先を見通すことができない漆黒の闇の中。ラキュースは聖なる乙女を封じる闇の鎖で身体を縛られ、闇が人の形を取ったようなナニカに後ろから不浄の穴を犯されていた。
既にアナルに何回も射精され、人間の精液とは違う黒く粘り気のある物体が、ナニカが腰を動かす度に逸物を挿入されたアナルから漏れ出てくる。
「あ”っ! あぁ……、ひぃん! いや……、いやっ! ンンっ! やめて……、うぅ……」
『ラキュース……、お前は口ではそう言っているが、身体の方は私を求めているぞ?』
そう言ってナニカは、ラキュースの形の良い染み一つない胸に手を伸ばして揉みしだく。
手の動きに合わせて形を変える乳房に合わせて勃起する乳首。ナニカは目聡く見つけ、指で摘まんで押しつぶすように弄り始めた。
「ひぃんっ! あぁぁ……あぁっ」
「ほらっ乳首をこんなに硬くして、ヴァギナも濡れているじゃないか」
ナニカは凌辱の手を休めず、新たに増やした手指をラキュースの秘部に伸ばす。グチュリという淫らな水音が響き、伸ばした指先は粘りのある愛液で濡れていた。
「違う……違うのっ! これは……あぁん!」
「本当に淫らな女だな、ラキュースは。不浄の穴を犯され弄ばれて感じるような淫乱な女には、これをプレゼントしてやろう」
否定しようとするラキュースを無視して、ナニカは腰の動きを速める。ナニカの射精が近い合図だ。
ラキュースは射精される前に拘束を解こうと必死に抵抗するが、闇の鎖によって本来の力を封印された状態ではそれも叶わない。
そして、無情にも根元まで押し込まれた逸物からナニカの精液が放たれる。
「ひっ……い、嫌ぁぁあぁああっ!」
ラキュースは腸内に熱いものが注がれる感覚に身震いし、本来ならば性交を行う場所ではない肛門を何度も犯される恥辱に泣き叫ぶ。
「本当にお前は素晴らしい。どれほどお前を辱め穢そうとも、お前の輝きは衰えない。……だからこそ、堕とす意味がある」
「ひぐっ……どうして、どうして……こんなことをするの!?
ラキュースは涙を浮かべながら自らの魔剣の名を叫ぶ。ラキュースを犯すナニカの名は魔剣キリネイラム。本来は剣の姿をしているそれが人の形をとってラキュースを犯していたのだ。
逸物をアナルに繋げたまま、キリネイラムはラキュースの耳周りを舐めると、耳元で話始める。
「こんなこと? ラキュース、これは君のために必要なことなんだ」
「んっ、必要な……ことですって?」
「そう、誇らしき十三英雄である暗黒騎士に使われていた我ら四大暗黒剣は、只人が使えばその魂は砕かれて永劫の闇に呑まれ、その肉体は魂を持たぬ闇の戦士へとなり果てる呪われし武器だ。本来ならば悪魔の力を持つ者にしか使うことを許されない我らを君が使えるのは、神に選ばれた神官としての力で、我らの力を抑え込んでいるからなんだよ」
「それがどうしたというの!」
「しかし、それは世界を破滅へと導く危険で愚かな行為なんだ。本来ならば放出される闇の力が剣の中に抑え込まれた結果、出口を求めて君を蝕み、君の中で闇の人格を作り上げるまでに至っている。今はまだ君の精神力が上回って闇の人格を抑え込めているが、あの出来事がきっかけで、闇の人格の力は日増しに強くなっている」
「なんです……って。その出来事って……まさか!」
「そう、魔王ヤルバダオトによる王都襲来だ。強大な闇の力を持つ彼の存在は、ただそれだけで闇の人格に力を与え、君を蝕む。そして闇の人格の力が君の精神力を上回った時、魔剣キリネイラムはその本来の在り様を──闇をもって邪悪を討つ力をその意志とは関係なく溜め込まれた力を全て放出し、国を……いや、世界を飲み込む無限ともいえる漆黒のエネルギーを解放するだろう」
「そんな……」
キリネイラムが語った衝撃の内容にラキュースは言葉を失う。
「で……でも、それならばこのような事をしたら闇の人格を利するのではないの!?」
「行ったはずだよ、我らは本来なら悪魔の力を持つ者にしか使うことができないと。それを無理矢理抑え込んでいるから危険な状態になっているんだ。そこで、私は闇の力を注いで君を堕として悪魔へと変じさせることで、闇の人格に呑み込まれぬままに
「私に……、人間であることを捨てろというの!?」
「何もおかしい事ではないだろう? かつて魔神から世界を救った十三英雄の一人である我らの担い手は悪魔との混血児だった。そして、十三英雄や君たちの仲間であるイビルアイは
「それは違う!」
「ならば躊躇うことはない。既に闇の力は十分に注がれた。あとは切欠一つで君は人の心を持つ悪魔へと生まれ変われる。そう、君の乙女の証を糧にすることでね」
キリネイラムはそう言ってアナルから逸物を抜き取る。ラキュースはこれから
キリネイラムは逸物を秘部に宛がって、膣口を探すように亀頭を擦りつける。
「待って! そんなことされたら、
「安心して、悪魔に変ずることで使用できるようになる能力には、
「余計なお世話よ!」
「それじゃあ、懸念も無くなったことだし、始めようか」
「待って! まだ話は終わってな……ヒギィ!」
膣口にキリネイラムの亀頭が少しずつ埋まっていく。今まで迎え入れたことがない処女の膣口は、逸物を咥えるには狭すぎるのだ。
ラキュースはミリミリと膣内を押し広げられる初めての感覚に苦悶の声を上げる。
──そして、ラキュースの処女膜をキリネイラムの亀頭が捉えた。
「ごめんね、ラキュース。でも、これを超えれば君は生まれ変わるんだ」
「あぐっ……お願い。これ以上は……やめてっ」
「さあ、魔王ヤルバダオトを超える光と闇の支配者にして最強の神官戦士、ディアブロス・ラキュースの誕生だ」
キリネイラムの腕がさらに増えてラキュースの腕を、胸を、腰を、足を、全身の様々な所を掴む。
そして、勢いをつけるように逸物を少し抜き取り──
「い、嫌ぁぁぁああぁぁあっ!!!」
────────────────────
「……っは! ゆ……夢?」
ラキュースは自らがリーダーを務めるアダマンタイト級冒険茶チーム“蒼の薔薇”が利用する、リ・エスティーゼ王国の王都にある最上級の宿屋で目を覚ました。
多くの冷や汗を掻いた体には寝間着が張り付き、そのプロポーションを露わにしている。
乱れた息を整えながら、ラキュースは先ほど見た夢を思い出す。愛用する魔剣キリネイラムに不浄の穴を辱められた末に処女を奪われる寸前で目を覚ます夢を。
ラキュースは枕を抱きしめて頭を沈ませながら頭の中で叫ぶ。
(何考えているの、私~~~! いろんな方々にごめんなさい~!)
つまるところ、この夢はラキュースの妄想癖が見せた淫夢なのだ。清らかな神官戦士の乙女である自分が闇の力に穢され、新たな力に目覚めようとする冒涜的な夢。
魔王ヤルバダオトによる王都襲来から一か月たち、ラキュースは時折このような夢を見ていた。
ヤルバダオトと漆黒の英雄モモンの神話の戦いともいえる激戦を、イビルアイから伝え聞いて思ったのだ。
この魔剣キリネイラムの担い手であった十三英雄の一人も、このような激戦を経験したのではないのか。それなのに、自分はその激戦についていくことはできそうになかった。
それは、私が魔剣キリネイラムの力を引き出し切れていないからなのではないのだろうか?
ここまでならば、最高位冒険者であるアダマンタイト級冒険者が更に力を求めて苦悩する話で終わっただろう。
しかし、此処で力を求める欲求とラキュースの妄想癖が混じり合い、さらに無意識に悩んでいる適齢期の問題もあって、このような淫夢を見るようになっていたのだ。
「……はぁ、どうしよう」
「どうしたんだ、ラキュース。何か悩んでいるみたいだけどよう?」
部屋の扉が開き、馴染みのあるハスキーな声が聞こえる。同じチームの戦士、ガガーランだ。
「ひゃぁ! ガ……ガガーラン。な、何でもないわ。ちょっと最近、悪い夢を見るようになっただけ」
「悪い夢……か。そりゃ王都があんなことになってまだ一か月だもんな。助けられなかった命に責任を感じるのは分かるぜ」
「それは……(言えない、淫夢を見ていたなんて言えない!)」
「けどよ、あの戦いの最大の功労者はモモンだが、お前がいなかったら救えなかった命も大勢いるんだ。あまり自分を責めるなよ」
「ありがとう、ガガーラン(気遣てくれるガガーランに対する罪悪感が……)」
自分の身勝手な妄想に気づかぬまま気遣ってくれるガガーランに対する罪悪感を隠すようにラキュースは尋ねる。
「それで、今日はどこで鍛え直すの?」
「おう、当面は王都周辺に出没するモンスターを狩って力を取り戻そうと考えている。もう少しの間は王都から遠く離れない方が良さそうだからな」
「そう、それなら私も手伝うわ」
「そりゃ助かるぜ。ラキュースなしの場合、治療はこの小手かポーション頼みだからな」
「それじゃあ支度するから、先に下で待ってて」
「ああ、わかった。……っと、それとラキュース」
ガガーランが一度部屋の外に出るが、何か思い出したのかすぐに顔だけ此方に出して話を続ける。
「魔剣キリネイラムの事に関してだけどよ」
「な、何?」
「以前話していた暗黒の精神とかの問題、良ければ俺らにも相談してくれていいぜ。アズスさんも協力してくれるってよ」
「えっ……あ、ありがとう。でも心配ない、本当に心配ないから」
「そうか……それじゃ、下で待ってるぜ」
思い出した要件を話し終えたガガーランは、そのまま通路を歩いて階段を下りていった。
「……本当に、どうしよぅ」
途方に暮れたラキュースの言葉は、誰にも届くことはなかった。
エロシーンよりも、中二設定を考える方が過去の記憶を掘り起こす意味できつかったです。
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