無垢な少女に誘われ堕ちる 作:すたーだすと
今回は会話パートです~次回からかなー?
今後ともよろしくお願いします(◯’ω’◯)
「はぁ……」
午前の授業を終えて休み時間になると疲れなのか分からないがため息をついた。
頭に浮かぶのは昨晩の事。
昨日の夜の事を思い出すと心臓の鼓動が高鳴って落ち着けない。
わたし……お家の前であんなにキスしちゃったんだ。
そこで無意識に唇に触れていることに気づいた。
恥ずかしさでいっぱいの自分と内心もっとキスしたい自分がいた。
あの時の感覚は初めて恋愛物のマンガを読んだの時のそれを大きく越えるものだった。
……私がまたお願いしたらキスしてくれるかな?
で、でもでもそんな事言えないよぉ……ふえぇ……。
頭を横にぶんぶんと振っていると後ろから声がした。
「あー……花音さん、大丈夫ですか?」
「ふぇっ!?み、美咲ちゃん!?……いつの間に!?」
「さっきから話しかけてたんですけどね……それよりなんかあったんですか?」
「な、何かって?」
もちろん頭には昨日の夜の事。
「なんか悩んでるように見えまして」
いきなりの美咲ちゃんの登場には少し驚いたけど、美咲ちゃんの反応からその事ではないみたい。
「な、悩みはない……わけではないけど……」
「私でよければ話聞きますよ?」
「そ、それは恥ずかし、ぃから……」
「えーっと……恥ずかしい悩みなんですか?」
美咲は困ったように笑っていた。
こんな時でも相談に乗ってくれる美咲ちゃんはホントに優しいなぁ……わたしも乗ってもらえるなら相談したいよぉ……。
そ、そうだ!キスの事を隠してそれとなく話を聞いてもらえればいいんだ!
わたしは深呼吸をしてから美咲ちゃんを見る。
「み、美咲ちゃん!」
「え、あ、はい?」
「美咲ちゃんはその……好きな人いる?」
「ず、ずいぶんいきなりな質問ですね!?今はいませんけどー?」
そこで再度深呼吸。
「わ、わたしね!すすすすす好きな人がいるの!」
「ま、まさか……」
なぜか一本下がった美咲ちゃん。
話を聞いて欲しくていっぱいのわたしは何を考えているの何故か美咲ちゃんに近づいていた。
突然近づいたからかびっくりしている美咲ちゃんの手をつかんで続ける。
「か、花音さん!?」
「わたし……す」
次の一言は同時に言ったみたいで最初はよく聞こえなかった。
「気持ちは嬉しいですけど!」
「好きな人とくっつくにはど、どうすればいいのかな!?」
「「……えっ?」」
二人とも話がズレていたのに気づき美咲ちゃんが勘違いで真っ赤になったのはそのすぐ後だった。
***
**
*
お弁当を持って中庭のベンチに座ると美咲ちゃんは大きなため息をついた。
「はぁ……。私は何を考えて……」
「わ、わたしも話し方……変だったから……」
「花音さんは悪くないですよー。で、本題入りましょ」
「う、うん」
「ぶっちゃけ花音さんが好きな人といちゃいちゃしたいってことで合ってます?」
「ふえぇっ!?」
いきなりの美咲ちゃんの発言に今度はわたしが真っ赤になった。……と思う。
「確かに花音さんは恥ずかしがり屋だからあまり自分の気持ちを伝えるのが難しいと思ってる……ですよね?」
「う、うん……」
「でも、私はそれだけじゃないと思いますよ」
「えっ……?」
わたしが顔を上げると、美咲ちゃんは中庭に入ってくる風に目を細めながら続けて言った。
「ここまでハロハピの活動を一緒にやってきた中で花音さんは大切な時に逃げない『強さ』を持ってると私は知ってるんですよ」
「美咲ちゃん……」
「だから花音さんなら大丈夫ですよ」
「ありがとう。美咲ちゃん……ぐすっ」
「それにしても花音さんが好きになった人ねぇ……もしかしてクラゲだったりして」
美咲ちゃんはわたしを見て笑いながら言った。
「ふえぇ!ち、違うよー!」
美咲ちゃんのわたしをからかう一言も今日はどこか心地よく感じた。
覚悟が決まった花音ちゃん。次回からどんどん主人公に迫っていきます。
今回はリクエストにあった美咲ちゃんに登場してもらいました。
もし良かったら感想貰えたら勉強、励みになるのでお願いしますー!ヽ(*゚∀゚*)ノではでは