もし千葉くんがエロゲの主人公だったら 作:miyakokat
〈速水凛香視点〉
「はあ…、はあ…はあ…」
生まれて初めて絶頂を味わった私は、いまだ夢うつつの中にいた。
千葉の手が私のリボンネクタイを引き抜いて、ブラウスの上からいとおしむように胸を揉んでくる。
「好きだ…好きだ、速水…愛してる…」
「う、うん…うれしい………」
千葉がもどかしそうに自分のシャツを脱ぎ捨てた。その意外と逞しい上半身に、思わず目を奪われた。
そう、私はこれから千葉に抱かれるのだ…。
◇ ◇ ◇
私が千葉を意識するようになったのは、まだ寒さの残る4月のことだった。
初めは、放課後の射撃練習に烏間先生や男子二位の磯貝も来ていたけど、二人とも忙し過ぎて(磯貝はたぶんバイト)すぐに顔を出さなくなった。
突然二人だけになり、長距離射撃の得意な千葉を横目に、負けじと私も黙々と練習する日々が続いた。
そんなある日、私は勇気を振り絞ってある疑問を千葉にぶつけてみた。
『ねえ、どうして誰に教わる訳でもないのに、そんなに上手く命中させられるの?』
突然のぶっきらぼうな問いかけに、ライフルを構えていた千葉は少し驚いた表情で振り返った。
『…あー、俺流のコツがあるんだ』
『コツって、どんな…?』
『うん、ちょっとしたことなんだけど…』
『教えてもらっていい?』
『いいぜ、もちろん』
それを境に急に親しくなった、という訳でもなかったけど、千葉と一緒に切磋琢磨する日々がこうして始まった。
最初は口数の少なかった千葉も、一緒に練習しているうちに少しずつ冗談を言うようになった。
驚いたのは、私が体調が良くなかったり、何か悩みを抱えているときは、どんなにポーカーフェイスで誤魔化していても、必ず見抜いたことだ。
『なあ、どうした速水。どこかしんどいのか?』
『俺で何か力になれることがあれば、遠慮なく言ってくれたらいいんだぞ?』
思えばあの頃の私は、友だちから嫌われるのが怖くて雑用を断り切れず、そのせいでE組に落ちて親ともうまくいかなくなっていて、精神的にかなり追い詰められていた。
優しくて、何も押し付けてこない千葉と過ごす、あの貴重な時間がなければ、私は今も周囲に壁を作っていたかもしれない。
千葉は何をやらせても上手にこなすし、もう少し人間関係で器用に振る舞うことができたら、最初から女子にモテモテだったと思う。
でも千葉は大人しくて、いつも誰かの心配ばかりしている、頭がいいのにちょっとバカで、真面目に見せて実はスケベな、ごく普通?の男の子。
そんな千葉のことを異性として意識していたのは、たぶんクラスで私だけだったと思う。
──あの日(第1話)、千葉の前髪の下の素顔がクラス全員に知れ渡り、女子の注目を浴びるようになるまでは。
千葉が脚光を浴びる兆しは、たしかにあった。
誰に対しても親切な千葉の性格が、男女を問わずクラスで好感を集めていた。その矢先のあの出来事だった。
千葉がイケメンであろうとなかろうと、私の思いは同じなのに、突然千葉は人気者として、どこか遠い存在になってしまった。
もしあの時、莉桜が私を応援してくれてなかったら、今ごろ私は浮羽に千葉を奪われたまま、かといって自分の思いに蓋をすることもできず、一人でもがき苦しんでいた、と思う。
千葉に好意を寄せる女子は、今もたくさんいる。
『千葉くんって、ほんとカッコいいよねー』
『あーあ…仲良くなりたいなー』
千葉が周囲から注目される以前の私は、千葉との関係に多くを望んでいた訳ではなかった。一緒に暗殺の訓練をして、なるべく横に居られたらそれでいい。たぶんそんな感じに思っていた。
でもそんなあいまいな関係は、千葉を取り巻く環境の変化で一気に許されなくなった。
『速水さんって、千葉くんと仲いいけど、付き合ってるの?それとも、ただの練習仲間?』
繰り返されるその問いに、気がつくと私の目の前にまるで「争奪戦!千葉龍之介すごろく」という名のゲームが置いてあって、他の女子と共にサイコロを振ってゴールを目指す。そんな渦に巻き込まれていた。
もし千葉と築いた絆がなかったら、すぐにゲームオーバーしていたに違いない。
◇ ◇ ◇
ゆっくりと唇同士を離すと、千葉が私のブラウスのボタンに手をかけた。
「…ねえ、千葉の目が見てみたい…。だめ?」
「お安い御用だ…と言いたいところだけど、なんだか恥ずかしいな」
千葉が自分で前髪をかき分けると、その目は赤く澄んでいて、そして欲情で潤んでいた。
〈千葉龍之介視点〉
向かい合う速水のシャツを脱がすと、ショーツと対になった薄い緑色のブラがむき出しになった。それは、あの南の島で見たビキニにどことなく似ていた。
ううう…たまらん…。
この形のいい胸が大好きだ…。
問答無用で彼女をベッドにドサリと押し倒す。
残すは制服のスカートのみ。せっかくだから簡単には脱がせたくない。
俺は再び速水のスカートの中に手を忍ばせた。
「あッ…!んんッ!」
…ヌチュ…グチュ…。
彼女の両脚の付け根がトロリとした愛液ですっかり濡れている。初めてだから、挿入する前にもっと濡らしておきたい。そう思った俺が指先を使って再び愛撫を始めると、速水の喘ぎがいっそう大きくなった。
「やんッ…!んあッ…!はあんッ!だ、だめ、ま、またイッちゃうからっ…!」
「はああッ…!も、もう、わたし…我慢できないよ…!」
「お、お願い、…あんんッ!こ、これ以上、じ、焦らさないで…!」
ゴ、ゴクリ…。
は、速水が俺の身体を求めている…。
あのいつもキリッとしている瞳がしっとりと濡れ、聞いたことのない甘えた声で…。
スカートのホックを外し、手早く脱がせると、俺は彼女のショーツの腰に手をかけた。
ゆっくりと太ももに向かってずらしていくと、速水はアソコが見えないように素早く両膝を立てる。
見たい…。いつも一緒に過ごしてきたパートナーの一番大事な部分を、この目で見てみたい。そう思ったけど、彼女があまりに恥ずかしそうにするからやめておいた。
そ、それよりはやくヤりたい…。
あの耳に心地好い少し大人びたきれいな声で、もっと、もっと喘がせたい。
俺は速水のショーツを片脚だけ抜き取ると、両脚を開かせてそこに覆い被さった。
ドクン…ドクン…ドクン…。
さあ…、いよいよ俺は彼女とひとつになる…。
ググ…チュブッ…。
恐る恐る、いきり立つ分身を1/3ほど挿し込むと、温かく濡れた柔肉がほどよく包み込んできた。それだけでもう俺の分身がこの先の快感を想像して、ビクンと速水の
や、ヤバい、焦るな俺…。
俺はわざと小刻みに出し入れして、少しずつ
ああ、やっぱ初めてだからキツいな…。
ビクンッ…!
突然彼女の身体に力が入った。
「…っ、い、痛…あい…」
「あっ…だ、大丈夫か…?」
「う、うん…ちょっと痛いけど…、思ったほどでもないか、な…」
「そ、そうか、よかった…」
俺は速水の表情を観察しながら、きれいな太ももを両手で抱えて、もう一度ゆっくりと挿入した。
「んん…!くっ…!…は、はあ、はあ…」
は、入ったあ…。
ああ…ヤバい…。温かくて、ぬっぽりと包み込んできて、めちゃくちゃ気持ちいい…。
試しに2/3ほど引き抜くと、彼女の鮮血で赤く塗れていた。
「痛くないか?速水…」
「大丈夫…。少し動いてみて…」
オッケー、許可が出た。
なら遠慮なくイかせてもらうぜ…!
あらためて俺は分身をズブプッと根元まで挿し込んだ。
「くッ…あッ…」
ヤバい…。
ここから少しでも動かすだけで
ヌチュ…グチュ…チュブ…。
うあ…切ない表情で俺を見上げてくる彼女を見ているだけで、も、もうイキそうだ…。
落ち着けよ、俺…。
夢にまで見た速水との初エッチだろ…?
せっかくの機会を無駄に終わらすなって…。
ズチュッ…、ヌチュッ…、ズリュッ、ブジュッ、ジュプッ…!ズチュッ…!
俺は彼女の上半身をベッドに縫いつけ、分身が根元までしっかり入るように、ハイソックスのふくらはぎを肩まで抱えあげて、そのまま無心に腰を打ち付けた。
「や、んッ…!ああッ!んはあッ…!(お、奥に当たってる…)あん、あんッ、はんんッ!や、やあ、き、気持ちいいッ!あん、だめえッ…!」
「は、速水ッ…!」
グチュッ!ジュプッ!ヌチュッ!ジュポッ!グポッ!
ゴム越しとはいえ、俺は今から彼女の身体の中に
初めて会ったときから俺は速水のことが好きだった。
大人しいけど芯があって、気が強そうに見えて実はとても優しくて、いつも俺のことを気にかけてくれる。
『お前らさあ、本当に夫婦みたいだよな』
周囲に呆れられるほど、俺たちは何も言わなくても、互いに何を思い、どうしたいのか、手に取るように理解し合える仲だ。こんなに気の合うヤツは、もう二度と俺の前に現れないと思う。
いったい何度その身体を抱きたいと思ったかわからないほど、俺は速水のことがたまらなく好きだ。
その彼女がいま現実に俺に抱かれている。
俺のもたらす快感に喘ぎ、必死に耐えている…。
「…お、お願い、わ、わたし、もう、だめえ…!」
あッ…!ちょ、ちょっとまて、速水!
彼女がしがみついて、ぎこちなく俺の腰の動きに自分から合わせてきた。そ、そんなことをされると俺まで、げ、限界だあッ…!!
し、仕方ない…!
俺は速水の魅惑の太ももをもう一度しっかり抱え直してラストスパートをかけた。
チュブッ!ジュプッ!ブチュッ!ジュポッ!グポッ!
「い、イクぞッ…り、凛香ぁッ…!!」
「き、きて…!り、龍之介ぇッ!」
彼女は俺から得られる快感を最大限受け止めるかのように、グッと身体を仰け反らせた。
く、くるッッ…!!い、いまだぁぁッッ…!!!
ドビュッ…!!ドピュドピュ…!ビュプッ!ドクドクッ…!ビクンビクンッ…!
「くうッ…!(ま、まだ出る…!!)」
ドピュドピュッ!ビクン…!ブピュッ!
「う、はあッ…!はあッ…!はあ…!」
息を整えながらゆっくりと分身を引き抜くと、その甘い感触でまた射精してしまった。
ビュクンッ…ビュプッ!ビクン…ビクン…。
うあ…、ゴムの中にすんごい出てる…。
一度にこんなに出るなんて、さすがに初めてだ…。
「はああ……気持ち良すぎる……」
俺はドサリと倒れるように彼女に覆い被さった。
「速水…?」
彼女を見ると目をつむり、切ない表情でいまだにピクピクと快感に耐えている…。
や、やべ、ま、またやっちまった、かな…?
「お、おい、だ、大丈夫か…?」
ハッ、と目を開けた速水の目尻はすっかり濡れていて、グッと俺の首にしがみついてきた。
「ち、千葉のばか…。す、少しは遠慮しなさいよ…」
「す、すまん…速水がかわいすぎて、つい、がんばっちまった…」
「もう……」
二人でしばらくのあいだ優しいキスをしていると、ふいに俺のお腹が鳴った。
グー…。
うわ…恥ずかしい。
「うふふ…よかったら晩御飯食べてく?」
「いいのか…?」
「もちろん」
じゃあお先に、と起き上がった彼女の首筋が、汗でしっとりと光っていた。うぐぐ…すげえ色っぽいな…。
あ…!
「し、しまったああああああああッッ…!!」
突然俺は大きな声を出してしまった。
「ど、どうしたの?」
「ブラジャーを外すの忘れてた…!」
「ば…!ばか…!」
あわてて速水は両手で胸を隠した。
「…な、なあ、もう一度しようか…」
「…だ、だめ!あんなのもう一度したら、わたし死んじゃうから!」
彼女は真っ赤になって俺の脳天をチョップした。
くううう~…残念。
速水のおっぱいが見られなかった…。
「もう…ほんっとバカなんだから…。そんなに残念そうにしないでよ…」
「じゃ、こ、今度、かならず…」
「そ、そうね、そんな機会があれば、だけど…」
「お、おい…速水…」
「さて、じゃあ私、シャワー行ってくるね」
「ぐぬ、ぬ…」
こ、この次は、か、必ずリベンジを果たす…!