角を燃やす火災が発生し、多数の死傷者が発生した。

 火元とみられる全焼した小屋からは二人の女性の焼死体が発見され、小屋の近くには全身を殴打されて死亡したと思しき銀の冒険者プレートを付けた(・・・・・・・・・・・・・)男性の遺体が転がっていた事から、町を治める貴族は痴情の縺れから犯行に及んだ付け火と判断。治安維持の怠慢から被害が広がったとして担当者を処罰した。

 後日、付け火を行ったとして小屋に通い詰めていたワーカー二人組が捕縛され、縛り首となったが、容疑者は終始無罪を主張していたという。

 その裏で、ある冒険者チームが行方不明となった仲間の魔法詠唱者を探していたが、終ぞ見つからなかった。

 




まさかのニニャ心中ルート。作者も驚いている。どうしてこうなった……。
ちなみに今回の話に出た少年ですが、実はツアレを助ける手段を探して村を出たものの、領主の手の者に見つかって目の前でツアレを領主に犯されながら惨たらしく殺されました。
少年の家族も連帯責任で連れていかれて女は八本指の奴隷売買部門に売り捌かれ、男は少年と同様に惨たらしく殺されています。
ツアレの心が壊れてしまったのは、その様子を見せつけられてしまったためです。

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