※この作品はR-18です。

もし千葉くんがエロゲの主人公だったら   作:miyakokat

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昼休みの教室。

倉橋「じゃあ、次はコロッケね!はい!あ~ん❤️」
矢田「いやいや千葉くんが好きなのはミートボールでしょ~」
神崎「わたしサンドイッチ作ってみたんだけど、どうかな?」
茅野「ねえ、このポテトサラダも食べてよ~!」


岡島「は~、なんて嘆かわしい光景だ!まったく」
前原「うらやましい、の間違いだろ」
杉野「ギギギ…、か、神崎さんまで…」
殺せんせー「ヌルフフフッ、いいですねえ青春ですねえ」

岡島「チッ、千葉の奴ツンデレ姫と復縁したかと思えば今度は鬼モテかよ、マジでリア充破裂しろ!!大爆発しろ!!!」
前原「座れ岡島、見苦しいぞ」

岡島「しかし何で千葉ばっかりモテるんだ!俺と千葉って、見た目も中身もそう大して変わらんと思うんだよな!」
竹林「やっぱり髪型の違いじゃないかな?」
岡島「そうか、よーし!俺も前髪伸ばすか!」
杉野「…か、神崎さんのためなら仕方ない、俺も…!」
前原「……(わかっとらんなあ)」




痴漢の時間

〈狭間綺羅々視点〉

 

「ねえ、旦那のアレ、ほっといていいの?」

「狭間、千葉は旦那じゃないし…」

「倉橋と矢田が千葉の膝に座っているけど」

「…ったく、あいつら…(ピキピキ)」

 

先日のサバゲーのすぐあと、速水のライバルだった浮羽真緒は別の学校に転校してE組を去った。その途端、邪魔者がいなくなったとばかりに、千葉の周囲は毎日この有り様。

 

積極的なのは矢田、倉橋、神崎、茅野の4人。

片岡と岡野もチラチラと気にしているようだ。

 

単に突発的な「千葉くん祭り(by倉橋)」をみんなで面白がっているにすぎないフシもあるけど、とはいえ年頃の女子のすることだ、思惑(というか本心)がそれぞれあるに違いない。

 

かくいう私も、この祭りを生暖かく見ている一人だ。

 

『狭間の書く文章は凄いな。俺もこんな風に書けたらいいのに…』

 

以前一度だけ千葉に褒められたことがある。

 

私は恋愛なんて自分のキャラじゃないと自覚してるので、千葉との仲を勘違いしたりはしない。でも普段あまり感情を表さない速水が、浮羽と本気で千葉を争った気持ちの一端くらいは、わからないでもない。

 

騒がしいクラスメートたちを尻目に、速水は原から卵料理のバリエーションを熱心に教わっている。

 

「これで千葉くん、凛香に胃袋まで掴まれて、またメロメロだね~」

「やめてよ莉桜…」

 

なーんだ、そういうことか。つくづく健気なツンデレスナイパーだこと。

戯れに、手元のタロットで千葉のことを占ってみる。めくって出たのは「吊るされた男」だった。

 

こりゃまた微妙なカードだね。

かわいそうだけど、速水の苦労はもう少し続くかも…よ。

 

 

〈赤羽業視点〉

 

キーンコーン、カーンコーン。

 

午後の授業開始5分前の予鈴が鳴った。

 

「はいはい、解散解散」

 

速水さんが手を叩きながら千葉の周囲の女子を追い払う。

 

「ちぇ~」

「明日はオムライスにしようかな~」

「楽しみにしといてね!千葉くん」

「お、おう…」

 

「よかったわねー千葉くん、昼間っから両手に花で(棒読み)」

「は、速水、ち、違うんだ、こ、これは…」

「ふーんだ」

「ぐ、ぐむむ…」

 

お前らほんと仲いいね。

できたらなるべく隙を作らないでほしいよ、まったく。

 

桃花のやつ、あいつワザとやってるから。

…俺に見せつけるためにね。

 

ま、いいけど?

 

 

〈千葉龍之介視点〉

 

ふー…ようやく下半身が落ち着いた。

矢田さんと倉橋さんに太ももに乗っかられて、俺の分身が意思に反し……下品だからそれ以上はやめておこう。

 

それより午後からは、烏間先生の指示で、次の暗殺計画を立てることになった。

机とイスを廊下に出して、菅谷が描いたこの旧校舎の敷地の大きな見取り図を床に置き、みんなで囲んであれこれと作戦を立てている。

 

「凛香!いっくよ~!」

 

俺と速水が狙撃ポイントについて話し合っていると、突然教室の端っこから中村が殺せんせー人形を投げてきた。

 

「えっ!ちょっと!もう…」

 

動体視力のいい速水が素早く立ち上がってパッと受け取った。…その時だった。

 

ブフォッッ…!!!

 

片膝を立てて中腰だった速水が急に立ち上がったために、す、スカートの中がはっきりと見えた。

 

…………

……

…はい、白でした。

それもすごくかわいいやつ。

 

ううう…!す、素晴らしい…!!

俺は脳裏にしっかりとその光景を刻み込んだ。

これだけで100回は抜け……ゴホンゴホンッ…失礼。

 

「千葉…?どうかしたの?顔が赤いけど」

「い、いや、ちょっと喉の具合が…」

「そう?風邪がまた流行っているから気を付けてね」

「あ、ああ…」

 

言えない…。言ったら絶対殴られる。

速水のパンツが見えたから興奮して赤面したとか、言える訳ないだろ…。

 

「お~い、速水さん!こっちの作戦にも関わってよ~」

「わかった、今行く」

 

片岡に呼ばれて、速水がその場を離れた。

するとすぐそばに座っていた神崎さんが、すっと俺に近づいてきて耳打ちした。

 

「さっき見たでしょ?速水さんのパンツ」

 

ブフォッ…!?

 

「…な!?」

「やっぱりね。いいよ?速水さんには黙っておいてあげるから」

「…お、恩に着る」

「そのかわり」

「…な、なんですか…」

「放課後、私の困りごとに付き合ってほしいんだけど…」

「へ…?困りごと…?」

「うん」

 

 

**  **  **  **

 

放課後、俺は神崎さんと最寄り駅のプラットフォームに立っていた。

 

これ以上速水の機嫌を損ねないためにも、俺は正直に神崎さんの用事に付き合うことの了解を取っておいた。

 

『す、すまん、速水…』

『いいよ、神崎を助けてあげて。私もなんだか知らないけど突然用事ができたから』

『そ、そうなのか…?』

『…ハハーン、それはあれだね、ストーリー上のご都合主義という見えない力だよ』

 

『『ふ、不破…!?』』

 

 

神崎さんの困りごとというのは、なんと痴漢の相談だった。

 

毎日電車で通学している神崎さんは、つい先日から帰りの電車で5~6人の痴漢グループのターゲットになっているという。見張り係、他の客をブロックする係、直接触ってくる係の三つに分かれて取り囲んでくるらしい。

 

神崎さんみたいな清純な子に痴漢だなんて…。

その話を聞いているだけで、怒りに震えてくる。

 

「どんな連中なんだ?」

「うーん…サラリーマン風の人から、ヤンキーっぽい人とか、オタクみたいな人とか、かな…」

 

…それはなかなか一筋縄ではいかない手の込んだ連中だな。

 

ところで、なんで神崎さんは俺に相談したんだろう。杉野ならしっかりボディーガード役を務めてくれるだろうし、殺せんせーに頼めば一瞬で解決するに違いない。

 

「杉野くんは大騒ぎになるし…。殺せんせーにはあんまり迷惑をかけたくないから…」

「そうか…」

 

俺はそれ以上は訊かないことにした。

たしかに杉野は痴漢と聞くと激怒して大立ち回りをしそうだし、殺せんせーは先日授業中に余計なことをして神崎さんの機嫌を損ねたことがあった。だから逆に頼みづらいのだろう。

 

「とにかく俺がガードをするから。痴漢グループの写真を撮ったら途中でもさっさと電車を降りようぜ」

「わかった。…ごめんね、こんなことに千葉くんを付き合わせて…」

 

…ぐはッッ…!!

 

神崎さんがドキッとするほどかわいい上目遣いで俺にコテンと頭を下げた。や、ヤバいな…。杉野があんなに入れ込むのもわかるわ…。

 

ファーンッッ…!

 

来た来た、この電車か…。

 

「…あ、あの人たち乗ってる…」

 

すぐ近くの車両に、目つきのおかしい一団が乗っている。神崎さんの顔が恐怖で強張った。あいつらか…!

 

俺は神崎さんをブロックしながら電車に乗り込んだ。思っていたより車内は込んでいて、しかもヤンキー風の見張り係に押されて、俺はいきなり神崎さんと少し離れてしまった。

 

しまった…!

そう思った時には神崎さんの周囲を、奴らがぐるりと取り囲んだ。

 

「お、おい、ちょっと…!」

 

何とか神崎さんに近づこうとすると、その都度ヤンキー風の男が俺を押し退ける。その繰り返しをしているあいだに、ついにヤンキーがキレた。

 

「おい、てめえ、なんか用か?」

「どけてください」

「なんだとてめえ、やんのかコラ!」

「…おい、やめとけ、騒ぎになる」

「チッ、とにかくあっち行ってろ」

 

一触即発のところを、同じグループのオタク風の男に止められて、ヤンキーは俺の胸倉から手を離した。

 

とにかく早く助けないと神崎さんが被害に遭ってしまう!

 

俺はパッとその場を離れ、運良くちょうど停まった駅でサッとホームに降りると、急いでスマホで痴漢グループの写真を撮った。

 

「あっ!なにやってんだお前!コラあッッ!!」

 

気付かれた…!

 

俺は急いで神崎さんの腕を引っ張ると、一目散にホーム横の階段へと向かった。

 

「待てえぇぇえええッッ!!この野郎ぉぉぉおおおッッ!!!」

 

神崎さんと俺は普段の暗殺訓練で鍛えた脚力を活かし、なんとか奴らから距離を置くことができた。そのまま改札を通り抜けると、手近な多目的トイレに二人で逃げ込んで隠れた。

 

パチンッッ!

 

「「はあッ…はあッ…はあッ…はああ……」」

 

ふー…とりあえず鍵をかければこれで少し安心だ。連中も、騒げばさすがに駅員に事情を訊かれるだろう。俺はスマホを取り出して、さっき撮った写真を確認した。

 

「神崎さん、大丈夫?奴らに何かされた…?」

「大丈夫。でも千葉くんに助けてもらわなかったら、なにされてたか…」

 

そうか、無事でよかった…。

俺はまだ肩で息をしている神崎さんと目が合った。

 

「まだ連中がウロウロしてるかもしれないし、このまま少し待とう」

「うん」

 

「とりあえず写真は警察の人に見せるけど、明日からどうする?」

「あんまりしたくないけど…父に相談してみる」

「そうか、それがいいと思う」

 

神崎さんの父親はたしか弁護士だったっけ。躾に厳しい人だと聞いている。神崎さんはとってもいい子なのに、親子関係が複雑なのは残念だな…。

 

「ねえ、千葉くん…」

「はい?」

 

「助けてくれて本当にありがとう」

「こんなのお安い御用だよ」

 

「お礼がしたいんだけど、いま何も持ってないし」

「そんなのいいって」

「それじゃあ私の気が済まないよ…」

 

神崎さんが俺にグッと近づいてきた。

…あ、あれ?こういう雰囲気って、矢田さんの時にもあったな。ま、まずい…。

 

「私にできることって、こんなことぐらい…かな」

 

神崎さんの両腕が俺の首の後ろに回った。

 

 

ん、んぐッッ…!!

 

「んむ……んむう……(んちゅ…はあ…千葉くんの唇、気持ちいい…)」

 

うわ…神崎さん、いい匂いがする……。

こんな美人と俺…いまキスしてるのか…ああ…幸せ……、っておいいいッッ!!!

 

「なななな…!!!か、神崎さんっっ!」

「だめ…?」

「だめって、そりゃだめでしょ!」

「速水さんには内緒にしとくから…」

「そ、そういう問題ではないって!」

 

「千葉くん」

「は、はい」

「今だけは私の言うことを聞いて」

「…は、はい?」

 

「間違ったことしてるって、わかってる。けど、千葉くんを見てると、毎日苦しくて…」

「は、はあ……」

 

「今だけだから、私の自由にさせて……お願い…」

「…ちょ、ちょっと、今だけって…な、なにを…」

 

神崎さんは俺の肩に両腕を回すと、もう一度しっかりと口づけをしてきた。

 

柔らかくて意外と厚みのあるその甘い感触に、なんだか頭の芯がボーッとしてくる。

 

そのまま抵抗するのを忘れてぼんやりしていると、神崎さんの舌が俺の唇をこじ開けて、口の中に侵入してきた。も、もし俺が杉野だったら、うれしすぎて即死したかもしれない。

 

「ふむ…うむう……(ピチュ…クチュ…)」

 

互いに舌を絡め合ううちに、神崎さんがしっかりと俺に身体を密着させていることに気がついた。

 

その身体は、信じられないくらい柔らかくて、そしてとても熱い…。彼女が心底俺に欲情しているのがわかる。

 

俺の太ももと神崎さんの太ももがしっかりと絡み合っている…。

 

そして神崎さんの手が、俺の下半身に伸びた。

 

「はあ…はあ…、ち、千葉く…ん…ここ、気持ちいい…?」

「…か、神崎さん…さ、さすがにそれはマズいって…」

 

神崎さんの指がサワサワと俺の分身にまとわりつく。

 

…俺は速水の怒った顔を思い浮かべつつ、目の前の誘惑と必死に戦っていた…はずだった。

 

「すご…い…。千葉くんのココ、おっきい…」

 

あ、やべっっ…!!なに俺は反応してるんだ!!

 

「こんなにおっきくして…苦しいんでしょ…?今から私が楽にしてあげる…」

「えっ!ちょ、ちょっと、か、神崎さん…!?」

 

神崎さんの指がスッとファスナーを下ろした。

途端にグッと飛び出した分身を、ブリーフの上から白くて細長い指が絡んでくる。

 

「す、すごい……太くて…とっても硬い…」

「や、やめろって…あうッッ…!」

 

神崎さんの指が俺の分身をギュッと強く握りしめた。

その快感で思わずみっともない声が出てしまう…ううう…恥ずかしい…。

 

シュッ…シュッ…シュッ…。

 

神崎さんはすぐに根元からゆっくりと扱き始めた。

その慣れていないぎこちない指使いに、逆に興奮してくる。や、ヤバい…り、理性が、も、もう持たない…。

 

言うまでもなく神崎さんはクラスのマドンナ、男子のあこがれの的だ。

 

修学旅行の男子の「気になる女子ランキング」で第一位。たとえあのお堅い磯貝でも、神崎さんのことがまったく気にならないなんてことはないはずだ。神崎さんはそれくらい男子にとって魅力的な存在なのだ…。

 

シュッ、シュッ、シュッ、シュッ…!

 

神崎さんの指がブリーフの隙間から俺の分身を引っ張り出して、直に扱きはじめた…。

 

「どう…これって気持ちいい?千葉くん…」

「あ、ああ…」

 

か、神崎さん、スカートがたくし上がって、黒タイツに包まれた魅惑の太ももがバッチリ見えてます…。

 

そ、それに扱くペースまで上げてきた…。や、ヤバい…。

 

も、もちろん俺は速水のことが一番好きだし、二人の絆は絶対だ。その気持ちに偽りは微塵もない。

 

そう、俺はたとえ神崎さんに誘惑されようとも、…あ、そうだ、そういえば今日の速水のパンツは最高だったな…。

 

「…あ…、ち、千葉くんのココが…ビクビクしてきた…」

 

…あああ!やべええッッ!余計なことを考えたせいで、も、もう限界だああああッッ……!!

 

「ウッッ…!!あああ…か、神崎さん、…で、出るぅッッ!!」

 

ドピュドピュッッ…!!ビクンッビクンッ!!ブピュブピュッッ…!!

 

や、やっちまった…。

 

久しぶりの激しい興奮を象徴するかのように、俺の分身は神崎さんの黒タイツの太ももの上にたっぷりと精液を吐き出して、まるで練乳のようにねっとりと白く染め上げた。

 

「ハアッ…ハアッ…ハアッ…!ご、ごめん…服、汚して…」

「…だ、大丈夫、そ、それより、いっぱい出たね…びっくりしちゃった…」

 

 

神崎さんは丁寧に後始末をすると、もう一度俺にキスをしてきた。

 

「千葉くん…心配しなくても、このことは誰にも内緒にしておくからね」

「…か、神崎さ…ん…」

 

「私ね、口が固いから安心して。…その代わり、またしようね?」

「え、そ、それは…困るよ…」

 

俺はつい本音を漏らしてしまった。

 

「…ふふ、そっか…」

 

神崎さんはそう言うと、ニッコリと笑った。

 

「そうだよね…。あんなに必死で千葉くんを取り戻した速水さんにも悪いからね…」

「……。」

 

「愛されてるね、千葉くんって…」

 

俺が返答に困っていると、神崎さんは入り口の扉に手をかけた。

 

「私、正直速水さんがうらやましいの…」

「……。」

 

「だから、ちょっかいだしたけど、千葉くんの本心もよくわかったし…」

「…ご、ごめん…」

 

「これからも仲良くしてね?」

「あ、ああ、もちろん…」

 

 

それから俺は、神崎さんと鉄道警察の人に写真を見せて説明した。一週間後、新聞に痴漢グループが全員逮捕されたと記事が載っていた。

 

 

神崎さんは、あれから何の変わりもなく昼休みになると他の女子と一緒になって俺に弁当を食べるよう迫ってくる。

 

その表情はいつも変わらず明るくて楽しそうだ。

 




タロットカードの「吊るされた男」の意味ですけど、wikipediaによると、逆さに吊るされた男の姿は、修行、忍耐、奉仕、努力、試練、着実、抑制、妥協をあらわし、その受けている苦難は「こうした危機的状況にもかかわらず、男の表情は素直にこの状況を受け入れているかのように凛としたものであり、この男自身が望んでこの状況を招き入れたことを暗示している。」だそうです。

(^_^;)

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