これは娘達が産まれる前の話。。
僕は、しがない会社員だった頃、
ある日の仕事帰りの話なんだけど、
ある仕事帰りの夜
路地裏で女性と男が口論してるのを見えたんだ。
少し気になって離れた場所から見ることにしたんだ。
隠れて様子を伺っていた。。
「女性の方は、70くらいかな?高く見えるな。。」
向かいの男達とそんなに身長は変わらないように見えた。
すらりと伸びた細く健康的な足、
お腹のくびれに
胸は少し大きく、服装も全体的に扇情的で
男を誘っているかのような容姿に欲情を感じざるおえない。
「俺らと遊ばないかい?」
リーダー格と見られる男1は下卑た笑みを浮かべながら
目の前の女性を口説いていた。
手下と見られる男達も女性を取り囲むように笑みを浮かべていた。
「興味無いので結構です。」
女性はさもつまらなそうにそう返した。
「そう言うなって、絶対に楽しませるからよぉ」
しかし、男は引かずに女性を誘い続ける。
「仕事中ですので。。」
女性は、踵を返して帰ろうとした時、
「おぉっと!」
と、子分が女性の行く手を遮った。他の子分も同様に
戯けながら、しかし、恐怖を煽るような動作をして
女性を改めて囲い込んだ。
「逃げようとしたってムダだぜ。」
徐ろに腰からサバイバルナイフを取り出し、女性の胸に
切りつけるような、見せつけるような感じで迫った。
「うわぁぁ。。ヤバいヤバいどうしよう、、!
警察呼んでも直ぐにはこなさそうだし、。」
目の前の女性が危なくなってきてるのに、自分は何もしないのか。
そんな自分を鼓舞して
「ええぃ!もう行くしか無い!」
そう心に唱えた後、彼は物陰から姿を現した。
「お兄さん達?女性1人によってたかって情けなくないかい?」
声をした方向に女性と男達が振り向く。
「やぁやぁ、お兄さん達!女性が怖かってるじゃないか。
やめた方が良いんじゃないかい?」
内心ビクビクするも努めて平常心を装い、距離を詰める。
「あぁん??なんだおっさん??」
突然の乱入に気に入らない様子の男達。
「邪魔すんなよ」
口々に不満をぶつける子分達。
徐々に僕と近づいてくる男達を見て、内心は心臓ばくばく
「この隙に逃げてほしい!」
そんな思いと共に時は経過した。
リーダーの男がふと、周りを見るといつの間にか
女性が居なくなっていた事に気付く。
「おいっ!女が居なくなってるぞ!」
事態に気付いたチンピラ達は焦った。
苛立ちはマックスになり、
「腹いせにコイツをシメる」
とまでのたまった。
今度は、僕がチンピラ達に囲まれてしまい
「もう終わりだ。。」
と、諦めた瞬間
「やめなさい!」
空から女性の声がした。
上を見ると、青いレオタードにミニスカートとマントをした金髪の女性が
空中を浮いているではないか!
那月は、驚きながらも女性の美しさに目を逸らせなかった。
女性は、ゆっくりと地面に降り、那月を取り囲んだ男達に近づいた。
「危ないですよ!」
那月の声かけにも笑顔で微笑みかけるのみで、
動きを止める様子はない。
「なんだぁ??こんな時間にコスプレですか??」
「さっきの子より可愛いねぇ、お兄さん達と遊ぼうか?」
など、チンピラ達は相変わらずだったが、その手にしてるナイフは
依然しまう事なく、宙を舞っている。
「はぁ。。全然興味無いので帰ってください」
と、強気に女性が返した。
「ふ。。ふざけんなぁ!!」
ここまでコケにされたのは久しぶりと言わんばかりに激昂した男が
ナイフを振りかざし女性に当たろうとする瞬間
女性は素早く、男に近づき、手を掴み軽く振り払った。
男はあっという間に10メートル以上も吹き飛ばされた。
一部始終を見た男達は、一斉に襲いかかったが、
あっという間に打ちのめされた。
無我夢中だった那月が事態を飲み込みするのに時間がかかった。
ひと段落した後、感謝を述べた。
「先程はありがとうございます。
女性に助けられて情けないですね。。」
すると、女性は
「全然そんな事ないですよ!
寧ろ、女性を助けようとしたじゃないですか!立派です!」
「女性が無事に逃げれてよかったです。」
と那月は美姫に笑顔を見せた。
「ねぇ、この後って時間ありますか?」
。。。
その後は、那月の勇敢な姿に一目惚れした美姫が猛アタックをし、
交際スタート、その後できちゃった婚後の結婚というまさに
新幹線もびっくりな早さで夫婦になるのであった。
。。。
「ねぇ、那月さん?他の女の匂いがするんですけど
どういう事ですか?」
「んん?もしかすると、買い物行った時にどこかで匂いついたのかな??」
「嘘ですよね?浮気してるんじゃないですか?貴方は私だけのモノです。決めました、今日は1日、誰が貴方の女か分からせてあげます。」
そう言った瞬間、彼女はスーパーガールに変身し、那月を連れて
別荘へ飛び立っていった。。。
結局、帰ってきたのは3日後で
那月は顔が干からびて見え、美姫はツヤツヤした顔になったのは
言わずもがなで姉妹達は
「いつもの事か。。」
と気にしてなかった。