はい、ということで3話目ですね。
皆さんの応援で叩かれたお陰様でケツが2つに割れました。ありがとうございます…もっと叩いて(ホシガリス
短編の4.2も投稿してますのでそちらもドウゾー
――最近、神様の様子が変だ。
僕がどんな
あと、異様に距離が近い。前は
しかし、一体僕はどうしたというのだろう。ここ最近はあまりにも女性に対して破廉恥な事故を起こしまくっている。中には逮捕されてもおかしくないようなものもある。
今のところ最も被害件数の多いのは神様だが、あんなことが立て続けに起こっているというのに、神様は全く気にしていなかった。神様がそれだけ僕のことを信頼しているのかもしれないけど、ヘスティアは特に何もせずともトテトテと近寄ってくるだけで非常に目に毒だった。恐るべしロリ巨乳。
(最近は服がはだけても隠しもしないし…///)
ヘスティアの一張羅は防御力皆無と言っても過言ではなく、ラッキースケベによって、いとも容易く服としての機能を失うのだが、最近のヘスティアは顔を赤らめるだけですぐさま服の乱れを直したりせずにのぼせた様子でベルをジッと見つめてくるのだ。
そんな蠱惑的な様子を魅せられては、いつベルの理性も我慢の限界を迎えてもおかしくはなかった。
その上、ベルは暴発事件後、
そのため、こうして敬愛する
(うぅ…これからダンジョンだっていうのに…)
非常に情けないがズボンの膨らみを隠すよう前屈みになりながらダンジョンに向かう通りを歩く。すれ違う人々の視線を気にしながら歩いていると背後から声をかけられた。
「――あの……これ落としましたよ?」
振り返った先には薄鈍色の髪をした人当たりの良さそうな少女が小さな魔石の欠片をこちらに差し出していた。
「はいぃ!?え、『魔石』?あ、あれ!?」
慌ててバックパックが開いていないか手探りするが、閉じられている。僅かに欠片ほどの『魔石』が零れ落ちそうな隙間は空いていたが、本当に落としたのだろうか?
少し疑問に思ったベルだったが、恐らく目の前の可愛らしい少女が落とす瞬間を見ていたのだろうと僅かな疑念を意識の外に追いやり、少女の掌の『魔石』を受け取ろうと手を伸ばした。
「す、すみません…ありがとうございま――」
ベルが少女の掌の『魔石』を摘んだ瞬間、ツルッと魔石が滑り落ち、それを追いかけて掴もうとしたベルは少女を巻き込んで体勢を崩してしまう。
「――きゃっ!?」
(ま、まずい…!?神様以外にも……!?ってそれよりもケガは…させないように!!)
意図的ではないとは言え、半ばタックルに近い形で押し倒してしまっている。少女がケガしてしまう予感がした。ベルは即座に少女の腰に手を添えて自分が下敷きになるようにクルリと回転した。
ドシンと地面に落ちた衝撃が体に響いた後に、体の上に少女が倒れ込む軽い衝撃が伝わる。
「――いたた…すみません…大丈夫です……か°っ?!」
後者は少女が華奢だったために痛みはなかったが、前者は腰から落ちたためにズキズキとした痛みが残っていた。痛みに顔を顰めながらも目を開くと眼前には薄鈍色の髪の少女の顔が目と鼻の距離にあったので変な声が出てしまう。
「び、びっくりしましたけど冒険者さんのおかげで大丈夫です…」
どうやら転倒の際に抱きとめる形で少女を引き寄せたようで、傍から見たら情熱的に抱き合っているように見える体勢だった。
そして、あまりにも近い距離で少女の顔が目に入ると、少女が超のつく美少女であることが否が応でも解ってしまう。しかもふわりと女性らしい良い匂いがベルの鼻腔を擽る。
「そっ、それは!よ、よよよよよよ良かったで――」
緊張のあまり体がガチゴチに固くなりながらも少女を引き離そうとして少女の体を支えていた手に力を入れると、ふにゅんと女性らしい柔らかさが手のひらに伝わる。
「――あん…♡冒険者さん…そんな強く…♡」
「いぃ゛っ!?」
ふと自分の右手に視線を向けると、そこにはふにゅりとその柔らかさを物語るかのように形を変える胸に沈み込んだ自身の右手があった。
「早朝とはいえ…人通りで押し倒して女性の胸を鷲掴みにするなんて…見かけによらず大胆なんですね…♡冒険者さん♡」
少女は嫌がる素振りを見せずに、胸を鷲掴みにしているベルの右手に手を重ね、ベルの目を覗き込むように顔を近づけて蠱惑的な笑みを浮かべる。
「す、すみませんッ!い、今すぐどきますからッ!」
一瞬、少女の瞳に魅力されそうになるも、なんとか理性を働かせたベル。
女性的な柔らかさに未練を残している右手をすぐさま離し、両肩を掴んで引き離すと即座に距離を取った。
「やん…♡急に動くと危ないですよ〜」
「ご、ごめんなさい…」
「うふふっ…分かればよろしい!レディの扱いは繊細にしないとメッ、ですよ?」
「は、はい…」
指でトンッと胸をつつく少女。先程の蠱惑的な笑みは鳴りを潜め、そこには明るい街娘の笑顔があった。
――と、
ぐぅ〜〜〜〜〜………
あまりにも大きく、あまりにも長いお腹の音が二人の間に鳴り響く。
「うふふ…お腹、空いてるんですか?」
「………はぃ…」
「…ちょっと待っててくださいね」
少女はパタパタと自身の働いているであろう店の奥へと走って消えていき、少し間をおいて再びパタパタと走ってベルに駆け寄ってきた。
「よかったらこれを……まだお店やってなくて、賄いじゃあないんですけど…」
少女は手に待つバケットをベルに差し出した。美味しそうな匂いが鼻腔を満たした。業の深い腹の虫が寄越せと再び盛大な抗議をし始める。しかし、それを無視して差し出されたバケットをやんわりと押し返した。
「え、えぇっ!?そんな、悪いですよ!それにこれって、貴女の朝ご飯じゃあ…!?」
「…冒険者さん、これは利害の一致です。私はちょっと損をするけれど冒険者さんはここで腹ごしらえが出来る代わりに――今日の夜、私が働くあの酒場で晩ご飯を召し上がって頂かなければいけません」
小悪魔めいた笑みでしてやったりと笑う少女の笑顔にドキリとしてしまう。
「うふふ ささっ、貰ってください。私の今日のお給金が高くなることは間違いなしなんですから」
再びズズイっと差し出されたバケット。満面の笑みでそう言われたら受け取らない訳にはいかないじゃあないか…
「もう…ずるいなぁ……。それじゃあ今日の夜に伺わせてもらいますっ」
バケットを受け取り、朝食と夕食の予定が決まる。今日のダンジョンは稼がないとマズイかもなぁ…。
「はい、お待ちしております」
そんな経済事情で頭を悩ませる僕の葛藤知ってか知らずか、いい顔で笑う少女。
そういえば、ここまで会話したというのにお互いに名前を知らないのはどうなんだろうと思い、少女に向き直る。
「僕…ベル・クラネルって言います。貴女の名前は?」
「シル・フローヴァです。ベルさん♡」
去り際に見た
――多分あれは…僕の見間違いだろう。
はい、ということで…普通の街娘ことシル・フローヴァさんですね。はい、とても普通ですね…。皆もそう思うよな(フレイヤ・ファミリア団員)
中身?お前は一体何を言っているんだ?