CASE1.ヘスティアの場合
「うぬぬぬぬぬぬ…ぬぅ゛ぅ゛ぅ゛っ〜〜〜〜〜〜!!!」
ヘスティアはダンジョンに出かけた可愛い
冒険者なりたてのステイタスにしては明らかにおかしい。普通じゃない。ステイタスの伸びが異常に良い。いや良すぎるのだ。
スキルの欄にある【
しかし、今のヘスティアにとって“それ”は然程重要な事ではなかった。確かに愛おしい
しかし、それほど大事な事でさえ頭からすっぽ抜けるような文言がスキル欄の憧憬一途に続いて並んでおり、そのスキル内容がヘスティアの脳内を駆け巡っていた。
(なっ、なぁぁっ…なっ…)
「なんだこのスキルはぁぁぁぁあ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
そう、今のヘスティアとって一番の問題は
【幸運(助平)】
・ラッキースケベを誘発する。
・異性を惹き寄せる。
・異性から嫌悪感を持たれづらい。
・肉体の接触による異性への好感補正。
・ラッキースケベの対象に催淫効果。
この男からしたら羨ましくて堪らないであらう変態スキルだ。
▽
ボクの絶叫も虚しく、謎のハレンチスキル【幸運(助平)】がその効力を遺憾なく発揮するようになり、ベル君は無意識に僕に対してもラッキースケベを起こすようになった。
――そう、無意識にだ。
当然、【
どちらも色んな意味で危険なスキルだ。暇を持て余した神々のおもちゃになる事は避けなければならない。新興零細ファミリアであるボクは眷属を守る手立てが無いに等しい。
何かがキッカケでベル君の異常性が露見し神々に狙われるような事になったらボクは必死に抵抗したところでいとも簡単に強奪されるのは目に見えている。
故にベル君にすらこの2つのスキルは伏せてステイタスの写しを渡している。
つまりベル君がこのスキルを意図的に悪用しているということは絶対にあり得ないのだ。
だから、なんもかんも
ベル君がわざと僕にえっちな悪戯を仕掛けた訳ではなく、どんな確率だよと絶叫するような“偶然”が重なってハレンチなハプニングを起こすのだ。
以前ボクがベル君のラッキースケベの餌食になった際に聞いて分かったが、
「ベ・ル・くぅ〜〜ん???ワザとじゃあないよねぇぇっ!?!?」
「ひぃぃぃぃぃぃ!!!ごっ、誤解です神様ァァァァァァッ!!!」
などと、一悶着あった。その時ベル君は“嘘”を言っていなかった。悪気がないのは確かだった。
しかしまぁ、ワザと起こせるようなハプニングではないので疑うのもアホらしいほどだ。
純粋なベル君は悪くない!!全てこの【
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬっ!!!」
そういうのは僕だけでいいじゃないかっ!僕はベル君に何されようが構わないがっ!不特定多数の女にも手を出してしまっている事実が許せないっ!!
ボクの!ボクのベル君なんだぞ!!
大体ベル君は―――(以下略)!!!
(閑話休題)
「ぜぇ…ぜぇ…っ」
もう喉が枯れるほど愚痴をこぼしただろうか。ほんのちょっぴーりだが少し落ち着いたからベル君の起こしたラッキースケベについて語ろうじゃないか。
あれはステイタス更新で【
夜が明けて鳥がちゅんちゅんと囀り始めた早朝に事件は起きたんだ。
「う、んぅ…」
ボクは昨夜こっそりとベル君の眠るソファに潜り込み、ベル君の鼓動の音を感じながらそれはもうぐっすりと眠りについたのさ!
そして心地よい微睡みの中、いつも早起きなベル君が目を覚まして大きな欠伸を吐いたのを感じた。
(う〜ん、ベル君はもう冒険に行くのかぁ…)
もはや日常と化しているベル君の早朝ダンジョンアタック。早く英雄になりたいベル君にとって仕方のない事なのだろうが、少し寂しくもある。
まだ朝早くてボクは眠いし、ベル君の邪魔はしたくないから引き止めはしない。でもギリギリまでベル君成分は確保したい。
眠たい頭でそう考え、ベル君の胸に顔を埋めた。
「…へっ?か、神様…!?」
そこまでは普通の朝だった。しかし、ベル君がボクの存在に気がついて焦って飛び起きようとした結果、偶然にもソファの足元に転がっていたポーションの瓶で足を滑らしその勢いにボクも引っ張られてベル君一緒にソファから転がり落ちたのだ。
「うわぁっっ!?」
「うみゅっ!?」
幸運にもボクもベル君も頭を強打することはなく痛みはなかった。二人とも怪我はない、そこまでは良かった。
(ううっ…一体なにが起きたんだい…?)
突然の転倒で微睡みから急に起こされたボクは寝ぼけながらも地面に手を付いて顔を起こそうとした。すると、ぐにゅっと手の平から固い地面とは違った感触が伝わる。
(ん?これは…?なんか膨らんで…硬くなってきた…?)
初めての感触に手の平でぐにぐにと不思議な感触を確かめているとそれが棒状に膨らんで硬度を増していくのを感じた。
初めは少し手に余る太巻サイズだったソレは、僕の確かめるような手の動きでムクムクと膨らみ、完全に膨張し切って手のひらに到底納まりきらない長大で厚みのある硬い棒に変状していた。
と、そこでもう一つ気がついたのは自分の股にも何が食い込む形で押し付けられているという事だった。
寝ぼけた頭を動かしてそちらへ視線をやって改めてボクは自分の現状を知る。
「――むぅ゛ぅぅぅっ!!むぐぅぅぅぅぅっ!!?」
ボクはベル君の顔面に跨がる形で倒れ込んでいた。ベル君は口と鼻をボクの股間で完全に塞がれており必至に何かを訴えていた。
ここでボクの頭が急速に回転し始める。
「――ぎょええええええ!?べっ、ベル君!?ごめんよ今すぐどくか………ら…………?」
手の平をそのまま棒状の何かに着いたまま腰を浮かそうとした瞬間にヘスティアに衝撃が走る。
(まっ、まままままままさか!?!?ボクの握っているコレは……もしかしてベル君のおちんち――)
もはや鉄の棒と言っても過言ではなくなったソレはヘスティアの手の平でビクビクと震えている。
寝起きに重大なハプニングが続いたため、ボクの思考回路はショートし腰を浮かせるでもなく、ベル君のベル君から手を離さず、無意識に確かめるようにニギニギと刺激を与えてしまった結果ーー
「むぐぅっ!?むぐむぐぅぅぅぅぅっ!!むぅっ…うっ…!?」
「ひぅっ…♡ベル君っ!?やっ、擦れて…♡」
ベル君が一際大きく体を暴れさせ、その弾みでボクはぎゅっとベル君のベル君を握りしめてしまい、強い刺激がベル君のベル君を襲った結果、限界点を超えてしまい…
「むぅぅぅぅっ!?!?ぐ…っ…むぐぅっ…!!?」
びゅぐっ…びゅるるっ!どびゅびゅ…びゅるっ!
ボクの手の中で熱く硬い棒がビクンビクンと脈動してナニカを吐き出し始めた。勢い良く大量に発射されたソレは下着とズボンを貫通して滲み出るようにしてボクの手をベトベトに汚した。
「っ!?ふぇっ!?これって…っ!?」
ベルのズボンのシミから尿ではない特徴的な臭いがヘスティアの鼻腔に到達する。
ボクの手の中で断続的に白濁した液体を吐き出し続けていたペニスの脈動が収まり、ベル君の荒い呼吸の音がやけに大きく聞こえた。
ヘスティアが全てを察するより早く、ベルはヘスティアの体をどかして起き上がると顔を真っ赤にしてドアを蹴やぶらん勢いで飛び出して行った。
「――か、神様の馬鹿ァァァァァァァァァァァァッ!!!」
階段を駆け上がっていくベルの目尻には大量の涙があったとかないとか。
「…………へっ?あ、うぇ…えっ?」
一方、置いてけぼりにされたヘスティアは全て理解するまでに数分必要だったが、やがて全てを理解するとオラリオ中に響き渡る悲鳴をあげた。
「ぬぅうううぁぁぁぁああああぁぁッ〜〜〜〜〜!?!?!?」
「べ…ベル君の…おっきかった…」
絶叫の後、理性を取り戻したヘスティアは手に残る感触を思い出しつつ、手に付着した精液を見つめる。
ヘスティアは付着した精液を小さな舌でペロリと舐め口に含んだ。
「……にがい」
…でもベル君のだと思えば全然嫌いじゃないかも。
取り戻した理性を再び手放し、ヘスティアは乾きを潤すように小さな舌を再び精液でベタつく細い指に這わせた。
次のラッキースケベの被害者は…
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小さなサポーター
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ギルドのアドバイザー
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剣姫
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貧しい方のアマゾネス
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酒場の店員(エルフ)