もし千葉くんがエロゲの主人公だったら 作:miyakokat
〈速水凛香視点〉
全校集会からの帰り道。
「ち、千葉君、こ、これ…!」
「えっ…!?」
「千葉君!プレゼント、もらってくれる?」
「あ、ああ…」
「よかったら、私のもいい…?」
「は、はあ……」
…な、なにあれ!?
7~8人の本校舎の女子が千葉を取り囲んでいる。
もしかして「千葉くん祭り(©️倉橋)」が本校舎にまで拡大!? …って、そんなわけないか。
「ねえ片岡、なんなのあの子たち…」
「あー、あれね、最近本校舎に千葉くんのファンクラブ(略称CFC)ができたらしいのよ」
「はああ…!?」
し、知らなかった…。
千葉って、そんなに人気者なのか…(汗)
「E組の男子と恋愛とか、バレたら大変だから普段は目立たないように活動してるらしいけど、全校集会はナマの千葉くんに会えるチャンスだから、必死なんじゃない?」
「ふーん…」
…なんか複雑な気分。
目立たないように活動って、隠れキリシタンか!
私は校門を出ると、先を歩く千葉に声をかけた。
「よー、モテモテくん」
「…言うな速水、後始末大変だぞこれ…」
「どうするの?」
「さすがに今さら返すわけにもいかないし、プレゼントは妹たちにやるか……あ、でも兄貴のファンとかキモすぎ!ぜってーいらねー!とか言いそうだな……ブツブツ…」
千葉のすぐ下の妹さんには一度だけ会ったことがある。夜の公園での射撃練習のときに、差し入れでおにぎりを持ってきてくれた。
『じゃ、が、頑張って…』
そっけなく千葉に渡して、私をちらりと見ながら恥ずかしそうに帰っていった。兄である千葉には態度がキツイのかもしれないけど、本当はいい妹なんだろうなと思う。一人っ子の私には、そんな家族の存在がとてもうらやましい。
「ねえ、今日の夕方時間ある?」
「ああ、もちろん」
「うちの家で勉強とかどう?今夜は両親いないから」
「えっ…!」
〈千葉龍之介視点〉
…は、速水の家で勉強!?
し、しかも親がいない…!?
そ、それって、ま、まさか、アレですよね!?
ほ、本当にいいんですか!?
「あ…!か、勘違いしないでよね?テスト近いし、苦手なところを教えてもらいたいだけだから…」
ツンデレキタ──(゚∀゚)──!!!
「速水さん、勘違いってなんですか?」
「え…?」
「勉強ですよね?ぼく別に勘違いとかしてないですけど」
みるみる速水の顔が真っ赤になった。
「ひ、卑怯者…!」
「ぼく何も言ってませんけど」
「ち、千葉の馬鹿!!」
「へへー!」
「も、もう知らない!!」
速水は走って先に旧校舎に入っていった。
恥ずかしくてダッシュとか、かわいすぎか!
そ、それより速水と、ふ、二人きり…!?
…ゴ、ゴクリ。
お、落ち着け俺、本当に勉強だけだったらどうする?
『ありがと千葉、よくわかったから。もういいよ、帰っても』
『ガビーン』
いや、さすがにそれはないだろ。
速水だって、俺と二人きりになればどうなるかぐらいわかってると思う。
『ごめんね千葉、今日は女の子の日なの』
そ、それもないよな?そうだよな!?
だれか違うって言ってくれえええ!!
教室に戻ると、速水は倉橋さんと楽しそうに話をしていた。俺はさりげなく前髪の間からその後ろ姿を眺める。
しかし速水ってほんとスタイルいいよな…。その速水と俺が放課後エッチか……ゴホンゴホンッ!…し、失礼。
ヤバい、ヤバいな…もっと冷静にならねば。
朝からこんなことを考えてたら、今日一日身がもたないぞ?
とはいえ、ついに速水とエッチか…。
ここまで来るのにそれこそ苦節14話、あんなこと、こんなこと、ほんといろいろあったなあ…。
ウッ…ウウッ…!
グスッ…グスッ…!
う、うれしいいいッッ…!!!
「ねー千葉、なに泣いてんの?ちょっと気持ち悪いんだけど…」
「うるさいカルマ、お前は黙ってろ」
あ、そうだ、肝心のアレ、ちゃんと持ってたかな。おお…!あったあった。姉貴の部屋からくすねたコ○ドーム。
「なあ千葉、放課後ヒマか?」
「失せろ岡島、死んでもお前の用事になんか俺は付き合わない」
「…ひ、ひでえッ!」
** ** ** **
「あ、ああ…いや…、んん…」
「好きだ…速水」
「う、うん…(クチュ)あむ…んむ…んんッ…!」
「ぷは…。かわいいぜ…(モミモミ)」
「はあ…んっ!や、やああ…んッ…はあんッ…!」
俺はいま床に腰を下ろし、両足のあいだに速水を座らせて、背後から何度も熱いキスをしている。
もちろんキスだけじゃない。
カーディガンの中に両手をさし込み、ブラウスの上から彼女の形の良い双丘をたっぷり味わっているのだ。
「あん、く…、は、はあ…、」
あー…ヤバい。
速水がかわいすぎる…。
初めて上がった彼女の部屋はとてもいい匂いがして、ぬいぐるみとか置いてあって「ザ・女の子の部屋」って感じだ。
言い訳みたいだけど、いきなりこんなエッチな状況になってしまったわけではない。とりあえず殺せんせーから出された宿題は二人で片付けた。
『数学のここ、わかる?』
『ああ、得意なとこだ』
『よかった、さすがだね』
『まかせとけ』
カリカリ…カリカリ…。
ふと時計を見ると、一時間近く経っていた。
もしかしたら本当に今日は勉強だけで終わるのか…?と不安になったころ、速水が俺に少し身体をくっつけてきた。
『ね、ここはどう解くの?』
エメラルドの瞳に長い睫毛、尖った顎にふわりとした明るい髪。うぐぐ…ヤバいくらいかわいいな。
ふと目が合った瞬間、当たり前のように俺は彼女を抱き寄せてキスをしていた。それで冒頭の状況になったというわけだ。
「ねえ…千葉、これってやっぱり勘違いのほうじゃないの?」
「んー、なんのことかわからない」
「もう…」
俺は壁に背中を預けて、彼女の上半身を俺にもたれさせた。あー…速水の身体が温かくて気持ちいい。おまけにシャンプーのいい匂いがする。
気がつくと目の前の大きな姿見用の鏡に二人が映っていて、普段ならキリッとしている彼女の瞳が、すっかり潤んでしまっているのが見えた。
ダメだ…も、もう理性がもたない!
ここまで大胆に俺が攻めても抵抗しないってことは、速水もどうやらオッケーのようだ。
…もしここで断られたとしても、もう俺は後戻りなんかできやしないけどな。
スッと太ももの上に軽く手を置くと、彼女の背中がピクンと小さく跳ねた。
「…ち、千葉、だ、だめ…足は弱いの…」
「そうなのか…?」
業務連絡です。
速水の弱点を発見しました。
ただちに攻撃を開始します。
よーし…。俺は速水の左脚を抱えると、ゆっくりとそのハイソックスの両脚を開かせていく。
姿見用の鏡に彼女の魅惑のスカートの中があらわに映った。白い太ももの隙間から薄いグリーンの下着がはっきりと見える。す、すごく…エロい…。
「…こ、こら、ち、千葉のエッチ…」
「すまん、もう止まらん」
「あ…!だ、だめだって…!」
俺は速水の太ももにスーッと指先を這わせてみた。
「ち、ちょっと…、あ、あんん…ッ!」
「いい声だ…。もっと聞きたい」
「ば、ばか!…や、やめ…ひゃんんッ!」
俺はショーツ越しに彼女の敏感な部分を指先で転がすようにしてクニクニと愛撫した。
「んんッ…!…や、やあッ、あ、あんッ!あん…!」
あわてて両脚を閉じようとする速水を阻止すると、わざと鏡の真正面に引き戻す。
「ここ、濡れてるぞ」
「…い、いや…、見ないで…!」
彼女のショーツの真ん中に、内側から溢れ出た愛液が染みとなって広がっている。そこに狙いを定めて、さらに指先で執拗に攻め立てる。
「は、んんッ…!や、やあ、あんん、ふむう…!」
左手で胸を揉み、右手の指先でショーツ越しの性器を愛撫し、蠢く舌で口腔内を占領する。
一度に三ヶ所を攻められた速水は、それを鏡で見せつけられて興奮したのか、ビクッビクッと強く痙攣し始めた。
「だ、だめッ…んああッ…!(あ、あ、あ、な、なにかが、こ、込み上げてくる…!もしかしてこれが、い、イクってことなの…!?)」
「あ、あんッ…!ひゃあッ!(…あ、ああ、だめ、い、イクッ、イッちゃう…!)んあああああッッ…!!」
ビクッ!ビクビクッ……ビクンンッッ…!!
あー…すごい…。
俺の目の前で速水がイキました。
目をつむってピクピク痙攣しながら、必死で快感に耐えている。す、すんげー、エロい…。
俺に背中を預けて仰け反ったまま、まだ痙攣が続いている。さすがに心配になった俺は、グッと肩を揺さぶってみた。
「お、おい…」
「……」
「おいってば、速水」
「ふえ…?…わ、わたし、ボーッとしてた?」
「ああ、完全にイってたぞ…」
「う、うそ…、は、恥ずかしい…」
速水は真面目だから、これまで自慰とかしたことがないのかもしれない。
…ということは、人生で初めての絶頂を、この俺が体験させたわけか。
そう思うと余計に愛しくて、やさしくキスをしてからゆっくり立たせて、しっかりと抱きしめてから今度はベッドに座らせた。
ドクン…ドクン…ドクン…。
…つ、ついに俺は、速水を抱く…。
「い、いいか…?」
「う、うん…」