もし千葉くんがエロゲの主人公だったら 作:miyakokat
「こ、これでいい…?」
お、おおお…す、すばらしい!!
岡島のばあちゃんの民宿、六畳一間のこの部屋で、目の前にいるのはビキニ姿の俺の彼女、速水凛香。
先週女子4人でデパートに行き、買ってきたというこの水着、みんなに見せる前に俺だけ先に見せてくれたって訳。
いやー、射的で本気だしてほんとよかったぜ。
「あんまりジロジロ見ないでよ…」
「いや最高、めっちゃかわいい」
俺はグッと親指を立てた。
「そ、そう?…あ、ありがと」
くうッ…!その照れた仕草がまたいいぜッ…!
さーて、俺も準備するとしますか!
「ちょっ、なにしてんの」
「なにって、俺も着替えようかと思って。速水だけ水着じゃ悪いだろ?」
俺も明日着る予定の水泳パンツを取り出して彼女の目の前で着替え始めた。
「なんでそうなるのよ!」
浴衣をはだけてピッチリしたパンツ一枚になると、速水は真っ赤になって目を逸らした。
「どうだこれ、気にいってんだけど」
「し、知らない…」
「ほーら、ちゃんと見て」
畳に両膝をついた彼女に近づき、その顔を両手で押さえると、ためらいがちに速水は一瞬だけ俺を見上げた。
「…ち、千葉の体って、意外とがっちりしてるよね」
「おう、バンドって結構体力いるからな。筋トレだけは欠かさず続けてる」
「ふーん…」
「それよりさ、速水」
ドキドキ…
「な、なに…」
俺は答えるより先に、ビキニパンツを押し上げる硬く主張したものを彼女の眼前へと持っていく。
「あ…」
恥も外聞もなくガッチガチに
「…前からなんとなく思ってたんだけど」
「なんだ?」
「ち、千葉のここって、すごくおっきくない?」
Oh…
「たしかにそうかもな。銭湯にいくと他の客から驚かれるし」
「へー…」
「いやか?」
「そ、そんなことない、最初ちょっとびっくりしたけど…」
「したけど?」
「…す、好きかな、千葉の身体だし」
「そっか、なら…」
気をよくした俺は、硬く勃起した分身を彼女の頬にわざと押し当てた。
「気持ちよくしてくれるか?速水」
「え…、う、うん…」
少し驚いた彼女は、上気した表情で分身の根元を手で押さえ、ためらいがちに舌を出して分身の先を舐め始めた。
ペロ…ペロ…
くッ…、布地越しにザラザラと当たる舌の感触が、き、気持ちいい…!
彼女の手で棹を
あッ…くッ!も、もうガマンできねえ。
俺は水着をずり下ろし、分身をむき出しにして速水の頭の後ろに手を当てた。俺が何をして欲しいか、察しのいい彼女ならわかるはずだ。
「はあ…はあ…」
速水は困ったように俺の肉棒から少し目を逸らしたまま、ゆっくりと舌を這わせ始めた。
「ん…ん…」
すげえ光景、ううう気持ちいい…!
愛しのかわいい彼女にこんなことをさせて、罪悪感を感じないでもないんだが、それでも内なる欲望を抑えきれないのがオスの
「な、そろそろ頬張ってくれ」
「ん…」
速水は顔にかかった髪を耳にかけ、目をつむって大胆に咥えた。
ジュプ…ジュプ…
彼女は太い棹を味わうかのように頬張ると、口の中で転がすように舌で動かした。や、ヤバい!めちゃくちゃ気持ちいい…!
「う、ぐッ…!」
「んん…、気持ひいい?」
「ああ、口全体でゆっくり
「ん…」
チュブ…ジュプ…(レロ)
くああッ…!さ、最高ッ!つーか、もうヤバい!!
俺に促されるまま健気に
ジュプ…!ジュプ…!ジュプ…!
あ、あ、限界ッ!い、い、イクッ!イクッ…!!
ジュポ…!
俺は急いで彼女の口から抜き取り、そのキリッとした顔めがけて盛大にブッ放した。
ブビュッ!ドピュドピュッ…!ブビュッ!
ビクビクッ…!ビュプビュプッ…!
はあ…!はあ…!き、気持ちいい…!
うわ、やば、こりゃまたいっぱい出たな…。
「…す、すまん速水」
「う、うん…ちょっとびっくりしたけど大丈夫」
顔からビキニの胸元にかけて、ドロリとした白濁が飛び散って、うぐぐ…めちゃめちゃエロい。
それを丁寧にティッシュで拭き取ると、俺は速水をゆっくりと寝床に押し倒した。
スレンダーなのに胸もお尻も主張しているその身体を仰向けにさせ、唇にキスする。
チュ…
速水が俺の首に腕を回してきた。
あー…この薄目を開けた切ない表情がまた最高…!ううう…こんなの、付き合ってなかったら絶対に見られない顔だよな!!
俺は空いた手で彼女の身体を肩から下半身へと順に撫でていく。胸とか脇とか太ももとか、そういう弱そうなところはわざと後回し。
近くまで撫でておいて敏感なとこはスッと避ける。それを繰り返すと、いざ触れたときにめちゃめちゃ感じるはずだ。
「ん…、はあ…、んん…」
ピクッ、ピクッと速水の肩が痙攣する。あー…!俺のほうが逆にガマンできなくなってきた!
ムニ…、ムニュ…
Cカップの胸に手のひらを被せ、先端を避けつつたっぷりとその感触を味わう。くー!やわらかくて揉み心地最高!
「はあ…、はあ…、いい…」
お次はいよいよ下半身、身構えるように立てた彼女の両膝をゆっくりと押し広げ、脚の付け根に向かって太ももに指を滑らせる。
「あ…、あん…♥️」
指の腹でビキニラインをスルリとなでると、艶やかな喘ぎが漏れた。
おへそのほうからビキニに指を滑り込ませ、速水の大事な部分に直接触れてみる。
「ん、んッ…!だ、だめ…、龍之介」
くぼみに中指を這わせると、彼女の花弁はトロリとした愛液ですっかり満たされていた。
「凛香のここ、すごく濡れてる」
「こら、そんなこと口に出して言わない」
「だってほんとだろ」
「ばか、あんたのせいで…んんっ…!」
言い終わる前に蕾のようなかわいい唇をまた塞ぐ。すぐに舌と舌が絡み合い、互いの顔をむさぼるかのような激しいキスへと変化する。
同時に中指を第2関節まで挿し込み、速水の花孔を遠慮なくぐちょぐちょとかき回す。
「んん…!あむ…、はあ…んんっ…♥️」
よーし準備万端、そろそろ本番といくか…!
彼女のビキニの股布を指でずらすと、じっとりと蜜で濡れた花弁が丸見えとなった。ううう…エロい!!
「ずらし挿入」って見た目はいいけど、布地が棹に擦れると地味に痛い。でも今回はうまくずらせたから大丈夫そうだ。
ガタガタッ、ガタガタガタ…
また他の部屋から振動が伝わってきた。ほらほら、俺たちもおとなしくしてる場合じゃないぜ?
早く挿入したくてしたくて、俺の分身がピクッ、ピクッと脈動してる。
「きて…龍之介…」
おう…!これでもかってくらい今夜は気持ちよくさせてやるから覚悟しな、凛香…!
***
───合宿所、食堂。
「…で、ここだけど、ラケットを振るときの脚の位置、これを気をつけたほうがいい」
「は、はい…」
「おい茂木、もう少し具体的に説明しろって。矢田さん困ってるだろ?」
「あー、ごめん。踏み出した右脚の位置をもっと意識してってこと。練習のときの映像でわかったよね」
「は、はい、わかります」
…わたしは今、OB三人からノートパソコンに映った自分のプレーを見ながら指導を受けている。
この動画、例のガタイのいい槍沢さんが撮って、それをわざわざ指導用に編集したものだ。
「大事な用事」って、このことだったの…?
いや、安心するのはまだ早い。ここから三人が急に豹変して、あんなことやこんなことをわたしに…!!
「さーて、遅くなったしそろそろ終わろうか、矢田さんお疲れさま」
「明日も頑張ってね」
メガネの理系イケメン難波さんもにっこり微笑む。
「え…!?は、はあ…」
え…!?こ、これで終わり?
何もなくてもちろんホッとしたんだけど、逆にそれが不思議なんだけど…!?
「どうかしたの?」
「い、いえ…」
三人が怪訝な顔をしたので、わたしは意を決して訊ねてみた。
「…す、すいません、失礼になるかもしれませんが、思ったこと訊いていいですか…?」
「いいよ?」
「見せていただいたこの動画、わざわざわたしのために編集していただいたんですよね」
「そうだけど?」
「い、いえ、とてもよく出来てて参考になりました」
「そりゃよかった」
顔の恐い槍沢さんが照れて微笑んだ。この人こんな顔もするんだ…
「おい槍沢、お前矢田さんに気に入られたみたいだな、調子にのんなよ」
「お、おい、やめろって、彼女に失礼だろ…」
うそ…もしかしてわたし、この三人のことをとっても誤解してたの…!?
…あ、そうだ、もうひとつ聞きたいことが。
「もうひとついいですか?実は盗み聞きしちゃったことなんですけど…」
「なあに?いいよ言ってみて」
「ろ、六本木のバイヤーから仕入れた例のブツって、いったい何ですか…?」
シーン…
…あ、わたし、ヤバいこと訊いちゃった!?
や、やっぱり、この三人に、ひ、ヒドイことされちゃうとか…!?!?
「ぷっ…」
「くっ…」
「「「あはははははっっ!!!」」」
なになに、なんなの…!?
「ほーら、やっぱり誤解されてた」
「だな」
「茂木、お前がふざけてあんなこと言うからだよ」
え…?どういうこと?
「あのね矢田さん」
「は、はい」
「うちの部の合宿ってさ、昔から伝統でOBがカレーを作ることになってんだよね。で、今回はチキンカレーってことで、せっかくだから有名な地鶏を使おうってことになって」
「そしたら知り合いから安くて良い肉が手に入ったってこと」
そ、そういうことだったんだ…ううう、わたし早とちりもいいとこだよ!
「ところで、君の先輩のカオルさんのことなんだけど…」
ふいに難波さんがメガネをクイッとあげて真剣に語り始めた。
例のわたしを一方的に恨んでいるカオル先輩、実は関東大会で入賞してからあまり真面目に練習しなくなり、周りのアドバイスも聞かなくなってしまったらしい。
「どうしてあげたらいいのかって、三人で悩んでてね」
「そうなんですね…」
うーん、わかる。プライドが邪魔してるんだろうな。
『ヌルフフフッ。大事なのは素直でしなやかな心、成果に慢心していては何も成長できませんよ?』
唐突にわたしの頭のなかに、そう話す殺せんせーの顔が浮かんだ。
「試合で痛い目に遭えば、さすがに彼女も気が付くかもしれないって、そう思ってね」
「ごめんね、君に当て馬みたいな役を期待して」
「い、いえ…」
う、うう…
「あ、あれ…!?…な、なんで泣くの!?」
「ご、ごめん、俺らそんなヒドイこと言ったかな…!?」
グ、グスン…
「い、いえ、ちがいます…」
こんなにもわたしたち後輩のことを真剣に考えてくれていたというのに、この三人を疑っていた自分が情けなくて、これじゃあ天国にいる殺せんせーに顔向けできないよ…。そう思うと悲しくなってしまったのだ。
せんせー、いつまでも見守ってくれていてね。
わたしは涙を拭いて、にっこりと笑った。
「ありがとうございます。明日はご期待に沿えるようしっかりがんばります!」
「お、よかった~」
三人は安心したようにウンウンうなづいた。
***
───翌朝、岡島祖母の民宿。
「…おはよ、みんな」
「おはようございまーす…」
「「「「「「…お、おはよー」」」」」」
速水とふたりで遅れて居間に降りると、みんなが先にちゃぶ台を囲んで座っていた。
「凛香、よく眠れた?」
「え、う、うん、莉桜は?」
「ま、まあまあかな、ハハハ…」
う…、中村の乾いた笑いがこの場の気まずい空気に拍車をかける。
しかしこいつら夜遅くまでよくもまあずいぶん張り切ってたよな…。ま、まあ、それは俺らもお互いさまなんだけどw
「はいはい、朝ごはんできたよぉ」
岡島のばあちゃんがお膳を持ってやってきた。
アジの開きに湯豆腐、そしてだし巻き玉子。お、いかにも日本の正しい朝ごはんって感じだな、いい香りでお腹がさっそくグーッと鳴る。
「みんな、ゆうべはよく寝れたかい?」
ばあちゃんは隣の母屋に帰ってたから、夜中のことは何も知らないにちがいない。
「み、みんなよく寝たよな、な、千葉」
「お、おう」
こら岡島、わざとらしく俺に振るな。
「え、おいしい!このお味噌汁最高!」
「おやおや、ありがとうね」
倉橋さんにつられてみんなも笑顔になる。おかけでこの場の空気がふっと軽くなった。
「なあ、今日はどうする?」
湯豆腐をハフハフつまみながら菅谷がみんなに問いかける。
「午前中はしっかり海で泳ぎたいよね」
「だな、せっかくだし」
「帰る前に鎌倉に寄ろうよ、おみやげ買いたい」
「お、いいね、そうしよそうしよ」
「…またここに泊まりたいね、来年も」
「不破…」
それはみんな同じ気持ちだ。
でも…
「なあ、ばあちゃん。来年もみんなで来ていいか?」
「もたろんだよ大河、歓迎するよ」
「「「わー!やったうれしい!!」」」
中村がまたばあちゃんに抱きついた。
「それまでわたしもしっかりしてないといけないねえ」
「頼むぜ、ばあちゃん」
「だけどね、大河」
ん…?
「若いからってあんまりゆうべみたいにみんな元気だと、この民宿が壊れちゃうからほどほどにね」
「「「「「「ブフォッッ…!?!?」」」」」
ゲホゲホッ!!!ゴホンッッ…!!!
***
───合宿所、テニスコート
「うーん…、惜しかったね桃花」
たしかにあと一歩だった。
迎えた決勝、6-6でタイブレーク。先にポイントを取ったカオル先輩の勝ちで試合は終わった。
「あれ…?桃花さ、負けたのになんか満足した顔してない?」
「そんなことないって、わたしだって悔しいよ」
「変ねぇ、勝ったカオル先輩のほうがお通夜みたいな顔してる」
「まさか」
…これでよかった。OBさんたちに頼まれた役割をちゃんと果たせたし、カオル先輩にしっかりと追い付けたことで、わたしも自信ができたし。
「あれ、桃花どこ行くの?」
「トイレー」
ごめん、うそ。
本当は…
「よ」
「来てたんだカルマくん」
「親父に乗せてきてもらった」
「もう、無理言ったんじゃない?」
「大丈夫。それより惜しかったな、試合」
「ううん、これで充分満足だよ」
「…へ?おかしいなー、頑固で負けず嫌いの桃花さんが変なこと言ってる」
「むっ、頑固とかちがうし!」
「ふふ、それより…」
カルマくんがわたしの頭にポンと手を置いた。
「疲れただろ?今日はよく休めよ」
「うん!明日はいっしょに遊べるの?」
「おう、またLINEする」
「お母さんにもよろしくね」
バーイ!と手を振りながら彼は駐車場に戻っていく。彼のお父さんがにっこり笑ってわたしに会釈をしてくれた。
テニスコートに戻ると、カオル先輩がOBさんたちにペコペコ頭を下げているのが見えた。
にょきにょきと空に広がる入道雲。
わたしの夏はまだ始まったばかり。
さーて、今日も暑くなりそうだね!