七夕祭り 序章
夏祭り 序章
お月見 序章
ハロウィン 序章
これらを文字数が足りないのもありこのページ内で纏めてあります。
男性視点の作品はまた別な場所で、別な形での掲載となりますので、ご了承ください。
七夕イベント 序章
この世界にはないイベントだと言うのは知っているけど、やはり今日と言う日を迎えると七夕祭りを思い出す。つい最近立ち寄った島に売っていた布で、自分用の浴衣と帯を作って、でも草履は流石に作れないのでいつもの靴になるかなと思って笑ってしまう。
小さな笹だけど何とか入手出来たのも大きい。色画用紙を数枚ハサミで切って、短冊にする分を残して輪飾りを作り笹に巻き付けると完成。
私の願い事は何だろう。
ふとそんな風に考えて、短冊もどの色がいいだろうと考えたら動けなくなる。
でもせっかく出来たのだし、1緒にイベントを楽しもうと甲板へと浴衣姿で笹を持って出て行く。まずは説明するところからかな、なんて呑気に考えながら。
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夏祭りイベント 序章
朝目覚めると誰もいない寝室に、1つの箱が置かれていた。その箱を開ければ浴衣が紐も含めて、すべて揃えで入っていて、着ろと言う事かと理解する。
浴衣に着替えて簪を挿して、鏡の前でおかしい所が無いかを確認する。これをどうやって手に入れたのかとか、どんな顔して用意したのかとか、余計な事は考えてはいけない。
とりあえず何の目的でこれを用意して、着てほしいと思ったのか。そう考えながら部屋を出る為に、ドアの前に立つ。
汗が流れ落ちるのは、暑いからかそれとも、怖いからか。これから何が起きるのか分からない事に、突然着飾る事になれば、恐らく普通なら喜ぶのだろうけれど、私にはなんだか恐怖だった。
今までと変わる事が、怖いのかも知れない。変わらないでほしい、今が……幸せだから。
厄介事じゃない事だけを、ただ祈っていた私は緊張して指先が冷たくなるのを感じながら、ドアを睨み付ける。それとドアが開くのは同時だった。
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お月見イベント 序章
珍しいお酒が手に入ったと1人でほくそ笑む。その時点で女としてどうなんだとか言われるかも知れないけど、酒を呑まない海賊なんて存在する筈も無いのだから、私はこれでいいのだと思う。
風に当たりたくてお猪口を胸元へ入れて、酒を手に表へ出ると、月明かりが辺りを照らしていた。妙に明るいと思ったら、今夜は満月かと思い同時に団子でも用意すべきかと気付く。
中に戻りお月見団子を作る事にした私は、お湯を沸かしながらのんびりと制作に取り掛かる。何となく歪な団子が気に入らないけど、これは致し方ない。
私はプロじゃ無いし、ススキだって無いのだから完璧を求める方がどうかしている。それは分かってるけど、何処か物足りない。
「ーーー」
無意識で口ずさむのは、童謡のうさぎ。お月見と言ったらこの歌だろうと思うけど、何せ短い曲だ。
「ーーー」
本来これはエンドレスだけど、そんなに歌い続けても意味は無い。でも、他に合う曲……と考えて月、月光で月光花が浮かぶ。
お月見団子を作りながら、私は呑気に歌い始める。誰かが聞いてるかもなんて、欠片も考えずに。
「ーーー」
歌詞は月光とかお月見感は無いけど、歌い出したら止まらなくなった。低く男性的な声で歌う。
「ーーー」
どうしても、月とか夜とかって物を前面に出す曲は暗い。あぁ、ついでだから今度はこれを譜面におこそうなんて考える。
「ーーー」
手はアミを持って茹で上がった団子を掬いあげてるのに、歌声は低く歌詞は暗い。口ずさむとか、鼻歌なんてレベルじゃなくて歌ってるから、きっと誰かに見られたらシュールだと思う。
「ーーー」
涙が強さになるのならば、涙を流す事が苦手な私はきっと最弱だろうなんて、詮無い事を考える。お湯の前に立ってるから、地味に水蒸気が熱い。
「ーーー」
この歌の今の歌詞は季節的に合ってるし、後半のサビ好きだなとか、呑気に思う。お月見団子は、これでほぼ出来た。
「ーーー」
私の脳裏に1人の人が浮かぶ。その人を失えば私はきっともう、私では居られなくなる。
「ーーー」
そうなったら、私が海へと還る事を許してくれるだろうか。
「ーーー」
独り遺される位ならば、あなたの愛した海の中に私も還りたい。でも、実力を考えたら、私が先に旅立ってこの歌を歌ってもらう立場になるのだろうか。
「ーーー」
どちらにしても……今夜は、恐ろしい程に……月が綺麗。泣きたくなる程に、綺麗。
私はお月見団子とお酒を持って、月明かりに照らされる外へと移動した。私は月に魅入られて、近付く足音にさえ気付かなかった。
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ハロウィンイベント 序章
カレンダーを見て、ふと気付く。明日はハロウィンかと。
この世界にハロウィンなんて無いのは分かってる。元々のルーツを考えたら、存在する方がおかしいのだから。
だけど……少なくとも私は仮装してみようかなと思う。そこで何に仮装するか考え始めて、1人で仮装するのもつまらないからと目立つところに手紙を置いておく事にした。
今日の夕方には陸に到着する予定だし、私が着る物も含めてすべて任せてみようかと思ったのだ。
ハロウィンイベントについて、歴史的な所は省いて簡単に説明を書いてから、私は机に向かう。陸の近い安定した海域では海図を描いたり、執筆するのに適しているから。
さて……明日どうなるかなと少し期待しながら、明日に合わせて何か曲でもと考えてみる。何曲か浮かぶけど、どれもなんと言うかパッとしない。
個人的には好きでも、日本語としてそもそもおかしかったり、色々あって……。今回書いても当日には販売出来ないから、今回は無しで良いかと溜息と共に諦める。
脳内ではカボチャや黒猫が可愛らしく歌ってるけど、人間諦めも肝心だ。そう言えば魔女は悪いイメージなのに魔法使いって聞くと良いイメージなのは何故なのかしら?
そんな事を考えながら、良い歌が思い浮かばないのは仕方ない事かなと其方も諦める。なので、大人しく海図を描いてそれを編纂する事に時間を費やす事にしていれば、気が付けば朝日が登っていて……こりゃー、怒られるかなと少しばかり怯えたような気持ちになる。
叱られる事に怯えるなんて、子供に返った気分だわと思いながらも、どうせ叱られるならもう少し描いてしまおうと机に向き直った。
ちょっと特殊な感じになってしまってすみません。最低文字数に届かなかったので、この対応にさせて頂きました。