※この作品はR-18です。

共通序章置場   作:夢枕 七変化

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前回と同じ文字数不足と言う理由ですが、同時にこの2つの季節イベントは続き物となっておりますので、先に載せた完全短編系作品とは分けさせて頂きました。

クリスマスイベント 序章
正月イベント 序章



連続形季節イベント

クリスマスイベント 序章

 

 やけに寒いと思ったら、雪が降っている事に気付いた。綿入り袢纏と炬燵が欲しいと心から思った時点で、年頃の可愛いお嬢さんの体を使ってる身としてはどうなのかと1瞬思う。

 いや、寧ろかいまき布団でも着込んで動き回りたい。寒いのはツラい。

 そう思ったのに、確かにそう思った筈なのに、私は何故か雪から連想した曲を笛で音を確認しつつ、譜面におこし始めている。すでに無意識での行為だ。

 ジングルベルと脳内で歌声が聞こえて、ついで慌てん坊のと流れ始める。クリスマス関連の歌が恐ろしく多いのは、何故なのか。

 歌と共にクリスマスに関係のありそうな小説や童話も1気に書き起こして、5作品書けるごとにクーちゃんを呼んで託して行く。まさかこれが理由でクリスマスが世界規模で1気に浸透するなんて、考えても見なかったのだから物書きモードに入ってる私は本当にポンコツだと痛感させられる。

 冷静に考えれば、人気作家であり作曲家が次々とクリスマス関連の話や歌を出せば、そのイベントまで半月以上の隙間がある時期である事を思えばそれは当然の結果を産む。クリスマスがクリスマスソングと共に浸透してしまったのだ。

 書くのが楽しくて、懐かしくて……それに合わせたレシピとかも思い浮かんだりなんかしちゃって……。それがこんな世界規模の話に広がるとは思わなかったのよね。

 それに気付いたのは、クリスマスまで後5日となった時で……たまたま立ち寄ったその島で人の話を聞いて知った訳です。街中でクリスマスソングを歌う人、クリスマスまでに恋人を作ろうと頑張る人、クリスマスに告白しようとする人、家族に何かをと準備する人。

 多くの人がクリスマスに浮かれていて、それが懐かしくもあり何処か切なくなる。そう言えば、クリスマスソングの筈なのに、Happy new yearを兼ねた麦藁の1味の歌があったななんて事を思い出す。

 題名何だったかな……?ジングルベルの替え歌みたいな感じで、歌が終わった所でルフィの話をまったく聞かないクルーにルフィが〝船長の話を聞け!〟と言うのが妙に可愛くて好きだったななんて。

 そんな事を思い出しつつ、クリスマスのプレゼントとかを含めて何か買い物に行きたいなと思う。あ、毛糸も買って帰ろう。

 何をしたら喜んでくれるかな?

 愛しい人が笑ってくれるなら、それだけでそれこそ聖なる夜になるのでは無いかと私は思いながら、近くを通り過ぎる海賊から財布を頂戴しつつ船に戻る。インクを落として割ったりしたら、今日の外出の意味が無くなってしまうから。

 帰ったらもう少し、何かクリスマスっぽい物を書きたいななんて考えてる時点で、私も相当浮かれているのだろうけれど。とりあえずはそうね、レディサンタの衣装でも作ってみますか、着るかはともかくとして……。

 少し早いけれど、皆様……Merry Christmas!大切な人との楽しい夜を、お過ごし下さい。

 

─────

正月イベント 序章

 

 のんびりとした時間を過ごせたら、私は何をするだろうか。そんな出来もしない事を考えながら、大掃除を進めて行く。

 買い物とかもいつもとは異なるものが必要で、流石に目が回りそうだと思う。それでも逃げる事は出来ない。

 時間もない、体力も無い。でも、その日か来ればきっと楽しく穏やかな時間となるのだと信じて今を突き進むしか、私には選択肢なんて存在しないのだ。

 この大掃除は、明らかに自分との戦いである。本の陰干ししてたら懐かしくてつい読んでしまったり、前は見落としてた記述を見付けてつい食い入る様に見てその勢いのままに執筆して叱られてみたりしながらのこれは、私の戦いの記録である。

 と、そんな阿呆な事を半ば本気で考えていたら、窓の所に止まっていたクーちゃんから呆れたような視線を向けられた。何事かと思ったけど、どうやら私の思考を読まれているらしい。

 クーちゃんとも長い付き合いだもねと、その背を撫でながら思う。新たな年を大切な人と迎えられる。

 その事に感謝しないといけないわねなんて、そんな事を考えながら……私は静かに眼を伏せる。近付いてくる足音に、そう言えば掃除を早めに終わらせておいて欲しいと言われていた事を思い出す。

 用事があるのか、どこかへ行きたいのかは定かじゃないけど、私が大切な人のそれに逆らえる筈などありはしないのだからと、クーちゃんとに渡すべき物を渡してから掃除道具を片付ける。それを待っていたかのように開かれた扉の向こうには、大切な人がいるのだけは間違いようのない真実だから。

 明けましておめでとうございます。今年が皆様方にとりまして幸多き年でありますようお祈り申し上げます。

 今年もよろしくお願いします。

 この言葉を紡げる幸福を噛み締めながら、ドアの向こうに立っている人に私は飛びつく為に駆け出した。必ず私を抱き留めてくれると、信じられる相手だからこそ、全力で甘えてみようと思ったの。




季節イベントも、そのうちちゃんと載せますので、まずは序章をお楽しみ下さい。
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