歓楽街とかあるし、そういう避妊具的なのがあるのか、ピル的な薬があるのか、それともファンタジーよろしく避妊魔法的なものがあるのかな。
本作はどれが正しいんだろう…やっぱ薬なのかなぁ
月明かりもない暗い夜空は、地平線より顔を出す朝日によって徐々に白んでいく。
アイズは朝が迎える瞬間を城壁の上でぼんやりと眺めながら、早朝訓練の相手であるベルを待っていた。
待っている間、アイズの思考は白い少年の事でいっぱいであった。
第一級冒険者となったアイズでさえ嫉妬する成長速度で強くなっていく
ミノタウロスの件と、酒に酔ったベートの誹謗中傷で傷ついた少年への贖罪がしたくて、この早朝訓練を申し出た。謝罪したいという想いは本物だ。しかし、それだけが理由かというとアイズには後ろめたい想いもあった。
それは加速的に強くなっていく少年とは相対的に成長が伸び悩む自身の現状を、少年との訓練で成長の秘訣を知ることが出来れば打破出来るかもしれないという打算的な理由だった。
結果として、少年の恐るべき成長速度を見て、どうして…?疑問と嫉妬は深まるばかりだったが。
しかし、その暗い感情も、自分との訓練に必死に取り組み、毎日ボロボロになりながらもダンジョンに挑んでは飛躍的に成長していく少年を見て氷解しつつあった。
死にものぐるいで強さを、理想を追い求める少年の姿勢に触発されたのだろう。少年との訓練や対話を通じて、今の自分に足りないモノが分かった気がしたから。
そして、何度かの訓練を経た今現在、アイズの中に新たな理由が芽生えていた。
それは――
(…ベルのおちんちん…)
相変わらず人形のように表情の抜け落ちた顔をしているが、頭の中は少年の股ぐらに聳え立つ大きなイチモツの事で溢れかえっていた。
この訓練が始まってからほぼ毎回見て触って、舐めて、口に含んでいるイチモツはもはや脳内で大きさ、感触、匂いや味に至るまで鮮明にイメージ出来るようになっていた。
しかし、つい先日お母さん気質のエルフに叱られたばかりであるアイズは思い出したかのように自身を戒めた。
(…いけない…リヴェリアにふしだらな事は駄目だって怒られたんだった。)
冒険一筋のアイズが珍しく相談に来たかと思えば、愛液や体の疼きの収め方など聞きに来るものだから、リヴェリアは顔を真っ赤にしてアイズを
ベルとの訓練の事はぼかしつつも、事情を説明したアイズにリヴェリアはなんとも言えない顔で性教育をしたという。
『愛し合う男女が同衾すると翌朝コウノトリが2人の子供を運んでくる』
などという、幼い頃に施した性教育よりも一歩踏み込んだ内容――
曰く、『男性器と女性器が交わり、精子と卵子が結びつくことで子供が出来る』とか
曰く、『
曰く、『そういう気分になっても恥ずべき事なので女性団員だとしても聞いて回るのは駄目』などなど…
この件があってから、リヴェリアによって女性団員達にアイズに対しての性的な話題してはいけないという箝口令が敷かれ、アイズもまたそういう話題を口にするのは止めるよう言い含められた。
女性団員のトップに立つリヴェリアによる箝口令のため、アイズが性的な情報を手に入れるのは不可能になったかと思われたが、リヴェリアの箝口令を破って教える者がいた。
ロキファミリアのアマゾネス姉妹の大きい方、ティオネである。
ティオネはリヴェリアの箝口令が敷かれたことからアイズに気になる異性が出来たのだと推測し、アイズを問い詰めた。
誰が相手かは掴み切れなかったものの、アイズの意中の相手が愛しの団長でないと分かると、それはもうアマゾネスの貞操観念で色々とアイズに吹き込んだ。
中途半端に性教育を受けたアイズはティオネの話を真剣に聞いて、性に関するより生々しい知識をスポンジの如く吸収した。
曰く、『男性器と女性器の交わりをセックスといい、子供を作るだけでなく、互いに快感を共有しパートナー同士の仲を深める行為である』とか。
曰く、『膣内に射精されるとデキてしまうので、冒険者として現役でいたいなら膣内に射精させないこと。それかピルを飲んで避妊する』とか。
曰く、『セックスには準備段階として前戯があり、男性は女性の身体を愛撫して女性器を濡らし、女性は男性器を扱いたり舐めたり口に含んだりして刺激を与えて勃起させる事を言う』とか。
曰く、『身体の疼きは性的興奮によるもので、慰めてくれるパートナーがいなければ自身の指で慰める』とか。
などなど、ティオネはリヴェリアが全力で
他にも前戯の種類や名称、セックスの体位、オナニーの仕方など、性に奔放なアマゾネス故にあっけらかんと教えてしまったのだ。
ティオネによるアマゾネス式英才教育によって、自分が知らず知らずフェラチオをしていた事や少年に対して性的興奮を抱いていたことを自覚すると、アイズの脳内は真っピンクに染まり上がった。
それ以降、アイズはベルの事が気になって仕方がなかった。日頃ベルの事を考えてはムラムラとして身体が疼き、風呂に入る前や夜中にオナニーするのが日課になった。
しかし、いくらオナニーして快感を得ようとも、満たされない感覚的がアイズにはあった。
オナニーで全身が痺れるような快感に包まれて絶頂に登り詰めても、どこか物足りなく感じるのである。
この事をティオネに相談すると――
曰く、『私も同じよ。団長に抱かれる妄想で慰めているけど、物足りないし虚しくなるのよね…。オナニーの快感よりもセックスの方が断然気持ちいいって聞くし…』
『――それに、愛おしい方と繋がるって最高に満たされるしキモチいいと思うのよね〜。早く私も団長と…♥はぁん♥』
と、自身の赤裸々な性事情と女性団員界隈の性体験などを交えた話を教えてくれた。
こうした経緯を経て、アイズの性に対する欲求はリヴェリアが知らないところで、目を覆いたくなるほどに高まっていったのだ。
(リヴェリアは駄目だって言うけど…気になる…)
――セックスって、そんなに気持ちいいの?
兎のような少年の姿を思い浮かべる。幼い童顔に不釣り合いなペニスが自身を貫くことを想像すると股がジュンと湿り気を帯びる。
そして今日が、アイズが性的な知識を蓄えてから初めて行われるベルとの訓練の日だった。
ベル・クラネルは走っていた。
今日はアイズとの訓練の日だというのに、若干の遅刻状態だったからだ。
いつも城壁へと足を運べば、手持ち無沙汰に立ち尽くしている金髪の少女が見えた。高所特有の強い風が彼女金糸のような髪をたなびかせてキラキラと光っていた。その光景に息を忘れて見惚れそうになるのを頭を振って駆け寄った。
「――すみません!遅くなりました!!」
急いできたために息が乱れているが、アイズさんの下に着くなり叫ぶようにして謝罪する。レベル1の僕が第一級冒険者のアイズさんを待たせるなんてとんでもない事だ。
「ううん、大丈夫だよ」
しかし、当の本人は何も気にしてなさそうな表情で振り返り、こちらを見ると一瞬笑ったような気がした。
僕が少しドキリとして目を離した一瞬でいつもの無表情に戻っていたけど。
「…それじゃあ…特訓、しよう」
時間がおしいとばかりに剣の鞘を構えるアイズさん。いくらなんでも急すぎる。いつもは軽く話をしてから特訓に入っていたのに…
いまだに息が切れて呼吸も乱れており、僕がとても戦えるコンディションではないのはアイズさんから見ても明らかだろう。
ちょっと待ってくださいと、口に出しかけたその瞬間――
『――ダンジョンは待ってはくれないよ』
アイズさんのアドバイスが脳裏を過ぎる。
(そうか…!これは訓練なんだ!!)
これは、おそらく不利な状況でも戦わないといけない、そんな場面を想定した訓練なのだとベルは考え、武器を構えた。
「っ…!お願いします!!!」
「…いくよ」
鈴のような声が僕の耳に届いた次の瞬間、金色の風が僕の動体視力を振り切って掻き消えた。
つまりそれは、辛うじて姿を捉えることが出来たこれまでの訓練では出した事がない速度でアイズさんは動いているということだ。
(はやっ…!?消え――!?いや!後ろか!?)
アイズさんの姿は全く追えていなかった。
だがしかし、この一瞬で自身の視界に居ないのであれば答えは背後しかない。
その勘に身を任せて振り返るとアイズが身体をよじって蹴りの体勢に入っているのが視界の隅に映る。
(――回避…!?駄目だ!体勢が悪くて避けられないならっ…!)
避けるのは不可能と悟ったベルは振り向きながらアイズにタックルするべく地面を蹴った。
蹴りを食らう前に押さえようとする。その考えまでは良かったのだが、振り向きざまで悪い体勢、スタミナ切れの体、その他様々な要因が重なった結果――
「うわっ…!?」
「…!!」
ベルはその場でズッコケて上段蹴りを放つアイズの股間に顔を突っ込み、その拍子に蹴りの体勢でバランスを崩したアイズは太ももでベルの顔面をロックしたまま下敷きにして座り込んだ。
「むごぉっ!?!?」
「…っ!」
一瞬のもつれ合いでベルの頭は柔らかいアイズの臀部と硬い石畳に挟まれており、俗に言う顔面騎乗位状態であった。僅か一秒にも満たない出来事である。
しかし、後頭部を強打したベルはそんな美味しい状況にあることを把握する間もなく、薄れゆく意識の中でタックル瞬間に見えた最後の景色である純白のパンツを脳裏に焼き付けると、甘酸っぱい香りに包まれながら意識を失った。
一方、ベルの顔面に跨がるアイズはベルが見えないなりに反応してタックルしようとした事と、その結果この体勢になったことに驚いていた。
しかしそれも一瞬で、ゆっくりと腰を上げてベルの容態を確認し、気絶しているだけだと分かると視線は下に向かい、若干の盛り上がりを見せる股間に釘付けになる。
「…♡」
アイズは蕩けた表情でズボンのベルトに手を伸ばした。
性の喜びを知ったアイズと気絶したベル。何も起こらないはすがなく…
次回、ベルくんの童貞死す!デュエル(意味深)スタンバイ!
出来る限り原作を壊さないように書いてたけど、R18の時点で原作も何もないなと思い直した作者は、絶対そうはならんやろと思いつつもエッチな方へ話の展開を持っていくのであった…